昨日24日から、イングランドで店や屋内の公共施設に入る際、マスクを着用しなくてはならなくなりました。
最高100ポンドの罰金を伴う法的な義務化です。
ドイツ系の安売りスーパーマーケット、リドル Lidle に行ってまわりを見まわしてみました。
リドルの入り口にマスク着用に関する通告、係員によるチェックなどがあるのでは、と期待していたのですが何もありませんでした。
さすがに法令化されただけあり、大半の客はマスク着用です。
この日は黒の、日本では「布製」と呼ぶリユーザブル(洗って何回でも使えるタイプ)をつけている人がいちばん多かったです。
ヨーロッパ中で普及しているプリーツが入ったペパーミントグリーンのシングルユース(使い捨て)タイプも見ました。
していない人もいました!
30人ぐらいのうち4,5人はマスクなしで買い物をしていました。
お咎めなし。
夕方のニュースによるとテスコなどの大型スーパーではマスクを着用していない人は入り口で入場をとめられたそうです。
予想通り気分を害した客とのトラブルもごくわずかですが、あったようです。
もしもマスクなしで振り切って入場したりしたら → 警備員に取り押さえられ、身柄を拘束 → 警官に引き渡され → 調書をとられ → 釈放 → 裁判所からの出頭命令 → 罰金刑.....??
最高100ポンドの罰金はこうやって科せられるのかもしれません。
......さすがに強行突破する人はほとんどいないと思われます。
たまにマスクをしない人が入って来ても多くの個人商店では何も言わないようです。
シングルユースのマスクを無料で手渡すショッピングセンターや商店街も多かったそうです。
(個別包装されていない広げたマスクを手渡しているところがうつっていましたが....衛生上問題がありませんか)
店次第、しかも店には強制力はなく、入場を断ることも避けられているらしいので、あまり法令化された意味はなさそうです。
とりあえず、「マスクの着用が(たとえわずかでも)コロナウィルスの拡散をおさえる効果ありということがわかった今、やれるだけのことはやろう」という意識を広く国民に浸透させる効果はあったようです。
イギリスでは本当に本当にマスクをする習慣が根付かなかったのです。
立証された効果がない、マスクをすればより効果的なソーシャルディスタンシングの実行がおろそかになる、一般の人が着用すると医療従事者にいきわたらなくなる、マスク着用習慣はパニックや恐怖を引き起こす........
などの理由をあげて、3月頃にはイギリス政府はきっぱりと「マスクをしないように」と呼びかけていました。
4月頃には、ヨーロッパ中で普及しだしたマスクもソーシャルディスタンシングの実行のほうに重きをおいていたイギリスでは普及には至りませんでした。
ロックダウンが徐々に解除になっていくにつれ、通勤電車や職場などではソーシャルディスタンシングの実行が難しいことが判明し、バスや電車で6月15日にはマスクの着用が義務付けられました。
それでも、「バスや電車に乗るとき以外にもマスクを着用する」とその時点で答えた人はたったの19%だったそうです。
イギリス人の大半は表情を隠して他人と接することに大きな抵抗があったのです。
煩わしいし、手に入りにくいしというわかりやすい理由もありました。
その後、店や飲食店や美容院までもが営業を再開して以来、ソーシャルディスタンシングの実行をロックダウン開始の時のように厳密に実行し続けるのがどんどん難しくしくなってきています。
それでも感染の恐れが依然としてある今ではマスクへの抵抗がどんどん薄れてきています。
他人がしているのをよく見かけるようになれば自分もしてみようかと思うのは当然ですよね。
「もしイギリスで、日本や中国のように流行初期からマスクの着用が習慣化していたらこれほどたくさんの感染者は出ていなかったのではないか」と疑問を持つ日本人が多いのではないでしょうか。
その疑問を口にするイギリス人はあまりいないと思います。
経済活動や、通常通りの生活を取り戻すことに重きを置きだし、ソーシャルディスタンシングの実行がここまで難しくなった今だからこそ、妥協点としてマスクの着用を受け入れることができるようになったのだと思います。
イギリスではポケットやバッグにマスクを常備して、店に入る時だけ着用する習慣がこれから根付きそうです。
最高100ポンドの罰金を伴う法的な義務化です。
ドイツ系の安売りスーパーマーケット、リドル Lidle に行ってまわりを見まわしてみました。
リドルの入り口にマスク着用に関する通告、係員によるチェックなどがあるのでは、と期待していたのですが何もありませんでした。
さすがに法令化されただけあり、大半の客はマスク着用です。
この日は黒の、日本では「布製」と呼ぶリユーザブル(洗って何回でも使えるタイプ)をつけている人がいちばん多かったです。
ヨーロッパ中で普及しているプリーツが入ったペパーミントグリーンのシングルユース(使い捨て)タイプも見ました。
していない人もいました!
30人ぐらいのうち4,5人はマスクなしで買い物をしていました。
お咎めなし。
夕方のニュースによるとテスコなどの大型スーパーではマスクを着用していない人は入り口で入場をとめられたそうです。
予想通り気分を害した客とのトラブルもごくわずかですが、あったようです。
もしもマスクなしで振り切って入場したりしたら → 警備員に取り押さえられ、身柄を拘束 → 警官に引き渡され → 調書をとられ → 釈放 → 裁判所からの出頭命令 → 罰金刑.....??
最高100ポンドの罰金はこうやって科せられるのかもしれません。
......さすがに強行突破する人はほとんどいないと思われます。
たまにマスクをしない人が入って来ても多くの個人商店では何も言わないようです。
シングルユースのマスクを無料で手渡すショッピングセンターや商店街も多かったそうです。
(個別包装されていない広げたマスクを手渡しているところがうつっていましたが....衛生上問題がありませんか)
店次第、しかも店には強制力はなく、入場を断ることも避けられているらしいので、あまり法令化された意味はなさそうです。
とりあえず、「マスクの着用が(たとえわずかでも)コロナウィルスの拡散をおさえる効果ありということがわかった今、やれるだけのことはやろう」という意識を広く国民に浸透させる効果はあったようです。
イギリスでは本当に本当にマスクをする習慣が根付かなかったのです。
立証された効果がない、マスクをすればより効果的なソーシャルディスタンシングの実行がおろそかになる、一般の人が着用すると医療従事者にいきわたらなくなる、マスク着用習慣はパニックや恐怖を引き起こす........
などの理由をあげて、3月頃にはイギリス政府はきっぱりと「マスクをしないように」と呼びかけていました。
4月頃には、ヨーロッパ中で普及しだしたマスクもソーシャルディスタンシングの実行のほうに重きをおいていたイギリスでは普及には至りませんでした。
ロックダウンが徐々に解除になっていくにつれ、通勤電車や職場などではソーシャルディスタンシングの実行が難しいことが判明し、バスや電車で6月15日にはマスクの着用が義務付けられました。
それでも、「バスや電車に乗るとき以外にもマスクを着用する」とその時点で答えた人はたったの19%だったそうです。
イギリス人の大半は表情を隠して他人と接することに大きな抵抗があったのです。
煩わしいし、手に入りにくいしというわかりやすい理由もありました。
その後、店や飲食店や美容院までもが営業を再開して以来、ソーシャルディスタンシングの実行をロックダウン開始の時のように厳密に実行し続けるのがどんどん難しくしくなってきています。
それでも感染の恐れが依然としてある今ではマスクへの抵抗がどんどん薄れてきています。
他人がしているのをよく見かけるようになれば自分もしてみようかと思うのは当然ですよね。
「もしイギリスで、日本や中国のように流行初期からマスクの着用が習慣化していたらこれほどたくさんの感染者は出ていなかったのではないか」と疑問を持つ日本人が多いのではないでしょうか。
その疑問を口にするイギリス人はあまりいないと思います。
経済活動や、通常通りの生活を取り戻すことに重きを置きだし、ソーシャルディスタンシングの実行がここまで難しくなった今だからこそ、妥協点としてマスクの着用を受け入れることができるようになったのだと思います。
イギリスではポケットやバッグにマスクを常備して、店に入る時だけ着用する習慣がこれから根付きそうです。