今日は仕事がお休み。
そんな訳で、ずっと観たかったマイケル・ベイ師匠の最新作『アイランド』をレンタルして観る。
本作に関しては良くない話題ばかり先行していた。
全米のサマー・シーズン公開の超大作としては興業的に大コケしたとか、製作者側に盗作疑惑が持たれとか、いつもの事ながらベイ師匠の作品には何かと“いわく”が付いて回る。
当の僕は本作を観るか、あの『亡国のイージス』を観るか散々迷った結果、本作をパスし『亡国~』を観てガッカリした経緯がある(笑)。
そのガッカリした思いは、本作を観て「映画館で観れば良かった」と更に後悔に拍車をかけてしまった。
本作は理屈抜きで面白いのだっ!!
物語としてはまんま『ソレイト・グリーン』や『THX-1138』的な内容(笑)、徹底的に管理された社会にあってそれに疑問を持った主人公が知る恐ろしい現実とは!?って感じだろうか。
もう予告編等で散々ネタバレしているので言ってしまうが、主人公達は実はクローンである。
オリジナルに健康な肉体や臓器を提供する為に生かされている商品であり、タイトルの“アイランド”行きは彼らの死を意味していた、本作はその真実を知った主人公達の逃避行を描いている。
SF映画的に使い古された感じがするクローンと管理社会ネタだが、ベイ師匠は己の最大の個性とも言える嫌味なまでにスタイリッシュな映像で描いている。
ベイ師匠にしては悪趣味な残酷・グロ描写が控え目なのが残念だが、相変わらずのスケールのデカい破壊と爆発の描写には“らしさ”が充分に発揮されている。
怪作『アルマゲドン』にてSFセンスの無さを指摘されていたが、本作では「俺でもSF映画は撮れる!」と言いたげに、あの『マトリックス』辺りを意識した雰囲気が笑える。
施設を逃げ出した主人公達が、現実社会に戸惑う描写をもっとイジっていたら、中盤以降の展開も更にドラマティックになったかと思う。
クローンが新たなクローンの世話をすると言う描写や、クローンが解放される結末も、決して安易なハッピー・エンドではなくブラックで皮肉めいたものを感じる。
良くも悪くも非常にスケールの大きな作品であり、ベイ師匠の今までの作品の中では『ザ・ロック』以来の傑作かもしれない。
ベイ師匠らしく細かい突っ込み所は満載だが充分に面白く良く出来た映画だ、ベイ師匠の次回作実写版『トランスフォーマー』の完成が楽しみになってきた。
そんな訳で、ずっと観たかったマイケル・ベイ師匠の最新作『アイランド』をレンタルして観る。
本作に関しては良くない話題ばかり先行していた。
全米のサマー・シーズン公開の超大作としては興業的に大コケしたとか、製作者側に盗作疑惑が持たれとか、いつもの事ながらベイ師匠の作品には何かと“いわく”が付いて回る。
当の僕は本作を観るか、あの『亡国のイージス』を観るか散々迷った結果、本作をパスし『亡国~』を観てガッカリした経緯がある(笑)。
そのガッカリした思いは、本作を観て「映画館で観れば良かった」と更に後悔に拍車をかけてしまった。
本作は理屈抜きで面白いのだっ!!
物語としてはまんま『ソレイト・グリーン』や『THX-1138』的な内容(笑)、徹底的に管理された社会にあってそれに疑問を持った主人公が知る恐ろしい現実とは!?って感じだろうか。
もう予告編等で散々ネタバレしているので言ってしまうが、主人公達は実はクローンである。
オリジナルに健康な肉体や臓器を提供する為に生かされている商品であり、タイトルの“アイランド”行きは彼らの死を意味していた、本作はその真実を知った主人公達の逃避行を描いている。
SF映画的に使い古された感じがするクローンと管理社会ネタだが、ベイ師匠は己の最大の個性とも言える嫌味なまでにスタイリッシュな映像で描いている。
ベイ師匠にしては悪趣味な残酷・グロ描写が控え目なのが残念だが、相変わらずのスケールのデカい破壊と爆発の描写には“らしさ”が充分に発揮されている。
怪作『アルマゲドン』にてSFセンスの無さを指摘されていたが、本作では「俺でもSF映画は撮れる!」と言いたげに、あの『マトリックス』辺りを意識した雰囲気が笑える。
施設を逃げ出した主人公達が、現実社会に戸惑う描写をもっとイジっていたら、中盤以降の展開も更にドラマティックになったかと思う。
クローンが新たなクローンの世話をすると言う描写や、クローンが解放される結末も、決して安易なハッピー・エンドではなくブラックで皮肉めいたものを感じる。
良くも悪くも非常にスケールの大きな作品であり、ベイ師匠の今までの作品の中では『ザ・ロック』以来の傑作かもしれない。
ベイ師匠らしく細かい突っ込み所は満載だが充分に面白く良く出来た映画だ、ベイ師匠の次回作実写版『トランスフォーマー』の完成が楽しみになってきた。