英国が生んだエクストリーム・ミュージックの帝王NAPALM DEATHの13枚目にあたる、待望の最新作『Time Waits For No Slave』を聴いた。
既にネット等で本作に収録される何曲かを聴いて、この最新作がかなりの完成度であるのは予想していた。
だが、一枚のアルバムとして通して聴くと、期待した以上の凄まじい内容に衝撃を受ける。
ハッキリ言うがコレは凄い!
NAPALM DEATHというバンドにとって、新世紀の最高傑作の誕生だと言っても過言ではない!!
良い意味でブレの無い充実した“安定感”のある音楽性を近年のNAPALM DEATHは誇っており、それがベテランならではの「凄み」でもあった。
しかし、本作が叩きつけるサウンドはそれとは違う。
この怒濤のパワーは彼らの何処から溢れるのだろう?
本作が驚異的なポイントは、まず「楽曲の充実」が挙げられると思う。
アタマからケツまで、本作には“捨て曲”が存在しない。
確かに日本盤のボーナス・トラックは、少々冗長気味であるのは確かでもある(苦笑)。
ブラスト・ビートが炸裂するハードコアなナンバーは勿論、アルバムの中盤からはより実験的要素が強まり、ヘヴィでアグレッシヴながらもメロディアスであったり、90年代の「迷走期」とは明らかに異なる、今までのNAPALM DEATHとは違う側面を見る事が出来る。
このジャンルにおいて文字通りの“帝王”である彼らだが、この飽くなきチャレンジャー精神は高く評価したい。
あと個人的には、ミッチ・ハリスのギターも特筆に値すると思う。
これまでギタリストとしての彼を、個人的には今一つ評価していなかったのが本音だ。
だが、本作における彼の気迫溢れるギター・プレイは圧巻だ!
本作が今までになくメタリックな印象を受けるのも、彼のヘヴィな怒濤のリフの洪水にあるかと思うし、ギター・ソロまで披露している辺り彼の本作に対する意気込みと気合いを感じる。
また、バーニーの極太極悪デス・ヴォイスと共に、耳に突き刺さる金切りハイトーン・シャウトが健在なのも嬉しい。
もう何度言うが本作は凄まじい傑作である。
ベテランというレッテルを貼られる事を嫌い、「まだまだ若い連中には負けない!」や「俺達は決して過去の栄光にすがるバンドではない!」と言う彼らの無言の叫びを感じる様だ。
今、現在を生きるNAPALM DEATHの最高傑作の登場である。
死の苦しみで奴等に利便性を与え
仲介者の存在を省く
均一に自立心を奪っておくんだ
時間は奴隷など待ったりはしない!
既にネット等で本作に収録される何曲かを聴いて、この最新作がかなりの完成度であるのは予想していた。
だが、一枚のアルバムとして通して聴くと、期待した以上の凄まじい内容に衝撃を受ける。
ハッキリ言うがコレは凄い!
NAPALM DEATHというバンドにとって、新世紀の最高傑作の誕生だと言っても過言ではない!!
良い意味でブレの無い充実した“安定感”のある音楽性を近年のNAPALM DEATHは誇っており、それがベテランならではの「凄み」でもあった。
しかし、本作が叩きつけるサウンドはそれとは違う。
この怒濤のパワーは彼らの何処から溢れるのだろう?
本作が驚異的なポイントは、まず「楽曲の充実」が挙げられると思う。
アタマからケツまで、本作には“捨て曲”が存在しない。
確かに日本盤のボーナス・トラックは、少々冗長気味であるのは確かでもある(苦笑)。
ブラスト・ビートが炸裂するハードコアなナンバーは勿論、アルバムの中盤からはより実験的要素が強まり、ヘヴィでアグレッシヴながらもメロディアスであったり、90年代の「迷走期」とは明らかに異なる、今までのNAPALM DEATHとは違う側面を見る事が出来る。
このジャンルにおいて文字通りの“帝王”である彼らだが、この飽くなきチャレンジャー精神は高く評価したい。
あと個人的には、ミッチ・ハリスのギターも特筆に値すると思う。
これまでギタリストとしての彼を、個人的には今一つ評価していなかったのが本音だ。
だが、本作における彼の気迫溢れるギター・プレイは圧巻だ!
本作が今までになくメタリックな印象を受けるのも、彼のヘヴィな怒濤のリフの洪水にあるかと思うし、ギター・ソロまで披露している辺り彼の本作に対する意気込みと気合いを感じる。
また、バーニーの極太極悪デス・ヴォイスと共に、耳に突き刺さる金切りハイトーン・シャウトが健在なのも嬉しい。
もう何度言うが本作は凄まじい傑作である。
ベテランというレッテルを貼られる事を嫌い、「まだまだ若い連中には負けない!」や「俺達は決して過去の栄光にすがるバンドではない!」と言う彼らの無言の叫びを感じる様だ。
今、現在を生きるNAPALM DEATHの最高傑作の登場である。
死の苦しみで奴等に利便性を与え
仲介者の存在を省く
均一に自立心を奪っておくんだ
時間は奴隷など待ったりはしない!