ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

今、観る『機動戦士ガンダムF-91』。

2006-04-30 01:02:25 | アニメ・コミック
今日からGWである。
人によっては9日以上の大型連休になるそうだが、僕はカレンダー通りに仕事があるので、毎年あまり関係ない…(笑)。
実家が引っ越す事になり、今日は実家に置いてきた荷物を取りに行った。
「荷物」と言っても自分が買い集めた、玩具や書籍ばっかりである。
多分僕のGWはこの「荷物」の整理で終わるだろう、今ではしっかりプレミアのついたモノもありどうしようかと考えている。
そんな中に『機動戦士ガンダムF-91(完全版)』のビデオがあった。
ガンダム好きの僕が言うのも何だが、正直本作に対して良い評価を持っている訳ではない。
本作が公開された時に、あの『ZZ』以降の“ガンダム”にあって、監督が御大富野氏と言うだけでなくキャラクター・デザイン:安彦良和、メカ・デザイン:大河原邦男と言う、ファースト以来のトリオの参加に興奮した。
だが、当時は本作を観た時に正直ガッカリした(苦笑)。
まず何よりストーリーが中途半端である事。
製作開始時の予定としては、本作は後のTV新ガンダム・シリーズの序章となる作品…だった。
ところが様々な諸事情によってTVシリーズの企画は没となり、本作はネタふりだけの2時間にも及ぶ「予告編」と化してしまった。
様々なゴタゴタは作品自体にも大きく影響していた。
肝心の終盤からの作画等の完成度が、明らかに劣化しているのが致命的だった。
「人」だけ殺すバグの存在、ラスボスのラフレンシア、全てを仕組んだ鉄仮面の狂気…しっかり作画・演出されていれば、新たなガンダムの傑作になりえた可能性もあった筈だが?!
そんな訳で、僕はあまり本作に対して全く良い印象を持っていなかった。
それが先の映画版『Z』リメイク3部作を観て、本作を観直すとコレが非常に面白いと思えるのが不思議で仕方ない(苦笑)。
さすが御大富野だけあり「時代の先読み」の凄さを感じる。
平和になった世界を襲うテロ、それにどんな大義名分があれども、何も罪もない人々が巻き込まれ惨殺されると言う事実を露骨に描いている。
ファースト以上にMSと言う巨大兵器の持つ恐怖を、人間目線でモロに怪獣映画ばりに描いた前半の展開は圧倒的だ。

自分達の勝手な都合で子ども達を盾にし、利用しようとする大人達のエゴも、今と言う時代を思えば生々しい。
あまりに保守的かつ権威的になった体制、それに抗う対抗勢力も一部の特権階級によるものであり、本作の随所に描かれている描写は生々しくてエグい。
大人達の争いに巻き込まれた子ども達のアブナい発言に、御大富野の悪意…作家性を感じる。
このテンションを維持してラストまで暴走していれば、本作はガンダム・シリーズ最凶の作品になりえた可能性もあっただけに残念だ。
本作のラストに「これは単なる始まりでしかない」とテロップが出るが、本作がふったネタはコミック版『クロスボーン・ガンダム』で決着がつく様だが、僕は残念ながら未見なんで何とも言えない…。
『閃光のハサウェイ』といい、『逆襲のシャア』の結末でアムロが見せた“人の可能性”が、結局は無駄だったと言うのは厳しい。
『Z』に手直しを加えた御大富野、次はこの『F-91』の終盤だけをリメイクして欲しい…と思えるのは僕だけか?!

Drunken Devil

2006-04-27 23:43:28 | 雑談
久々に飲みに行った。
今こそ各々が違う仕事をしているが、かつては共に数々の修羅場を共に潜り抜けてきた“戦友”達である。
互いに顔を合わせた時に「(前に飲んで)どれくらいかな?」と言いつつも、そんな時間を全く感じさせない程に、互いに好き放題に言い合える同士での飲み会である。
実を言うと今日は体調が悪くて、単なる「付き合い」での飲み会なら欠席していただろうと自分でも思う。
でも今日は特別である。
大いに語り、大いに笑い、大いに飲んだ…今から明日がちょっと心配である(苦笑)。
お互いに「こいつはバカだから」だの、「笑う悪魔はそっちだろ?」等と笑いながら言い合えた。
コレって男同士でしか判らない感覚かもしれない。
かつて共に働いていた頃、何かあれば駅前の馴染みの居酒屋に行っていた。
多分僕のこれまでの人生の中で、あんな無茶苦茶な飲み方をしていたのは“あの時”だけだろう…(微笑)。
若かったから?!
それもあるだろう、でもそれ以上に何でも出来る、何かあればコイツらがサポートしてくれると言う絶大な信頼があった。
あれから何年もの歳月が流れた。
僕は結婚したし、もう3人の父親になった奴もいる、今や立派な管理職に就いた奴もいる。
でも今こうして飲んでいる時だけは、あの頃のバカな男達のままである。
何にも成長していないのかもしれない、でも男って結局はそんな生き物な様に思える。
単なる酒の力を借りた酔いどれの悪魔の戯言だと言われても良い、せめて今だけはこの心地良い酔いの中に自分を置いていたい。
今は何を考えずに毒を吐き、悪態をつく大馬鹿者で居たい。
かつて同僚達から言われた“酔っ払いの悪魔”と言う悪名も、今は懐かしくて心地良いと思える。
酒の神ヴァッカスの祝福よ、我にあれ…。

我が心のアニソン?!

2006-04-24 23:24:18 | 音楽
今日、ヨメから「YOU TUBE」のとあるコンテンツを見せられる。
実はヨメに教えられる以前から、チェックしていた「YOU TUBE」と言うサイト(笑)。
ヨメが今日教えてくれたのは、往年のロボット・アニメのOPばかり集めた、僕の魂を揺さぶる怒濤の内容のモノでした。
次々と繰り出される懐かしいロボット・アニメのOPテーマ!
もう興奮し、我を忘れて唄いまくる僕に、さすがのヨメも引いてましたわ( ̄□ ̄;)!!
でも当然と言えば当然、流れる大半のアニソンを唄っていれば、イヤな目で見られても仕方ないっすな~(苦笑)。
とにかく素晴らしかった。
夜中に大声でアニソンが響きわたる我が家、隣近所の皆様方…本当にごめんなさい。
例の劇場版『イデオン』のDVDが早く観たくなりました、本当に「三つ子の魂百まで」とは良く言ったもんですな(*^_^*)。
やっぱり80年代のアニメは最高ですな!!

Eternal Loop(Clear)

2006-04-23 22:52:06 | 雑談
突然だが気分的に何かフッ切れた。
これは悪い意味ではなく、良い意味でフッ切れたのだ。
理由は色々ある。
あまりにも色んな事があり過ぎて、正直自分の気持ちの置き場に困っていたのは事実だ。
あまりに鬱屈したモノが溜まりに溜まって、自分の中の許容範囲内を越えてしまい、パンっ!と弾けて消えて無くなってしまった…と言っても良いだろうか?!
別に色んな事がどうでも良くなった訳ではない、逆に言うと物事を客観的に見れる様になったのかもしれない。
頭にのぼっていた血がやっと引いた。
こうなると変なもので、心も体も急に何故か楽になって来るから不思議に楽になった。
また明日から新たな1日が始まる…。
以前自分がおなじ場所にいる筈が、違う場所になった気がすると言った。
違う場所に来たのなら、今度はその場所にて新しく駆ければ良いのだ。
やっと、心の中の霧が晴れたし迷いも消えた…。
いつまでも同じ事の繰り返しになるかもしれない、でも結局は同じ場所に戻って来るのは、自分でもイヤになる程判っている。
また嫌な思いをし、悩み、傷つき、迷い、報われず、裏切られ、落ち込む事の繰り返しになるだろう。
それでも良い。
僕にはこんな生き方しか出来ないんだから…。

過去を振り返っても辛くなるだけ
もうこれ以上自分を責めるのは辞める事にしよう
今も誰かの痛みを感じながら
自分も充分に傷ついて来たのだから…


Make Them Suffer

2006-04-21 22:15:40 | 音楽
CANNIBAL CORPSEの新作『KILL』を衝動買いした。
CANNIBAL CORPSE(凄いバンド名やな:苦笑)と言えば元祖デス・メタル的な存在であり、世界で一番アルバムが売れるデス・メタル・バンドとも言われている。
以前にも自分の音楽的趣向が年齢と反比例し、より極端かつアグレッシヴな傾向にあるのは自覚していると言った。
それでもデス・メタルでも、ファン曰わく北欧系“メロ・デス”が大好きなのも事実でありました。
それが何故今さら元祖デスとも言える、このCANNIBAL CORPSEを聴こうと思ったのか?
理由は簡単、今までしっかり聴く機会が全く無かったからだ。
CANNIBAL CORPSEと言えば、初代VOであるクリス・バーンズの「デス・メタル=吐き声」と言う概念を作った人間離れした“歌”。
そして音楽や歌詞、果てはアルバム・ジャケットに至るまで徹底して貫かれた、聴く者・見る者を不愉快にする強烈にして極度に嫌悪感を抱かせるエグさと悪趣味さが有名であった。
僕も知人から最初にCANNIBAL CORPSEの存在とアルバムを見せられ聴かされた時は、いくらスラッシュ・メタル/ハードコアの先例を受けていたとは言え、やっぱり衝撃的でありちょっと気持ち的に「引いて」しまったのは事実である。
当時のメタル・ファンの間でも、あまりにエクストリームなCANNIBAL CORPSEの存在は、ある種の“ネタ”(ギャグ)として見られシリアスに受け止められなかったのも事実であった。
だが今やすっかりブラック/デス・メタル愛好家となった自分が、このジャンルの元祖である彼らを聴こうと思ったキッカケは実に単純だった。
ネットにて『KILL』からのPVである『Make Them Suffer』のPV、そして彼らのLIVEで演奏する姿を目撃してしまったからだ。
コレが超カッコ良かったのだ!!
今も熱心なCORPSEマニアでは現VOであるジョージ“コープスグラインダー”フィッシャーに対し、否定的な意見を持つ者も多いと聞くが、彼の重低音ながら表現力に溢れたデス声による“歌”は実に良い!
LIVEにおいては若い頃のオジーを彷彿とさせるルックスと巨体を生かした圧倒的なパフォーマンスは凄い!!
それに他のメンバー達も桁外れのテクニシャン揃い(特にオリジナル・メンバーであるリズム隊は強烈)である事もあり、彼らがただ単に悪趣味でエグいだけのデス・メタル・バンドでない事が判った。
そんなCANNIBAL CORPSEの節目となるデビューから10枚目となる『KILL』。
コレが本当に良く出来ている!!
この手のバンドは音質の悪さが付いてまわるが、実にクリーンながらも汚濁された轟音が次々と炸裂し、聴いていてこの轟音が心地良くなるのだ。
最近少々メロウな気分だった自分に対し、CANNIBAL CORPSEの『KILL』は強烈な刺激となってくれています。
毎朝コレを聴きながら出勤しています(笑)。
いや~朝から気合いが入って素晴らしい、聴かず嫌いしていた自分が残念であります。

SUFFER!!


野菜と豚肉の中華風春雨

2006-04-19 20:30:03 | 料理
今日は久々に晩ご飯を作りました(・ω・)/
冷蔵庫の状態を見てヨメに作れるモノをメールすると、ヨメがリクエストしたのがコレでした。
これまた結構簡単に作れる訳ですが、残っていた春雨を使い切ろう、フライパンに全部入れると…もう作り過ぎてしまいましたY(>_<、)Y
味の方は美味しかったですが、僕の皿にはこんもり大量の春雨が盛られて、食べきったものの腹一杯ですわ(苦笑)。
写真はしっかりキレイに「一人前」が盛れた、小食なヨメの分であります(笑)。


それでも来た道

2006-04-19 15:27:02 | 雑談
ずいぶんブログを更新してなかった。
この1週間…と言うか1ヶ月、あまりに色んな事があり過ぎて散々な目に遭っている(苦笑)。
特にここ2週間は酷かった…。
何でこんな事になったのか? 何故自分がこんなに辛く嫌な思いをしなければならないのか? 何でこんな人の心を踏みにじられるような罵倒暴言を受けなければならないのか? こんな酷い状況に我慢せねばならないのか?…あまりに理不尽な事の連続に語る言葉も無かった。
正直、全てを投げ出したくなった。
何とか気持ちを切り替えて前向きにあろうとした、でも実際にはその度に更に状況は酷くなり、心身共に休まるヒマすら無かった。
そんな恐怖の悪循環の中、今日は仕事が休みになった。
気分転換に髪を切りに行った。
伸びきってボサボサになった髪型を見て、さすがの美容師さんも「これまた伸びましたね」と苦笑いをしていた。
思いっきりバッサリと切ってもらった、ちょっとだが気持ちが変わる様な気がした。
ウチに帰ってからは、長い間放ったらかしのままの部屋の掃除を始めた。
乱雑に積まれたCDや本を整理しながら、何気なくステレオにスイッチを入れた。
CD・MDどっちがプレイされるか判らなかったが、ステレオから大音量で流れてきたのは柴田淳さんの『シングル・コレクション』だった。
何か今の自分にはピッタリだと鼻歌まじりに掃除を続けた、それが『それでも来た道』が流れた時…一変してしまった。
この歌が流れた途端、僕は突然大粒の涙を流して泣いていた…。
我ながらみっともないと思う。
掃除機を片手に、真っ昼間に、30過ぎのデカい男が、歌を聴きながらオイオイと大泣きしているのだ…誰にも見られたくない恥ずかしい瞬間だと思う( ̄○ ̄;)。
でも、この『それでも来た道』が流れた途端、僕の中で張りつめていたものが一瞬にして溶けて消えた。
歌が終わっても涙は止まらなかった、しばらく一人で泣いていたと思う。
すると、気持ちの中にあったイヤなモノが消えた様に思えた。
もう頑張らなくても良いよ、辛ければ泣いても良いんだよと言われた様に感じたのかもしれない。
思えば、このブログを始めて、もうじき丸1年が経過する。
あの時と、今の自分がいる「場所」同じ筈なのに、すっかり変わってしまった気がする。
あの時は全てを一新して再スタートをきった自分がいた、今の自分はあれからずっと駆け抜け来たので随分遠くまで来てしまった気がする。
行き着く所にあったのは、それまでとは打って変わった冷たく残酷な現実だった。
でも多分また僕は走り出すだろう、今は次のステップに向けた長くて虚しいインターバルなのかもしれない。
結局、僕は走る事しか出来ないだろう。
こんな風にしか前に進めないのだ、もっと上手く出来ればとっくの昔に違う人生を歩んでいた筈だ。

見せかけだけの夢でいい 偽りだらけの優しさでいい
もう頑張らなくていいのよって言ってくれないか?

振り返るなと 立ち止まるなと歩き続けて
この道の果ては 未だに見えやしない

見えないものを見える強さがあった
何故か涙あふれても それでも来た道


また再スタートだ…。

我が家の定番メニュー

2006-04-12 21:00:35 | 料理
今宵の晩ご飯は“和風鮭炒飯”。
僕の作るご飯の中で、最も作る回数が多いメニューであり、“男の料理”の定番中の定番っすな(´∀`)。
作り出した頃はベチャベチャで、味が濃いとヨメから不評を買う事が多かったのも事実であります(苦笑)。
僕なりに試行錯誤し、今や我が家の定番メニューになりました。
今回のポイントはその名も通り「鮭」!
鮭フレークが瓶の半分残っていたので全部使い、味付けは僕の「蕎麦のとも」であるめんつゆ使いました。
あっさりしていてペロリと食べれます。
余裕があればシジミの味噌汁も付けようと思いましたが、ヨメが予想より早く帰ってきたので断念しました。
さて、明日は何を作ろうかな?!
PS:明日は晩ご飯を作れる気力があります様に…。


『ALWAYS LIVE ON』を聴きながら…。

2006-04-12 15:10:33 | 多事争論
気持ちが折れた。
自分の気持ちを支えていた“何かが”が、見事なまでにキレイにポッキリと折れてしまった。
自分で言うのも何だが僕は「打たれ弱い」(苦笑)。
何かあればすぐに心身ともに落ち込み凹んでしまう、すぐにやけ酒飲んでボヤキまくる…ハッキリ言って我ながら情けなく質が悪いと思う。
でも、それでも気持ちを切り替えて、自分の気持ちの中で「次」を目指していた。
だが、今度ばかりはその気持ちを支える“何かが”ポッキリと折れてしまった…。
自分の中にこみ上げてきたのは、もう言葉には出来ない程の激しい“怒り”…そして猛烈な“虚しさ”だった。
一体オレは今まで何をしてきたのか?
こんな思いを何故オレがしなくちゃいけない?
オレが何か悪い事をしたのか?
自問自答は続いた、結局答えを出す事は出来なかった。
結局また明日同じ場所に戻るのだ、そこで今度こそこんな不愉快な気持ちを打ち消す事、それが多分自分に出来る事だと思えた。
そんな時に胸をよぎったのが、下山“アニキ”武徳の『Always Live On』だった。
もう後ろ向きで塞ぎ込んだ自分にはなりたくない、どんなに傷ついても“次”を見る気持ちを持ち続けたい。
自分の気持ちを支える“何か”とは一体何か?!
それは自分の愛するモノであり、家族であり、仕事であったりする。
体がボロボロになっても気持ちがまだ元気であるなら、決してその現状に甘えて屈する事なく前向きに生きていける、僕はそう信じたい…。

何も知らなければ 何も傷つく事はない
何にも考えないでいられたら 何も怖くはないだろう
それでもオレはまだ生きている
物事を知る事によって得られる希望
悩むからこそ笑える日々
流した涙の分だけ 次に花を咲かせられるとオレは信じたい
何も変わらないのであれば 何も失う事もないだろう
何かを期待しないのであれば 何も裏切られたとは思わないで済むだろう
それでもオレはまだ歩き続ける
変わるからこそ 叶えられる夢がある
求めるものがあるから明日につながる日々があるのだから

明日の事を占ったりしない
所詮、明日は自分の手で作るものだから
何かを明日に伝えていく為に
風は種を運ぶのだから…。

今オレが立つ場所
それこそが自分の生きる場所
どれだけの悲しみを踏みしめていても
ここがオレの居場所だから
ここで生きて、唄う
いつでも ここがオレの居場所なんだから

何にも想わないのなら 悲しまないで済むだろう
何にも理解しようとしないなら きっと絶望する事はないだろう
それでもオレは唄う
感じる事が出来るからこそ 喜びが生まれ
理解しようとするからこそ 愛しいと思える日々が訪れる
空にはいつも季節があり 時はただ流れていくだけだから

心の安らぎは求めるものではなく
自分で与え続けるもの
ただ求めるだけの愛は オレの心には届かないから

今オレがいるこの場所
ここが自分の居場所なんだから
どんなに辛く悲しい事を踏みしめていても
いつまでもオレはここにいる
ここがオレの居場所なんだから
いつまでもオレの生きる場所だから
ここで生きて、唄う
ここがオレの居場所なんだから…。


涙と悔しさで一杯になったグラスを飲み干し、また明日に向けて動き出そう…。


バブル「崩壊」の後はドゼウモンでも救えない!?

2006-04-09 16:59:32 | テレビ
昨日放映された、めちゃイケの特番『お笑いバブル涙の崩壊 春の大決算スペシャル』を観た。
今回のメインとなるのはお笑いコンビ“よゐこ”濱口まさるに仕掛けられる、あまりに壮大なスケールで仕込まれて展開する「ドッキリ」である。
回を増す度にエスカレートしていく、めちゃイケの「ドッキリ」…もう完全に“お笑い”のレベルを超越してしまった様に感じる。
毎回エゲつない「ドッキリ」のターゲットになるのは濱口さんだが、まぁ~ある程度のTV的な仕込み・演出が無いとは言わないが、こんな風に騙されて良く人間不信に陥らないと逆に感心してしまう(苦笑)。
回を増す度にスケールもデカくなり、彼に対する仕掛けもエスカレートする一方である。
今回のテーマはよりによって『株』。
一連のホリエもんとライブドア騒動によって、株式絡みで散々な目に遭った筈のフジTVがやる事に、更にブラックで自嘲的かつ社会風刺を兼ねた独特の歪んだ笑いを感じる。
だからめちゃイケが大好きな訳だが、今回は最初は笑えたが終盤は笑えなくなってしまった。
今回お金に執着しない、常識知らずの「バカ」として濱口さんを追い詰めていく。
「株」と言う実体の掴み難いモノによって、何にも知らなくても儲かると言う悪魔の誘惑に、濱口さんは何の疑いを持たず意図も容易く墜ちてしまう(笑)。
でもコレって、一昔前にバブル経済に熱狂した人々の姿ではないだろうか?!
そんな人々の多くは「簡単に儲かる」と言う悪魔の言葉に魅力され、株を買い漁り気が付くと、二度と抜け出る事の出来ない泥沼にズッポリ浸かっていた。
当時も経済評論家や銀行等が、普通の市民から株や投資の話を持ち掛けていた。
バブルが弾けた後はさっきまでの甘い言葉は嘘の様に、冷淡な態度で人々を突き放し、そこに残ったのは何億円と言う負債と言う借金だけだった。
コレは企業単位の話ではない、本当に普通のおっちゃん・おばちゃんがお小遣い感覚で手を出し、地獄の底に簡単に墜ちていったのだ。
先日ニュースで今の日本はあのバブル以来の好景気だと言う。
今や小学生までネットで株トレイダーと名乗り、ゲーム感覚で何千・何億円と言うカネを動かしている現実がある。
別に株や投資に金儲けを否定する気は全く無い。
僕も出来れば楽して稼げれば、どんなに良いだろうかと何度も考えてしまう(笑)。
だが、そんなに甘い良く出来た話は世の中そんなに転がってはいない。
結局は「ハイリスク・ハイリターン」だ。
誰も自分の背負うリスクをあまり考えていないのだ。
誰も濱口さんの事を笑えないんだよ、今の世の中って…。
いくら何でも気付くだろう? あんなバカな事にはならないだろう!?
誰も自分の事を「バカ」とは思ってはいない。
誰でも甘い言葉と悪魔の誘惑を前にすると、理性や常識等簡単に溶けて無くなり、物事を見極める目は容易く潰されちゃうもんである。
かく言う僕は自分が「バカ」だと言う自覚がある(自嘲)。
あんな恐ろしい事が目の前で繰り広げられたら、真っ先に腰が引けて逃げ出しますね。
ある意味本当に“怖い”番組でしたね、自分が金の亡者のくせに世直しと説教をカマす雌豚占い師よりも、ずっと説得力がありましたわ( ̄口 ̄;)。
唯一の救いは濱口さんが天真爛漫な人柄だった事、普通こんな目に遭った人は立ち直る事が出来ないイメージを受ける筈だから…。
P・S:でも、やっぱり中川家の礼二によるデタラメ中国語は絶品でしたね(笑)