フェイスブックやLINE(ライン)といった会員制交流サイト(SNS)が絡む消費者トラブルが2014年度に急増し、全国の消費生活センターに寄せられた相談件数は過去最多の7370件に上ったことが13日、消費者庁への取材で分かった。約5千件だった13年度に比べて2千件以上も増えた。

 消費者庁や国民生活センターは、スマートフォンやタブレット端末の普及でSNSが身近になり、不慣れな人がトラブルに巻き込まれやすくなっていると分析。若年層だけでなく、40~60代の相談の増加が目立っており「幅広い年代に被害が広がっている」と注意を呼び掛けている。