イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

久々に登場、バード・カフェの営業妨害常連のリス野郎サイモンの食い意地

2020年01月24日 09時00分00秒 | 英国の動物
久しぶりに登場、バード・カフェで食い荒らすお呼びでないリス野郎、おなじみのサイモンです。


(写真はすべてガラス窓越しに撮影しました)

一昨日、園芸店で見つけて買ってきた青リンゴ型のピーナツ・フィーダーをつるしました。
プラスチック製のファンシーなデザインを夫が嫌がりましたが、押し切って購入。
もちろん冬場にあまり食べるものがなく難儀しているであろうかわいらしい小鳥たちのためにです。

ええ、まあ、ピーナツには目がないはずのリスのサイモンにすべて食べつくされることは最初から目に見えていましたが。
予想通りの展開です。

夫も大喜びです。


下の受け皿のふちにとまった愛くるしい小鳥たちがちょんちょんついばむと透明の筒に詰めたピーナツが少しずつ下の受け皿に落ちてくる仕掛けです。

実はサイモンがリンゴのフィーダーからピーナツをかすめ取って食いつくす一部始終は目撃しなかったのですが、最後に残った数粒をあっという間に口にがつがつ詰め込む場面は目にしました。

枯れ木の枝にさかさまにぶら下がり両手でフィーダーをつかんでグワッシャグワッシャと乱暴にゆすり、ピーナツをすべて受け皿に落とし、落としたそばからガツガツ....
つるしてから30分以内に空にしました。

バード・カフェの営業を始めてから何年も、わがもの顔で営業妨害を繰り返すリス野郎はすべて「リスのサイモン」と私が勝手に呼んでいます。

小鳥たちのために用意したグレイン(穀類)、ファット・ボール(牛脂を固めたお団子)、湿気たり固くなったりしたパンやシリアルのあまり、そしてリスの大好物のピーナツなどをすべて食べつくされてしまうだけではなく、リスが繰り返しやってくるスポットにはなぜか次第に野鳥が寄り付かなくなるらしいのです。

ホント、およびでないリスのサイモン。

それでも実は私も夫もサイモン観察が大好きなのです!


同じ園芸店で、同時にセールになっていた、硬くて厚い半透明のプラスチックの筒型のピーナツ・フィーダーも買いました。
昨日設置しました。

小鳥がとがったくちばしの先でつつけるように小さな穴がいっぱいあいていますが、ほとんどのピーナツの粒は大きすぎるので取り出すことができません。



最初のうちは私たちが窓のそばに来ると緊張してさっと逃げの姿勢を取り、私たちが窓から離れるのを待っていたのですが、食欲には勝てず、次第に大胆に...

この人を小ばかにしたような顔...!


「この人たちははただ単に自分がおいしそうに食べるところをじっと見ていたいだけなんだ、(それに写真も撮っているようだ)よし、見せてやろうじゃないか」と開き直ったようです。

どうやら穴に歯を突っ込んで根気強くカリカリ削り取って食べているようでした。



片足を木の幹にかけて余裕たっぷりのポーズ!




フィーダーの後ろ側にまわって...


長いこと努力をしていました。
一日中見ているわけにはいきませんが、他のことをしながら台所に2時間近くとどまり、つかず離れず観察を続けました。
私が台所に下りてくる前から穴あきフィーダーと格闘していたらしいサイモン、どうやら3時間近くはバードカフェにいたようです。



フィーダーの後ろ側で何をしていたか、判明!


あろうことか、床にたたきつけても割れないという売り込みの硬いプラスチックの上の方の穴を広げ、ピーナツの粒が取り出せるようにしたのです!

恐るべきサイモンの知恵!

サイモンの知性にチャレンジしてみます。
ピーナツ・フィーダー二つを家の中に持ち込み、思案中です。

ピーナツを半分ぐらい出して、サイモンが開けた大きな穴よりずっと下の位置に一番上が来るようにしてみます。
筒をひっくり返して穴から出す工夫が思いつくでしょうか?

簡単にすぐ取り出せるリンゴ型は離れた2本の枝に張った紐から吊り下げてみる(サイモンの手が届かない真ん中あたりの位置に、です)というのはどうでしょうか。
プラスチックの物干し綱のあまりはツルツルしているので真上まで綱渡りをしてさかさまにぶら下がるのは難しかろうと思います。


コメント
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