社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

市民運動のツケ

2010-09-04 12:53:45 | マスコミ批判
 知人に宝塚市と池田市の議員がいます。年に1度会うかどうかですが伊丹空港については似たような意見を持っています。
1970年代伊丹空港は騒音公害の象徴的存在でした。多くの市民運動が「伊丹空港反対」を謳っていました。図書館で新聞社の縮刷版をごらんになると分かります。
もともと軍の空港でしたからそれ以後空港近くに移り住んだ方はその騒音問題は承知のハズです。それが司法の判断でした。
 それでも「空港反対」を表明する左翼勢力や「進歩的文化人」「市民運動家」などが闊歩します。市民運動の広がりは多くの一般人を巻き込みます。その彼らの要望でもある「空港反対」が現実化しようとしています。
 しかし新にできた関空に空港機能が移されたら伊丹空港近隣自治体は大痛手です。なぜなら多くの補助金を空港の迷惑料として国からもらっているからです。この迷惑料が伊丹から空港がなくなりますとなくなります。
 市の財政が大きく困窮します。「夕張の二の舞だ」と彼らは発言しました。破綻自治体に落ちるのです。住民サービスも悪くなり住民税も高くせざるを得ません。企業や住民がこれらの市から出て行くことは予想できます。
 市民運動の参加は自由です。自由はその責任を負うことと同義語です。責任無き所に自由はありません。この状況は市民が自ら選んだ結果でしかないのです。「空港反対」を叫んだ左翼の方は住民がこうむるこの結果に責任を負うことはありません。

コメント
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