ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

腰痛

2011-08-28 18:32:44 | 健康
今、腰痛が酷いです。

お盆休み前くらいから鈍い痛みを感じていたので、湿布を貼ったりストレッチをしたりと自分なりに予防に努めていました。

結局、週末の仕事中に突如激痛に襲われました…。

仕事が終わるまで何とか痛みに耐え、かかりつけの整形外科へ。
診察の結果は「疲労性の腰痛」との事。
痛みが引くまでは、とにかく腰に負担をかけずに安静に…と念を押されました(苦笑)。

レントゲンも撮ったのですが背骨は真っ直ぐであり、腰や椎間板にも異常は無いと言われました。
骨に関しては、腰よりも首(頸)の状態の方が悪いとも言われました(没)。
何はともあれ疲労が貯まってくると、やはり腰痛になる体質みたいです…。

お盆休み前後より何かと多忙であり、心身共にかなり負担があったのは自覚しています。
ダメですね。
ホンマに身体は正直です…。

今は心身共に滅入ってます。
やはり何度患っても痛みには全然慣れないし、身体が思うように動かないストレスも厳しいです。

あぁ~早く健康になりたい。


PS:元気やったら、コレを観に行く予定でした…。


そして「月面」へ?!

2011-08-26 23:07:13 | アニメ・コミック
ハイ、観ました。

TV版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』。

予め言っておきますが、コレは「TV放映版」である事。
かなり重要で、作品に奥行きと重厚さを与えるシーンが予想以上にカットされてました。
ソフトで、本来あるべき「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」の真の姿を観て欲しいと願います。



でも、公開から2年も経った今。
そんな事はどうでも良い…と言うのは言い過ぎでしょうか?(笑)。

コレを言うと身も蓋も無いのですが。
今回のTV版って、ラストに散々「何かが起きる」と前振りされた瞬間を目撃する為にありました(爆)。




その戦略は…大正解です。

判りましたよ、要は来年の秋なんやね。
もう2年待ったよ、来年の秋までファンとして待ってます(自嘲)。
待ったのだから、作り手側にはしっかりと納得が出来る作品を完成させて欲しいと心から願います。



でも…アレって「式波」? 「惣流」?!

弐号機、重装備で宇宙を舞って(何かと)戦ってました。

やはり庵野氏が「エヴァ」の企画立案当初、全ての真相が明らかになって月面で大決戦が想定されていました。
最大にして最強・最悪の“使徒”と月面にて、全てを終わらせる為に子ども達が戦う…って筈だったと記憶しています。

やはり『ヱヴァ新劇場版』は、当時やろうとして逃げて投げ出した「本来のエヴァンゲリオン」として描かれるのでしょうか?
ハイ、待ちますよ。
あと丸々1年くらい。
今回こそ、しっかりとファンとして観たかった「エヴァ」を描いてくれるならば…。










君はこの暴力に耐えられるか?!

2011-08-21 13:48:40 | 本・雑誌
今月号の「映画秘宝」を買いました。

今月号の大特集は「バイオレンス・アクション大百科」。
古今東西、様々なバイオレンス・アクション映画が次々と取り上げられている。

非常にテンションが高い特集で、読んでいると胸が高鳴ってくる筈だったが…。
何故かな?
読んでいて、全く気持ちが乗ってこなかったのは残念。
理由は色々あるだろうが、今一つ焦点を絞りきれない散漫な印象を受けるのが原因かもしれない。

今月号も非常に濃~い内容に仕上がってはいるが、久々に読んでいてピ~ンとこないガッカリする印象を受けてしまった。
最近、特濃の別冊が次々とリリースされているので、その辺りの影響をモロに出てきてしまったと思えてしまった。

来月号に期待します。


PS:エリック・バナは、狂った役が良く似合ってしまう(笑)。




PS:バカそう、そして滅茶苦茶楽しそうだ。こういう怪獣映画が大好きだ!!


甦る“復讐の精霊”

2011-08-20 13:00:08 | 映画
先日もネタにした、新ゴーストライダーこと『GHOST RIDER: SPIRIT OF VENGEANCE』。

早くも、その予告篇が登場しました!

やはり予想通り、かなりハードかつホラー色の強い作品になっていそうです。
アクションやヴァイオレンス描写も強化されている感じで、ますます作品への期待が高まります。

舞台をヨーロッパに移し、「悪魔に取り憑かれた男」ジョニー・ブレイズは一体何と戦うのか興味深いです。
一説ではカルト教団と、悪魔の力を使って戦う…って展開になるとも聞きました。

それにしても、ニコラス・ケイジ。
前作以上にノリノリで、怪しい存在感を発揮してそうでファンとしては期待大です!!




劇場版仮面ライダーオーズ/WONDERFUL 将軍と21のコアメダル

2011-08-16 16:31:46 | 映画
ヨメさんと一緒に『劇場版仮面ライダーオーズ/WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』を観てきました。

まぁ~この作品の企画を聞いた瞬間から時代劇ファンであるヨメに、コレを逃すと「暴れん坊将軍」を映画館で。
しかも3Dで観れるのは、コレが最初で最後かもしれないと説得してました。



よく「仮面ライダー」という特撮ヒーローと、「暴れん坊将軍」という時代劇ヒーローをコラボレーションさせようと思いついたものです。
下手すれば企画そのものが“色物”として空中分解する危険性が高かったのを、多少強引で詰めの粗さはありつつも一つの映画としてよくまとめたものだと思えてしまう。
逆の言い方をすれば、これだけの危険な実験をやれるだけ、今や「仮面ライダー」というブランドの持つ力と作り手側の発想の柔軟さがある証明なんだと思えた。

本作を語る前に、同時上映の「ゴーカイジャー」から。



ぶちゃけて…可も不可も無くって感じでした(苦笑)。
子供の頃から大好きな野球仮面(声は永井一郎氏!)が観れた事、ラストのロボット対決以外には特筆すべき点は無かった。
ちょっと残念な結果でした。


(基本的にはネタバレ御免!!)



まず本作を観て思うのは、「オーズ」シリーズの主人公の2人が非常に魅力的である事。
歴代のライダーにおいて、最も謙虚でヘタれ気味と言われた映司。



本来は敵でありながらも、互いの目的の為に共闘するオーズのブレインとも呼べるアンク。
この2人のチーム・ワークと奇妙な友情とライバル性は、もう往年の王道少年マンガ的なノリで観ていて小気味良くて燃える。
映司役の渡部秀とアンク役の三浦涼介、2人の熱演がキャラクターに見事にマッチしていて素晴らしい。
特にアンク/三浦くん、今後の役者人生が心配になる程に強烈な存在感を発揮している。




そして本作において、美味しい見せ場を奪ってしまう「もう1人の主人公」暴れん坊将軍こと徳川吉宗。
演じる松平健様。
確かに老けたなとは思ったが、その鋭い眼光とカッコ良さは素晴しい。



その圧倒的なまでの存在感、美しく華麗な殺陣、本当のスターの持つ凄みを堪能させてくれる。
もうリアルにTVでドラマを観ていた世代としては、クライマックスにあのテーマ曲に合わせて白馬に乗って将軍様が颯爽と登場するだけで大爆笑しつつも、もう鳥肌モノのカッコ良さにクラクラしてしまった。

ヒーロー側がコレだけ超強力である為に、本作の敵役となった800年前の大錬金術師ガラはキャラクター的に弱くなる可能性も高かった。



そこに母と子のドラマを巧みに取り込み、クライマックスでの大怪獣ぶりも見事な悪役ぶりでありました。
確かにメダルの真相が解る的な言われたのに、その辺りは突っ込み不足で消化不良気味でもあったのは事実(苦笑)。
クライマックスで将軍家がメダルを持っていた経緯や、あのグリード達ですらオーズにメダルを貸した驚愕の展開を含め、恒例のディレクターズ・カット版としてソフト化された時のお楽しみとして取っておく事かも?!




本作で初披露となった、新フォームのブラカワニ・コンボ。



そのルックスを観た時は正直唖然となったが、少々ムエタイっぽいファイティング・ポーズといい、モロに蛇となる頭(蛇は嫌いというセリフは爆笑)、ワニの噛みつきを絡めた決め技を含めてカッコ良いと思えました。
本作を観て思ったが、実にアクションが素晴らしい。



各キャラごとのアクションの細かい違いや、刀を使った流れるような殺陣、どれもスマートながらも難易度が高いアクションが次々と炸裂していた。
それが作品の持つ面白さとしてシンクロし、観る側に興奮を与えてくれている。
やはりヒーローのアクションがしょぼければ、ラストの全フォーム勢揃いの反則気味の大技が決まった時に感動出来ない。
ただ新ライダーのフォーズに関しては、現時点では「期待してる」だけ言っておきます(苦笑)。



作り手側が「こんな時代だからこそ楽しい映画にしたい」と言う想い。
それを具体化出来るスタッフとキャストの融合があってこそ、観終わった後に確かな満足感と爽やかな感動が得られるのだと思う。

文句無しで楽しい映画でした。
こういう映画を作るからこそ、日本映画にはまだまだ見捨てられない可能性を秘めていると実感出来ました。
素晴らしいっ!!(鴻上会長風に:微笑)



「欲望が世界を救う!」

仮面ライダーと将軍様

2011-08-15 20:37:42 | 映画
ヨメさんと一緒に、『劇場版 仮面ライダーオーズ WONDERFUL 将軍と21のコアメダル』を観て来た。

感想は、また後日コッテリとUPさせて頂きます。

今、言えるのは…予想以上にサイコーな映画でした(笑)。

とにかく楽しい、カッコ良い、そして笑える!!

「仮面ライダー」という特撮ヒーロー・ジャンルで遠慮していると、こんなにエクストリームかつ楽しい映画を観逃す事になります。

とにかく上様こと、松平健が最高。
その凛とした佇まい、華麗にして鮮やかな太刀捌き(何気に全て峰打ち!)と手綱捌きにはホレボレしてしまう。

余談ながら、大錬金術師ガラの手下ベル(演:萩野可鈴)。
邪悪で可愛くて、不覚にも萌えてしまった…(自嘲)。

個人的には『レッツゴー仮面ライダー』よりも、断然コチラを傑作だと推したいです!!


PS:映画もそうだが、このPVでもアンクが可愛い(微笑)。







法の番人、復讐の精霊、鋼鉄の男、そして…。

2011-08-14 18:55:14 | 映画
お盆休みになりました。

まぁ~毎度の事ながら、休み前は怒濤の忙しさでした(苦笑)。
結構笑えない状況に陥っていましたが、何とか解決して切り抜けられたのが幸いです。
この盆休み、ゆっくり休んで心身の切り替えたいです。

忙しくてブロブのネタとして取り上げたかった、大好きな来年公開予定のスーパー・ヒーロー映画について書きます。
まずは、このブログで密かに応援しているカール・アーバン主演『DREDD』。



言わずもがな「ジャッジ・ドレッド」の再映画化です。
スタローン版との差別化の為でしょうか、タイトルが「DREDD」になった模様(笑)。










公開された写真を見ると、より原作のテイストに近いハードコアな雰囲気が漂っています。
本作は英国製作、ヨーロッパと最近流行のインド資本で製作されるとの事。
製作陣が語った様に原作の持ち味を生かして、「R指定」間違い無しのかなりハードコアなSFヴァイオレンス・アクション映画になるのを期待します。



ムサくて厳つい男ばっかりが出る本作。
その詳細は未だ謎な部分が多いですが、原作にもあったようにドレッドの相棒としてジャッジ・サイ(超能力者)が登場するそうです。
それが新米ジャッジのカサンドラ・アンダーソン。
ブルータルな戦うヒロインの誕生に期待したいです。


続いては『Ghost Rider: Spirit of Vengeance』。
前作が大ヒットしたので、シリーズ2作目の登場です。
前作も嫌いではないですが、ちょっと期待したものと違ったのは事実でした。
本作ではどうでしょうか?!



主演は勿論ニコラス・ケイジ!
って事は、本作もジョニー・ブレイズが主人公って事か!?



コレが今回のゴーストライダー。
前作よりも、当然の事ながらホラー・テイストが強くて怪物っぽい。
今回はよりオカルティックで、ホラー色の強い作品にすると言われてますが果たして?!
『アドレナリン』シリーズで名を上げ、本作の監督に起用されたマーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーに期待大です!!


そしてザック・スナイダー監督の『Man Of Steel』こと、新スーパーマンの姿が明らかになりました。
それがコチラ!




新世紀のスーパーマンを演じるのはヘンリー・カヴィル。
従来のスーパーマンのイメージとは異なり、何となくダークなイメージが強烈です。
スーツの質感が先の「スパイダーマン」っぽいのは少し残念ながらも、明らかに従来の雰囲気と異なるのは間違いないです。



彼の姿を見ていると、昔DCコミックやワーナーの関係者がブルース・キャンベルにスーパーマンを演じて欲しいと言ったのを思い出します。
カヴィル、何となく若かった頃のキャンベルを彷彿とさせます(笑)。
2012年12月公開の予定でした。
しかし同時期に自社で「ホビットの冒険」が公開されるので、競合を回避する為に2013年6月まで公開が延期されました。
時間的に余裕も出来たので、ザック監督にはしっかり本作を作り上げて欲しいと願っています。


そして来年公開の超目玉『ダークナイト・ライジング』。
早くもベインの姿が明らかになってますが、もう一人の新キャラであるキャットウーマンの姿が公開されました。




しかし、コレにはスッキリしない要素があります。
何と今回の写真は、あくまでもキャットウーマンではなくセリーナ・カイルであると発表された事。
って事は猫姿じゃないの?
キャットウーマンじゃないって事?!
ネットでも賛否両論となって、インタビューされたアン・ハサウェイが「みんなは本当のキャットウーマンをまだ観ていない!」と発言。







彼女曰く、今回公開されたのは彼女が演じるキャットウーマンの10%程度でしかないとの事。
個人的には、今でも充分カッコ良いとは思えますが、やっぱり猫耳無しでは寂しいのも本音。
流出した写真では前作に登場したバットポッドに乗っており、『ライジング』におけるキャットウーマンの位置付けは謎が多いです。

流出ついでに、こんなんもあります。













コレ、今回のバットマンの新兵器バットウィング(って呼んで良いの?)みたいです。
天才クリストファー・ノーラン監督の手腕に期待しましょう。
『ダークナイト・ライジング』は、一体どんな映画になるのか楽しみです。


To Heaven

2011-08-12 22:55:08 | 音楽
今、ヨメが激しく凹んでいます。

最近、ミュージシャンの訃報ばかりで嫌なのですが…。

元WARRANTのジェイニー・レイン(Vo)が急逝しました。

享年47歳。
確かに若いし、早過ぎる死であったと思います。

最初に彼らのCDを買ったのは僕でした。
でも後に、猛烈なファンになったのはヨメでした。
勿論、ジェイニーの大ファンでした。
ヨメと一緒もLIVEにも行きました。

今も、現役のバンドとして活躍しているWARRANTです。
良いバンドであり、何よりも良い曲を沢山持っているバンドでした。
過去形では言ってはダメなんですが…。
あの時に、良い曲を手掛けたのは他でもなくジェイニーでした。
素晴しいソングライターであり、シンガーであったと思っています。

残念です。

今、ジェイニーの冥福を心から御祈り致します。


PS:バラードとしては、この曲が一番好きです。




PS:WARRANTとして、この曲が一番好きでした。






花火とあんかけ炒飯

2011-08-08 23:58:13 | 料理
びわ湖の花火大会でした。

コチラに住んで、初めて帰りの電車から花火を観ました。
毎年、アパートの屋上に上がって観たり、心身共に余裕があれば近くに観に行ったのですが…今年はそんな余裕も無かったです(自嘲)。

まぁ~日々思う事が一杯あったりしますが、それがすぐに解消出来る訳ではないので長い目で見守りたいと思います。

そんな中、家に帰って「あんかけ炒飯」を作りました。
冷蔵庫にキノコのパックが一杯あったので、それを大量に消費する為に作りました(苦笑)。

以前にも作った事はあるのですが、ヨメからは「味が濃い」と指摘を受けました。
今回は普段作る炒飯よりも味付けを薄目に、あんかけの方にしっかりと味を付けをしました。

今回は「美味しい」と評価を受け、作って一安心です。
毎日ホンマに暑くて体力を奪われ、仕事もキツくて気力も減退気味の毎日です。
しっかりとご飯を食って、気力・体力をつけたいものであります。

Decisive/SABER TIGER

2011-08-07 15:38:31 | 音楽
我らが“北の凶獣”SABER TIGER、その最新作『Decisive』を聴いた。

アルバムとしては9枚目、新作としては実に6年ぶりのリリースとなる本作。
本作がリリースされるまで起きた様々なドラマは、彼らのこれからの輝かしい未来の為に必要なものであったと思えます。
ファンである為に、この再編成に対する思い入れも激しい為に、アルバムを客観的になって聴くのは非常に難しかったです(苦笑)。



でも結論を先に言ってしまえば…コレは間違いなく傑作!
カッコ良さに血湧き肉踊り、美しさに泣ける…そして神々しい。
SABER TIGERという長いキャリアを誇るバンドにとっても、日本のメタル・シーンから誕生したアルバムとして最高傑作と言っても過言ではないです!!
ヘヴィ・メタルを愛する方ならば日本人だからと言う妙な偏見を持たず、このバンドとアルバムの持つ素晴らしさと凄みを体感して震えて欲しいと心から願います。

本作を聴いて、まず思ったのは下山“アニキ”武徳の歌。
本作を聴いて何よりも凄いと感じたのは、この人は今もシンガーとして成長し続けており、声の深みや表現力が更に磨きがかかっている事実。
その超人的な歌唱力と声量を誇りながらも、あの独特でアクの強い歌い回しに好き嫌いがハッキリと分かれてました。



本作より英語の発音がスムーズとなり、字余り傾向にあった歌詞がスッキリして歌唱の邪魔を全くしていない。
歌詞とヴォーカルに大きく関与している遠藤フビト氏によるインスパイアは絶大であり、下山武徳というシンガーは新たな進化を遂げている。
相変わらず喉から血が吹き出し、生命を削るような絶唱ながらも、あの歌い回しが軽減されて更に迫力と説得力を増して、聴く者に全力で襲いかかる凄まじいインパクトを放っている。
やはり、アニキ。
シンガーとして一番魅力的に輝き、本来持つ衝撃を与えられるのは御大・木下昭仁(G)の間に生まれる特別な何かが大きい。
本作では本当に耳を惹きつつ思わぬ展開でハッとなるメロディ多くて、アニキの魂の絶唱と共に心に深く突き刺さる。

御大・木下は、かつての盟友・田中“マシン”康治(G)とツイン・リード・ギターを組む。
楽曲もこの2人によるもの。



本作は本当に捨て曲が無く、高いテンションを維持したままラストまで聴く事が出来る。
木下とマシンによるツイン・リードは互いの個性を発揮しつつ、もはや他者の追従を許さない超絶テクニカルにして美麗なメロディを奏でている。
コレは強烈なまでに楽曲をスリリングに演出し、同時にメロディアスに聴く者の心を捕らえます。
下山の歌と、御大とマシンによるツイン・ギターの融合はメタルの持つ理想的な形でドラマチックに融合している。
個人的には鮮烈な速弾きも最高だが、泣きまくるギター・ソロには涙腺完全崩壊状態です(苦笑)。

歌とギターだけが凄いのではなく、本作よりバンドに参加した水野泰宏(Dr)と木本高伸(B)によるリズム隊もエグい。



SABER TIGERというバンドの持つ大きな特徴に、超絶技巧の複雑怪奇なプログレッシヴさがある。
メンバー自身が語るように、あまりのテクニカルさに「引いてしまう」程のレベルの高さにある(笑)。
それを演ってのける彼らも素晴らしい。
個人的には今までSABER TIGERには無かったタイプでもある、木本のバキバキと唸り軋み上げるベースがとにかくカッコ良い。

最後に付け加えるならば、やはり今回は遠藤フビト氏やトミー・ニュートンと言った「外部の血」を導入したのは大正解。
SABER TIGERという情報過多なバンドにおいて、その第三者によって膨大な情報を整理して再構築するのが重要でもありました。
今まででとは違い「外部の血」を導入した事により、様々な軋轢を生んでしまったのも事実(案の定御大とトミーはミックスで揉めていた)だが、真に世界制覇を狙うのであれば当然なのだと思う。
結果として、見事にこのバンドは一皮剥けて、本来持っていた凄さが更に強調されている。

とにかく聴いて欲しいです。
こんなに凄いバンドが妙な先入観によって、聴かれなかったりするのは勿体無いとしか言えない。
このアルバムにあるのはヘヴィ・メタルのカッコ良さと醍醐味であり、ヘヴィ・メタルだからこそ持つ美しさに満ち溢れています。

必聴です!!


見よ
神の鎚が墜ちて来る
全ての希望は失われた
見るが良い
神の鎚が全てを叩き潰す
怒りの鎚が振り降ろされるのだ