イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

マンチェスター・アートギャラリー

2015年01月25日 09時00分23秒 | マンチェスター
マンチェスターの自慢の美術館、マンチェスター・アートギャラリー Manchester Art Gallery。

内部、吹き抜け上部のバルコニーに名画の小品が何気なく並びます。


横から、車椅子用スロープをあがります。


(正面写真がなくてごめんなさい)

ショッピングエリアから徒歩5分、マンチェスター中央図書館 Manchester Central Library の斜め前です。

柱の間にちょっとみえている円形の建物が中央図書館です。



マンチェスター・アートギャラリーは1835年にオープンしました。

イギリス各地の公立美術館はヴィクトリア時代のお金持ちの個人コレクションがもとになってることが多いのですが、マンチェスター・アートギャラリーは一般公開を目的として公的基金で設立されました。

古典的な美術作品のみならず、工芸や現代美術、衣装やテキスタイルのコレクション、新進作家の紹介にも力を入れています。

特設会場では今回、マンチェスターの綿織物業界(生地提供)とヨーロッパのトップデザイナーのコラボレーションの1950年代のファッション展を開催していました。





でも、なんといっても見ごたえがあるのは、常設展のコレクションです。

ゲインズバラ Gainsboroug が10点、ホガース Hogarth が2点、ターナー Turner、コンスタブル Constable の名作も。

オランダ派のコレクション(有名なフェルメールの時代の室内風景や生物など)にも力が入ってます。

ラウリー lowry などマンチェスターや、地元イギリス北西部のアーティストの所蔵作品も親しまれています。
フランス19世紀の大家もいくつか。

ロンドンの国立絵画館などに比べると、美術市場重要な足跡を残した大家の収蔵に関しては迫力に欠けるかもしれません...


実はマンチェスターアートギャラリーは、19世紀イギリスの革新的芸術運動、ラファエロ前派とその周辺の画家 Pre Raphaelite Brotherhood and associates の 質の高い大規模なコレクションで内外に知られているのです。

興味のある人にとっては、ロンドンのテート・ギャラリー Tate Gallery、バーミンガム美術館 Birmingham Art Gallery and Museum と並ぶ次ぐ聖地です!


男子学生、鑑賞中。



イギリスの博物館、美術館では写真撮影が許されています!

ロンドンの国立絵画館などの観光名所美術館では名画と並んで記念撮影をしまくっているはずかしい入場者がいっぱいいます。

平日のマンチェスター・アートギャラリーは愛好家や美術学生風が静かに鑑賞していたり校外実習の団体がまじめにレポートをかいていたりで、さすがにちょっと記念撮影はうきそうでした。

女子高生、鑑賞中。




続きはまたあした。


コメント (2)
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