北朝鮮が米軍のB-52の配備に神経質になっていると言う報道を目にした。ナゼであろうか?この戦略爆撃機はある意味数世代前の機体でもある。ステルスのB-2戦略爆撃機の配備に神経質になるのは理解できる。また超低空でレーダーを掻い潜るB-1戦略爆撃機に神経質になることも理解できる。しかしB-52戦略爆撃機は高高度での作戦行動となる。レーダーに探知され易く迎撃がし易い。爆弾の種類によってはB-1戦略爆撃の方が、搭載量が多くなる。米空軍の巡航ミサイルAGM129等のプラットホームとしての運用が現在のメインである。しかし巡航ミサイルならば米海軍のトマホークもある。潜水艦から発射されれば何処から発射されたのさえ把握が困難である。しかしB-52戦略爆撃機から発射されれば直に解る。また、太平洋戦争時の縦断爆撃は民族浄化でも行わない限り現在行われない。イラクでもアフガニスタンでも縦断爆撃は行われていない。
なぜそのような機体の配備に神経質になるのだろうか?この報道は軍事的に音痴なマスコミがその無能さを示した報道に他ならない記事なのか?
写真はAGM129空中発射巡航ミサイル