長いイヌ!
背は低くても、なかなかのボリュームです。
フランス原産のバセット・ハウンドを2匹も連れている男性を見かけました。
「バセット・ハウンドでしょう?」と声をかけたら、「そう、ハッシュ・パピー」という返事が返ってきました。
そうそう、アメリカのカジュアルシューズブランドの有名なマスコットだったのでした。
ハッシュパピーのスエードのモカシンは私が日本にいた頃、ファッショナブルでした。日本のデパートにはハッシュパピーの靴売り場がたいていあったと思います。
そういえば英国ではあまり名前をきかないような...?
検索してみたら、英国マーケットの大きなオンライン・ショッピングサイトにヒットしました。
かつての憧れのアメリカンカジュアルとはちょっと趣がちがった、今では年配の人向きの上品なカジュアルブランドとして知られているみたいでした。
「アメリカ合衆国ではバセット・ハウンドのことをハッシュ・パピー・ドッグとよぶこともある」と書かれているのも見つけました。
ハッシュ・パピー、若い人は知らないのかもしれません。私と同年配の、しかもバセット・ハウンドを飼っているこの男性は知っていました!
そして、かなりマニア向きのトピック、「刑事コロンボも飼っているのよね」にも「そうそう!」と反応してくれました。さすがに飼い主です。
毎週日曜日に、ここ10年もの間ずっとアメリカのテレビ番組が無料で見られるチャンネルで「刑事コロンボ Colombo」を早朝から深夜までダラダラ放送し続けています。各エピソードの放送順は完全にめっちゃくちゃ、しかも同じエピソードを何度も何度も放送します...ヒマだと座ってボーっと見てしまう私です。
コロンボの飼っているバセット・ハウンドはダレイヌです。名前がなく、「ドッグ」とよばれています。
ハッテイ、生後11カ月。
ヘイドン、これは驚きの高齢の12歳だそうです。
恋人同士でも兄妹でもなく、仲の良い同居人どうしだそうですが、大きくて手のかかりそうなイヌ2匹をいちどに飼っている理由が、2匹の年齢を聞いて何となくわかりました。
そう遠くない先に、ヘイドンがいなくなっちゃった後に、まだかわいい盛りのハッティーがいる...
転ばぬ先のアトガマの犬...としてハッティを最近むかえたみたいですね。
目のふちが結膜炎のように赤いのはこの犬種の特徴だそうです。
ヨボヨボした歩き方にダブダブの皮膚...パグやブルドッグのように、人間が品種改良によって作り上げた不自然な体つきのために健康が犠牲になっている可能性もじゅうぶんあります。
それでもヘイドンはじゅうぶん長生きして、楽しい生活を送っているようではありませんか。
上から見ると胴体がナメクジのように、しなやかにヌルヌル、グネグネ動きます。