ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

冬、ヨーグルト、クリスマス、豚肉ファンド、そして雪。

2013-10-27 12:58:14 | アニメ・コミック
『銀の匙』、第9巻を読みました。

少しヘヴィで重たい話題がメインだった前巻までに対して、相変わらず様々な葛藤や思いを秘めつつも軽快なギャグが満載で楽しいです。

再び繰り広げられる、八軒くんと父親との対立。
そして息子の変化に気付き、遂に自ら行動を起こした母。
変わらぬ御影ちゃんの天然ぶりや、七転八倒し苦悩しつつ成長する八軒くん。
そして彼らに巻き込まれつつ、共に他のキャラ達も変化していく様子は「青春群像劇」として秀逸です。

個人的に大好きな常盤くん。
そのおバカさが良い意味で、この作品における緩衝材的役割になっていてます。
本巻での「豚肉ファンド」、その発起人は常磐くんの一言だったりします(副ぶちょーからの借金ですが:苦笑)。
その流れで常磐くんらしいのが、豚の解剖に必死に向き合おうとする相川くんへの対応。
今にも倒れそうな彼にイスを差し出す心配りが出来る辺りに、常磐くんの「良いヤツ」ぶりが滲み出ています(その割には劇中での扱いが酷いのも笑えます)。

あと最近の展開でキャラが立ってきた西川くん(微笑)。
そのヲタぶりは前からだったものの、とある“事件”を通しての他の男子生徒との争い(?!)は爆笑モノ。
「くそっ、冤罪はこうして作られるのか?」は今回最大の名台詞であり、その後の別府くんのフォローもサイコーでした。

とにかく本巻も滅茶苦茶楽しいです。
ただ、現在進行している原作コミックではまた新たな展開を迎えそうな気配です。
目が離せないです。

「K-DAY」、全ての始まり…。

2013-10-26 16:35:39 | 趣味
LOUD PARK 13とKISS(大阪公演)が終わり…。

日常に戻った訳ですが、もう鬼のような忙しさが待ってました。
有り難い事に、休んだ間も仕事をしっかり残しておいてくれました(苦笑)。

そんな中、当ブログで猛プッシュ継続中の『パシフィック・リム』。
幾つかの動きがありました。

まず、映画版の「前日譚」を描いたコミック。
『パシフィック・リム:イヤー・ゼロ』の日本語翻訳版のリリースが決定しました。



全ての始まりとなった“アックス・ヘッド”による襲撃。
それから始まる人類と怪獣の壮絶な戦いを描く、「パシフィック・リム」という壮大な物語。
映画ではローリーの回想で10分程度だったが、このコミックではその詳細が描かれます。



人類を突如襲った怪獣、そして迫り来る「絶滅」の危機。
怪獣を迎え撃つ為に、映画本編では5体しか登場しなかった「イェガー」シリーズ。
その開発の秘話、そして他の「イェガー」シリーズの活躍が描かれます。



輸入版を購入しようかと思ったのですが、きっと日本語翻訳版が出ると思ってました。
12月のソフト・リリースと共に、日本語翻訳版の発売が決定しました。
正直、嬉しいです。
早々に予約しました。
余談ですが発売日は12月4日となってます。
予約した本屋さんから電話があったのですが、12/4に発売されるのは関東圏らしいです。
流通の都合、関西には12/4以降に入荷すると言われました。
この地域格差は何でしょうか?!(笑)
まぁ~手に入るので文句はありませんが…。

あとフィギュア関係。
噂されたいましたが、NECA社による「シリーズ3」の発売が決定しました。
まだ原型や設計図ですが、今回のラインナップが良い!
まず怪獣、人類にとって最初の怪獣となった「アックス・ヘッド」。



日本産のイェガーである「コヨーテ・タンゴ」。
映画本編での活躍が少なかったものの、フィギュア化されるのは嬉しいです。



そしてファンの中では、最も人気があると思われるのはコイツ(笑)。
ロシア製イェガー「チェルノ・アルファ」。
しっかりアーム・パンチ機能が再現されているのも嬉しい。



商品化に関しては、まだまだ色んな噂がありますが…お財布が寂しくなる一方ですね(苦笑)。
コミックやソフト化を通して、まだ『パシフィック・リム』を知らない方に多くの方にその世界に触れて欲しいです。


◯「今世紀最大のバカ映画」というのは、本作にとって最大の賛辞として受け止めてます




◯新たに公開された、『パシフィック・リム』のVFXメイキング動画(主にコン・ポッド)です。




LOUD PARK 13に行ってきました!!(PART-2)

2013-10-22 15:06:50 | 音楽
そして2日目。

雨。

会場に着いて、傘の場内持ち込み禁止ってのは判ります。
ただ、その傘の保管と管理を見て絶句したのは事実です(苦笑)。

入場して、早速アリーナへ。
ほぼ定刻通り、METAL CLONE Xが登場。
言わずもがな、あのマーティ・フリードマンさん(G)による“新プロジェクト”(笑)。



ももクロのメタル・アレンジとか、Voがフレディ(CHTOHNIC)とか色々ありますが…。
この日は突如現れた八代亜紀さんの登場によって、もう全てぶっ飛んでしまいました。
場内はバカウケ、楽しかったのでそれで良いです。

続いてBREAKING ARROWSが登場。
元SIAM SHADEのDAITA(G)が新しく結成したバンド…らしい(苦笑)。



何と言えば良いのかな?
確かに演奏はしっかりしているものの、観ていてコレと言った“個性”を感じなかった。
そう思ったのは会場も同じだったのか、さっき良くも悪くも上がった空気が急に醒めたのも事実。
ゴメンなさい、退屈でした。

そしてENFORCERが登場。
早くも前半のハイライト、場内の盛り上がり方が凄い。
場内から「ENFORCER!」コールが轟く。



なるほど、コレだけ人気があるのも判る正統派ヘヴィ・メタルを演っている。
ソレを若々しい勢いとパワーでゴリゴリを押して来る。
聴いていて、非常に心地良くてカッコ良い。
日本人好みだと思いました。



Vo兼Gのオロフ・ヴィクストランド。
ルックスも良く、ややヒステリックなハイトーンの歌とメロディアスなギターも良い。
この人の存在感はバンドのブレイクに大きく影響しそう。



普通にカッコ良いです、日本のメタル・ファンの熱狂的なリアクションが全てを物語っています。
良いバンドだと思います。

続いてMOKOMA。
これまた大ウケ!



メンバーが良いキャラクターであり、楽曲・パフォーマンス共に充実している。
ただ観ていて楽しいが、個人的には好みではない(苦笑)。
今後、更に日本で人気が出るでしょうが僕の守備範囲のバンドではない…と思いました。

AMORPHIS。
前のMOKOMAが大ウケだったのに対し、今一つリアクションが鈍い。



ある程度予習していたが、北欧らしい哀愁漂うメタルは悪くないと思った。
何よりグロウルとクリーン・トーンを見事に使い分ける、トミ・ヨーツセン(Vo)の存在感が良かった。
良いバンドだと思いました、初めて観たライヴでしたがファンになりました(笑)。

そしてランチ・タイム。
マグロ・ユッケ丼、美味しかったです。
お腹も一杯になりアリーナに行くと、何かと話題のBABYMETALがステージに上がってました。



アイドル云々で否定する訳でなく、話のネタとして観るには充分楽しかったです。
ただ彼女達って、まだ10代の女の子達でしょ?
リードVoの子は凄く高い声(歌も巧かった)で唄ってましたが、今からあんな風に唄っていると喉を痛めると心配になった。
かつての某アイドル・グループではないが、10代の頃の無茶な歌唱により声が出なくなったと言う話は良く聴きます。
身体に気を付けて、今後も頑張って欲しいです。

続いてTRIVIUM。
先日リリースされた最新作、コレが非常に素晴しい作品だった。
それもあってか、ファンからのリアクションも熱狂的。



そんな観客のリアクションを見て、キイチ君(Vo&G)が嬉しそうな笑みを浮かべながら唄いギターを奏でる。
最新作を聴いて思ったが、キイチ君の「歌」の巧さが良い。
フロント・マンとして、凄く貫禄も出て魅力的に観えた。



あと日本人のハーフなので、日本語のMCが流暢だったのも良い(「斬り捨て御免!」の発音が更に良くなっていた:笑)。
そんなキイチ君だけでなく、最新作を聴いて感じたがバンド自体が更にスケール・アップしたのも感じた。
新世代メタル・バンドの中でも、キイチ君のシンガーとしての向上はバンドにとって今後大きな武器になる筈。



個人的に観ていて印象深かったのが、パオロ・グレゴリートのベース。
超絶技巧に加えて、ステージでのカッコ良さにも痺れました。
非常に良いライヴでした、かなりカッコ良かったです。

そしてSPIRITUAL BEGGARS。
所謂、「アモット枠」ってヤツですね(笑)。



TRIVIUMの熱狂的なライヴの後だったので、正直ステージ前は少し寂しい感じがしたのも事実。
しかし良い意味での「場違い」は雰囲気も、フェスならではの楽しみだと思う。



とにかくマイケル・アモットのギターが放つ求心力は凄い!
このバンドでは、もう思いっきりマイケル・シェンカーしているのも良い。
あと徹底した「オールド・スクール」な演奏スタイルも、非常に心地良くて同時にスリリングでもある。



シンガーのアポロ・パパサナシオ。
コレだけ技術もあって華のあるプレイヤーに囲まれれば、その存在は下手すれば地味になる。
その中にあっても、自身の歌唱力によって観る側を惹き付けるアポロの存在感は光っていた。

ちょっと疲れたので自由席に移動。
そこからSTRATOVARIUSを観る。



結論から言ってしまうと、コレが実に素晴しかった。
実は個人的には彼らの事はあまり好きではない(苦笑)。
周りのから「絶対好きだと思う」と言われたが、何か今一つ好きになれなかった。



しかし、この日初めて彼らを観たが素晴しいライヴだったと思う。
TRIVIUMの時とはまた違う、熱狂的なリアクションを受けていた。



観ていても、そのスケールの大きいパフォーマンスには感銘を受けた。
前日のANGRAやEUROPEと同じく、良い楽曲・良いパフォーマンスがあれば素晴しいライヴを堪能出来る事実を再認識した。

続いてLAST IN LINE。
前日になって、ジミー・ベイン(B)の欠席が発表された(理由は不明:苦笑)。



このプロジェクトの発起人であるヴィヴィアン・キャンベル。
DIOのトリビュート・バンドであるDIO DISCIPLESに対して、かなり批判的なコメントを出していた。
早い話「俺達こそが本物!」という趣旨だが、彼が言いたい事も判る(実際に作曲して演奏もしているから)。
それがジミー・ベインが不在ならばDIO DISCIPLESへの批判も無意味、やはり故ロニー抜きのカヴァー・バンドでしかない。
もっと悪い言い方をすれば、自身が批判した様に「DIO」の遺産で小遣い稼ぎしているのと同じだろう。



確かにクレイグ・ゴルディよりも、ヴィヴィアンの弾く楽曲の方が圧倒的に「何か」があったのは事実。
しかしファンだった者として、観ていて複雑なモノを感じてしまう。
ましてやジミー不在で、「本物」と主張されても説得力に欠ける。



シンガーのアンドリュー・フリーマンの歌は良かった。
確かにロニーに似てないと思うが、あの圧倒的な声量と歌唱力は亡き御大を充分に彷彿とさせた。
ただ観ていて一番感銘を受けたのは、やはりヴィニー・アピスのDr。
その凄まじいまでの轟音は、BLACK SABBATH~DIO~HEAVEN & HELLで故ロニーと共に活動してきた彼だけが持つ「特別な何か」だ。

そして急遽大トリに昇格したYNGWIE MALMSTEEN。
彼の登場が、今年のLOUD PARKをある意味衝撃の『伝説のライヴ』に変貌させました。
毎度の事ながら音響、初日は最悪でした。
ただ2日目は明らかに改善されてましたが、やはりトラブルは多かった(AMORPHISの時には一瞬音が完全に途切れた)。




そのトラブルがよりによって、ヘッドライナーのイングヴェイの時に大事件となります。
事の始まりはサウンド・チェック。
噂通り壁の様にマーシャルのアンプが積まれるものの、ずっとノイズが鳴り続ける。
ギター・テクが必死に調整するも、そのノイズは直る事なく鳴り響いてました。
出演時間がとうに過ぎても、何も改善される事もなく耳をつんざく様な高周波まで大音量で鳴り始める。
機材の不調らしいが、改善される事が無いままイングヴェイはライヴを強行スタート!



しかしノイズは止まらない。
イングヴェイ自身が機材をチェックするも改善されない、何とか持ち直して再び演奏再開。
今度はギターに気を取られていたせいか、肝心のVoのマイクの電源が入ってない?!
歓声は一瞬にして消え、場内に異様な空気が漂い出す。



ちなみに現在のイングヴェイのバンドのメンバーは…。
Vo.Key:ニック・マリノ
B.Vo:ラルフ・シアヴァリーノ
Dr:パトリック・ヨハンセン
事前にネットの動画でニックやラルフの歌の巧さをチェックしていたので、観る時も左側にいました。
ここから今話題のラルフの出番となります(笑)。



もはやノイズの渦の中、演奏は完全にストップ。
クルーが必死に機材の修繕に入って、イングヴェイもギターやアンプのチェックをしている。
シ~ンと静まり返る会場で、ラルフが場をつなぐ為にMCで観客とコミュニケーションをとる。
演奏前、ステージでニックと楽しそうに写真を撮り合いっこしていた事を思うと彼の心中も必死だった筈。



何とか機材が持ち無したので、再び演奏スタート。
普段なら派手なアクションばかりで、ライヴでの演奏が荒くなり気味のイングヴェイ。
しかし、この日は一音一音確かめるように演奏して、しっかりギターが鳴った時には安堵の笑みを浮かべているのが判った。
でも、また再び機材が不調になり一体何を演奏しているか判らなくなってしまう。



その度にクルーが袖から飛んで来て演奏はストップし、ラルフがまたMCで場をつなぐ。
もしコレが普通の「バンド」ならば、こう言ったトラブルがあった場合は他のメンバーが何かソロや違う楽曲をアドリブで演奏して窮地をしのぐ。
ただ、彼らはあくまでも「イングヴェイのバック・バンド」。
そう言ったフォローは出来ない、せめてラルフがMCで何とか観客に話しかけるのが限界。
一つ上手く行くと、今度は別の何かがトラブルを起こし、ラルフがフォローに入るコントみたいな状態が続く。



ニック・マリノの歌の巧さは、もうKeyを兼任する必要でないのは判ってます。
こんな緊急事態のトラブルには弾き語りで“Dreamking”を演奏したりするでしょう、普通の「バンド」だったら。
しかし彼らがいかに“特殊なバンド”であるか、こういったトラブルからも判ってしまう。
ソレが許されないのだと…。
ラルフ自身がそう言ったように、全ては「マエストロ=イングヴェイ」の為にあるから。
中盤、何とか機材が持ち直して再び演奏スタート。
機材のトラブルの影響か、音響もガタガタの上に爆音で一体何を演奏してるか判らなくなる。




変な言い方をするが、こんな状態でも良くイングヴェイはプレイを続けたと思う。
内心、いつブチ切れてステージを降りて中止になるかヒヤヒヤして観ていた。
ファンからの「イングヴェイ・コール」や、暖かい声援や手拍子があったのも事実。
ソレを導いたのはラルフの奮闘による部分は大きい(イングヴェイがレコーディングした無茶なベースを完全に演奏出来るテクニシャン)。
イングヴェイも本当はキレていただろうが、フェスのヘッドライナーという意地が彼を演奏に駆り立てたのかも?!



もう何を、何曲演奏したか判らない(名曲“Hiroshima Mon Amour”もチラっとプレイ)状態だった。
それでも一応、ラストで“Heaven Tonight”を演奏してイングヴェイとバンドはステージを降りた。
アンコールを求める拍手に応えて、イングヴェイが登場した時には本当に驚いた。
そんなイングヴェイ…否、バンドやファンに応えるかのように今までのグダグダが嘘のように“I’ll See The Light Tonight”が完璧に演奏された。
ニックのメタル・シンガーとしての巧さに感銘を受けた。



その後、今日の鬱憤を晴らすかの様にイングヴェイは大暴れする。
そしてギターを叩き付けて破壊し観客席して投げ込み、バンドのメンバーと深々とお辞儀をしてステージを去って行った…。
「ニッポン、イチバン!」と言ったイングヴェイ、それは彼の本心だと思います。
このライヴに賛否両論はあるとは思うが、何とか最後まで演奏し続けたイングヴェイとバンドを賞賛したいと思います。
そして今年のLOUD PARKは終わりを告げました。
凄まじい「伝説」を作って…。



今年のLOUD PARK、色々と言いたい事はあります。
例の「キング様事件」、キング様側からも声明を発表されましたが…ファンとして余計複雑な思いになるだけでした。
物販や音響の問題も、相変わらず改善すべき点が全くされていないのもどうかと思います。



あとクリマン側の対応が悪いからと言って、ファン側の態度の悪さも見て良い気分はしませんでした。
再入場の際にリストバンドを見せる時、係員に殴り掛かるような仕草で威嚇したり暴言は吐いたり、酒を飲んで暴れて周りのファンに迷惑をかけたり。
楽しみ方は色々ありますが、やはり気持ち良くメタルを楽しみたいです。
とは言え、やはりメタル・ファンは「LOUD PARK」に参戦すれば絶対に楽しめます。
また来年、その楽しみを体感出来るのを心から願っています。

ヘヴィ・メタル、最高!!

LOUD PARK 13に行ってきました!!(PART-1)

2013-10-21 14:27:45 | 音楽
ってな訳で今年も「LOUD PARK」に行ってきました。

2日参戦は初めてだったので、リストバンドを入場口でされるのは新鮮でした。
今年は昨年の“物販地獄”の教訓を生かし、ランチの時に並べそうだったら購入する事にしてました。
早々に入場を済ませた後、食べ物屋&オフィシャル・バー・各ブース等を見て回る余裕がありました。

そうこうしていると、オープニングのLOST SOCIETYが始まりました。



まだ若いバンドらしい、元気と気合い一杯のステージは観ていて楽しかった。
Vo&Gの人はフロントマンとして華もあり、今後大ブレイクする可能性を感じました。

そしてCROSSFAITH。



本日、お目当てのバンドの一発目である彼ら。
期待以上に素晴らしいライヴでした。



メンバー全員が一丸となって攻めてくる様なサウンド、特にTatsuのDrは凄かった。
お客様の反応も、非常に良好だったかと思います。
今後、より多くのメタル・ファンにその名が轟いて欲しいです。

そしてランチ・タイムに(笑)。
物販も空いていたのですぐに買えました。
私、キング様のパーカーを購入しました(自嘲)。
あと噂のケバブを食べました。
美味しかったです。

お腹も一杯になり再びアリーナに戻ると、DEVIN TOWNSE PROJECTが熱いライヴを繰り広げてました。



相変わらず良い声です。
そしてヘヴィながらキャッチー、でも複雑怪奇は不思議はサウンドでした。
デヴィンはVAIの頃から大好きですが、やはり個人的にはS.Y.Lの方が好みかな?!

そしてTHERION。
以前から大好きなので、凄く観たいバンドでした。
期待が大きかったのですが…。



男性Voの一人、トーマス・ヴィクストロムがミュージカルの仕事を優先し欠席。
全て男性Voパートをスノーウィが担当する事になりましたが、結果的には彼に救われました。
もう滅茶苦茶カッコ良かった!



ただライヴDVDを観た時と違い、メンバー構成もそうですが衣装もバラバラで統一感が無かったです。
う~ん、コレが本来の彼らの姿ではないと思いますが…。



機材トラブルによりスタートが遅れ、2曲も減らしたと後から知ってガッカリでした。
楽しかったのですが、色んな意味で残念と言う印象が残ります。



そしてLORDI。
彼らは自分たちの持ち味をしっかりと発揮してました。
楽曲、パフォーマンス、どれも良かったと思うし観ていて凄く楽しかったです。

続いてジョージ・リンチ…否、LYNCH MOB。
でもフタを開ければ、そこにあったのはDOKKENだった(笑)。



ここまでDOKKENの名曲を演るとは?!
嬉しい驚きでした。
おまけにジョージ・リンチ先生が気合い一杯で、その鬼神の如きギター・プレイは圧巻。
かつてアンプの傍から離れなかったり、猫背気味に観客に背中を向けてプレイしていた人とは別人。



今回、バンドのシンガーはキース・St・ジョン。
もう歌が巧過ぎ。
ただMCでジョーク混じりに楽曲を紹介していたが、そのジョークが片っ端からスベっていたのは痛かった(苦笑)。



名曲で盛り上がる筈が、場内が今一つ盛り上がりに欠けたのはコレが原因。
良いシンガーなのに…。

そんな事を考えていたら、暗黒大魔獸BEHEMOTH降臨。



病を克服し、再びシーンに復帰したネルガル閣下。
その姿を観れて感激なのに、新しいヴィジュアルがまた鬼の様なカッコ良さ。



「死ね!ジーザス!!」と言う雄叫びを含めて、今回のライヴはより「ブラック・メタル」らしい不穏で禍々しい空気を撒き散らしたモノでした。
ブラスト・ビートが炸裂する楽曲よりも、ヘヴィでミドル&ドゥーミーな楽曲メインの選曲。
賛否は分かれるでしょうが、個人的には彼らの暗黒面と邪悪さが際立って良かったと思います。



来年リリースされる新作から演奏された新曲も、思いっきりヘヴィかつドゥーミーなモノでした。
新しい彼らの方向性を知るヒントになりそうです。
BEHEMOTH、サイコー!!

さすがに少し疲れたので、自由席に移動。
“リヴァプールの残虐王”CARCASSを観る。



ハッキリ言うと、初日のハイライトは彼らだったと思う。
観客からの歓声、リアクションを含めて凄まじかった。



新旧織り交ぜたナンバーを次々と演奏される。
その圧倒的なテクニックと疾風怒涛の勢いには圧倒されるも、残念ながら音が爆音過ぎ。
割れ歪んでしまい、後半では何をプレイしているか判らなくなる事があった。



初日、共通して言えるのがサウンド面で何かとトラブルが多かった。
そんな中でも、昔も今もその容姿とプレイが全く変わらないビル・スティア(G.Vo)の存在感は桁外れだった。

そしてANGRA。
あのCARCASSの熱狂的な盛り上がりの直後だけに心配だったが、そんな心配は杞憂に終わった。
コチラも熱狂的なファンのリアクションが起きる。



今のANGRAを正式に「バンド」と呼んで良いか、個人的には些か疑問はある。
「バンドの定義」に色んな解釈があるとは思うが、今在籍しているシンガーのファビオ・リオーネはあくまでも“ゲスト・シンガー”だから。
でも、この見事な一体感は何でしょうか?!(笑)



とにかくファビオの歌が素晴らしかった。
ANGRAの持つ楽曲の良さを引き出す、彼の見事な歌声はバンドのパフォーマンスに大きなプラスになっている。



こう言い方は失礼だが、近年のANGRAのライヴの評判が芳しくないのは知っていた。
ただ、彼らが基本的に凄い技巧派集団であるのも事実。
それがファビオを迎えた事によりバンドはツアーを継続、メンバー同士の結束が強まり強力なライヴ・アクトになったのだと思った。
それ程までに素晴らしいパフォーマンスだった。



ただ神曲“Carry On”。
そんなファビオですら、あのコーラス部分では高音域でガナりデス声っぼくなってしまった。
ANGRAに在籍したシンガー達は、どれだけ凄いシンガーばかりだったのか…とフッと思ってしまった。
今後のファビオとANGRAの関係も気になるが、個人的にはRHAPSODY OF FIREの最新作への期待が高まりました。

熱い興奮のままEUROPEへ。
コレが予想以上に凄かった!
良い楽曲、そして良いパフォーマンスがあれば細かいジャンルは関係無いって事実を叩きつけられた。



世代的にはリアルタイムで、彼らの世界的な大ブレイクを体験しています。
名曲の数々を、全く衰える事なくパフォーマンスするバンドの凄さに脱帽です。



今の時代には死語かもしれないけど、“ロック・スター”と言う言葉が似合うジョーイ・テンペスト(Vo)。
その華やかパフォーマンスと、その衰えを知らない歌声の前には言葉も無かったです。
ぶっちゃけ、若いメタル・ファンは「所詮、80年代のバンド」と見下していたと思います。
しかし、曲が進むに連れて会場全体が一体化していったのは若いメタル・ファンをも魅了するモノを今も彼らが持っていると言う事でしょう。
あの“Final Countdown”の大合唱が全てを物語っています。



ここで満足したので、トリのSTONE TEMPLE PILOTS with Chester Benningtonは観なかったです。
ただ、ホテルに帰ってネットで彼らの出演時の“惨状”を読んで申し訳ないって思いました。
せめてSTONE TEMPLE PILOTSとEUROPEの出演順が逆だったら…。
ゴメンなさい、個人的には全くのノーマークでした。
チェスターのVoは好きです、コレがLINKIN PARKだったら絶対に観ていたのですが(苦笑)。

とりあえず初日、終了。
何はともあれ、LOUD PARK 13の初日は文句無しで滅茶苦茶楽しかったです!!
そして運命の「2日目」へ。
コレがホンマに『伝説のライヴ』を目撃する事になるとは、この時点では夢にも思ってなかったです…。

(PART-2に続く)

LOUD PARK 13に行ってきました!(序章)

2013-10-19 23:58:50 | 音楽
LOUD PARK 13(1日目)に参戦して来ました。

まぁ~複雑な思いが消えないのは事実ですが、4時起きで新幹線に乗って埼玉スーパーアリーナに行きました。

今、晩ご飯を食べてホテルに着き。
シャワーを浴びたので、初日の感想をザックリと挙げます。
2日間のライヴの詳細に関しては、また後日コッテリとUPする予定です。

まず最初にハッキリ言います…滅茶苦茶楽しかったです(笑)。
確かに動員面ではちょっと寂しいかと思ったし、音響に関しても相変わらず問題有り(今日は特に爆音で音が割れてました)。

自分が観て印象に残ったバンドを箇条書きで言うと…。

・CROSSFAITH
かなりカッコ良いパフォーマンスでした。
関西訛りのMCに親近感を持ちました。

・THERION
スノーウィの独壇場でした(笑)。
ただ機材トラブルで、思うようなライヴが出来なかったのは観ていて判りました。

・LYNCH MOB
コレはLYNCH MOBと名乗ったDOKKENでした。
ジョージ・リンチ先生の鬼神の如きギターを堪能。
あとシンガーのキースくん、歌が巧すぎ(微笑)

・BEHEMOTH
もう鬼のカッコ良さ!
新しいヴィジュアルも最高!!
疾風怒涛の選曲ではなく、ヘヴィかつミドルの楽曲中心の選曲に賛否は分かれるかも?!
個人的にはサタニックな雰囲気が増して、このバンドらしいと思いました。
「死ね!ジーザス!!」と日本語で叫んだネルガル様…凄い。

・CARCASS
この日、一番の歓声が上がったのは間違いなく彼ら。
新旧の楽曲をバランスよく組んだ選曲も良かったのでは?
噂された「あの人」のゲスト参加は無かったです(笑)。

・ANGRA
何この一体感は?!
ファビオのバンドの馴染み方に驚き。
更にライヴで楽曲の持つ本来持っている魅了を引き出した、パフォーマンスの素晴らしさにも驚きました。
ファビオとANGRAの関係が逆に心配になりました(苦笑)。

・EUROPE
単純に素晴らしかった。
彼らがヘッドライナーになるべきだったと思います。
名曲の数々もそうですが、お客さんの乗せ方とバンドの魅せ方を熟知したパフォーマンスは圧巻でした。

ってな感じ。
まだまだ言いたい事は一杯ありますが、さすがに今日は疲れたので寝ます。
問題は明日です(苦笑)。
「タナボタ」でトリに昇格したインギーに期待しています。
明日もMETALを思いっきり楽しみます!!

落胆、そして失望…。

2013-10-18 20:03:09 | 音楽
実は、まだ気持ちの整理が全く出来てないのですが(苦笑)。

明日から参戦するLOUD PARK 13。
その直前になって我らがキング様率いるKING DIAMONDが、その出演をキャンセルしたのが発表されました。
LOUD PARK 13の大トリなのに…。



キャンセルにいたる経緯は以下の通りです。

「10/20(日)のLOUD PARKに出演を予定しておりましたKING DIAMONDですが、
バンドの機材を乗せた船便の遅れにより、これらの機材が予定通りに到着しないことが判明し、
何とかしてLOUD PARKに間に合わせる他の方法はないかと手を尽くしましたが、
残念ながら最終的に機材の到着は実現不可能と判断せざるを得ない状況となってしまいました。
バンドには代替機材で公演を行う交渉も行いましたが、自身の機材以外では公演を行えないというバンドの意向、意思は固く、
やむを得ず出演をキャンセルすることとなりましたことをお知らせ致します。」
(LOUD PARK 13 HPより)



ハッキリ言って、キャンセルの一報を聞いた時。
頭が真っ白になりました。
まぁ~バリバリ仕事をしていたので表に出せないですが、落胆のあまり涙が溢れるのを必死に抑えました(自嘲)。
本当にショックです。
以前にも言いましたが、今回LOUD PARK 13に参戦する動機はキング様とKING DIAMONDというバンドでした。
中学生の時、初めて『Abigail』を聴いて衝撃を受けて今現在にいたるまで想いは変わりません。



キング様とバンド側の主張も理解出来ます。
そのシアトリカルなライヴ故に、様々なギミックを仕込んだステージ・セットや機材の重要性も判ります。
ソレが無いと、キング様やバンドが本来持つ魅力や醍醐味を発揮出来ないと言うのも充分に理解出来ます。
観せるならば「完璧な形で」という、プロフェッショナルな姿勢と考えも判ります。
ただ敢えて言いたいのは、どれだけ“KING DIAMOND”というバンドの初来日を楽しみにしていたファンがいたかと言う事です。
更には、そう言ったギミックだけでなくファンはKING DIAMONDと言うバンドの「音楽」に魅了されているのでは?と思います。



“完全な形”でのKING DIAMONDではないかもしれない。
でも待っていたファンの為にも、代替機材で何とかライヴを決行する英断をキング様とバンド側に出して欲しかったのがファンとしての本音。
そのバンドの勇気ある英断があれば、バンドの心意気に応えるべく更に熱いライヴになっていたのでは?
KING DIAMONDと言うバンドの初来日は、文字通りの『伝説のライヴ』として語り継がれたのでは?!
今回最大の“目玉”であった「フル・ステージによるライヴ」が、結果的に命取りになったのは皮肉としか言えない(自虐)。



残念です。
そして大きな失望感を拭う事が今は出来ません。
ただ、日本のメタル・ファンにとって最大のフェスティバルであるLOUD PARK 13。
参戦する限りは、絶対に楽しもうと思います。

行くぞ! LOUD PARK 13!!

2013-10-12 21:28:48 | 音楽
今年も参戦します!
LOUD PARK 13!!
思えば今年のLOUD PARK 。
個人的に行くか、行かないかの判断基準はKING DIAMONDでした。



嫌な言い方ですが、キング・ダイアモンド様を観れるチャンスは今しか無いと判断しました。
そして今年のLOUD PARK参戦を決意しました。
更にヨーロッパで使っている、フル・ステージを持って来日と言うのも嬉しいです。
最大かつ最高の状態でKING DIAMONDを、ここ日本で観れる事実はファンとして嬉しいです。



そんな今年のLOUD PARK。
出演バンド&アーティストに関して、凄まじい賛否両論を呼んでいます。
確かに「?!」となったのは事実ですが、そんなに悪いラインナップとは個人的には思わないです。
行った限りは、思いっきり楽しみたいと思います。
ってな訳で、2日間で僕自身が楽しみにしているバンドを挙げてます。
まず初日19日(土)から。



日本のCrossfaith。
もう某誌ではガン無視されてますが、彼らは凄いバンドだと思います。
楽曲のクオリティーは、もう日本のバンド云々のレベルではないです。
日本よりも、欧米での圧倒的な人気と支持が確立される逆転現象が起きてます。
実際に“LIVE”で体感したいバンドです。



THERION。
実は大好きです(笑)。
今回の来日公演でのバンド構成が気になります。
フェス形態でしか来日が無いのが残念ですが、このバンドの特殊性を考えれば仕方ないのかも?
アレだけの高密度のシンフォニック・メタル、生で体感したらどうか興味深いです。
あとスノーウィ・ショウが今もバンドにいるか興味深いです(苦笑)。



LORDI。
怪獣メタルな彼ら。
Mr.ローディは熱狂的なKISSファンとして有名です。
このLOUD PARKを観た後、僕らもそのままKISSの大阪公演に行きます(微笑)。
ここ最近のアルバムは、正直「?!」って感じでした。
ただLIVEの凄さは変わりないと聞きます。
実際にソレを体感したいです。



BEHEMOTH。
祝・ネルガル閣下復活!!
大好きなバンドなので観たい思いはありましたが、それが出来ないバンドでもありました。
ネルガル閣下が、無事に健康状態を取り戻した事も喜ばしい!
その御姿を生で観れるサイコーの形となりました。
あとオリオン様の肉体美(笑)、そして魔人インフェルノのDrにも注目です。



CARCASS。
まさか本当の意味で“再始動”するとは思ってなかったです。
しかも最新作は文句無しの傑作でした。
「今、現在のCARCASS」を観る事に注目です。
あと噂される“あの人”はホンマに飛び入り参加するのでしょうか?!
注目です!!



ANGRA。
バンドとしては、ファビオ・リオーネ(Vo:RHAPSODY OF FIRE)をゲストに迎えた体制。
しかしながら、ここ最近の彼らの言動を聞いているとファビオの“引き抜き”に掛かっているとしか思えない(没)。
ファンとしてはファビオと言う優れたシンガーを得て、ANGRAが楽曲の持つ良さをパフォーマンスで発揮出来るのか観てみたい。
あとRHAPSODY OF FIREの曲も演るらしい、多分「あの名曲」でしょう。
観てみたい!!



そしてEUROPE。
あくまでも個人的なお願いですが、彼らの場合は「今、現在進行形としてのEUROPE」でなくて良いです(苦笑)。
もうコレでもか!ってくらいに、自身の持つ名曲&ヒット・ソングをガンガン演って欲しいです。
透明感溢れる初期の名曲、そして大ブレイクした時の曲だけをプレイしてくれるだけで文句は無いです。
個人的には初期やあの頃の楽曲の中でも、一番“Carrie”が聴きたいです(笑)。



あと最後に決まったLYNCH MOB。
来日するメンバー構成も気になりますが、本音を言えばT&Nが良かった(爆)。
ただ我が「ギター・ヒーロー」であるジョージ・リンチ先生。
その鬼神の如きギターを堪能出来ればOKです。
出来れば…DOKKENの曲を沢山演って欲しいですが(笑)。



そして20日(日)。
まずはMETAL CLONE X。
本音を言えば、ChthoniCとして来いや!と思いました(怒)。
色んな複雑な思いはありますが、マーティ・フリードマン(G)のプレイは観てみたい!
フェスなんでアリでしょう。



TRIVIUM。
個人的には、今まで全く聴いて来なかった彼ら。
ただ最新作が、これまた凄く良い。
期待しています。



SPIRITUAL BEGGARS。
最新作は傑作でした。
実はARCH ENEMYではない、マイケル・アモット(G)を観た事が無いのです。
凄く楽しみ。
あとシンガーのアポロ・パパサナシオ、この人の歌も楽しみです。
アモット兄ちゃんの奏でるフライングVに酔いたいです。



YNGWIE MALMSTEEN。
はい、滅茶苦茶ファンです(微笑)。
LIVEで彼を観るのは、凄~く久しぶり。
愛妻エイプリルの影響もあってか、その天上天下唯我独尊ぶりに(悪い意味で)拍車がかかっています。
しかし彼は良い曲を沢山持っているのは事実であり、それをプレイ出来るバンドを持っています。
当日のセット・リストも気になりますが、同時にステージ・セットも注目です。
ただ良い楽曲、そして良い演奏を期待します。



そしてKING DIAMOND。
キング様にとって、コレが念願の初来日となります。
健康状態も回復し、ヴォーカルのコンディションを良くなったと言います。
まさか日本でキング様を観れるとは、夢にも思わなかったです。
あまりに思い入れがあり過ぎます。
キング様とバンド(アンディ・ラ・ロックもいる!)が演奏した瞬間、泣いちゃうかもしれません。
この方の為だけLOUD PARKに行くと決心したのです(おまけに初の2日参戦!)。
自分にとって特別な日となるかと思います。

ザッと挙げると19日の方が、観たい・楽しみってバンドが多いのは皮肉ですね。
色んな事を言われますが、やはり参戦した者でしか味わえない楽しみと醍醐味があるのがフェスです。
とにかく行くメタル・ファンは、楽しまないと絶対損です。
あと余談ですが、今年は食べ物コーナーの規模が大きいです(笑)。
美味しいと噂のマグロ丼も今から楽しみです(昨年は無かったと思う)。
参戦の報告は、また後日このブログでやりたいと思います。
LOUD PARK 13、いよいよ来週開催です!!

セシールの雨傘

2013-10-08 00:56:41 | 音楽
飯島真理さんの『Super Best』を衝動買いしました。

飯島真理さん。
僕にとって、今も「青春のアイドル」です。
「マクロス」直撃世代なので、彼女との出会いは当然アニメでした。
今の「声優アイドル」の先駆者…と言うと語弊があるかもしれませんが(苦笑)。
出会いは「マクロス」というアニメでしたが、次第に彼女の“アーティスト”としての才能に魅了されました。
まだ今の様な筋金入りのメタル・ヘッドになる寸前(洋楽は聴いていた)、日本のアーティスト/シンガーで一番好きだったのは彼女です。
周りが中森明菜や菊池桃子、そしておニャン子クラブといったアイドルに夢中だった頃です。
お小遣いを貯めて彼女のアルバムを買って聴いていたし、彼女の出るTVやラジオをチェックしてました。
大ファンだったんです(笑)。

ご本人は「飯島真理=リン・ミンメイ」というイメージに、当時かなり抵抗があった様です。
アニメで聴く彼女(ミンメイ)と違い、アーティストとしての飯島真理の「歌」は全く違ったと思います。
ポップながらも、何か憂いや明るくなりきれない暗さを持っている様に感じました。
特に彼女も以前語っていましたが、あの名曲“愛・おぼえていますか”の大ヒット以降。
彼女は自身の「ミンメイ」というイメージを嫌い、よりアーティスティックな音楽性に進んで行った様に感じます。
同じ頃、僕も運命的なKISSとの出逢いがあり、今現在のようにメタル・ヘッドになっていき彼女の音楽を聴く事は少なくなりました。
でも今でも大好きです、特にこの頃の彼女が。
アルバムとしては、4thアルバム『KIMONO STEREO』が当時の彼女の最高傑作だと思います。
そして今も聴いて心を締め付けるのが、他でもない“セシールの雨傘”という名曲です。

“セシールの雨傘”。
彼女自身、自分の作った楽曲の中でも完成度の高い曲と語っています。
作詞を担当したのは松本 隆、歌詞は映画「悲しみよこんにちは』がモチーフになっていると言います。
とは言え、歌詞の内容は単純で要は「前の彼女と偶然、雨の街中で再会した男」の歌。
この未練がましい男視点の歌詞と、切なくて少し冷たく重い曲調(湿ったギター・ソロも良い:笑)が見事にマッチしています。
特に印象的なコーラス、あの「花柄の傘と擦れ違う度に…」というフレーズにはグッと来てしまいます。
もし自分がかつての大切な人と、偶然街中で再会したら?
多分、声を掛けようかと悩んでいる間に相手は僕を素通りしていくかと思います(自嘲)。

実は、この“セシールの雨傘”。
色んなヴァージョンがあるもの有名です。
少しダンサブルなモノや、よりR&Bっぽい渋いアレンジがされたヴァージョン。
あくまでも自分の「思い出フィルター」もありますが、僕が最も愛するのが最初にシングルとして発売されたヴァージョン。
この情けない「ぼく」視点の歌詞、そしてセシールが最後に「ぼく」に見せる行動を含め、このヴァージョンが一番好きです。
歌詞もモチーフの様に、まるでソレが映画のように情景が目に浮かびます。
今でも雨の日に、時折有線やラジオでこの歌が流れると嬉しくなります。
もう25年以上も前の歌ですが、聴けばきっと多くの方の心に何かが残ると思います。

そんな飯島真理さん、今はアメリカを中心にアーティスト活動中です。
25年経って、真理さん自身は「ミンメイ」の事を自身の分身として受け入れる事が出来る様になったそうです。
今、この“セシールの雨傘”を多くの方に聴いて欲しいと思います。
心の中に何かが残った方は、絶対にこの曲が雨の日に聴きたくなるのは間違いないです。



 Rain Rain Rain 雨の街で
 不意に君を見掛けたのさ
 Rain Rain Rain 目があったのに
 知らん顔のセシール

 気付かぬ振りしてるの? ぼくを忘れたの?

 花柄の傘はあの頃と同じ
 寄り添う影が ぼくじゃないだけ
 新しい彼は優しそうだね
 少し安心したよ

 Rain Rain Rain 愛し過ぎて
 傷をしるしあった

 雨が消してくれるさ ぼくたちの過去を

 映画のパンフレット セーターの胸に
 抱いてた

 地下鉄に降りる階段の手前
 君は一瞬 振り返ったね
 そして泣きそうに微笑みながら
 傘をたたんで消えた

 花柄の傘と擦れ違うたびに
 君じゃないかと覗きこむのさ
 短く揃えた栗色の髪
 それがぼくのセシール

 花柄の傘と擦れ違うたびに
 君じゃないかと覗きこむのさ
 短く揃えた栗色の髪
 それがぼくのセシール


◯こちらがPV、さすがに「時代」を感じますが真理さんは可愛いです(笑)。




◯コチラが『KIMONO STEREO』に収録されてるヴァージョン、ファンの皆さんはコチラが好きと言う方も多いです。




「我は死神、そして世界の破壊者なり」

2013-10-06 13:54:58 | 映画
現在、製作中のレジェンダリー版『ゴジラ』。

何かと“極秘”という言葉が付いて回る作品故に、一体本作がどんな作品になるか予想出来ない状況でした。
しかし、先日突然ネットにティーザー予告篇が「流出」という形で公開されました。



何か微妙な言い方になりましたが、今は多くの動画サイトでこのティーザー予告篇は削除されています。
ラッキーにも、その予告篇を観て思ったのですが、あまりに画質のクオリティーが高過ぎます。
今回「流出」したのは、昨年のコミコンで公開されたヴァージョンだと思われます。
アチラのファンの間では、コレはワーナー側の“自作自演”の「流出」ではないかと言う事。
ソレによってファンの反応を見てみよう…と思った作為的なモノではないかと言われています。



しかし噂には聞いてましたが、このティーザー版は凄いです。
かの『パシフィック・リム』とは全く異なる、この絶望感は一体何でしょうか?!
監督のギャレス・エドワースにしろ、最終的に脚本を完成させたフランク・ダラボン。
更には製作陣や出演者たちまで、今回のレジェンダリー版『ゴジラ』の持つ「ダークさ」を訴えていました。



それもコレを観れば納得、凄惨な破壊の爪痕は本作の持つ「ダークさ」と直結していると予想されます。
ゴジラが放射火炎で撃ち抜いたビルの残骸でしょうか?
さもなくばゴジラと噂される新怪獣との激闘の痕でしょうか!?
そして死屍累々の山であるもの、怪獣の脅威と破壊と殺戮の凄さの現れです。





そして一番の注目はコレでしょう。
噂される新怪獣、ソレも昆虫型怪獣だと言われます。
でも、コレを観る限りではゴジラの前に倒されたしまったと思われます。



このティーザー公開時、まだ脚本が完成していなかった事。
あくまでもVFXのテスト的意味合いも強かったとも言われています。
ただ前のエメリッヒ版「ゴジラ」と違い、以前にも言いましたが早い段階からゴジラと敵対する新怪獣の登場は決定していた事になります。



ラスト、逆光の中を凄まじい砂埃が舞う廃墟と化した都市を巨大な物体がゆっくり動いている。
そして我々が良く知る“あの咆哮”によって、この巨大な物体がゴジラである事が判ります。
この咆哮を聞いた瞬間、もう鳥肌が立ちました。
そう、コレは間違いなく我々が知っている『ゴジラ』であると…。

以前にもブログで取り上げましたが、レジェンダリー版『ゴジラ』のルックスに関して。
マグロ喰っていたヤツとは根本的に異なり、我々が良く知る日本のゴジラのデザインを尊重したモノであるのは間違いありません。
今年の夏以降、レジェンダリー版『ゴジラ』はこんな姿であるのは間違いないと言われています。
エドワース監督の「日本のゴジラ・シリーズの新作である」という拘りを感じます。





先にも触れた本作に登場が予想される新怪獣。
脚本を手掛けたダラボン曰く、「今回ゴジラは最低でも2匹の醜悪な敵と戦う」とコメントしています。
今回のティーザーに登場した昆虫型型怪獣、そしてもう1匹の新怪獣の登場は間違いです。
今年の夏、コミコンで公開された予告篇には、蜘蛛型の怪獣が空港にて軍隊やゴジラを対峙する描写があったとの事。
ソレを観た、現地のファンの方が描いたイラストがコレ(微笑)。



細かいディテールまでは判りませんが(笑)、間違いなく昆虫型怪獣だと思われます。
デストロイア幼体、さもなくばレギオン・ウォーリアーみたいです(こっちはガメラか:苦笑)。
ただコレ、サイズ的にはジャンボ・ジェット機サイズだったとの事。
だいたい全長60m、高さが19m位が基準らしいです。
しかしド~ンと登場したゴジラの脚は、ソレよりも遥かに巨大だったそうです。
本作に登場するゴジラは、一部の噂では100mを越える超巨大サイズと言います。
そして先日、ネットに突如現れたのがコレです。
何でもレジェンダリー版『ゴジラ』に登場する、もう1匹の怪獣のデザインとも言われています。



その名も「BEHEMOTH」!
聖書に登場するサイやカバをモデルにした最強最大の怪物、そして暴飲暴食の悪魔の名を持つ怪獣。
どういった経緯でコイツが登場するか全く判らないし、実際に登場するのかも不明です。
でも、人類の「負」の象徴であるゴジラ(大いなる自然の怒りと言う解釈もある模様)。
そこに「強欲」や「暴飲暴食」という悪魔を意味し、人類に襲いかかるベヒーモス(絶対に人を喰う筈)。
いや~コレが単なるファン・アート(その可能性も高い:苦笑)ではなく、実際にゴジラと戦う怪獣だったら滅茶苦茶燃えます!!
ただ、やはり敵となるのは宇宙怪獣(又は生物兵器)という説も依然として強い噂です。
正に無力な人類にとって、絶望的な戦いに巻き込まれる「怪獣映画」になりそうな予感がします。

正式な予告篇は11月3日、又は12月12日公開とも言われています。
期待して待っていたいと思います!!



Millendium/ETHEREAL SIN

2013-10-05 11:48:04 | 音楽
日本のシンフォニック・ブラック・メタル・バンドである、ETHEREAL SIN。
その最新作となる2ndアルバム『Millendium』を聴いた。



まず最初に「日本にもこんなバンドがいたのか」と驚いた。
まだまだ自分が知らないだけで、日本のメタル・シーンには良いバンドが沢山居るのだと実感した。
そして次に、このバンドとしての完成度の高さに更に驚いた。
最初に“シンフォニック・ブラック・メタル”系と言った。
そう言われれば、すぐにCRADLE OF FILTHやDIMMU BORGIR等と言ったバンドのサウンドを連想する。
確かにCRADLE OF FILTHやDIMMU BORGIR等に通じるサウンドだと思う。
しかし、彼らはそう言ったバンドの単なるコピーでは無いと断言出来る。



同じくアジアから登場し、今世界中でブレイクしている台湾出身のCHTHONIC。
彼らも登場した時は「CRADLE OF FILTHのコピー」と批判された。
しかし活動の場がより広くなっていった事、欧米での大規模のツアーやフェス等への積極的な参加がバンドの成長を促した
欧米のバンドとは違うオリエンタルな要素を全面に打ち出したサウンドにより、他には無い唯一無二の個性的なサウンドを確立した。
では彼らETHEREAL SINの場合は?
メタルというジャンルが認知度が低かった台湾と違い、アジアでは早くからメタルが認知されていた日本。
単に北欧的ブラック・メタル的要素だけでなく、そこに良い意味での「日本のメタル・バンドらしさ」がブレンドされている。
この良い意味での「日本のメタル・バンド」と言うのは、そのドラマチックながら一歩間違えれば「臭い!」と言われるメロディー・センス。
そして随所に仕込まれる、冷たくも美しい「泣き」の要素は日本人ならではのモノだ。
更にツー・バスが怒濤の勢いで鳴り響く、パワー・メタル的疾走感も他との差別化につながっている。
充分にブラック・メタルらしい禍々しさを撒き散らしつつも、メロディックなパワー・メタル的要素の融合が素晴しい。



バンドのリーダーであるYamaDB(Vo)。
決して一本調子にならない、表現力豊かなVoは見事だと思う。
そして、この人は「唄えば普通に唄える人」であるのも大きい。
随所でクリーン・トーンでの朗々とした歌が聴けるが、邪悪なグリム・ヴォイスとの落差も更に強烈になっている。
個人的には、このジャンルのメタルは日本で一番演り難いと思っている(宗教・文化的背景もある)。
しかしバンドの持っているコンセプトと、楽曲やプレイがしっかり融合しているのもリーダーである彼の才能は大きい。



そしてMorgan嬢(key&Vo)の存在。
本作をリリースした時には、既に彼女がバンドから脱退していたのはショックだった。
シンフォニックなキーボード・プレイもさる事ながら、その美しく透明感溢れるソプラノ・ヴォイスはこのバンドにとって大きな「武器」。
邪悪さと疾風怒濤のサウンドの中で、彼女のソプラノの歌が実に映える。
壮大かつ勇猛、そしてドラマチックなサウンドにあって彼女の歌が聴く者の心に染み渡る。
バンド側もソプラノ・ヴォイスの重要性を認識している様で、既に新しいメンバーを加入させている(この方が実に可愛い!:笑)。



あと楽器隊も、かなりのテクニシャン揃いだ。
SarielとKohenによるツイン・ギター。
ネオ・クラシカルで、「泣き」を含めたテクニカルで煌びやかなギター・ソロが聴けるのも嬉しい。
あと、さり気ないアコースティック・ギターの使い方も秀逸。
Seth(B)とSokaris (Dr)によるリズム隊。
このジャンルのサウンドにあって、やはりリズムは非常に重要。
ブラック・メタルらしい、ブラスト・ビートが炸裂するのはサイコー。
その一方でパワー・メタル的にツー・バスが轟き、聴く側が首を振らずにはいれないメタルらしさも良い。
本作、ミックスとマスタリングをStefano Morabit氏が担当。
良い意味でクリアーなサウンドも、このバンドの持つ壮大かつ荘厳なスケールと雰囲気に見事に合っている。

素晴しいアルバムです。
個人的には傑作だと思います。
ブラック・メタルと聞くと、ジャンルとして敬遠するメタル・ファンも多いです。
しかし彼らは所謂「普通のメタル・ファン」が聴いても、カッコ良いと思わせるサウンドです。
興味を持ったメタル・ファンは、是非一度聴いてみて欲しいと思います。
超オススメです。



意識を失って辿り着いたこの地に
勇者の血が流れて行く永久に
遥かなる彼方の光へ届けよう
この叫びは永遠に続く