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ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

世紀の迷言!「もっと頭と金を使え」!!

2009-09-05 20:49:09 | 本・雑誌
今月号のBurrn!を買う。

まずは何より、祝・創刊25周年!!

思い返せば、Burrn!を初めて買ったのは中一の頃。

今みたいにパソコンにインターネット、ケータイも無い時代。
アルバムはレコード又はカセット・テープ(!)を買っていた時代です。
大好きなヘヴィ・メタルの事を知る為には、Burrn!を買う事。
そして、御大・伊藤“メタル人”政則教授か和田誠先生の深夜のFMラジオを聴くか、これまた深夜のMTVか「ベスト・ヒットU.S.A」を親に隠れてコッソリ観るしかない時代でした。

あれから25年、僕もメタル少年から、今やメタボ気味のむさ苦しいメタル中年になりました(苦笑)。

この25年の間に色んな事がありました、学生から社会人となり、一時的に無職になったり(自嘲)、結婚したり…それでもBurrn!はずっと買い続けています。
ある意味、自分の人生の中でBurrn!を買うのは生活の一部であり、今も生き続ける「我が青春」であると言っても過言ではありません。

だから…今月号のBurrn!は色んな意味でショックでした。

確かに、「総括&再検証1984ー2009」と言う特集は、色んな意味で感慨深くて感動的でもありました。
しかし、自ら25年と言う歳月の流れを振り返る特集にあって、Burrn!はあまりに変わらない…それも悪い意味で全く変わらない事実も明確になりました。

時代に呼応して変化しない、一貫した姿勢は素晴らしい。
しかし、その思考と方向性が80年代で止まったままと言うのは正直痛い。
コレでは“過去の遺物”だ、と言われても仕方あるまい。

それに今月号の表紙&巻頭インタビューが、また、また、また、またMR.BIGってのはどうなのだろう?!

再結成に関して、今まで散々特集を組んだし、MR.BIGだけでMETALLIONと言う別冊をリリースしたばかりで、今月号もまたMR.BIG…もうウンザリだ。
ハッキリ言うが、コレってMR.BIGがリリースするライヴCD・DVDのレコード会社からの莫大な広告料、そして狂った編集長・広瀬からの寵愛を一身に受ける幅だから出来る暴挙だ。
本来ヘヴィ・メタル専門誌ならば、あのデイヴ・ムスティンが「今がバンドの本来の姿だ!」と言い切る、最高傑作と誉れ高い新作『Endgame』をリリースするMEGADETHを表紙&巻頭に持ってくるべきではなかったか?!

幅広いアーティストを取り上げ、興味深いコラム(シャリー・フォグリオのコラムは爆笑必至!)も充実していたとは思うが…それは狂人・広瀬編集長の一言でブチ壊された。

先日の衆議院選挙ではないが、「25年周年」と言う節目において、異例の長期政権(初代編集長・酒井氏は創刊から10年で編集長の椅子から自ら降りた)となったBurrn!の編集部にも変化が訪れると思っていた。

しかし…まだ広瀬編集長はBurrn!に居座る様だ。

そして、記念すべき25周年目のコラムにて、今の日本のHR/HMシーンにあってファンやレコード会社や関係者に対し、今までの感謝や謙虚さを微塵も感じさせない厚顔無恥な発言をかましてくれた。

「具体的には、もっと金と頭を使え!ということだ。」

コレを読んで、やり場の無い激しい怒りや虚しさを感じた、ファン・レコード会社・関係者はきっと大勢いただろうと想像出来る。

新人育成? 若い世代のファン作り?!「売り出す側が何もしないと僕達は何も出来ない」だと!?

今までお前がやって来た事を良く考えてから発言しろよ!!

新人育成も、若い世代のファン開拓も…あんたの編集方針が散々潰してきただろう?!

広瀬編集長の言いたい事も判る。
確かに日本のレコード会社やプロモーターや関係者に、何の問題も無かったとは思わないが…でも誰もが「お前が言うな!」と言う気持ちになっただろう。
コイツこそ、今の日本のHR/HMシーンにおける「癌」そのものだ。
コイツを排除しなければ、もう日本には健全なメタル・シーンの育成に大いに厄災となる…と言うか既になっている。

次の5年、否10年…日本のメタル・シーンは「冬の時代」を迎えるだろう。

もし、Burrn!で若いバンドや、若いファンの育成を考えるなら、MR.BIGを表紙にはせずに、ベテランながらもGOTTHARDという過小評価気味のバンドを表紙に起用する大胆さを見せて欲しい(また幅記者がウザいが:苦笑)。

来月からBurrn!を買うのを止めようか…真剣に悩んだ、悪夢のような25周年記念号だった。






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