昨日の続きです。
ピークディストリクトのイーデル Edale で子ヒツジ見物の話題です。
昨日の写真をもう一度。
このー本道は、マンチェスター とシェフィールドの二大都市を結ぶ鉄道路線、ホープ・ヴァレー・ライン Hope Vally Line の上をまたいで続きます。
線路を渡って少しあるくと交通量の多い道路に出ます。
道路を右に曲がって牧草地沿いに3分ほど歩くと右手に牧草地の入り口があります。
歩行者の通行を許可しているパブリック・フットパス public footpath の表示と、「スタイル stile」があります。
ストックポート日報のイギリスの田舎を歩く記事に何度も登場するスタイル。
直立歩行の人間は するりと互い違いに並んで立つ石板のあいだを縫うようにスルッと抜けられますが、四つ脚の動物は身体をぽきんと 折らなければ無理そうです。
放牧動物が出られないようにする仕掛けです。
英和辞書に載ったスタイルの和訳は「踏み越し段」。たしかに塀に取り付けられた、段違いのステップ式もありますが 段のない原始的な このタイプのもの、スイングドア式のもの、そのほかいろいろなタイプがあるのです。
(不適当な和訳です)
夫はおなかが出ているのですが 脚が長いので難なく通過。私は夫より背が低いのでちょっと難儀しました。
先ほど上を渡った同じ線路がむこうに見えています。
こわがりの、子連れのヒツジたちがいっぱいにが散らばる放牧場を横切ります。
ハイキングの人々に開放している、パブリック・フットパス 多くは 私有の農地を通ります。
所有者の厚意で解放されていることを忘れずに マナーを守って通り抜けなければなりません。
ー番大事なことは、すでにつけてある道から決して外れないこと。
犬は必ずつなぐこと。たとえ 家畜を襲ったりしない しつけのいい犬でも、放牧地を横切る時は(たとえ、動物が放牧されていなくとも)つなぐことが法律で義務付けられています。
動物をからかったり、食べ物をやったり、たばこの吸い殻を捨てたりしてはいけないのは言うまでもありません。
先ほど上を渡った線路にまた戻ってきました。
今度は下をくぐります。
その時、放牧地の下のほうで動きがありました。
農家の人が、牧羊犬の助けを借りてヒツジたちを集めているようです。
牧羊犬がヒツジの群れをコントロールする場面を目の前で見たのは初めてです。
黒白のボーダーコリーが左はしに小さく見えています。
吠えたりすることなく バラけたヒツジのまわりを回り込んで、てばやく ひとかたまりにまとめ、幅の狭い線路の下をほぐすように通過させ....
線路の向こう側に移動させました。あっという間の出来事です。おみごと!
ヒツジたちは私たちのハイキングの出発点ちかくの、見晴らしの良い丘の上の放牧場まで追いやられたようです。
(昨日のストックポート日報を見てください。一番下にリンクを貼りました。以前のイーデルの記事のリンクが記事中に添付されています)
別の農地に出ます。
後ろでどさっと音がするので振り返ったら、パラグライダーが着陸したところでした。
この茂みを抜けて谷底の小川をわたったら....
出発地点の手前、村の中心の教会の向かいに出ます。
道を挟んで教会と向かい合う墓地のスタイルが興味深く写真を撮りました。
墓地にあった、教会の古いフォント(洗礼盤)にお花が植えられています。
昼食を取った後でクルマを停めさせてもらった駅のそばのパブ、ランブラー・イン Rambler Inn に戻ってエールとコーラでー休みしました。
昨日の記事のリンクです☟