市街・野 それぞれ草

 802編よりタイトルを「収蔵庫編」から「それぞれ草」に変更。この社会とぼくという仮想の人物の料理した朝食です。

日高本店プロショップ・コンサートへの提言

2008-09-02 | 文化一般
 日高本店プロショップの2階をサロンにしたコンサートの実施は、宮崎市では近年例をみない試みである。とくに今年4月からのカールFブヘラ社のメセナによる
コンサートは、無料であった。秋からのフェスティバルは1000円か2000円の実費程度のコンサートとなっているが、街中に音楽をという趣旨を生かしてだろう。

 その情報が同店のホームページで、瞬時に把握できるようにすべきであろう。まず、コンサートを商品展示や販促のイベントとは別の項目に移してもらいたい。その項目は「コンサート・スケジュール」と「コンサート・レポート」にし、スケジュールは、開催月・日順番に並べる。この月日が実は一連番号の役割を果たすのだ。つづけてコンサートタイトル名 つづけてシリーズ名を付して、一覧表形式にする。タイトルをクリックすると、実行プログラムに移り出演者、主催者、演奏内容などが分かる。

 レポートもまったく同じ表一覧形式はスケジュールと同じで、タイトルをクリックすると、演奏当日のレビューが読めるようにする。このレビューは、演奏の雰囲気を伝える。どんな内容でどんな観客の反応があったのか、演奏者の特徴などを記載しておく。ピアニストが美人だとか、演奏者がカッコいいとかの印象記ではない事実を報告してもらいたい。

 シリーズでコンサートが展開するときは、シリーズの趣旨、その統括責任者、構成の意図なども内容紹介として加える。これがじつにあいまいで、展開している。

 さて、実はこのアイデアを提言するのは、ライブハウス「ニューレトロクラブ」のホームページから借用したものだ。このホームページで、毎月演奏されてきたライブの記録は、目を見張るほど見事である。整然としており、分かりやすく、一ライブハウスがこれほどの記録的ホームページを作成しているのは、驚くべきことだ。このスケジュールと実施記録を見ていくだけで今、宮崎市でポップな音楽シーンの旺盛な一端をうかがい知る事の出来るデーターベースになっているのだ。

 代表の神埼紀代美さんは、ピアノ、キーボード奏者宮崎市内のホテルの専属ピアニストを経て上京。ジャズピアニストの渋谷毅氏に師事。帰省後、音楽グループ「旬音(しゅんおん)」を結成。平成17年にライブハウス「ニュー レトロ クラブ」を立ち上げた。現在約15名のメンバーと共に県内外のイベント、ライブハウスなどで活動をも続けている。

 それにしても、この多忙さの中でどういう手段でこれほどのサイトが展開できているのか、いつか訪ねてみたいものだ。

 ということで、日高本店ほどのスタッフがあれば、そのコンサートの記録の整備が可能なはずだ。そして、その積み重ねによって、表面的なお祭りやシーズンのムード気分から、街と音楽という理念へと至っていけるだろうと思う。まずは、コンサートの記録からが、大事ではないだろうか。

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