東電の福島第一原発で停電事故あり、その報告が遅れた。しかし遅れたのはマスコミに対してであり原子力委員会には約１０分後には連絡している。これが意味するところは監督官庁の方しか向いていないということである。どんなに口で綺麗事を言っても東電は住民の方を向いて仕事をしていないことの証明である。法で定められた水温まで充分な時間的余裕があること、他にも冷却方法があることなど住民が安心する情報を同時に流せばそれ程大きな問題にならなかったはずだ。しかし記者会見が翌日では、東電の姿勢を疑うのは当然である。
この会社の大企業病はもはやつける薬がないのかもしれない。少なくとも東電の役員とその３親等以内の親族は原発近隣の非難解除地区に強制移住させるべきではないだろうか。
自分の親族がその原発の危険が疑われている地区に住まない限り、東電の役員（偉いさん）たちにとって、福島は何時まで経つても他人事でしかない。ＴＶカメラの前では神妙にしているが裏では舌を出しているとまでは言わないが、間違いなく当事者意識は低い。その証明みたいな出来事だ。給与カットは当然であるがそれでも上場企業の平均である。一般の平均給与より年収で１００万円は高い。その分は現地で働く社員に当てたら如何か？本社で係長と同レベルの仕事しかやっていない役員が多いのではないか？
