菅首相が、新たな有識者懇談会「中国問題懇談会」(仮称)を発足させることになったそうだ。
懇談会は、御手洗冨士夫・前日本経団連会長を中心に、安藤国威ソニー生命会長、池田守男資生堂相談役、坂根正弘小松製作所会長、成田豊電通名誉相談役、依田巽ティーワイリミテッド会長ら経済人のほか、作家の石川好氏、宮本雄二前中国大使、高原明生東大教授らが参加する。
このメンバーに安全保障の専門家はいない。どちらかと言うと、中国に市場を求めている企業の方々である。「そんな了見の狭い方々ではない」との反論が予想できるが、「李下で冠を正さず、瓜田に靴を入れず」である。民主党も「懇談会」のメンバー選出のバランスを大きく損なっている。