イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ストックポートの原風景、ヴァィアダクト・・・上を電車が頻繁に行き来し、下には車が寿司詰め

2017年09月29日 23時16分07秒 | ストックポートとその周辺

ストックポート日報の原点、ストックポートといえば、おなじみのストックポート・ヴァィアダクト Stockport Viaduct



マンチェスターとストックポートをむすぶ鉄道の線路が上を走っています。
ストックポート駅は、かなり高い場所にあります。
プラットフォームは崖っぷちからせり出すような位置にあり、ヴァィアダクトと直結しています。

谷間にあたるストックポートのタウンセンターの一部をまたぐ形でかけられた、「鉄道橋」です。

完成が1841年。
イギリス連合王国(イギリス、スコットランド、ウェールズ、北アイルランド)内でもっとも大きなレンガ建築です。

ヨーロッパ最大の鉄道橋、世界で2番目に大きな鉄道橋でもあります。
完成当時は世界最大のレンガ建築だったそうですが、数年以内に同じ建築家の設計による、もっと大きな鉄道橋がインドで完成、順位転落したそうです。

「最大」の決め手は、高さや長さや幅ではなくて、レンガの数。千百万個以上、中までぎっしり詰まっています。

全長・536メートル。
全景写真はなかなか撮れません。

せいぜいこれ・・・


高さは33・85メートル。

どこから見ても絵になります。

下を流れていまるのはマージ―河 River Mersey。


27あるアーチの下には、工場があったり・・・


名物パブ、クラウン・イン Crown Inn があったりします。


柵で囲った空き地もありますが、アーチの下の有効利用で一番多いのが、駐車場。


それと、道路も、もちろんたくさん下を通っています。


ヴァィアダクトに沿って、ガス・ストリート Gas Street というへんてこりんな名前のすごく短い道路があります。


(gas はガス漏れ のガスです)

ごらんのように公的な道路名の標識までかかっていますが、ヴァィアダクトのアーチ一つ分の幅よりちょっと長いぐらいの・・・


アーチの下のスペースを利用した貸し駐車場に入るためだけの道。

一日4ポンドは格安です!
今、ちょっと調べました。ストックポート駅前のパーキング場は4時間以上24時間未満、15ポンド50ペンス徴収しています。

大繁盛も納得!金網の柵内に入り切れなくて、ガス・ストリートに路上駐車されています。

・・・公道ではないようですよ。
なぜかというと、ガス・ストリートの終わりはこんなになっています!


このとめ方!何か法律に触れないんでしょうか。


今まで、この下の道路を車で通るたびに、「ふちギリギリにとめてある車がずるずる落ちてきたらどうしよう」とビクビクしていました。
(駐車技術、すごいです)

今回はじめてガス・ストリートから歩いて入って一日4ポンドの貸し駐車場営業の実態を確認しました。
ぼろもうけ。

駅はもちろん、ヴァィアダクトのてっぺんの高さにあります。
車をここにとめて、33・85メートル上の駅まで歩くのは、交通量の多い通りをいくつか横切って急な坂を歩いて登らなければならず、けっこうめんどくさそうです。


工場の敷地内の木が紅葉を始めています。


(現在、ほとんどの古い工場は空き家か、倉庫スペースとして賃貸されています)

通勤ラッシュの始まる夕暮れ・・・日が少しずつ短くなってきています。




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コメント (5)
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