ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

ラルフ・サントーラというギタリスト

2007-11-30 20:40:41 | 音楽
今、シンガーとしてクリス・バーンズにドップリハマっている。

その一方でギタリストとしては、ラルフ・サントーラのプレイに魅了されてしまっている。

気が付くとラルフがプレイしているアルバムは何枚(主にICED EARTH)も持っていたが、やはり最近僕の琴線に触れるキッカケになったのは、他でもなくDEICIDEの『The Stench Of Redemption』だろう。
あのアルバムにおける、正に天空を舞うような華麗にして壮絶なギター・ソロに魅了された。

あのアルバムにおいてはジャック・オーウェン(ex.CANNIBAL CORPSE)との、熾烈なギター・バトルも素晴らしかったのも言うまでもない。

しかし、残念ながらラルフは既にDEICIDEを脱退したという。
理由はよく判らないが、一説では敬虔なクリスチャンであるラルフと、元祖アンチ・クライストであるグレン先生の間に何らかの軋轢があったとも噂されるが…あまり信憑性には欠けるのは本音(笑)。
ラルフ自身元々一つのバンドに腰を落ち着けると言うよりも、チャンスがあれば様々なバンドを渡り歩く「渡り鳥」タイプなので仕方ないかもしれない。
たまたまDEICIDEが活動休止期間に、今在籍しているOBITUARYより声が掛かり、新作のレコーディングに参加、そのまんまメンバーとして加入して今はツアー中なだけかもしれない(加入経緯としてはDEICIDEの時と酷似している:笑)。

そんな訳で、我が愛しきギター・ヒーローであるラルフ様は今OBITUARYに在籍している。
これまた大ベテランのデス・メタル・バンドへの加入だ。

オリジナル・メンバーで再結成し復活したOBITUARY、その復活第2作目のレコーディング前後にリードGのアレン・ウェスト(ex.SIX FEET UNDER:笑)が、一時的にバンドを離れる事になり(経緯は不明)、その穴を埋めるべくラルフ様にお声が掛かったようだ。

そして完成したのが『Xecutioner's Return』、コレがOBITUARYのMy Spaceで試聴すると素晴らしくカッコ良い!!

ぶっちゃけOBITUARYと言えば、何と言ってもジョン・ターディのVOに尽きる。

再結成で復活した時のサウンドも、全盛期とは全く変わらないサウンドでファンから絶賛された。

新曲を聴く限りでは、何も変わらぬOBITUARYサウンドながら、そこにラルフ様のネオクラシカルで素晴らしいソロが炸裂している。
これがホンマにカッコ良い!!

今は『Xecutioner's Return』が欲しくて仕方ない、日本盤発売の予定が無い気配なので、輸入盤を買うしかないと思っているが…。

ラルフ様がいつまでOBITUARYに在籍しているか疑問ですが、本人はブログで「来年の夏ワッケンでOBITUARYとして出演するのが楽しみで仕方ない!」と発言し、それなりに在籍していく意向のようだ。
更に辞めた筈のDEICIDEにも、新作のレコーディングには参加する意向がある様だし…ラルフ様の心境は如何に?!

何はともあれ、個人的にマイケル&クリスのアモット兄弟、アレキシ・ライホ以来、久々に熱くなれるギター・ヒーローに遭遇したようで嬉しい。

やはりメタルはギターがカッコ良くないとね…。


OBITUARYにおけるラルフ様

さよなら、ケビン・ダブロウ

2007-11-28 21:16:05 | 音楽
昨日、あのQUIET RIOTのヴォーカリストであるケビン・ダブロウが急死したと聞き驚いた。

死因は現時点では不明、まだ52歳だったと言う…。

52歳と言うとそれなりの年齢かと思われるかもしれないが、何分現在のHM/HRの世界は“不老長寿”と言うか、今も現役バリバリで活躍しているミュージシャンが多い事を考えれば、ケビンの急死はやはり「まだ若い」と言う印象が拭えない。

QUIET RIOT…今思えば80年代のLAメタル・ブームのキッカケを作ったバンド。
VAN HALENやモトリーにRATTと言ったスター・バンドが続々と誕生したが、QUIET RIOTは逆にブームに反して失速した。

その原因は他でもなくケビンと言う人物にもあった。

QUIET RIOTはそもそも最初にデビューを果たしたのは、他でもなくここ日本であった。
その当時には、かの故ランディ・ローズが在籍していた。
日本デビューを果たしても鳴かず飛ばずで、その後ランディはオジー・オズボーンとの合流により一大センセーションを呼ぶ。

その後、メタル・バンドとして希であった『Metal Healh』で全米第1位に輝いた。
これによりバンドの創始者であるケビンが、後にケビンがLAメタル・シーン最大の“嫌われ者” として名を轟かす事になる。

ランディを発掘したのは自分だと言い張り、ロスの人気のある若手バンドを次々と悪口でこき下ろし、仲間である筈の他のロスのバンドから次第に敵視される様になる。

その後すっかり人気を失い、バンド内の人間関係の悪化、自分のバンドである筈のQUIET RIOTから追い出されたり、メンバー同士で訴訟合戦になったり、解散と再結成を繰り返していた。

最近の80年代の再評価により、QUIET RIOTへの再評価も高まっていた矢先に、リーダーであるケビンが死んでしまった。

人間としてケビンと言う人物がどうであったか、今となってはどうとは言えない、だがヴォーカリストとしてのケビンは超一流であったのは確かだ。
日本人には絶対に真似できない、太くて圧倒的な声量による素晴らしい歌は唯一無二の個性だった。
正にアメリカン・ハード・ロックを唄うに最適なモノであった。
そのエゴイスティックなビッグ・マウスぶりだけが印象的であり、ヴォーカリストとして決して高い評価を受けていた訳ではなかった。

とは言え、LAメタル直撃の世代にとっては、ケビンとQUIET RIOTと言うバンドは特別な存在である事には変わりない。
今にも“Come on feeI noise!”と言うシャウトが聴こえてきそうだ…。

来年にははからずも新作がリリースされると言う、正にケビンへの追悼盤になる。

ケビンの冥福を心からお祈りします。

http://www.youtube.com/watch?v=KW2J_UZ8lQU
cum on feel the noize

思わぬ一杯に救われた夜

2007-11-27 23:56:38 | 雑談
週明けから急にトーンダウン。

先週までは、やれ会議だ! やれ講演会だ!と殺気立っておりました。

それが全て無事に終わり、何か肩から力がガタガタと抜けたと言いますか、気が抜けてしまいました(苦笑)。

自分の中での達成感はあったものの、力尽きたのか「次」に向かう気力も意欲も湧かない…。

燃え尽き症候群? 冬鬱? どちらにせよ精神的には非常に危うい状態です。

こんな時には何もしないのに限る、ジタバタする事なく薬を飲んで自宅に引きこもりました。

今はこころが少し肉離れを起こした気がします、そんな時には無理は禁物! 少し休む事にしました。

昨晩、久々に定時で仕事を上がり、駅のキヨスクにて熱燗を買いました。
お姐さんが手渡してくれたのはいつものブツではなく、見たこともない新商品でありました。
思わず「アレ?いつものは?!」と聞く僕、意外な答えが返ってきました。
お姐さん曰わく「今会社はコレを押してるの、もう次は取り扱わないけど、お客さんまだ呑んでなかったでしょ? だから最後の一本は取っておいたの。」
もう何と言いますか…ちょっとした心使いですが、無性に嬉しくて仕方ありませんでした。

早速買い、くいっと一杯。
普段ホームで呑む熱燗よりも、凄く温かくて心に染み渡るような味でした。

良い仕事をした後は美味い酒が呑める、そうなる様に僕も「心の肉離れ」を早く回復せねば!と思いました。




13

2007-11-25 19:31:30 | 音楽
最近、すっかり“Voice Of Death Metal God”クリス・バーンズの「声」の虜になっています。

特にクリスが衝撃的なデビューを果たしたCANNIBAL CORPSE時代ではなく、何故か今現在のSIX FEET UNDERにおけるサウンドにハマってしまった。
我ながら屈折していると言うか、コレも自分が後追いの「デス・メタル」ファン故かもしれないです。

今現時点での新作『Commandment』は傑作だと思う、他のアルバムも聴きたくなり探し回ったが、コレが見事なまでに『Commandment』しか扱っていない店ばかりでした(苦笑)。
CANNIBAL CORPSEの時にも思ったが、ひょっとしてUS産デス・メタルって人気が無いのかな?
メタル系に強いCDショップを幾つか回ったが、CANNIBAL CORPSEもSIX FEET UNDERも最近のアルバムしか店頭在庫がない。
過去のアルバムを捜すとなると、やっぱりネットで検索・注文となってしまう。

別に輸入盤でも構わないが、やはり個人的には日本盤が欲しい。

余談ですが、最近本当にCDが売れないと言うのが深刻な業界の問題と言われていますが、ちょっと油断していると人気のあるアーティストやバンドでも日本盤はすぐに廃盤になる、困った時代になったものです…。

話が横道にそれましたが、今回は『Commandment』の前作『13』はネットにて注文した。
アッと言う間に届いたので、仕事帰りに疲れた身体で何軒もCDショップを回った自分がバカみたいに思えます(自嘲)。


それはさておき、意味深に『13』と言うタイトルが付いた本作、ネタバレをすると所属するレコード会社よりリリースするアルバム・シングル・DVD等も含めて、単に本作が13番目の作品だったらしい、それ故にあっさりと『13』とタイトルにしたらしい(爆笑)。
意味深に深読みさせつつも、あっさりそれを翻す、人を食ったクリス・バーンズと言う存在の歪んだユーモアを感じるエピソードですね。

新作である『Commandment』はヘヴィさとブルータリティーを兼ね備えつつ、何処かキャッチーさも含んだ作品でした。
それに対し『13』は、正に豪速球と言うかストレートかつ、愚直なまでにシンプルなデス・メタルを具体化しています。

本作も文句なしの傑作!

本作を聴いていて判った事がある、過去にAC/DCの傑作『Back in Black』をそのままカヴァーした前科からも明らかなように、SIX FEET UNDERの根底に流れるのはロックン・ロールです。
骨の髄までメタルであるCANNIBAL CORPSEとは、この辺りが決定的に違う要素だろうと言えます。

この邪悪さ、自虐的なまでに爆発的な疾走感、この破壊力と重量感…。
言い方は悪いが、正に“発狂したMOTORHEAD”!

『Commandment』の時に「もっとスワンソンのギターが全面」などと言ったが、前言撤回! 彼は本作においてド派手に弾きまくっている!!

それにしてもクリスのヴォーカルは素晴らしい。
今や腐る程にデス・メタル・バンドが存在し、そこにデス・メタル・シンガーがいる訳だが、もはや誰もクリスの人外魔境にして獰猛な超重低音のヴォーカルにはかなわないだろう。

まだ当分はクリス・バーンズとSIX FEET UNDERにハマり続けそうだ…。


棺の中からは
こんな世界はちっぽけに見える
死神が 俺達の全てを待ちかまえている

これこそが正に“死の装飾”



VILE

2007-11-23 21:49:44 | 音楽
連休ですね。
とは言え、明日はしっかり仕事があるので、個人的には全く関係ありませんが…(苦笑)。

さて、「今日の一枚!」って訳ではないですが、懲りもせずにCANNIBAL CORPSEの5thアルバム『Vile』を紹介します。

本作から現在もCANNIBAL CORPSEのVOであるジョージ“コープスグラインダー”フィッシャーが参加した、CANNIBAL CORPSEと言うバンドにとって大きな“転機”となったアルバムです。

先日SIX FEET UNDERをネタにした時に、先代VOであったクリス・バーンズをバンドが「解雇」したと言いました。

当時、この事はやはりファンでなくても衝撃的でした。

CANNIBAL CORPSEと言うバンドのイメージ、サウンド、歌詞等にいたるまでクリスが担っていた部分は絶大でした。
今もファンから「GOD OF DEATH METAL」として熱狂的に崇拝されているクリスです、熱烈なマニアからはクリスが解雇された時点で「CANNIBAL CORPSEは終わった!」と言う見解を持つ信者も少なくはないでしょう。

事実、クリスはこの『Vile』のレコーディングには参加していましたが、その途中で解雇されると言う緊急事態だったのは確かです。
僕は未聴なのですが、この『Vile』の収録曲をクリスが唄ったテイクも存在するそうです。
クリスとジョージの違いを知るには、ちょうど良いのかもしれません。

クリスの人外魔境なまでの重低音だったデス声と、ジョージの図太いながらも咆哮型のデス声は全く違う個性を持っています。
極端な言い方をすれば、凄まじい人間離れしたクリスのデス声よりも“聴き易い”と言えるのかもしれない、ジョージの声はバンドにとって新たな可能性を開くキッカケになりました。

CANNIBAL CORPSEのファンの間でも、この『Vile』は傑作であると評価が非常に高いです。

おそらくバンド側は「クリス色の払拭」と言う大きな課題に向き合い、従来よりもバラエティー豊かな楽曲作りになり、本作に賭けるメンバーの壮絶な意気込みがアルバムを傑作に仕上げたのかと思います。

ジョージは作詞をしないので、本作より本格的にアレックスやポールが作詞面でも中心的な存在になりました。

「クリス色の払拭」と言っても、自らが築き上げてきたエクストリームなイメージを崩す事はなく、アルバムのジャケットにしろ歌詞にしろ、従来通りにエゲつくグロくて悪趣味さが徹底されています。
特にこのジャケット、最低ですね(勿論最大級の“誉め言葉”です:笑)。
下半身と腕を切断され、身体中から蛆虫が湧いているゾンビ…全くもってCANNIBAL CORPSEらしい酷い極悪ぶりです。

楽曲・音質共にクオリティーが高く、CANNIBAL CORPSEと言うバンドとしてだけでなく、デス・メタルと言うジャンルにあっても最高傑作の一枚と挙げても良いかもしれません。

余談ながら、本作の訳詞は色んな意味で笑えます。
翻訳した方のセンスも、個人的には高く評価したいです。

明日は仕事なので、本作を聴きつつ気持ちを引き締めながら、ゆっくりと眠りたいと思います。


あれよあれよと壊れる命
このモノリスがなせる業
生贄となった人類
獣とした腐肉の大群が襲いかかる
死のモノリス
さぁ 共喰いだっ!!



映画における“真のヒーロー”とは?!

2007-11-21 20:44:53 | 本・雑誌
仕事帰りに今月号の『映画秘宝』を買う。

まず本屋で平積みになっていた、今月号の表紙を見た瞬間に心が震えた。

今、この時代に「オレたちの映画ヒーロー ベスト100」の見出しに、永遠のヒーローであるブルース・リーを表紙するセンス…最高です。

数ヶ月続いた別冊との同時リリースのせいか、先月号は何か妙にテンションが低く、「秘宝」らしからぬ淡白さにガッカリした。

だが今月号はどうだ? 記念すべき100号リリースを前にしたせいか、それとも我らが“神”を表紙にしたせいか、実にテンションが高くて中身が濃いのが心地良い。

このバカバカしいまでの拘り、このムダなまでの暑苦しさ、時代錯誤な感覚こそが「映画秘宝」のあるべき姿だろう。

今やちょっとしたブームにある、黒澤明映画のリメイク対して「クロサワ入門」として、あの角川春樹にインタビューした超絶的な内容は圧巻。

更に特集である「映画ヒーロー ベスト100」、もう読んでいて自然と頬が緩むのが判った。

お馴染みの高橋ヨシキ氏による“DEVIL PRESS”の充実も素晴らしいかったが、個人的には日本では数少ないサタニック・メタル・バンドGENOCIDEを取り上げていたのが嬉しい。
再結成したのは知っていたが、ファンとしては活動が今後より活発になるのを願う(祈・新作リリース!)。

今月号は質・量ともに最高、来るべき記念すべき100号に対する期待が高まるばかりです。



ANGEL DOWN

2007-11-20 23:56:50 | 音楽
HM/HR界最大にして最後の“暴れん坊将軍”セバスチャン・バックによる、待望の1stソロ・アルバム『Angel Down』が遂にリリースされた。

今更セバスチャン・バックとは何者かを語るのは野暮だろうが、SKID ROWを脱退(正確には“解雇”と言うべきか?)から10年と言う歳月を経て、やっと正式な形でソロ・アルバムがリリースされたのは、デビュー当時からのファンとしては非常に感慨深い。

もう2年前から初めてのソロ・アルバムが『Angel Down』になる事、新しいマネージメント会社と契約した事、プロデューサーにかのロイ・Zを迎えた事…こう言った情報は明らかになっていた。

なのに何故こんなに時間が掛かってしまったのか?
それも簡単に予想はつく、バズは自分の望む完璧な環境の中で、再度メジャー・デビューを果たしたかったのだろう。
その為には完成したアルバムを“寝かせる”事になっても、妥協なく自らの環境を整えたかったに違いない。

一世を風靡した前のバンドから離れ、今やバズも完全な一人のソロ・アーティストとしての再出発だ。
本作に賭けるバズの意気込みは、ファンの思う以上に熱く並々ならぬ思いがあったのだろう。


さて、肝心の『Angel Down』の内容だが、待たされただけの甲斐のある素晴らしい傑作に仕上がっている。

バラエティー豊かな楽曲、完璧なバックの演奏、話題の“親友”アクセル・ローズとの奇跡の共演等々…文句なしにカッコ良いメタル・アルバムの傑作だ。

某B!のアルバム評では賛否両論で、バラエティー豊かと言うよりも一貫性が無いと辛辣なコメントもあったが、個人的にはそれは的外れなモノだと思う。

コレはセバスチャン・バックと言う、一人のロック・シンガーの、過去10年人生を振り返った内容が詰まっている。

信じていた親友達との確執と裏切り、思いもよらぬミュージカル・スターとしての復帰、世界情勢の移ろい、それでもやはり消す事の出来ない己に沸き上がるメタル魂、バズと言う一人の男が、その目で見て心に感じた様々な思いが全て楽曲に詰まっている。

メタル・マイクをはじめとする彼のバック・バンドの演奏が完璧なのは当然だが、何よりも驚異的なのがバズ自身がシンガーとして未だに成長し続けている事。
バズも40歳を迎えようとしている、多くのシンガーは加齢と共にシンガーとしての“旬”を逃していく事もある。
バズのシンガーとしての成長は賞賛に値する。

確かにSKID ROWと言うバンドはレイチェルとスネイクのバンドだったが、そこに「特別な何か」を注ぎ込んでいたのはバズであった事が明確に判る。

ファンとして願う、このアルバムが色んな意味で成功して欲しいと。
過去に捕らわれず、今を不器用ながら必死に生きるバズと言う、稀代のロック・シンガー、そして愛すべきメタル・バカの為にも…。


バズ、おかえりなさい。
貴方の帰還を、ずっと待っていて良かったと思える素晴らしいアルバムです。


貴方に判るでしょ
私は貴方を忘れる事なんて出来ない事を
貴方にも判る筈
こんなにも心が痛む訳を…
例え何千年と言う歳月が流れても
私は貴方と交わした約束にすがるでしょう
脳裏をよぎる貴方の面影
この心に宿る不滅の想い、かけがけのない愛である事
そう 今も貴方がそばにいる様にと




冬の足音

2007-11-19 21:53:29 | 雑談
今日は仕事で清水寺~伏見稲荷に行きました。

とりあえず清水寺での観光客のあまりの多さに、あまり人混みが好きではない僕には厳しいものがありました(苦笑)。

正に木の葉も色付き、今「秋の京都」を満喫するのは最適なのかもしれません。
とは言え、今日は急に一段と冷え込みましたよね。
秋本番と言うよりも、個人的には早くも冬の足音を聞いたような気分でした。

仕事が終わってトボトボ歩いていると、フッと駅前の某有名ホテルのイルミネーションが目に止まりました。

今の職場になってから、このホテルのXmasイルミネーションを見るのは3回目…アレからそんな歳月が流れたのを実感しました。

思わず足を止めて、このイルミネーションに見入ってしまいました。

ちょうど今頃から至る所で、煌びやかで美しいXmasのイルミネーションを見る事が出来ます。

それは同時に本当に今年も残り後僅かとなった、一年のフィナーレに向けたカウントダウンが始まった訳です。

だからと言って、今年一年を振り返ろうとは思わない。
12月31日・大晦日ギリギリまで、諦めの悪い僕は良くも悪くも足掻き続ける気がする(自嘲)。

「結果」や「答え」は既に出ているのかもしれない、でもまだ未来が変わる可能性があるのなら…悪足掻きは止めない。
みっともなくても、カッコ悪くても構わない。

結局、自分がそんな人間だとやっと自覚したのだろう、この歳になってようやく…(苦笑)。

まだまだ止まれそうにない。




CRYING FREEMAN

2007-11-18 19:35:30 | 映画
先日のハリウッド版『北斗の拳』に続いて、今回紹介したいのが『CRYING FREEMAN』であります。

先の『北斗の拳』が原作コミックを中途半端なアレンジによる映画化と言う印象が拭えないのに対し、今回の『CRYING FREEMAN』は見事なまでに原作を忠実に再現しながらも適度に「映画」的アレンジを加えた見事な“隠れた”傑作であります。

原作コミックは日本劇画界の巨匠・小池一夫(原作)と、池上遼一(画)に伝説的なアクション・コミックの傑作「クライング・フリーマン」であります。

このコンビは数々の傑作があり、日本でも映画化されてはおります。
しかし、この「クライング・フリーマン」はそのストーリー的なスケールの大きさで映画化は不可能だと言われていました(アニメ化はされています)。

そこはハリウッド、意図も容易く映画化してくれたので驚きます(笑)。

先の『北斗の拳』と決定的な違いは、原作コミックに対する「敬意」と、更に徹底した「読み込み」具合の違いかと思います。
まぁ~勿論作品の予算やスタッフ、規模の違いも大きく影響されるかと思いますが、本作を観れば「敬意」と「読み込み」の違いはよ~く判るのではないでしょうか?

本作の監督・脚本を手掛けたのは、昨年世界的に『サイレント・ヒル』で大ヒットを飛ばした、フランスが生んだ爆裂映画ヲタクであるクリストフ・ガンズ。
この『CRYING FREEMAN』はガンズにとって、初の長編監督デビュー作であります。

このガンズ、大の日本映画・コミック・ゲーム好きであり、映画化に関しても自ら売り込んでいた様です。
ガンズの原作に対する拘り、日本映画への憧れと敬意があってこそ、この『CRYING FREEMAN』は傑作と成り得たのかと思います。

確かに思わず笑ってしまう様な「日本描写」はあるにせよ、まぁ~この程度ならホンマに笑って許せるかとも思います(笑)。
欧米における日本への間違った解釈、国辱的描写が満載されていた迷作『リトルトーキョー殺人課』と較べれば一目瞭然です(でもあそこまで突き抜けていれば逆に笑えるのも事実)。
更に『イヤー・オブ・ザ・ドラゴン』や『ブラック・レイン』等と言った作品から、まんま流用したシーンがあるのもガンズの若さと監督しての未熟さかと思います。

あと本作が成功したもう一つの要因は、何と言っても主演にかのマーク・ダカスコスを起用した事にあります。

ハリウッドの製作側はフリーマン役を当初ジョン・ローンを候補に上げるも、高額なギャラと年齢的(フリーマンをやるには歳を食い過ぎ)な問題があり却下。
次に候補に上がったのは、『スピード』でブレイク寸前だったキアヌ・リーブス。
キアヌ自身作品を気に入ってノリ気だった様ですが、諸般の事情により降板。
次に候補に挙がったのは“野人”ジェイソン・スコット・リー、ジェイソンでほぼ決定しかけたのですが、今度コレに「NO」と言ったのが監督のガンズでした。
ガンズは「イメージが違う」と言い、オーディションによりマーク・ダカスコスの起用となりました。

結果的にガンズのマークの起用は大成功でした!

まるで池上遼一の劇画そのまま抜け出した様な、マークの端然な顔立ちと鍛え抜かれた肉体は、正にフリーマンのイメージにピッタリでした。

結果的にガンズとダカスコスのコンビは、本作の成功をキッカケで後に怪獣映画の傑作『ジェヴォーダンの獣』へと発展します。

さて、本作は原作コミックを忠実にフリーマンとヒロインが出逢うキッカケとなる、日本のヤクザと中国マフィアの血塗れの抗争を描いています。

ひょんな事から中国の秘密結社により、無敵の暗殺者・フリーマンへと“改造”されてしまった日本人陶芸家の窯。
そんな彼が一人の女性と巡り会った事により、中国マフィアと日本のヤクザを相手にした壮絶な戦いを展開します。

ガンズの演出はまんまジョン・ウー的な香港ノワールながら、そこにハリウッド的なアクション演出を加えたもので、ある意味時代を先取りした作風と言えるのかも?!

やはりダカスコスが素晴らしいです!!
特にラストの決闘の壮絶さは、ダカスコスだからこそ可能になった凄まじいアクションが満載されています(ワイヤーを使わない!)。

僕は本作をキッカケでダカスコスに魅了され、すっかりと彼の大ファンになってしまいました(笑)。

北米では興行的にさっぱりだった様ですが、ガンズの母国フランスではアクション映画としては異例の大ヒットを記録したそうです。
余談ながら日本で公開された時、あの天海祐希が宝塚を退団したばかりで、その初の主演映画と2本立てで公開されました。
劇場内はいわゆる“ヅカ・ファン”の女性で満員、その中で『フリーマン』の上映が終わって退席しようとした僕は、多くのヅカ・ファンから凄まじい顰蹙を買ってしまったのを記憶しております(苦笑)。

日本産のキャラクターのハリウッドでの映画化にあって、本作は現時点では数少ない成功例とも言える傑作です。

この『CRYING FREEMAN』を観て気に入った方は、是非ダカスコス&ガンズの最高傑作『ジェヴォーダンの獣』も観てみて下さい!!


殺し続ける、涙を流しながら…。



自家製ラーメン定食

2007-11-17 21:31:36 | 料理
何か急に冷え込みましたね。
秋本番と言うよりも、もはや冬の足音すら聞こえて来そうです。

昨日も仕事の帰り、市役所前の名物のクリスマス・イルミネーションが登場したので、もう年末なんやとしみじみ実感しました。

今日は仕事は休み。
何にもする気は無かったのですが、ヨメより様々な仕事を言われて片付ける(苦笑)。

時間に余裕もあったので、今日は「自家製ラーメン定食」を作る。

先に作ったのは炒飯。
ご飯と卵以外は、冷凍のベジタブル・ミックスとベーコンを使用。
ホンマに手を掛けずに、サッと作りました。

次はラーメン。
冷蔵庫にキムチがあったので、毎度お馴染みキムチ味噌ラーメンを作る。
キムチ以外は、最近ハマっているキノコ類をタップリ使う。
キムチ味噌ラーメンながらも、今回は身体に優しく比較的あっさりとした味付け。

そんな訳で「自家製ラーメン定食」の出来上がり!

ヨメからも美味しい!と好評を受けました。

最近プロフィールの“趣味”のところには、映画・音楽鑑賞だけでなく、料理も加えようかと真剣に考えております(笑)。

デス・メタルをガンガン流しながら、料理を作るのも案外楽しいもんですよ。