熱く・楽しくいこう!

山岳ガイド 江口正徳の仕事と日常

個人ガイド 北アルプス 剱岳 源次郎尾根

2024-09-11 10:14:53 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月8日~10日は、個人ご依頼で北アルプス 剱岳 源次郎尾根のガイドでした🏔

今回も晴天☀に恵まれて源次郎尾根登攀、そして剱岳という山そのものを存分に満喫していただくことができました☆彡
クライアントのお二人様も本当によく頑張って登られて見事の踏破でした👏


オヤマリンドウ盛りだくさん


室堂を出発して剣沢までやってきました。
徐々に剱岳が姿を見せ始めてくれました!まざす源次郎尾根の1峰と2峰が大きく聳えています。


翌朝は剣山荘を4時に出発してきて平蔵谷の出合


源次郎尾根の支稜から取付いて岩場をグングン越えてきて1峰が姿を現しました。
でもまだまだ遥か遠く高い~💦


真っ暗な中を大下りしてきた剣沢上部を今度は上から見下ろします。


平蔵谷の出合はもう遥か足下に気持ち良い岩登りが続きます。


源次郎尾根に並行して連なる八ッ峰主稜を横に見ながら登っていきます。


途中で雄のライチョウに出会いました。


2峰からの剱岳本峰




2峰からの30m懸垂下降
お二人ともとても上手に難なく下降です。


剱岳登頂! おめでとうございます!
バリエーションルート、それも源次郎尾根からの登頂は格別ですね!
本当によく頑張りましたね👏


下りは一般コースの別山尾根を辿っての下山。
セドリック岩(ずっと前から僕が勝手に名付けているだけですが・・・)は健在です!
「いつかはクラウン」ではなく、いつかは落ちてしまいそうですが、今年元旦の大地震の影響もなくしっかり残っています。


下山中は今度は雌のライチョウに出会いました。

最終日もやはりスッキリ過ぎる晴天☀


クロユリのコルに寄って剱岳を眺めます。




剱岳、そして登った源次郎尾根を何度も何度も振り返り眺めながら下山しました。
今回も3日間の山行を無事に終了することができました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







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北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂

2024-09-11 09:11:19 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月5日~7日で、北アルプス 西穂~ジャンダルム~奥穂のガイドでした🏔

素晴らしい晴天☀に恵まれて今シーズン3度目のジャンダルム越えの縦走を無事に終えることができました☆彡
僕自身、今までに80回以上は辿っていますが今までに一度たりとも容易く感じたことのないるとても長く難しい難コースです。そんな大変なコースですがひとえにクライアント様の熱い想いと頑張り、そして天候が味方してくれてこその踏破です☆彡
皆様本当によく頑張られました👏 おめでとうございます!


上高地食堂の窓ガラスに写る西穂~奥穂の稜線
知る人ぞ知る映えスポットなのです(って僕が勝手に言ってます)。


ツクバネソウ
虫食いもなくあまりに完全綺麗な状態なのでパチリ📷
黒い実とガクの姿が羽根つきの羽に似ていることが名前の由来ですが、見事にそのままの姿で飛んでいるように見えます。因みにこんな形をしていますがユリ科の植物なのです。


翌朝はスッキリ晴天で迎えました。
明神岳方面の空が赤く染まります。


独標を経て西穂高岳に登頂!
ジャンダルム、奥穂へ向けていよいよ本格的に縦走スタートです。


悪いガレ場ばかりですが慌てず落ち着いて一歩、一歩進んでいきます。


越えてきた間ノ岳を振り返り眺めます。
なんと鋭い岩峰! 一体どこを通ってきたの!? と言いたくなるような驚きの景観です。


天狗ノ頭の難所、逆層スラブを眺めます。


遠目にはとても急峻に見えますが実際には傾斜も緩くそれほど苦労することなく登れるのです。


やはり間ノ岳のスゴイ景観です。
因みに僕的にはこの西穂~奥穂間のコース中で最も「危険」と思っているのがこの間ノ岳の前後なのです。


後半のキツイ登りを頑張ってようやくジャンダルムまでやってきましたYO~
ジャンダルムを真ん中に、左にとん平でもなく、時枝でもなく槍ヶ岳! そして右に奥穂高岳。


遂に憧れのジャンダルム登頂! やりましたね~!
皆さん本当によく頑張ってここまで来ましたね!
ただ、名物の天使が不在なのが残念です!!
最近アイドル並みの人気で引っ張りだこ状態だったので少し疲れたのかも??
という訳で暫くお休みなのでしょう。
♪~とりあえず飲んで天使の休息~♪(久松史奈/天使の休息)


ジャンダルムを越えて振り返り眺めます。南側から見るのと北側から見るのとでは大違いのモノスゴイ姿で聳え立っています。


やはりジャンダルムの姿の素晴らしさに見惚れて写真ばかり取ってしまいます。


いよいよ最後の難所のウマノセです。






長かったコースもこれで終わるのかと思うと寂しい気持ちが湧いてきて噛みしめるように一歩一手確実な動作で登っていきます。


奥穂高岳登頂!
おめでとうございます! 皆さん本当に本当によく頑張りましたね!


最終日もスッキリ晴天☀
素晴らしい御来光からの始まりです。


変わって西側は雲海が広がっていましたがそのお陰で珍しい景色が見れました。
雲海に写る涸沢岳(右)と奥穂高岳(左)その間の窪みが穂高岳山荘の建つ白出のコル。
その窪みにだけ綺麗な虹ができています。


晴れ渡った空の下を涸沢めざして下山。


途中ではイワカガミがまだ綺麗に咲いていました。


涸沢への下山途中もやはり写真撮影しまくりで下山です。
涸沢岳と涸沢槍とナナカマドの赤い実


涸沢を経て徳沢まで下りてきました。
上高地までまだ2時間残っていますが徳沢園名物のコーヒーソフトで締めです。
この後、上高地へ下山して3日間の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。






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個人ガイド 北アルプス 前穂高岳 北尾根

2024-09-11 08:21:04 | ガイド山行/バリエーションルート登山
9月2日~4日は、個人ご依頼で北アルプス 前穂高岳北尾根のガイドでした。
穂高はもちろんのこと、日本を代表するバリエーションルートといっても過言ではない超クラシックの岩尾根ルートです。
今回は余裕を持たせて3日間のプランで初日は上高地から涸沢入山、2日目はメインの前穂北尾根を登って岳沢小屋泊り、3日目は上高地に下山して終了しました。
台風の影響が尾を引いているのか、比較的良好な天気に恵まれた割に静かな静かな上高地、穂高エリアでした。涸沢ヒュッテの宿泊者はなんと僅か10人!今までこんなに少ないのは初めてで、その分ゆったり、まったり、過ごしました☆彡 もちろん前穂北尾根も完全貸切状態!写真撮影をたっぷりしていただきながらゆっくり落ち着いて登っていただきました☆彡
長年の憧れだったという前穂北尾根を踏破されて大満足のクライアント様でした👏


♪ダイヤモンドだね~♪(プリンセス プリンセス)
涸沢までの新名所?のダイヤモンドロック


涸沢に到着して前穂北尾根の見物です。


翌朝は4時に出発して5.6のコルまで登ってきました。
いよいよ北尾根登攀開始。先ずは5峰をめざします。


蝶ヶ岳の真上から日の出を迎えました。




朝日に照らされて穂高の山々や遥か槍ヶ岳方面まで素晴らしく幻想的な景色が広がってきました。


5峰ピークからの次なる4峰を望みます。


浮石のオンパレードの中を登っていくので緊張させられます。難しい訳ではありませんが危険な4峰を登っていきます。
今までに数多く登っていますが僕的には北尾根で最も「危険」と思うのがこの4峰です。


でもロケーションも最高なので写真撮影も欠かせません。
槍ヶ岳をバックに爽快な場面です。


4峰ピークからいよいよ北尾根の核心部の3峰の登場です。


3峰の急な岩場を登ってこられます。


有名な3峰のチムニーが頭上に迫ります。


チムニーを登ってこられます。


更に上部の急なフェース状を少し苦闘されながらも上手に突破してこられます。


3峰ピークもあと僅か!


最後の急な岩場を越えて3峰を終了~


3峰ピークからの次なる2峰


2峰からは短い懸垂下降


遂に前穂高岳登頂!
長年の憧れだった前穂高岳北尾根の完登おめでとうございます!


上高地方面を眺めます。明神岳主稜がカッコイイですね☆彡
少し雲が多めですが気持ち良く登れましたね!


重太郎新道経由で岳沢まで下ってきました。
奥穂高岳南稜のトリコニーの岩場が一際高く聳えています。


今回も岳沢名物のティラミスで締め括ることとなりました☆彡
下山時の岳沢小屋泊りは久々だったのでタップリある時間を有意義に過ごして翌朝上高地へ下山。今回の山行を無事に終了しました。
お疲れ様でした。ご依頼ありがとうございました。







熱く、楽しくいこう!




















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