イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

寒いと思ったら夜の雪。コロナだけじゃない!突風が吹き荒れ、冠水浸水、踏んだり蹴ったりのイギリスで深夜の雪見

2021年01月21日 09時00分00秒 | 英国の、生活のひとコマ
今日、木曜日はこの地域のゴミ回収の日です。
昨日の夜、ゴミをだそうと思って玄関の戸をあけたら雪が降っていました。




車輪付きのゴミ箱を通りの行き止まりにおいてちょっと雪をながめました。



かなり大粒の、積もりにくいタイプの雪でした。
それにしても降る勢いが激しくて、その時すでに地面をすっかり覆いつくす程度にしっかり積もっていましたが。

紺色のコートの袖に落ちた雪の粒がはっきりとクリスマス飾りのような雪の結晶の形をしていました。







雪が降っていることを知った息子は暗闇の中、どこかへ出ていきました。
雪見だそうです.....
風流なことです。

コロナウィルスのパンデミックで、通っていたカレッジがリモート授業になり、そのまま家で課題をこなして卒業した息子は去年の4月ごろから、そうですね.....、たぶん6回ぐらいしか外出していないはずです。

「引きこもり」ではありません。
コロナウィルスへの感染が怖いらしいのです。
父親が重症化しやすいので家庭の感染源になってはいけないという責任感もありますが。

その息子が夜中にフラフラ雪見です。
日中、雨がざあざあ音をたてて降っていた時も、牛乳を買いに行くと申し出て、近所のコンビニエンスストアに出かけていきました。

かさをさして雨の中を歩くのが、かさにあたる雨粒の音が好きなのだそうです。
風流なことです。

バス通りを行った先の大きなラウンドアバウトが冠水しているので交通止めになっていたそうです。
ローカルニュースでは、シティ・オブ・マンチェスター南部の(ストックポートと隣接する)ディズベリーという古くからの高級住宅地の住人に避難勧告が出たとか、冠水どころではなく床上浸水と家の破損の恐れもあるそうです。
「突風クリストフ Storm Christoph」という翻訳文学のタイトルにでもなりそうな名前の大風が雨を連れて吹き荒れています。

この辺りは突風の影響はないようです。
雪は私が寝る前には降りやみました。

道路や農地の冠水はイギリスではこの時期、日常茶飯事です。
地震や津波と違って治水は自治体や政府の力でなんとかなりそうなものですが、毎年同じことをどこかで繰り返しています。

真っ白な雪の上を最初に歩いて自分の足あとをつけるのって爽快ですね。
暖かい二階のリビングルームの窓から外を見ていると、私のつけた足あととゴミ箱の車輪のわだちの跡が降り続く雪によってどんどん見えなくなっていきました。


この30分ほど前に道路に出した私のうちのゴミ箱の上にもうすでに雪が積もっているのが見えます。

もう!風流なはずの息子が帰ってきた後、行き返りにつけた足あとで雪景色が台なしです。


暖かい屋内でのガラス窓越しの雪見もいいものでした。


雪明かりを楽しむために電気を消しました。
街灯の明かりがギラギラ明るく、雪明かりの風情は実際は楽しめませんでしたが。
目の前の雪を載せたコニファーがクリスマスカードの絵柄のようにわざとらしくきれいです。

コービッド(コロナウィルスの感染による病症名)による入院患者数と死亡者数は連日記録を更新中です。



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