社会科学上の不満

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世界の正義と中国の正義

2008-04-01 09:36:03 | 社会常識と教育
 聖火が北京から世界に発進しました。しかし、今回のオリンピックに疑念を持つ方が、先進国を中心に多数います。「なぜ中国でオリンピック開催なのか」と砲丸投げの砲丸を作成している日本の企業が北京オリンピックボイコットを表明していました。この砲丸は過去数回のオリンピックでメダリストが使用するモノです。ロンドンオリンピックの事務局の「うちの大会もボイコットですか」という問い合わせに、「参加させていただきます」と答えたそうです。このように一企業のボイコットにどれだけの影響力があるかわかりませんが、その心意気に共感することができます。またIOCもワイロで開催地を選定することは後のうち自分の首を絞めることと気づいたことでしょう。
 旧東欧諸国は今回のチベット暴動に頭を抱えているようです。開会式に参加しない国家元首クラスは相当数に上るのではないでしょうか。今後3ヶ月以内新疆ウィグル自治区やもう一度チベットで大規模な暴動が起きれば、それ以外の国々も行動しなければならなくなります。ここでハッキリ見えてくることは、世界の正義と中国の正義とが大きく異なるということです。そして、この中国の正義に近い日本のマスコミが今後生きていくには何をするのか、大いに興味をそそります。
コメント
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