MEGADETHの最新作『Th1rt3en』を聴いた。
アルバム・タイトルが示す通り、MEGADETHにとって通算13枚目のアルバム。
かつて決別した盟友デヴィッド“Jr”エレフソン(B)、まさかの電撃復帰。
バンドと言うか指揮官デイヴ・ムステイン(Vo.G)、そしてファンにとっても様々な思いを抱いてしまう。

前作『Endgame』は初期を彷彿とさせる路線により傑作と誉れ高いが、最新作『Th1rt3en』はソレとは全く異なる路線を提示したサウンドでありました。
過去のアルバムを例に出して言うならば『Youthanasia』や『Cryptic Writings』、その頃に通じる「歌」を全面に出したメロディアスなサウンドと言える。
前作はアグレッシヴかつスリリングな楽曲をメインとした、スラッシーなアルバムであった。
本作は叙情的でメロディアス、ミディアム・テンポ主体の楽曲が多いアルバムに賛否両論が激しいかと思う。
当然の事ながら。
本作で最も重要な鍵を握るのはムス大佐。

ハッキリと言ってしまえば。
前作がソングライターとして、更にギタリストとしての自分を誇示する内容だった。
しかし本作では、あくまでもシンガーとしての自分を存分にアピールしている。
聴いていると、ドヤ顔を決めながら気持ち良さげに唄っているムス大佐がチラつく(笑)。
その「歌」が実に良い。
本作で更に存在感が増したのはクリス・ブロデリック(G)。
リード・ギターリストとして、その才能と輝きは耳を惹き付ける。

メロウでミディアム・テンポの楽曲において、これまで以上にアグレッシヴかつド派手に弾きまくっている。
ムス大佐より強い信頼を寄せられるクリスくん、全盛期におけるマーティンを彷彿とさせるメロウかつテクニカルなギターが印象的。
下手すればマッタリしそうな雰囲気だが、彼とムス大佐のギター・バトルは充分に興奮させてくれる。
個人的には本作を最初に聴いた時。
そのアグレッシヴさとメロディアスが融合した楽曲に興奮し、一気にテンションが急上昇した。
随所で金属的な重低音でゴロゴロ唸っている、Jrの独特のベースも実にMEGADETHらしくて心地良い。
今、MEGADETHというバンドが非常に良い状態になるのは判る。

聴き込んでいくと、今まで以上にメロディアスでドラマチックな名曲群に心が躍る。
スリリングでパワフルな“Sudden Death”と“Never Dead”、初期を彷彿とさせる“New World Order”、ポップな“Black Swan”。
不気味な“Deadly Nightshade”、ストレートでキャッチーな“Public Enemy No.1”、そしてダークなバラード“13”。
今挙げた楽曲は、今後新たな名曲と呼ばれるだろう。
ただ一方では、明らかにコレは捨て曲と思える楽曲(他の良い曲をダメにする質の悪さ)が幾つかある。
その落差があまりに激しくて、非常に気になってしまい聴いて乗り切れない。

今もメタルである事に拘り続ける、ムス大佐の不屈の魂と創作意欲には敬意を抱く。
メンバーの高いテンションによる演奏(何気にショーンのドラムが凄まじい!)、最高のサウンド・プロダクションも素晴しい。
本作の収録曲をあと何曲かを絞って、全10曲であれば新たな傑作となる可能性も大きかったのに…。
何かスッキリしないアルバムになっているのが残念だ。
虚無は止められない
これまで散々流してきた血に酔いしれろ
魂は徹底的に引き裂かれていく
お前の痛みは全て無駄になる
血塗れの鳩がお前の前に舞い降りる
報いを受け入れるが良い
突然、天より死が舞い降りて襲いかかる
アルバム・タイトルが示す通り、MEGADETHにとって通算13枚目のアルバム。
かつて決別した盟友デヴィッド“Jr”エレフソン(B)、まさかの電撃復帰。
バンドと言うか指揮官デイヴ・ムステイン(Vo.G)、そしてファンにとっても様々な思いを抱いてしまう。

前作『Endgame』は初期を彷彿とさせる路線により傑作と誉れ高いが、最新作『Th1rt3en』はソレとは全く異なる路線を提示したサウンドでありました。
過去のアルバムを例に出して言うならば『Youthanasia』や『Cryptic Writings』、その頃に通じる「歌」を全面に出したメロディアスなサウンドと言える。
前作はアグレッシヴかつスリリングな楽曲をメインとした、スラッシーなアルバムであった。
本作は叙情的でメロディアス、ミディアム・テンポ主体の楽曲が多いアルバムに賛否両論が激しいかと思う。
当然の事ながら。
本作で最も重要な鍵を握るのはムス大佐。

ハッキリと言ってしまえば。
前作がソングライターとして、更にギタリストとしての自分を誇示する内容だった。
しかし本作では、あくまでもシンガーとしての自分を存分にアピールしている。
聴いていると、ドヤ顔を決めながら気持ち良さげに唄っているムス大佐がチラつく(笑)。
その「歌」が実に良い。
本作で更に存在感が増したのはクリス・ブロデリック(G)。
リード・ギターリストとして、その才能と輝きは耳を惹き付ける。

メロウでミディアム・テンポの楽曲において、これまで以上にアグレッシヴかつド派手に弾きまくっている。
ムス大佐より強い信頼を寄せられるクリスくん、全盛期におけるマーティンを彷彿とさせるメロウかつテクニカルなギターが印象的。
下手すればマッタリしそうな雰囲気だが、彼とムス大佐のギター・バトルは充分に興奮させてくれる。
個人的には本作を最初に聴いた時。
そのアグレッシヴさとメロディアスが融合した楽曲に興奮し、一気にテンションが急上昇した。
随所で金属的な重低音でゴロゴロ唸っている、Jrの独特のベースも実にMEGADETHらしくて心地良い。
今、MEGADETHというバンドが非常に良い状態になるのは判る。

聴き込んでいくと、今まで以上にメロディアスでドラマチックな名曲群に心が躍る。
スリリングでパワフルな“Sudden Death”と“Never Dead”、初期を彷彿とさせる“New World Order”、ポップな“Black Swan”。
不気味な“Deadly Nightshade”、ストレートでキャッチーな“Public Enemy No.1”、そしてダークなバラード“13”。
今挙げた楽曲は、今後新たな名曲と呼ばれるだろう。
ただ一方では、明らかにコレは捨て曲と思える楽曲(他の良い曲をダメにする質の悪さ)が幾つかある。
その落差があまりに激しくて、非常に気になってしまい聴いて乗り切れない。

今もメタルである事に拘り続ける、ムス大佐の不屈の魂と創作意欲には敬意を抱く。
メンバーの高いテンションによる演奏(何気にショーンのドラムが凄まじい!)、最高のサウンド・プロダクションも素晴しい。
本作の収録曲をあと何曲かを絞って、全10曲であれば新たな傑作となる可能性も大きかったのに…。
何かスッキリしないアルバムになっているのが残念だ。
虚無は止められない
これまで散々流してきた血に酔いしれろ
魂は徹底的に引き裂かれていく
お前の痛みは全て無駄になる
血塗れの鳩がお前の前に舞い降りる
報いを受け入れるが良い
突然、天より死が舞い降りて襲いかかる