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社会科学上の不満

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今更メガソーラー?阿蘇は国立公園ではなかったか?

2024-03-06 00:00:00 | 社会常識と教育

熊本県にそびえる阿蘇山は、約27万年前からの活発な火山活動でできた世界最大級のカルデラと、雄大な外輪山を持つ活火山だ。阿蘇くじゅう国立公園に指定されるとともに、巨大噴火の歴史と生きた火口を体験できる阿蘇ジオパークにも認定され、毎年国内外から多くの観光客が訪れる。そして外輪山に広がる日本最大級の草原は、日本書紀にも記載があることから「千年の草原」と呼ばれ、古代から人々が牛馬とともに野焼きや採草、放牧をおこなって守ってきた。今、熊本県と7市町村(阿蘇市、南小国町、小国町、産山村、高森町、南阿蘇村、西原村)は世界文化遺産への登録をめざしている。ところがその阿蘇外輪山の南側に、福岡ドーム17個分といわれるメガソーラーが突如あらわれて人々を驚かせている。いったいなにが起こっているのか、現地を取材した。
両側からスギなどの木々が迫る狭い道路を、右に左にハンドルを切りながらクネクネと登ること30分。視界が開けると、そこは道の両側に見渡すかぎり太陽光パネルが広がる場所だった。
 
 ここは阿蘇外輪山の南側、熊本県山都町。あらわれたのは「JRE山都高森太陽光発電所」で、昨年9月から稼働し始めた。福岡ペイペイドーム17個分に相当する約119㌶の土地に、太陽光パネル約20万枚(出力約8万㌔㍗)が、まるで無造作に置かれたように平地や斜面を覆い尽くしている。
 
 遠くを眺めれば、真っ青な空に緑が映える、夏の阿蘇山の中岳や根子岳。その雄大な自然とはあまりにミスマッチな、黒々と光る大量の太陽光パネル。再エネは「地球に優しい」といいながら、長年月にわたって守られてきた大自然にこんなことをしていいのかと、企業の傲慢さに憤りを感じないわけにはいかなかった。横では案内してくれた地元の住民が、「ここに来ると吐き気がする」とひと言。
 
 太陽光パネルが置かれた場所は、外輪山の尾根部分に当たり、かつては牛を放牧する牧草地だった。10年ほど前までは野焼きもやっていたという。
 
 「2005年の合併前の蘇陽町時代、このあたりの農家は1軒に1頭は牛を飼い、牛糞堆肥を肥料にしたり、機械がわりに役牛として使ったり、子牛を売ったりして生計を立てていた。ここは見渡す限りの牧草地で、そこに1年中放牧し、ほぼ野生のような形で育て、お産になると畜舎に連れて帰っていた。しかし牛では生計が成り立たなくなり、手放してしまった」
 
 同時にここは、町民に命の水をもたらす神働川の水源地で、町民はここから出る豊かな湧き水をためて牛に飲ませたり、野菜を洗っしてきた。ところがメガソーラーができると雨が降っても土地に浸透せず、パネルの表面を流れ下って問題になっているという。
(以下略)
長周新聞

阿蘇は国立公園ではなかったのか?国立公園内では景観に問題を来す建築物なのに環境省が良く許可を出したな?
阿蘇山の南西部は火山灰の降灰が酷い所だそうだ。予定した発電量が見込めるのか?
画像を添付できなくなったので、是非「阿蘇のメガソーラー」で検索していただきたい。
ゾッとするぞ!ここが国立公園内か?と疑いたいくなる。
TSMCで電力需要が増加する事で太陽光発電を狙ったにしては、TSMCと離れ過ぎていないか?台湾で環境破壊が有名だったTSMC、熊本では大丈夫なのかな?最もバブル景気に酔っている熊本県人に聞く耳はないだろうが。何せ、水俣病を出した県だからね。目先が変われば対応出来なくなるのが地方行政の特徴だしね。
後、太陽光パネルの廃棄処理までのサイクルは完成しているのかな?現在廃棄にパネル1枚十数万の費用がかかる様だが。その費用負担は何処がするのかな?
熊本県は再び水俣病の様な公害を招くのか?





 

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