社会科学上の不満

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加害者は忘れても

2007-08-22 21:59:46 | 社会常識と教育
 同窓会に出席した知人が、イジメの話をしたら一応に「今のイジメは昔と違う」と言うそうです。しかし、その中にはイジメた加害者は多いのですが、イジメられて被害者の出席は少ない(まずいない)そうです。同様に国家間の紛争も加害者は忘れても被害者側は覚えているものです。特に第2次世界大戦以後世界はそうです。ユダヤ人=イスラエルは大戦中にナチスのホロコーストを見過ごしていた世界に対し「自分たちは被害者である」こと前面にだし、要求を受け入れさせて来ました。同様に南北朝鮮や中国は日本に対して「自分たちは被害者である」ことをエン前面に出し、国際法を無視し、また証拠をデッチアゲてきました(南京大虐殺の写真展を長崎の原爆展示会で同時に展示し、その写真がアメリカで戦争当時放映されていたプロパガンダ映画のスチールであることを見抜かれてしまう)。
従軍慰安婦問題も、最初にこの問題を世間に発表した吉田某を小室直樹氏が現地の取材や公文書の偽造までしらべて糾弾した時「多少の脚色は本を売るためだ」と言う言質をとります。しかし、もはや国際問題化していて手詰まりの状態となっていました。しかも何を土地狂ったか河野談話なるものが、証拠に基づかずマスコミのデッチアゲと騒ぎで出されてしまいました。これで、従軍慰安婦問題は日本の公式見解となってしまったわけです。アメリカでも原爆投下是非は騒がれています。しかし、アメリカ政府は「原爆により戦争が早く終結した」と言う公式見解を曲げません。それが国際情勢を行きぬくセオリーと言うものです。とりあえず、あやまれば済むということは日本では通用しますが、国際情勢の中では通用しません。現在の国際法も国際慣習もキリスト教文化から生まれています。
 
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