『トロール・ハンター』をレンタルDVDで観た。
劇場で観たかった作品だったが、タイミングが合わなかったので断念した作品でした。
今、DVDで思ったのは…コレは是非とも劇場で観たかった!と言う後悔です(苦笑)。
(基本的にネタバレ御免!!)
映画の手法としては『ブレア・ウィッチ』や『クローバーフィールド』のような、もはや手垢にまみれたPOVによる擬似ドキュメンタリー的な作品。
謎の密猟者を追う、ドキュメンタリー映画を制作していた学生たち。
その密猟者らしき「男」との遭遇により、政府の陰謀すら絡んだ予想だにしなかった事態に巻き込まれていく…という感じ。
コレなら単に従来の作品との差別化にならないが、本作が他の作品と決定に違うのは本作の実質上の主人公ハンスの存在にある。
彼は熊や野生動物の密猟者ではなく、ノルウェーの森に潜む“トロール”を狩るハンターであるのがポイント。
本作に登場する“トロール”はお伽話に登場する様な「妖精」ではなく、巨大かつ醜悪で人や家畜を襲う「怪獣」である。
そんな「怪獣」を相手にたった独りで戦うハンス。
それをヒロイックに描くのではなく、自分の“仕事”として淡々とこなす姿(手当や保障は何も無いとボヤくのも妙にリアル:笑)が滅茶苦茶カッコ良い。
この怪獣ハンター・ハンスのカッコ良さこそ、他の作品とは決定的に違う要素となっている。
早い話、本作は“怪獣映画”だ。
ハンスよりトロールの生態に関する科学的考証、そして政府が何らかの意図を持ってトロールを「保護」している事実が語られる。
もう怪獣映画好きには、この辺りから気持ちが高鳴る(自嘲)。
特にクライマックス。
遂にゴジラ級の超巨大トロールが出現する。
この辺りの描写は怪獣映画の醍醐味に溢れているし、観ていて魂が震えるような描写が連続する。
巨大トロールとのチェイスの疾走感、その巨大な脚を車ですり抜けていくスリル感。
超巨大なトロール(全長60M!)に対して、特製紫外線ビーム銃(絶妙な手作り感!)を持って 独りで戦いを挑むハンス。
素晴らしい!!
オチの付け方が少し甘いかもしれないが、実はアレが本物の映像だと知って大爆笑した。
ネタや伏線が回収されてなかったり、突っ込み所も満載なのも事実。
しかし怪獣映画を愛する者であれば、本作は心に響く描写が満載された秀作であると言いたいです。
「お伽話と現実は違う。」
劇場で観たかった作品だったが、タイミングが合わなかったので断念した作品でした。
今、DVDで思ったのは…コレは是非とも劇場で観たかった!と言う後悔です(苦笑)。
(基本的にネタバレ御免!!)
映画の手法としては『ブレア・ウィッチ』や『クローバーフィールド』のような、もはや手垢にまみれたPOVによる擬似ドキュメンタリー的な作品。
謎の密猟者を追う、ドキュメンタリー映画を制作していた学生たち。
その密猟者らしき「男」との遭遇により、政府の陰謀すら絡んだ予想だにしなかった事態に巻き込まれていく…という感じ。
コレなら単に従来の作品との差別化にならないが、本作が他の作品と決定に違うのは本作の実質上の主人公ハンスの存在にある。
彼は熊や野生動物の密猟者ではなく、ノルウェーの森に潜む“トロール”を狩るハンターであるのがポイント。
本作に登場する“トロール”はお伽話に登場する様な「妖精」ではなく、巨大かつ醜悪で人や家畜を襲う「怪獣」である。
そんな「怪獣」を相手にたった独りで戦うハンス。
それをヒロイックに描くのではなく、自分の“仕事”として淡々とこなす姿(手当や保障は何も無いとボヤくのも妙にリアル:笑)が滅茶苦茶カッコ良い。
この怪獣ハンター・ハンスのカッコ良さこそ、他の作品とは決定的に違う要素となっている。
早い話、本作は“怪獣映画”だ。
ハンスよりトロールの生態に関する科学的考証、そして政府が何らかの意図を持ってトロールを「保護」している事実が語られる。
もう怪獣映画好きには、この辺りから気持ちが高鳴る(自嘲)。
特にクライマックス。
遂にゴジラ級の超巨大トロールが出現する。
この辺りの描写は怪獣映画の醍醐味に溢れているし、観ていて魂が震えるような描写が連続する。
巨大トロールとのチェイスの疾走感、その巨大な脚を車ですり抜けていくスリル感。
超巨大なトロール(全長60M!)に対して、特製紫外線ビーム銃(絶妙な手作り感!)を持って 独りで戦いを挑むハンス。
素晴らしい!!
オチの付け方が少し甘いかもしれないが、実はアレが本物の映像だと知って大爆笑した。
ネタや伏線が回収されてなかったり、突っ込み所も満載なのも事実。
しかし怪獣映画を愛する者であれば、本作は心に響く描写が満載された秀作であると言いたいです。
「お伽話と現実は違う。」