「仕事」と言う重責から解放され、この年末はすっかりアルコールに溺れる爛れた生活を送っている(苦笑)。
これまでの精神的な負担の反動かもしれないが、この冬休みは良くも悪くも心底リラックスしているのを感じる。
そんな中、毎日のように聴きまくっているのがお馴染みCANNIBAL CORPSEの9thアルバム『The Wretched Spawn』。
CANNIBAL CORPSEを語る時、ぶっちゃけジョージ“コープスグラインダー”フィッシャー(Vo)が加入した5th『Vile』以降、バンドの音楽性として目立った変化を遂げたと言う事は無い(笑)。
もはや他の誰にも影響されない、唯一無二の個性を確立したCANNIBAL CORPSEにとって、今さら妙な実験的試みや新たな要素の導入は不要なのだろう。
自ら築き上げブランドの相応しい、高品質なデス・メタルを提供し続ける…コレは簡単そうで実は非常に困難な事だと思う。
僕もファンとして言わしてもらえば、新作でいきなりジョージがクリーン・トーンで唄うパートがあったり、オーケストラとの共演なんてあったら、正直戸惑うだろうし、次に「らしくない」と思うだろう(まぁ~アイデアとしては面白いけど…ね:苦笑)。
CANNIBAL CORPSEに期待するものは、超絶技巧を生かしたハイクォリティーなデス・メタルである。
人はそれを「定番」とか「マンネリ」と批判するかもしれないが、HR/HMの世界にあって偉大な「定番」と「マンネリ」を貫くバンドも多い。
AC/DC、MOTORHEAD、IRON MAIDEN etc…今や彼らもその領域に達した証だろう。
しかし、この『The Wretched Spawn』リリース後にCANNIBAL CORPSEは大きな“変化”を迎える。
何とオリジナル・メンバーの1人だった、ジャック・オーウェンが、アルバム・リリース後のツアー中に脱退してしまう。
当時の脱退理由としては「もうデス・メタルをプレイするの情熱を持てない」だったが、そんなジャックだったがその後あのDEICIDEのサポート・メンバーとしてツアーに参加、そのまんまバンドに正式メンバーとして迎えられた(笑)。
コレにはバンドのリーダーであるアレックスも困惑気味だったが、両者には悪い感情は無い様なのでファンとしては一安心。
さて、この『The Wretched Spawn』だが、音質・楽曲・プレイ共にハイクォリティーで、個人的には間違いなくジョージ加入後の最高傑作だと思っている。
プロデューサーはニール・カーノン。
カーノンと言えば80年代にLAメタル・シーンで大活躍した名プロデューサーだが、時の流れはそんなカーノンとCANNIBAL CORPSEのコラボレートを実現させた…ある意味笑える話。
とは言え、さすがカーノン!
そのサウンドはクリーンかつ重厚、各パートがしっかり粒だって聴こえる音作りはさすがだと思う。
本作はブルータルで攻撃的なスピード・ナンバーから、スロー~ミディアム・テンポの楽曲をバランス良く配置してある。
相変わらずアレックス(B)のプレイは超人的だが、やはりファンから「最高のデス・メタル・ギタリスト」と評価されているジャックとパット・オブライエンによるギター・プレイが素晴らしい。
ジャックとパットの違いは、その後リリースされた10th『Kill』を聴けば一目瞭然。
ジャックはスラッシュ・メタル寄りであり、細かく複雑な鋭いリフ・ワークが得意。
パットはどちらかと言えばパワー・メタル寄りで、豪快なリフ・ワークにより楽曲を構成していくタイプだ。
『Kill』では派手にパットが弾きまくっているが、ジャックとパットのコンビネーションも実に素晴らしい。
あと余談だが、以前にもネタにしたが、この『The Wretched Spawn』は日本リリース盤として、レコード会社の判断により初めて「検閲ヴァージョン」のジャケットでリリースされた。
“The Wretched Spawn”と言う楽曲のタイトルの内容通りのジャケットな訳だが、先日『AVP2』を観たばかりなので僕にはプレデリアンの姿をイメージして仕方ない(笑)。
先の『Kill』をリリースして既に2年が経過している、その間ツアーに明け暮れていたCANNIBAL CORPSE(来日が実現せず残念!)だが、そろそろ現メンバーによる新作が聴きたいと言う欲求が貯まってきた。
アルバムの仕込みが早い彼らの事、来年の早い時期には待望の新作が聴けるのを期待したい。
残虐な遺伝子が命令する
その不吉な運命を背負い生きる定め
殺戮者の遺伝子 殺しの血が流れている
救い難い変種を次々と産みおとしていく
PS:今年はコレが最後のブログかと思います、遊びに来てくれた方々、今年も有り難うございました!
下品で悪趣味なブログですが来年もよろしくお願いします!!
これまでの精神的な負担の反動かもしれないが、この冬休みは良くも悪くも心底リラックスしているのを感じる。
そんな中、毎日のように聴きまくっているのがお馴染みCANNIBAL CORPSEの9thアルバム『The Wretched Spawn』。
CANNIBAL CORPSEを語る時、ぶっちゃけジョージ“コープスグラインダー”フィッシャー(Vo)が加入した5th『Vile』以降、バンドの音楽性として目立った変化を遂げたと言う事は無い(笑)。
もはや他の誰にも影響されない、唯一無二の個性を確立したCANNIBAL CORPSEにとって、今さら妙な実験的試みや新たな要素の導入は不要なのだろう。
自ら築き上げブランドの相応しい、高品質なデス・メタルを提供し続ける…コレは簡単そうで実は非常に困難な事だと思う。
僕もファンとして言わしてもらえば、新作でいきなりジョージがクリーン・トーンで唄うパートがあったり、オーケストラとの共演なんてあったら、正直戸惑うだろうし、次に「らしくない」と思うだろう(まぁ~アイデアとしては面白いけど…ね:苦笑)。
CANNIBAL CORPSEに期待するものは、超絶技巧を生かしたハイクォリティーなデス・メタルである。
人はそれを「定番」とか「マンネリ」と批判するかもしれないが、HR/HMの世界にあって偉大な「定番」と「マンネリ」を貫くバンドも多い。
AC/DC、MOTORHEAD、IRON MAIDEN etc…今や彼らもその領域に達した証だろう。
しかし、この『The Wretched Spawn』リリース後にCANNIBAL CORPSEは大きな“変化”を迎える。
何とオリジナル・メンバーの1人だった、ジャック・オーウェンが、アルバム・リリース後のツアー中に脱退してしまう。
当時の脱退理由としては「もうデス・メタルをプレイするの情熱を持てない」だったが、そんなジャックだったがその後あのDEICIDEのサポート・メンバーとしてツアーに参加、そのまんまバンドに正式メンバーとして迎えられた(笑)。
コレにはバンドのリーダーであるアレックスも困惑気味だったが、両者には悪い感情は無い様なのでファンとしては一安心。
さて、この『The Wretched Spawn』だが、音質・楽曲・プレイ共にハイクォリティーで、個人的には間違いなくジョージ加入後の最高傑作だと思っている。
プロデューサーはニール・カーノン。
カーノンと言えば80年代にLAメタル・シーンで大活躍した名プロデューサーだが、時の流れはそんなカーノンとCANNIBAL CORPSEのコラボレートを実現させた…ある意味笑える話。
とは言え、さすがカーノン!
そのサウンドはクリーンかつ重厚、各パートがしっかり粒だって聴こえる音作りはさすがだと思う。
本作はブルータルで攻撃的なスピード・ナンバーから、スロー~ミディアム・テンポの楽曲をバランス良く配置してある。
相変わらずアレックス(B)のプレイは超人的だが、やはりファンから「最高のデス・メタル・ギタリスト」と評価されているジャックとパット・オブライエンによるギター・プレイが素晴らしい。
ジャックとパットの違いは、その後リリースされた10th『Kill』を聴けば一目瞭然。
ジャックはスラッシュ・メタル寄りであり、細かく複雑な鋭いリフ・ワークが得意。
パットはどちらかと言えばパワー・メタル寄りで、豪快なリフ・ワークにより楽曲を構成していくタイプだ。
『Kill』では派手にパットが弾きまくっているが、ジャックとパットのコンビネーションも実に素晴らしい。
あと余談だが、以前にもネタにしたが、この『The Wretched Spawn』は日本リリース盤として、レコード会社の判断により初めて「検閲ヴァージョン」のジャケットでリリースされた。
“The Wretched Spawn”と言う楽曲のタイトルの内容通りのジャケットな訳だが、先日『AVP2』を観たばかりなので僕にはプレデリアンの姿をイメージして仕方ない(笑)。
先の『Kill』をリリースして既に2年が経過している、その間ツアーに明け暮れていたCANNIBAL CORPSE(来日が実現せず残念!)だが、そろそろ現メンバーによる新作が聴きたいと言う欲求が貯まってきた。
アルバムの仕込みが早い彼らの事、来年の早い時期には待望の新作が聴けるのを期待したい。
残虐な遺伝子が命令する
その不吉な運命を背負い生きる定め
殺戮者の遺伝子 殺しの血が流れている
救い難い変種を次々と産みおとしていく
PS:今年はコレが最後のブログかと思います、遊びに来てくれた方々、今年も有り難うございました!
下品で悪趣味なブログですが来年もよろしくお願いします!!