ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

バットマンVSプレデター

2008-01-31 12:49:03 | アニメ・コミック
具合は依然として悪し。

ド~ンと高い高い熱が出る訳でも無く、身体のシンドさや猛烈なダルさが取れる訳でなく、鉛の様に思い身体が厳しい。

昨日『MARVEL ZOMBIS』をネタにした訳ではないが、久々に『バットマンVSプレデター』が読みたくなった。

かの『SPAWN』の大ヒットにより、日本にアメコミ/フィギュア・ブームが到来していた90年代中期。

日本でもアメコミ関連の雑誌が幾つかリリースされていたし、マメに日本語翻訳版もリリースされていた。

そんな中で『エイリアンVSプレデター』がリリースされ、今回の『バットマンVSプレデター』も完全翻訳版がリリースされていました。

久々に読んだが、やっぱりコレは傑作!

ぶっちゃけた話、コミックの『バットマン』の世界観を元に、『プレデター2』を強引に足した様な作品だったりします(笑)。

ゴッサムで起きる謎の連続殺人事件、当初はギャング同士の抗争かと思われたが、捜査を進めたバットマンは事件に「この世界」のモノではない“何か”による殺戮である事に気付く、しかし時既に遅く“何か”の次の獲物はバットマンだった…と言う内容。

プレデターとの対決で重傷を負ったバットマンは、対プレデター用の装備を施した漆黒のパワード・スーツを作る。
終盤からの重装備バットマンとプレデターとの対決、そして訪れるあの結末…ハードな展開に読んでいてドキドキする。
権利の関係もあり日本での再販や、『バットマンVSプレデター』版のフィギュアの発売が難しいのかもしれない(特に重装備バットマンは是非フィギュア化して欲しかった)。

何はともあれ、正にコレこそ「対決」モノの理想的な一つの“形”だろう。

実はこの『バットマンVSプレデター』、密かに映像化されている。

それこそ先日の『MARVEL ZOMBIES THE MOVIES』ではないが、プロの特殊メイク・アーティストであるサンディ・カローラの手によって自主制作された短編がある。

タイトルは『BATMAN/DEAD END』。
カローラの友人である天才スティーブ・ワンや、グレッグ・ニクテロ等の超一流のアーティストが参加しており、もはや「アマチュアの短編映画」の領域を完全に超越している。

コミックを抜け出した様なジョーカー、コミックと映画版のミックスしたような理想的なバットマン、個性派揃いのプレデター達…凄い、正に傑作です!!

コミックに話を戻すと、この後バットマンはエイリアンとも対決していると言う。
コレが『バットマンVSプレデター』を超える内容らしく、ゴッサム・シティを舞台に阿鼻叫喚の地獄絵巻と化すバットマンとエイリアンの対決を描かれていると言う。

う~ん是非読みたい!
でも、最近アメコミは日本では手に入り難くなっている現状が辛い。

何処か翻訳版コミックを出してくれる、チャレンジ精神溢れる出版社は出てこないのかな?!


「ルールハワカッタ、チャンピオンシップ…。」






MARVEL ZOMBIES THE MOVIES

2008-01-30 19:11:13 | アニメ・コミック
ぐ…具合が悪い(毎度の事だが:自嘲)。

でも滅茶苦茶忙しいので休めない、出勤前に駅前のかかりつけの病院に行く。

自分の現在の症状を言うと、おもむろにDrは僕にFAXを見せ「インフルエンザの可能性があるので検査します」と言う。
インフルエンザって…一瞬気が遠のく。
何でも今日だけで市内の10校以上の小・中学校が、インフルエンザによって学校・学級閉鎖になっているとの事。

鼻の奥に綿棒を突っ込まれ、検査薬に浸けて待つ事10分少々、結果は「-(マイナス)」だったので一安心。
ただインフルエンザの初期段階では検査でも出ないので、充分に気を付けて下さいと念を押される(苦笑)。

確かに熱もあり、身体中が猛烈にダルい、油断は大敵かと思います。

しかし出勤したのは良いものの、会う人からは「顔色が悪いですよ」とか「目つきが怪しいです(どんな意味や!)」と言われ、フラフラと動く姿は「ホンマにゾンビみたい」と笑われた…頑張って仕事してるのに(涙)。

「ゾンビ」と聞いて思い出したが、あの『28週後…』が公開されましたね。

仕事帰りに観に行こうと思いつつ、残業や週末の試験があったりで結局観れてない。
公開が終わる前に、何とか観に行きたいとは思うが、さて果て大丈夫なんだろうか?!


そんな中、珍しい『MARVEL ZOMBIES THE MOVIES』なるモノを観た。

早い話が『MARVEL ZOMBIES』をネタにし、熱狂的なファンが勝手に作った予告編(?)かと思う。
しかし、コレが意外と良く出来ており驚いた。

決して作ったのは完全な素人だけではなく、かの『BATMAN/DEAD END』のようにプロが遊びで作った臭いがプンプンする。

『MARVEL ZOMBIES』とは、その名の通りマーベル・コミックのヒーロー達が何故かゾンビ化、互いに殺し合ったり、一般市民に襲いかかる。アメコミ特有の「もしも」の世界を具体化したコミックだ。

アメコミではシリーズの人気回復やマンネリ解消の為に、シリーズの大胆なリセットや路線変更が行われるのは珍しい話ではない。
今回のゾンビ化にしても最初はウケ狙いの冗談半分の企画だった筈が、これが予想以上の反響となりコミックが爆発的に売れた。
売れたとなれば、当然「シリーズ化」ってな訳で、マーベルでお馴染みのヒーロー達が次々とゾンビ化した(笑)。

「逆転の発想」ではないが、本来はその超能力で一般市民や世界を守る正義のヒーロー達が、その超能力を持ったまま凶悪な人食いモンスターと化す。
大胆な残酷描写もあり、ゾンビ・シリーズは大ヒットしている。

今は我らがヒーローである『死霊のはらわた』シリーズのアッシュが登場(彼は人間のまま:笑)、ゾンビ・ハンターと化してチェーン・ソーを武器にして、マーベル・ゾンビーズを敵として血と内臓が飛び散るスプラッターなデス・マッチを展開中らしい。


さて、この『MARVEL ZOMBIES THE MOVIES』、本当に良く出来ていると思う。
MJは映画版よりコミックのイメージに近くて綺麗だし、正に人食い怪獣と化したハルクや、ラストに登場するマーベルのシンボル的なキャラであるキャップの造形も良い。
興味のある方は、是非一見の価値ありかと思います。

何はともあれ、自分がゾンビ化状態から早く回復しなければ…(笑)。





“ブルマ”のエミー・ロッサム

2008-01-28 23:49:57 | 映画
巷で何かと話題のハリウッド版『ドラゴンボール』。

世界中のファンとマニアからの賛否両論…と言うか、圧倒的にネガティヴな視線を受けながら撮影は順調に進行中みたいです。

まぁ~このブログでは当分イジりがいのある“ネタ”として、このハリウッド版『ドラゴンボール』を今後も取り上げていきたいと思います。

良くも悪くもエメリッヒ版『ゴジラ』の時のように、次に何が飛び出すか楽しみではありますな(笑)。

主要なキャストも揃い、メキシコの僻地(名前は忘れた:笑)にて撮影は順調に進行中な様子です。

本作にて“ブルマ”役に抜擢されたエミー・ロッサムと、マイ役の田村英里子が、それぞれのブログにてネタバレこそしていないが撮影中の様子を語っている。

特にエミーの方はより具体的で興味深い。
彼女のブログでは、ロケ地はホテルも何も無いメキシコの荒野、スタッフ・キャスト共にログハウス暮らしをしている、先日もキャンプ・ファイヤーをしながら皆さんで大変楽しい一時を過ごし、より親密な関係になれて撮影が楽しい…と言う内容のブログがアップされた。

ブルマ役のエミーって、傑作『デイ・アフター・トゥモロー』でクイズ・ヲタクの可憐なヒロイン、果ては『オペラ座の怪人』で吹き替え無しでヒロインを演じた逸材(ご自身もあちらでは歌手デビューしている)。

そんな彼女が青い髪のカツラを被ってブルマを演じるって事に、今でも凄~く違和感を持つのは僕だけでしょうか?
エミーは抜群のルックスなんですが、マイ役の田村英里子や、チチ役の韓国系の女優さん(名前忘れた:苦笑)に較べたら、圧倒的に色気と言うかセクシーさに欠ける気がする。
ブルマ役って、案外スカーレット・ヨハンセンが演じたらバッチリやったかも?!

亀仙人相手に例の「パフパフ」や「ツンツン」と言ったやりとりはあるのか? 否、ユンファ兄貴の亀仙人がエミー扮するブルマにそんな事言うとは思えない(って言うか思いたくない)!!

まだブルマに扮したエミーの姿は公開されてないし、噂では「ファミリー・ピクチャー」ながら女優陣は結構セクシー路線だと噂される本作、期待しても良いのかな?!
当のエミーは自らのブログにあって、本作の現場にあってビデオ・ブログも近々開始するとの事。
彼女のブログが、今後一番の情報源になる可能性は高いっすな。
何はともあれ、今後のエミーの動きに注目!

あと本作は早くも「3部作」になるとも言われ、次回作には早くもベジータの登場も噂されています(シンチーはこっちを演りたかったな?)。
アチラのファンの間では、悟空がピッコロ大魔王との決戦にて早くも「超サイヤ人」化すると言う怪情報も流れてます。

いかにもハリウッド的な「原作レイプ」映画となるか、良い意味で映画的解釈を加えた「原作殺し」の映画化になるかは、ここが正念場であるジェイムズ・ウォン監督の才能と力量にかかっています。

個人的には、ジャスティン君の「かめはめ波」の発音が気になり始めました(笑)。

何はともあれ、一刻を早くティーザー予告を発表し、世界中からの反応を見るのが得策かと思います。


雪の京都に散る…。

2008-01-27 23:11:16 | 雑談
今日は社会福祉士の国家試験がありました。

結果…いや~もうそりゃ無惨なモノでしたよ(自嘲)。

雪が降る中、会場に到着する。

まず会場に着いて受験者のあまりに多さに驚き、緊張と具合の悪さもあり吐き気も催し、既にT.K.O寸前の状態に陥りました。

そんな最悪な状態の中で「午前の部」がスタート、問題を見た瞬間に顔面が蒼白になる。
いきなりこうくるか? 予想外の出題に裏をかかれる。
前半はかなり苦戦しましたが、中盤からは何とか取り返したかと…思いたい(苦笑)。

目一杯、時間まで問題に取りかかり、ヘトヘトになりながら休憩。
ちょっと外に空気を吸いに出る、あまりの寒さに驚いたが、さっきまでの吐き気は少しマシになる。

とにかく腹が減っては何じゃらで「飯」!って訳で、ヨメの作ってくれた弁当にガッツク。

昼飯を喰い終わる頃には、身体と精神的な具合も落ち着き、すっかりと気分を入れ替える事が出来ました。

そして「午後の部」。
より専門的な分野からガンガン出題となりますが、コレこそ昔からの積み重ねと言うか、かつてしっかりと勉強していた頃よりあまり変わりないので、正直あまり苦戦する事もなく問題を解く事が出来ました。
まぁ~それが“正解”であるかは別の話、事例問題なんて結構トラップもあったし、自分の気付かない所でも自滅している可能性も高い…。

そんなこんなで、やっと試験が終わりました。

帰って来る頃にはグッタリしておりましたが、明日はまた普通に仕事…でも自分の肩の重荷が一つ落ちました。

また気分を切り替えて、明日から「仕事モード」でバリバリ頑張りた…否、頑張れれば良いな~って思います。

それにしても長い一日でした…。

苦悶のレタス炒飯

2008-01-26 21:33:11 | 料理
変わらず絶不調。

更に実は明日社会福祉士の試験を受けに行く、でも全く勉強をしていないのが最悪の現状でもある(苦笑)。

こんな状態で試験を受けて良いのか? 多分結果は散々なモノになるのは予想出来る…非常に複雑な心境だ。

こんなにも「勉強嫌い」な自分が憎い。

オマケに今日は風邪気味だった、念の為に風邪薬を飲んだら1日寝てしまった…自爆決定やね。

とりあえず眠くなるまで問題集を読みますか、でも普段よりも安眠出来るかと思えて仕方ない。

そんな中、気持ちを切り替えて晩ご飯を作る。
今日作ったのは「レタス炒飯」。

冷蔵庫にあったレタスを大量消費する為に、普段の炒飯にレタスをプラスする事にする。
味付けは普段よりも少々味濃いめ(レタスから水が出るから)、胡椒を利かしてスパイシーにして、隠し味にナンプラーを使ってアジアンテイストに仕上げました。

ポイントを最後にレタスを放り込み、レタスのシャキシャキ感を残す事。

明日大切な試験なのにフライパンを振るオレ、まぁ~結局はいつものお得意の「一発勝負」になるんでしょうな。

レタス炒飯、勿論大変美味しかったですよ(笑)。

明日の事は考えないようにします。

苦悩のカレー・パスタ

2008-01-25 22:26:08 | 料理
最近、実は調子が悪い。

年明けから、ずっと滅茶苦茶忙しい。
僕の場合、ヨメの言う通りではないが「いつも不調」と言う訳ではないが、確かに心身の調子に高低差が激しいのは悲しいかな事実だ(苦笑)。

とは言え、何とかそれを乗り越えて現在に至る。
でも、今回の心身共に「肉離れ」をした低空飛行は久々だと痛感している。

いくら自分が絶不調であっても、日々仕事がある訳であり、自分のやるべき事が山程あるのが現状だ。

ネットで映画のマニアックなネタを漁ったり、デス/ブラック・メタル系のCDを語ったりするのも大切だが、やはり自分には「本職」がある訳であり、ウチに帰ればやはり共働きの夫してのミッションもある。

思えば自ら「料理が趣味」と言う様になったのは、結婚してからではないだろうか…(遠い目線)。

そんな感慨に浸る訳ではないが、今宵作ったのは「カレー・パスタ」であります。

実は昨日カレーをつくったのですが、トマト缶一つを入れて、随分甘口のカレー・ライスになってしまったのです。

それを一晩寝かし、味に深みが増したところで、今回はうどん・ラーメンではなく、初めてパスタに使ってみる事にしました。

コレが大ヒット!
今までない食感は新鮮であり、とっても美味しかったです。
一晩寝かした事により、トマトの風味とカレーの味が絶妙にマッチし、更にパスタとの相性も抜群でありました。
意外な組み合わせでしたが、今後はコレを機会にポーク&トマト・カレーを作ったら、翌日はカレー・パスタと言う楽チン・メニューになりそうです。

ハリウッド版『ドラゴンボール』、日本公開は8月?!

2008-01-24 23:55:15 | 映画
何だかんだと言いつつ、急ピッチで撮影が進行中のハリウッド版『ドラゴンボール』。

全米での公開が8/15に決定、ヨーロッパでも8/15前後の公開で調整中、日本以外のアジア圏でも同じ方向で行くらしい。

肝心の日本だが、「ドラゴンボール」を生んだ国ながら、公開時期の設定にかなり難航しているらしい。
それも未だ続く「邦高洋低」の流れもあり、日本の配給元である東宝が自社の超目玉とのなる宮崎アニメとのバッティングは避けたいと言う思惑が強い様だ。

だが、あちらの20世紀FOX側としても「全世界一斉公開」にしたい要請も来ている、洋画の同時期公開の対抗馬は『バットマン/ダーク・ナイト』のみ、東宝側もやっと渋々ながら8月中旬の公開を目指して調整に入った…らしい(本音は9月公開か?:笑)。

それにしても夏公開の映画を今も撮影中、コレはかなり厳しいスケジュールの中にあるのが予想出来る。
既に夏休み向けの超大作の多くが、年末年始にかけて作品の予告篇を大々的に公開している。

それに較べて『ドラゴンボール』は作品のポスターもティーザー予告も無い、極端な極秘の製作体制が作業の遅れにつながる可能性は大きい。

そんな中、撮影中の様子が流出。
コレは一体何のシーンだろう? おかっぱのボンテージ女はマイ? 何か亀仙流のコスチュームの奴は誰(ヤムチャ)?!
先日も武道のエキストラに800人も呼び、訓練シーンを撮ったらしいが…亀仙流がそんな事するのかね?!

おまけにブルマ役の女の子はしっかり青い髪のカツラを着用すると言うし、作品のイメージを守りたいのか崩したいのかサッパリ「?」。

極秘中の極秘であるピッコロ大魔王とその配下の怪物達、これも一体どうなる事やら…何か知りたいような知りたくないような複雑な気分やね(苦笑)。

とりあえずジャスティン君の奮闘に(僅かながらも)期待したいと思います。

PS:亀仙人役のユンファ兄貴は、早速メキシコ料理の辛さに不満爆発らしい。
さすが、今やハリウッドでの大スターな兄貴、その振る舞いも大物です(笑)。

ヒース・レジャー、他界…。

2008-01-23 22:49:03 | 映画
とってもショックなニュースだった。

何と、あのヒース・レジャーが28歳の若さで他界してしまった…。
オマケに死因は、ドラッグの過剰摂取だと言う。

本当にショックだった、本当に若くて実力のある俳優であり、個人的にも好きな俳優の一人だった。
今でも『ブロークバック・マウンテン』での熱演は強烈だ。

イメージ的にも「演技派」であり「役者バカ」って感じであり、ドラッグをやってそうな雰囲気では無かった。

おそらく彼の遺作となるのが『BATMAN/THE DARK KNIGHT』になるだろうと言われている…。

個人的には、今年最も楽しみにしていた作品の一つだ。

ヒースの死は作品に影響が出ないのだろうか?!
一説では幸いにも撮影は既に全て終了しており、現在は編集等のプリ・プロの真っ最中だと言う。

とは言え作品が完成している訳ではなく、追加撮影やアフレコ等の作業は一体どうするのだろう?

ヒースの為にも作品が、無事完成される事を心から願うばかりだ。

でも気懸かりなのは、この『BATMAN/THE DARK KNIGHT』でバットマン最大の敵・ジョーカーを演じた事が、ヒースの死につながったのではないか?って言う事。

ヒース自身、今回ジョーカーを演じる上で、役作りの為にかなり精神的にも肉体的にも自分を追い込んだと言っていた。

撮影後も、自分にはない狂気やダークサイドを演じる事の苦労、更に偉大なジャック・ニコルソンのプレッシャー等により、精神的に不安定な状態に陥ったとヒースは告白していた。
多少のリップ・サービス的な要素もあっただろうが、今回のジョーカーはそれ程に病的かつ狂気に満ちた存在なのだろうか?!

その為にヒースが薬物に手を出したのなら、あまりに皮肉かつ悲劇的な出来事だと言える。
ファンとして、そうではなかったと願いたいが…。

ヒース・レジャーの冥福を心からお祈りします。



更に深まる『Cloverfield』の“謎”

2008-01-22 23:13:18 | 映画
全米公開後、正に“モンスター”級の大ヒットを記録した『Cloverfield』。

何でもあちらのお正月公開作品において、長らく不動であった『スター・ウォーズ(特別版)』の持っていた記録も抜いたと言う。
正にエブライムスとパラマウント社の巧みに仕掛けられた策略に、まんまとハマってしまい乗せられた結果となりましたね(笑)。

この類いの「一発ネタ」を仕込んだ作品や、ヲタ受けする作品には非常に厳しい筈だったアメリカの批評家からも、わりと高評価を受けているのも作品の爆発的ヒットにもつながっている様です。
まぁ~まんまと批評家と観客も映画会社と製作者に騙された事、そして未だ多くのアメリカ人にとって「9・11」と言う悪夢が生々しいトラウマとして根深い事の証明でしょう。

とりあえずコレだけ大ヒットすれば、ハリウッドなら当然「続編」と言う声が高まります。

『Cloverfield』と言う作品自体、良くも悪くも“説明不足”な作品ではないかと思います。

何の前触れもなく公開された衝撃的な予告篇、作品の世界観を補完するかの様なネットでの意味深な情報公開、肝心の作品がその「結果」と言う豪速球な展開…作品に理路整然としたモノを求める人は混乱する事でしょう。

あの「ラスト」を観てしまえば、良くも悪くも欲求不満と言うか、その「次」があるのを嫌でも期待してしまうかもしれません。


(以下、死ぬ程のネタバレ!)



ネットで今話題になっているのは、あのラストに秘められた「メッセージ」かと思われます。

結局、本作はNYを突如襲った大怪獣による惨劇に遭遇した、あるカップルが残した「遺書」であるのがラストで判明します。

恐らくは主人公のサプライズ・パーティーを収めたビデオが、実は主人公達の何も知らない幸福だった頃のビデオに上書きされた事も判明します。
特に最期、米軍の集中爆撃(核?)を受けて、互いに「愛してる」と言い合うシーンで生死不明のままブツ切れ、かつての主人公カップルの観光中の様子がインサートされ作品が唐突に終わります。

今、あちらのファンの間ではそのラスト・シーンと、エンド・クレジット後に流れる“音声”に注目しています。

何処かのリゾート地を観光するカップルを撮った映像に、何と海面に墜ちる隕石(?)の映像がある事。

更にエンド・クレジットが終わった後、不鮮明な音声で「Help Us,It's StiII Alive」と流れると言う。

作品に対して何も説明が無いと言う本作。
何故あの怪獣がNYを襲撃したのか? 何故あんなにも無敵な生物なのか? そもそもあの怪獣は一体何なのか?!
その辺りの拘るファンにとって、本作はあまりにも「説明不足」過ぎるのは事実かと思います。

それが作品公開後、公式サイトにおいて「何物かに無惨に喰いちぎられた鯨の死体」や、「何物かに襲われているタンカー」の写真等がアップされたのは何故でしょう!?

これは良くも悪くも「シリーズ化」を狙った、策略家エイブラムスの仕掛ける「新たな罠」かもしれない。

既に制作費を超える収益を得た本作、ハリウッドにおける本格的な怪獣映画シリーズの誕生となるのか?…それはまだ“神のみぞ知る”状況です。

ただ遅れて公開される日本において、サブ・タイトルが「HAKAISHA」ってのはあまりに酷い。
まだ「クローヴァーフィールドの怪獣」って方が、怪獣映画大国・日本らしいと思うのは僕だけでしょうか?!


私達を助けて!
“ヤツ”はまだ生きている!!



コレも重要な「ネタフリ」?!

相変わらず“意外”な「ベスト&トホホ」

2008-01-21 22:45:12 | 本・雑誌
寒い、でも多忙な事には変わりない(苦笑)。

仕事でヘトヘトになりながらも、しっかりと『映画秘宝』の今月号を買う。

当然の事ながら、今月号のメインは「2007年ベスト&トホホ」!
ここ数年は意外なランキングに驚いていたが、今年は色んな意味で“意表を突く”ランキングだったかと思う。

個人的には'07年の「秘宝」のベストは、間違いなく『グラインドハウス』だと思っていた。
ところが、意外にもトップを奪ったのは『アポカリプト』だった。

まぁ~USA版と違い、日本では“分割上映”されたのが結果的に票割れにつながった様だ。

個人的には昨年のベストでは『デス・プルーフ』も『プラネット・テラー』も、それぞれ別の作品とし評価して順位を付けた。

だが、当初から“2本立てで一つの作品(企画)!”と念頭にしていた「映画秘宝」にあっては、先月号の柳下氏ではないが事前に“統一枠”とするべきだったのではないだろうか?
確かに個人的に趣味・趣向があるだろうが、本来は「2本で1つの作品」であるのを強調し、分割で権利を売り上映した映画会社を糾弾もしていた筈ではないのか?!
疑問が残る。

あと最も笑えたのが、個人的にベストに挙げた『トランスフォーマー』が、あちらでは「トホホ」の1位になっていた事。
てっきり『大日本人』がぶっちぎりの1位かと思ったが、これは心底意外な結果だったので驚いた。

敢えて言わしてもらうが、映画として成立すらしていなかった『大日本人』(あの忌まわしい某『デ~』に匹敵する駄作)よりも、『トランスフォーマー』がワースト(ベストでは9位:笑)と言うのは、この雑誌特有の「アンチ・メジャー」と言うか、ベイ師匠への先入観にもつながっている気がする。

何はともあれ、やはり『映画秘宝』のランキングは興味深い、僕も近々『アポカリプト』を是非観てみたいと思った。

他では絶対に載らないであろう怪優ビル・モズリーのインタビューや、独自の視点による「ゴジラ学」等は興味深い内容だった。
更に2月に発売されると言う、待望の『残酷! 切株映画の世界』の発売も楽しみだ。

最後に巻末の「今月のコラテラル・ダメージ」にあって、先月号でギンティ小林がやらかした最大・最悪なポカをスルーしたのは酷いかと思います…長年の「秘宝」読者としてね。
「秘宝」も身内には甘いのかね? 何か複雑な気持ちにはなったのは事実ですわ。

追記:「オトナのオモチャ」コーナーにて、ギンティ小林による“謝罪・自腹プレゼント企画”がありましたね(笑)。でも本人はあまり反省してない様子(逆に居直ってないか?)なので、やっぱり許せないって思いには変わりは無いです。