昨日、1月6日の1日の感染者数は62,322人でした。
検査数は498,624件です。
写真は、クリスマス・ツリーから降ろしたクリスマスの飾りです。
昨日はエピファニー Epiphany 、クリスマス最後の日だということを日暮れ過ぎに思い出しました。
翌日(今日)まで残しておいてもよかったのですが、クリスマスから12日目のこの日にかたづける家庭が多いようです。
エピファニーは教会に通う熱心な信者以外、イギリスでは重要視されていないキリスト教行事です。
もちろん休みでもありません。
クリスマス(12月25日)に生まれたキリストを拝みに東方からやってきた3人の賢者が救世主の誕生を確認したおめでたい日だということなのです。
近所の家を改めて見まわしたら、電飾をすでに取り外している家がほとんどです。
伝統的にはアドヴェント(節制)があけるクリスマス・イヴ(12月24日)に飾り付けをして、エピフォニーの翌日に片付けるのが習慣らしいのですが、この頃は飾りつけも片づけも早くなっちゃっているようです。
クリスマス・ツリーに絡みついているフェアリー・ライトは、今日、日中に枝を一本ずつ分解する大仕事の際にていねいに外すつもりです。
外した飾りは大きな箱に入れて分解したクリスマスツリーといっしょに屋根裏に戻します。
子ネコのティブの最初のクリスマスはおしまいです。
飛びついて、叩いて、振って、おとして、転がして、投げて、飛びかかって、隠して....思う存分遊んだ大好きなクリスマス飾りと1年間のお別れです。
さて、コロナウィルスのパンデミックです。
もうどうしようもないレベルです。
1月2日の時点でロンドンでは30人に1人が感染した計算になります。
1月2日に、医療崩壊が懸念されるロンドンの病院では重症患者の対応に追われる現場の医療スタッフが「今まであまり見ることのなかった既往症もない若い人たちの重症化が確実に増えている」と怖ろしいことを言っていました。
ここ北部の病院でも最前線の医療スタッフが同様の発言をしていました。
1月2日にテレビで見た医療現場の混乱は、多くの地域で政府に許可されたクリスマスの集まりとクリスマス・ショッピングの結果だと医療や疫学の専門家は指摘しています。
もちろん政府は感染力がずば抜けて高いコロナウィルスの変異種の蔓延を原因にあげていますが、もっと早くロックダウンに踏み切っていればここまでひどいことにならなかったのは絶対に確かです。
禁止されていたにもかかわらず、実に多くの人々が大晦日のカウントダウン・パーティに行ったらしいのです。
実に身勝手で責任感のない行動ですが、政府がクリスマスには楽しんでもよいといった後で、ある種の若い人たちにはもっと楽しくて重要な大晦日のどんちゃんさわぎパーティはダメと言うのは承服できないことだったのかもしれません。
怖ろしいことに大勢が集まった大晦日のカウントダウン・パーティの結果の感染爆発はこれでもまだ現れていないのです!
「若い人たちの重症化が増えている」のは、(大晦日の前にも)大学や就職先などからクリスマス休暇で帰省した若い人たちが地元の友達と大勢集まって楽しんだせいだろうと私はかってに思っています。
高齢者、既往症のある人はもちろんのこと、分別のある大人はパーティや集会は避け、家にいたはずですから。
(それでもクリスマスには例年通り集まった人が多かったそうですが!!)
実際、「変異種に感染すれば、今まではほとんどが軽症ですんでいた若い人も重症化しやすい」などという恐ろしい報告は今のところありません。
重症化する危険が少ないと言われている若い人にも自重するよう戒めのつもりで放送された「医療現場の感想」程度の発言だったはずです。
日本人は、「そんなに検査して大勢の感染者がいることを確認してどうするの!?検査したって感染者は減らないじゃないの」と思っているかもしれません。
たしかにイギリスは「検査をふやして、感染者の特定、追跡、囲い込みを徹底する」という夏以降の望みの綱の大作戦に失敗しています。
第一、感染率がめちゃめちゃ高いという変異種の蔓延に際しては「追跡、囲い込み」はもう無理そうです。
それでも日本と違ってしらみつぶしの検査を必死になって続ける理由は、「状況を把握するため」だと思います。
ロックダウンや補償政策の再編などの対策も検査結果に応じて実行に移されていますし(遅れてもやらないよりはよっぽど良い!)。
政府の無策、無能首相の決断力のなさも莫大な数の検査数でバレています。
隠すことはできません。
日本のように「1日に6万人のイギリスや17万人のアメリカに比べたら、まだまだ!規律ある国民性からして経済封鎖には及びません!」などと現実から逃げている(ように見える)よりは状況が見えているだけ安心できる、と言ったら異様に聞こえるでしょうか。
日本の感染者数の低さは政府の対策がすぐれていたからではなく、抗体ができている、民族のDNAが反応している、清潔好きな国民性、同調圧力、「コロナ警察」、キスをしない....などのあまり根拠のない非科学的な要因と、ただのラッキーな偶然のせいかもしれない....と思えなくもありません。
日本ではなぜ検査数を増やさないのでしょうか。
母ネコ、リヴィーのダイエット効果は今のところ全くあらわれていません。
指でツヤツヤした毛皮を押すとぎっしり詰まった肉が硬くむっちりと押し返してきます。