ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

PROMETHEUS

2012-08-26 22:11:00 | 映画
『プロメテウス』を観ました。

ジャンル系映画ファンにとって、今年はホンマに「脅威の8月」と呼ぶに相応しい1ヶ月となりました。
それを締めくくるのに相応しい、御大リドリー・スコット監督によるSF超大作の登場です。



このブログでも何度も取り上げ、個人的にはかなり期待と注目をしていた作品である事は間違いありません。
ハッキリ言えば、色んな意味で「今年最大の期待作」でもありました。



何と言っても、あの巨匠リドリー・スコット監督がSF映画と言うジャンルに帰還した事実が喜ばしいです。
オープニング・シーンの圧倒的な雄大さと映像美は、御大でしか撮れない「画」だろう。
ただ、ハッキリ言えば作品に対しての賛否両論は厳しく激しく分かれるは事実。










(警告:強烈にネタバレします!!)











本作のテーマの様に語られる「人類の起源」云々については、もう冒頭の5分程度であっさりと明らかになる。
主人公たちが“創造主=神”と考えている、エンジニアと呼称される文字通りの宇宙人(エイリアン)により地球に生命の種はもたらされた。



この辺りの描写や作品全体を覆う雰囲気を含めて、予想以上に宗教的要因が強いのが本作の大きな特徴。
別の言い方をすれば、本作はリドリー・スコット版『2001年宇宙の旅』と言っても過言ではない。



もう今更言うのも野暮だが本作の企画の発端は、かの『エイリアン』シリーズの最新作にして完結編の製作だった。
様々な紆余曲折を経て、それが“エイリアン誕生”の謎に迫る内容になる事になった。
しかし製作途中でアイデアが膨れ上がったので、御大や関係者たちは「偉大な『エイリアン』シリーズのDNAを受け継ぐ作品」と本作を位置付けした。
本当にその通りの作品に仕上がっている。



そして「エイリアン」という大ヒット・シリーズの、最近流行りの“再起動版”にもなっている。
しかし、それが皮肉にも作品の賛否を分ける要因になっている。
本作を説明不足なガタガタの脚本により、物語が破綻してしまっていると糾弾するか。
敢えて「謎」として、観る側の想像力(別の言い方をすれば脳内補完)により物語を解釈するか…作品の印象が全く異なる。



主人公エリザベスや「エイリアン」シリーズに欠かせないウェイランド社は、エンジニアたちとの遭遇を求めて宇宙に出る。
プロメテウス号やスタイリッシュな宇宙服と登場するメカ、そこにSF映画としての醍醐味を感じてしまう(自嘲)。
そんな本作で最も魅力的なキャラが、ミヒャエル・ファスベンダーが演じるデヴィッド8。



彼はロボットであるが、あまりに妖しい存在感を発揮している。
ウェイランド社長の密命を受けてはいるが、それにしても彼のあまりに色んな事を知りすぎている。
そしてロボットなので「魂(心)」が無いとも言われるが、デヴィッドを観ていると彼が「魂(心)」を持っているとしか思えない。



そう思えるのは彼の行動が、あまりに謎が多くて不可解だから。
単に命令されたり、プログラムされたロボットの行動とは違う。
エンジニアたちの宮殿を操作出来たり、エリザベスの恋人ホロウェイ博士(彼はデヴィッドをロボットとして蔑む)を生体実験のモルモットとして利用したり、エンジニアたちの宇宙船の所在すら知っていた。



更には単独でエンジニアの宇宙船の調査をした時に、上官ヴィッカーズの指示に逆らいカメラを切ってしまう。
「2年間の孤独」のシーンも、非常に切なく情感に溢れている(彼はこの時点でエリザベスに興味・関心を抱いている)。
個人的にはエンジニアの星図を見た時、その無邪気で何とも言えない表情は凄く印象的。
そんな彼こそが、本作の真の主人公と言えるかもしれない。



そしてヒロインのエリザベス。
父の形見の十字架が大きな意味を持って、本作の宗教的要素を強めてくる。
彼女は何の根拠も無いままエンジニアたちを盲信しており、それが不用意に事態の悪化を招いてしまうし、自身もおぞましい体験をする。
クライマックス直前の「手術シーン」は、ある意味今後の映画史に残る凄まじいグロさ(苦笑)。



しかし、さすがは「エイリアン」シリーズ。
彼女の異様なまでの生存本能が、クライマックスを劇的に盛り上げる事に成功している。
演じるノオミ・パラスは何となくリプリーを彷彿とさせるが、その超人的な身体能力と回復力はエイリアン並み(笑)。
お馴染みの「死ね!」という台詞も迫力があった。



エリザベスたち以上に冷静で理性的な存在は、プロメテウス号の艦長ヤネック。
彼はエンジニアたちの目的と自滅した原因に対して、自身の推論を立ててエリザベスを説得する。
イドリス・エルバ、良い雰囲気を持った俳優だ。



多分、彼の推論こそが正しいのかと思う。
良いキャラなので、もう少し活躍するシーンを増やして欲しかった。
あとプロメテウス号の他のキャラも、もっと登場して主人公達と関わっていれば物語の深みも増しただろう。
そうすればヤネックの決断とクライマックスの展開も、よりSF/ホラー/アクション映画として怒涛の展開となった筈。



そして本作において最も重要なキャラはエンジニアだろう。
宮殿や宇宙船内のホログラムや夥しい死骸、そして唯一生き残った一人により、この惑星で何が起きたかはヤネックの推論通りだろう。
本作の舞台となる、衛星LV-223は彼らの「実験場」だったのだろう。



しかし何故、自分たちが作った人類をあそこまで憎んでいるかは謎。
自身が作り出した存在により、自らの種が絶滅の危機に瀕してしまったから?!
人類は彼ら(エンジニア)にとって失敗作なのか?
更に人類が神の真似をして、デヴィッドのような人型のロボットを作った事への激高なのか!?
解釈は幾らでも出来る。



意味深に登場するヴィッカーズ監督官。
シャーリーズ・セロン起用が大正解で、その人間離れした美貌が非常に生きている。



だから彼女が人間なのか、デヴィッドと同じくロボットなのか曖昧なままなのは良い。
ウェイランド社長は、甲斐甲斐しく自分の世話をするデヴィッドを「息子」と呼ぶ。
しかし実の娘であろうヴィッカーズにウェイランドは冷淡であり、ヴィッカーズとデヴィッドの間にも異様な緊張感が漂っている。
展開によっては重要なポイントのキャラだったと思うが、その最期がコントみたいだったのは残念だ。



本作のラスト。
「エイリアンのDNAを受け継いだ」と語る通りの展開となる。
個人的にはアレにも、ラストでエンジニアたちの宇宙船に向かって欲しかったが…。
本作は既に続編の製作が決定している。
リドリーは敢えて「エイリアン」第1作目への明確なつながりを避けた理由も、続編があるならばそれも納得出来る。



真実を知る為に、エンジニアたちの星に向かったエリザベスとデヴィッド。
そのエンジニアより生まれた新たな凶悪な存在、それらが一つとなり観る側の期待を遥かに超越した作品になるのを期待したい。
本作を個人的には非常に楽しんで観る事が出来た。
出来ればもう一度鑑賞して、膨大な情報量を持つ作品の魅力に深く浸りたいと思える久々の作品でした。


「それでも神を信じるんですか?」


PS:これで監督特有の3時間ディレクターズ・カット版が発表されれば、また作品に対する印象はガラッと変わるな(笑)。

2.0.1.2./LOUDNESS

2012-08-25 20:27:13 | 音楽
LOUDNESSの最新作『2.0.1.2.』を聴いた。

結成して30年を過ぎ、本作で何と30作目のアルバムとなる。
この事実だけでも、正に驚異的だと言っても過言ではない。



前作『Eve To Dawn』は過去に縛られる訳でなく、現在も未来を見て生きるLOUDNESSの姿を提示した傑作だった。
しかし、本作を聴いた時に凄まじい衝撃を受けた。
本作は過去最大と言っても良いほどに、圧倒的なヘヴィさとパワー。
そしてスピードと、超絶技巧で聴く者に襲いかかるブルータルかつ攻撃的な内容に仕上がっている。

やはり高崎晃(G)の鬼気迫るプレイと存在感は桁外れ。
リフ・メイカーとして、ギタリストとして、その超絶プレイを聴くと唖然としてしまう。



彼自身、「あと何年今みたいにメタルをプレイ出来るか判らない、今出来る事に全力を尽くす」的な事をインタビューで語っていた。
そんな思いが、この鬼神の如きプレイにつながっていると感じる。
本作は実は短期間で製作された。
短期間で一気に作り上げる、ある種異様なテンションの高さと勢いも本作の特徴でもある。
そんな事が出来るLOUDNESSというバンドのメンバーは、各自が卓越した技量と個性派のミュージシャン達が揃っている事。
更にはメンバー間にある、確かな結束と信頼の証明とも言える。
本作はメンバーが互いの個性が激しくぶつかり合い、火花が飛び散る高い緊張感を持ったアルバムの展開になっている。



特に二井原実師匠(Vo)。
ハッキリ言ってしまえば、二井原師匠が“あの声”で唄いシャウトすれば、それだけでLOUDNESSなのだ。
こんな「ヴォーカル殺しの轟音」にあって、未だに衰えを見せない表現力と円熟味の増した歌(変わらずメロディがキャッチーなのもポイント)は素晴らしい。
特に師匠自身が尊敬してやまない、故ロニー・ジェイムズ・ディオ卿に捧げられたヘヴィ・バラード“The Voice Of Metal”にはグッとくる。



そして山下“まーくん”昌良のベース。
個人的にはこの人はベース・プレイヤーとして、非常に過小評価されていると思う。
図太い音でブリブリと唸り軋み上げるプレイは、凄まじいまでにテクニカルで個性的とも言える。
本作では、今まで以上にド派手に弾きまくっているのも嬉しい。
またソングライターとして、本作でも貢献度は高い。



そして鈴木“あんぱん”政行(Dr)。
偉大な故・樋口宗孝との比較はもう無意味である事を主張する、手数・脚数の多い雷鳴の如きヘヴィなドラムは今のLOUDNESSには欠かす事は出来ない。
彼の持つパワーは、今のLOUDNESSを象徴しています。

とにかく凄まじいアルバムに仕上がっている。
日本のメタル・バンドに馴染みの浅い若いメタル・ファンにこそ、先入観を持たず本作を聴いて欲しいと願っています。
4人の男たちの衰えを知らない情熱と燃え上がる魂のこもった、唯一無二の最高傑作と言えるでしょう。
超オススメ!!



決して諦めない
新境地を切り開くんだ
その為に限るある己の命を無駄にする様な事はしたくない
もう過去を振り返る必要は無い
描いた夢を叶える為に闘うだけだから

THE AVENGERS

2012-08-19 14:28:54 | 映画
『アベンジャーズ』を観た。

極端は事を言ってしまえば、かの『アイアンマン』を初めとするマーベル系スーパー・ヒーロー映画の実写化は本作の為にあった。
今まで前例の無い、ヒーロー達が集う規格外の超大作とも言える。



作品に関して言えるのは、本作を楽しむ為にはしっかりと“予習”をしておいた方が良い。
各前作を観ておいた方が、絶対に本作を深く楽しめる。



それが無理なら『アイアンマン2』、『キャプテン・アメリカ』と『マイティー・ソー』だけは絶対に観ておいた方が良い。
何と言っても本作は『キャプテン・アメリカ』のラストに直結しており。
更には本作の敵となるのが『マイティー・ソー』の邪悪で狡猾なロキであり、新たな宇宙からの脅威が重要な意味を持つから。




(以下:基本的にネタバレ御免!!)




これだけ豪華なメンツが揃っているが、物語は至ってシンプル。
謎のエネルギー物体“キューブ”をめぐり、秘密部隊シールドとロキと謎のエイリアン軍団が激突する。



しかし、そこはスーパー・ヒーロー達。
政府との秘められた思惑と重なり、互いに自己主張してぶつかり合ってしまう。



特に本作のある意味で主人公とも言えるトニー・スターク/アイアンマン。
元から自己顕示欲が強い彼だが、長官たちの隠していた思惑を看破して更にヒーロー達の疑心暗鬼を誘発させてしまう。



分裂しそうになった彼らを「アベンジャーズ」というチームに団結させたのは、ある意味本作の“裏”の主人公とも言えるコールソン捜査官。
ある意味、コールソン捜査官がシリーズの「顔」でした。



実はキャップの熱烈なファンであり、気難しいスタークやソーと和やかに接して来た彼。
そんな彼が非業の死を迎える事は、これまでの作品を観てきた者にとって大変なショックでした。
コールソン捜査官の死がヒーロー達の魂に火をつけ、初めて「アベンジャーズ」というチームとして団結してからは怒濤の展開。



“キューブ”により次元が開き、遂にエイリアン軍団が襲撃します。
あれだけの数に、たった6人で立ち向かうアベンジャーズ。
エイリアンの巨大な兵器には妙な既視感がありましたが、まぁ~それはご愛嬌と言う事にしておきます。



クライマックスの戦いで、俄然と存在感を発揮するのがキャップ。
これまで彼をカッコ良いとは思えなかったが、的確な指示で他のヒーロー達をぐいぐいを引っ張る様はクールだ。



そしてハルク。
エドワード・ノートンの降板が非常に残念だが、『インクレティブル・ハルク』のラストで彼が意味深にニヤっと笑った意味が本作で判る。
彼は完全に変身をコントロール出来るようになっていたんですね。



同じく天才的頭脳の持ち主であり、彼を全く怖れないスタークとも打ち解けれるのも笑える。
そして「もう1人の僕」になった時。
その桁外れのパワーによる大暴れは、ハルク・ファンとして劇場で熱くなった。



本作の敵であるロキ。
『マイティー~』でもそうであったが、その狡猾さの裏には実は深い悲しみがあるのも事実。
その悲しみ故に、憎悪によって悪となってしまった彼。



肝心の兄ソーの存在感が霞む、憎々しいまでの不敵な存在感は素晴らしい。
それ故にラスト、ハルクを罵った後に文字通りボコボコにされる姿には大爆笑だ。



お馴染みニック・フューリー長官。
演じるは、ハリウッド最強の“説教”俳優であるサミュエル・L・ジャクソン。



本作でもコートを翻して、ナルシスティックに決めてくれる。
終盤、上層部がエイリアン軍団への核攻撃を指示した時、ここ一番で熱く説教してくれるのは最高。



あとブラック・ウィドウとホークアイ。
よく考えれば、この2人は超人的な身体能力を持っているが生身の人間である。
普通は死んでるな…と突っ込むのは野暮なくらいに大活躍する(苦笑)。



これだけの圧倒的な情報量を持ったテーマとキャラクターを。
ユーモアを交えて、小気味良くカッコ良い映画に仕上げたジョス・ウェドン監督の才能と力量には感銘する。



壮絶な戦いを経て迎えるエンディング。
地球に対して、新たな宇宙からの脅威が迫るのを予感させて物語は終わる。



既にシリーズ化が決定しているが、次回作の敵は“彼”なのね。
アベンジャーズが苦戦するのは必至とも言える。



まるで「男の子の夢」が詰まった様な作品でした。
個人的にはシールドの基地となる、空中空母「クインジェット」に心躍りました。
実写版のヤマトも、コレくらいのスケールで出来れば…(以下自粛:自嘲)。



先日の『ダークナイト・ライジング』が暗く残酷な世界でも、次世代に希望を託す内容でした。
それに対して、本作はポジティブに未来を決して諦めない明るい作品になっていました。
最高でした。
ヒーロー映画が好きな方、SFアクション映画が好きな方は絶対に必見です。


「我々が“彼ら”を必要としているから。」


PS:ラストの、何とも言えない空気感による「打ち上げ」シーンは素晴しい!!

PS:コールソン捜査官を偲んで…。って言っておいて、次回作で「実は生きてました」って言うたら怒る!!(苦笑)



『アベンジャーズ』を観ました!

2012-08-18 22:33:37 | 映画
『アベンジャーズ』を観ました。

日本の配給側が国辱的に「これが映画だ!」と言いたくなるのも納得、その桁外れの凄まじいスケールに圧倒されました。

凄かったです。

はい、滅茶苦茶面白かったです。

文句無しで「傑作」だと言えます。

先に観た『ダークナイト・ライジング』と、ヒーロー映画として面白い対比が出来るかと思います。

語りたい事が一杯あります(笑)。

また後日、コッテリと本作については語りたいと思います。

とりあえず、怪獣然としながら妙に可愛いハルクはサイコー!

社長、そのらしくない男気に惚れました!!

あと、エンド・クレジットでの退席は厳禁だとも追加しておきます。


「僕は警告だよ」

2012-08-11 11:56:38 | 映画
『巨神兵東京の現わる』の予告篇を観た。

いや~コレは凄まじい!

関西では、本作が観れないのが本当に口惜しい!!

グロテスクで、禍々しい姿の巨神兵。

それがプロトン・ビームで、東京を破壊して火の海と化して行く映像に圧倒される。



正に「破壊のシンフォニー」。

その凄まじさによって、ジブリのトトロ・マークが完全に浮いてしまっている(笑)。

この予告篇を観て思ったが、コレが日本独自の「特撮」というモノだろう。

何も無理に背伸びして、ハリウッド的なCGIメインのVFXをやろうとしなくても良いのだ。

逆に、アチラではココまで精巧なミニチュアによる特撮を真似出来ないだろう。

見事なアナログとデジタルの融合による、日本独自の『特撮』だと思う。



あと、やはり樋口真嗣という人は“天才”だという事。

敢えてハッキリ言うが、この人の弱点は「ドラマ」部分の演出が致命的に弱いって事(苦笑)。

こうやって「特撮」に専念した時、この人の持つ桁外れの才能が発揮される。

9分ちょっと短編である本作。

そのメイキングも結構凄いらしいので、1日も早いソフト化を熱望します。





祝・1349、LOUD PARK 12 出演決定!!

2012-08-05 23:28:14 | 音楽
今年は参戦予定のLOUD PARK。

その追加アーティスト発表第2弾を聞いて、心が激しく震えた。
かの1349が、そのラインナップに名を連ねているではないか?!
コレが凄い事だと思う。



日本盤って、確か3rd(既に廃盤では?)しか出てないよね?
こんなに極悪ブラック・メタル・バンドが、出演するって事実が素晴しい。
会場の埼玉アリーナは、今年から3ステージ制になるらしい。
多分、彼らはメイン・ステージではなく、小さい3ステージに登場すると予想される。



み…観たい!
基本的には今年は参戦予定だったが、コレは決定的要素の一つになった(笑)。

でも、肝心な問題として。
Drはホンマに我が敬愛する、超人ドラマーであるフロスト様が来日するか否か。
フロスト様が、ドラムを叩くか否かでは全然違う(←言い切った:笑)。
ファンとして、あの轟音ドラムを「生」で体感したい。



あとVOのレイヴン。
以前よりコープス・ペイントをしていても、その美形ぶりは有名だった。



今や世界中をツアーしまくったので、シンガーとしても向上。
当初は「歌が弱い」と批判され気味だったが、今は立派なフロント・マンに成長している。
彼の激しいアクションも必見。
カッコ良いですよ!

1349以外で心配なのは、未だ肝心なヘッド・ライナーが決定していない事。
色んなバンドと交渉しているようですが、どれも決裂していて難航中ってのもファンとしては心配。

1349を呼ぶなら、日本盤がリリースされている新編成のDARK FUNERALも呼べば良いのに(微笑)。
新VOであるNACHTGARM(何て発音すれば良いの?:苦笑)が加入して、更に極悪ぶりに磨きがかかっています。
今年のヴァッケンも凄かったです。




今後、一体どんなバンドが出演するんでしょうか?
出て欲しいバンドは一杯あります、クリマンの手腕に期待しております。

1349のPVを幾つか紹介します。










そしてDARK FUNERALの今年のヴァッケンでの様子もUP。
カリギュラ閣下とは全く違う声ですが、コレはコレで魔獣系の良い声だと思います。






THE THING

2012-08-04 22:56:52 | 映画
ジャンル映画ファンにとって、今年は正に“脅威の8月”。
週末ごとに超大作が続々と公開される。
非常に喜ばしいが、同時に財政面で厳しいのも本音(苦笑)。
その幕開けとして『遊星からの物体X ファーストコンタクト』を観た。



我が永遠の「トラウマ映画」にしてSFホラー映画の最高傑作、そのカーペンター版の「事の発端」を描く前日譚である本作。
何かとこのブログでもネタにして来たし、個人的にはかなり期待していた訳だが…。



ぶっちゃけた話。
今もその衝撃が全く衰えてはいないカーペンター版を超えるのは無理な話だろう(爆)。
要はいかに巧くノルウェー隊の惨劇を描いて、カーペンター版へとリンクさせる事が重要である。
そう言った意味では、個人的には充分に楽しめたし面白かったと言える、でも…って感じでしょうか?!(苦笑)。



カーペンター版の何が怖くて、面白かったのか?
それは「南極」と言う極限状態において、いったい誰が「物体X」なのか?という疑心暗鬼によるサスペンスがあった。
だから前作で間違いで普通の人間を殺してしまった後味の悪さと言ったら…ピリピリとした嫌な空気による緊張感が観る側に襲いかかってくる。



本作にはソレが致命的なまでに欠けている。
「お約束」通りに例の血液テストが出てくるが、コレがあっさり「物体X」になりすました人物により不可能になる。
そこでヒロイン・ケイトが「ある別のテスト」を提案する。
しかしコレが「はぁ?」という感じで、観る側にピリピリするような緊張感やスリルを与えてくれない。
オマケにこの「テスト」がクライマックスでも重要な伏線となっているせいで、ドラマが全く弱い原因になっている。
作り手側としてはオリジナルとの違いやアレンジを加えたかったのかもしれないが、完全に失敗に終わっている。



しかし一方で凄い所も本作にはある。
それは前作と同じく、もう悪夢の産物としか思えないクリーチャー達の襲来。
本作でソレを担当したのが、「巧」であるアレックス・ギリスとトム・ウッドラフJrによる凄まじいクリーチャーFX。
本作はその凄まじさを劇場で体感するだけでも、観る価値がある作品だと言い切っても良い(笑)。



特殊メイクの天才ロブ・ボッティンが手掛けた、前作のクリーチャーFXは観る側の常識を超越する革新的かつ神懸かり的なモノが存在した。
しかし本作における、ギリス&ウッドラフJrのクリーチャーFXも素晴しい。
特殊メイクとアニマトロニクスにCGIを、絶妙のバランス加えて阿鼻叫喚のおぞましいクリーチャーを作り上げている。
アナログとデジタルが見事に融合したクリーチャー、本当に凄かった。



人体が恐ろしく歪み変形するだけでなく、何かの悪いジョークの様な醜悪なクリーチャーだった前作。
本作では更にラヴクラフト的な要素を持つクリーチャーであるのも、個人的には嫌いではない。
予想以上にグロテスクであったのも嬉しい。
あと最初はモロに昆虫っぽかったので、『スターシップ・トゥルーパーズ』を連想しました(微笑)。
でもアレって「物体X」の本来の姿って事ですよね?…もっとハッキリと観たかった。



そして終盤。
見事なまでにカーペンター版にリンクするエンディングも良い。
やはり、あの重苦しい音楽が響くと怖さも倍増する。

何か不思議な感想になってしまいました。
まぁ~『物体X』のファンならば、一見の価値のある作品である事は間違いないです。
僕は充分楽しめました。

「ソレは犬じゃない!!」

PS:英語は喋れた方が良い…そんな妙な教訓を与えてくれます(笑)。

ガラス越しに…。

2012-08-01 00:15:34 | 音楽
多忙です。

この暑さもあって、心身共にかなり滅入っています。
厳しいです。
自分ではどうする事も出来ない、何とも言えない状況がここ2週間程続いてます。
「答え」は判ってるように感じるのですが…。

そんな時、iPodからこの歌が流れて来て、ちょっと泣きそうになった。
理由?
判らないです(苦笑)。
自分にとって音楽は“癒し”です。
だから泣きそうになってしまったのかも?!
それは別として、本当に良い歌だと思います。





ガラス越しに君のことを見てる
どれだけ時間がたったかわからないけど
それが永遠のように感じる
だけど誰も君に教えようとしない
永遠がこんなに安らぐものだなんて
君の頭の中に一人で座っている

どう思う? それが俺の疑問さ
忘れてたよ
君は簡単な答えを望んじゃいないんだったね
魂みたいなものが真っ白な状態になって
紙でできた人形か小さなノートみたいに
折りたたまれてしまったら
希望なんて一欠片もなくなってしまう
外をぶらぶらして目にしたものを心に留めながら
気付いてほしい、君が見つめてるものはこの俺だと

ガラス越しに君のことを見てる
どれだけ時間がたったかわからないけど
永遠のように感じるということ以外 誰にもそんな事は判らない
だけど誰も君に教えようとしない
永遠がこんなに安らぐものだなんて存在しない
だから君の頭の中に一人座る事にした

どこまでが本当なのか?
聞きたいことが一杯あるんだ
あらゆるものに広がったマネキンの伝染病
心の底から思い浮かんだとしても
最初から正しいことなんて一度だってなかった
あの音にただ耳を傾けてほしい
(声じゃなくてあの乾いた空虚な音に)
アレはただの違う場面だった
そう自分に言い聞かせる前に
思い出してくれ 君が見たものと違っただけだったんだと 

ガラス越しに君のことを見てる
どれだけ時間がたったんだろうか
永遠のように感じるということ以外 他には判らない
だけど誰も君に教えようとしない
永遠がこんなに安らぐものだなんて無いなら
君の頭の中に一人座る

夜空に高く輝き君を照らしてる
そして星の光は君に嘘をつく

ガラス越しに君のことを見てる
どれだけ時間がたったかわからないけど
ああ永遠のように感じるよ
だけど誰も君に教えようとしない
永遠がこんなに安らぐものだなんて
君の頭の中に一人座る

ガラス越しに君のことを見てる
どれだけ時間がたったんだろうか
永遠のように感じるということ以外 何もわからないよ
だけど誰も君に教えようとしない
永遠がこんなに安らぐものだなんて
君の頭の中に一人座る

手が届かない程に高い星 
星が君のために輝いてる
あまりに高くで輝く星が君に嘘をついている