社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

北の運命

2013-04-07 00:03:29 | 外交と防衛

 北朝鮮が弾道弾(ミサイル)をアメリカに向けて発射準備に入った途端、アメリカは潜水艦からトマホーク巡航ミサイルでこの弾道弾(ミサイル)を破壊するであろう。衛星で常に監視しているし、また夜明け直前では事故か攻撃か判断し辛い。弾道弾(ミサイル)を成層圏で破壊するより発射前の地上で破壊する方が格段に容易である。

 自国が狙われていると思っている以上アメリカは容赦ない。北朝鮮の核施設や弾道弾(ミサイル)の配備場所、空港、に容赦なく攻撃するだろうし、1986年のリビア空爆以上の攻撃を北朝鮮の首脳施設に加えると思われる。その場合、北朝鮮の野砲がソウルを襲うが、韓国軍が対処することとなるであろう。FAE(気化爆弾)の使用も躊躇無く行うであろう。これで広域の野砲は一瞬で粉砕される。

 ここに来ても左翼政党は北朝鮮に「外交」でと寝言を言うのであろうか?近代兵学の祖クラウゼビッツは「戦争は外交の延長線上にある」と言っていることをご存じない。いや知ろうともしない。このクラウゼビッツが現在の世界の軍隊の基本でもある。この軍事力の行使はスポーツではない。どれだけ自国が有利な状況を作るかが「戦略」でもある。そのようなイロハも知らない日本人が多すぎる。そしてその無知をテレビで堂々と流している。これは大いに問題である。更に現代戦は専門性を要求される、兵の育成が太平洋戦争当時とは比べ物にならない程、武器が高度化しそれを運用する兵の訓練も専門化してきている、育成に時間がかかるのである。この兵の練度と言う以前の教育に年単位の時間が必要となると言う事だ。開戦してから兵を育成しても間に合わない。特に空軍力や海軍力はそうである。陸軍力も特殊部隊や砲兵部隊、化学戦部隊、ヘリ部隊、戦車部隊などは専門性を求められる。これが一朝一夕には身につかないのである。ところが多くの日本人はハードを装備すれば事足りると思っている。特に日常的に軍事力の強化に反対していた左翼やマスコミが、いざ危機に陥る(開戦)とヒステリックになりハードの増強だけを言い立てる。しかし現実には扱う兵の練度がモノを言う。

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