ダンナのぼやき

あられダンナの日々のぼやきです。
色んな事を思い、考えぼやいてます…。

嗚呼~納豆?!

2006-07-30 21:57:04 | 料理
今、TVで「あるある大事典」を観ている。
ハッキリ言って、僕はこの類の“洗脳・健康”系番組が大っ嫌いだ。
だから、今まで「あるある~」も観た事がない。
今日観ているのは、テーマが他ならぬ、大好きな「納豆」だからだ。
昨日の鯖寿司ではないが、実は納豆も子供の頃は苦手だった(苦笑)。
納豆が好きになったのは、気が付くと好きになっていた…としか言えない(笑)。
美味しく、効率的な食べ方をやっているが、コレは我が家の“常識”と言っても良い。
でも番組の終盤は“ネギ”になってるぞ。
コレも我が家の食卓に欠かせないものだ、隣で観ていたヨメが「私はエラい!」と自画自賛しちょりますわ。
とりあえず、明日スーパーから、ごっそりと納豆が消えるな(笑)。

納豆に卵を入れて、ネギをたっぷり入れて、丼でガッツリ食うと最高です。

絶品の鯖寿司!!

2006-07-29 21:42:57 | 料理
今日はヨメとドライブ。
軽~くドライブのつもりが、滋賀県は朽木方面まで行きました。
途中、先日までの豪雨のせいで、土砂崩れが起きた、生々しい現場を見たり、ヨメのナビで夏で閉鎖されたスキー場に行きかけたりで、色々ありました。
朽木村…と言えば“鯖街道”ってな訳で、帰りにお土産で鯖寿司を買って帰りました。
関西方面では超メジャーな、昼の某番組で取り上げられ、絶賛されて以来、注文が殺到していると言う逸品だそうです。
コレが、もう本当に美味いっ!!
ぶっちゃけ、僕以前は鯖寿司って、結構苦手だったんです。(苦笑)
それがヨメと結婚してから、ヨメが鯖寿司が大好きで、食べる機会が増えて、今や立派な鯖寿司好きになったから不思議なもんです。
何はともあれ、この鯖寿司は本当に絶品でした。
また何処かに出掛けた時には、美味しいモノを食べたいですね。


今日は暑かった…。

2006-07-27 21:18:14 | 料理
梅雨明け宣言はまだながら、今日は本当に暑かったですな。
夏らしく、サッパリした物が食べたくて、今日のディナーは“冷製トマトそうめん”。
コレを作る!と言うと、ヨメは「チャレンジャーやな」と言われました(苦笑)。
ベースになったのはトマト缶、あとはそこにめんつゆと、シーチキンと、冷凍のシーフードを入れました…滅茶苦茶簡単っ!!
コレが、実にサッパリしていて、美味しかったです。
このメニューに、かなり不安だったヨメも、食ったら美味しい!と絶賛でした。暑~い夏、これからこの類のメニューが増えるでしょうな(笑)。


LIVE APOCALYPSE

2006-07-27 14:40:11 | 音楽
ARCH ENEMYのLIVE DVD『LIVE APOCALYPSE』を手に入れた。
これまで長いキャリアを誇るARCH ENEMY、意外な事に“公式”な映像ソフトが、本作が初めてだと言う。
メインとなるのは'04年のロンドン公演であり、この日の模様がいずれDVD化されると、アナウンスされてから随分時間が経過している。
諸事情は色々あった様だが、リーダーのマイケル・アモット(G)が語る様に、本作を観ればその理由は一目瞭然だ。
マイケルが拘っただけあり、かなり凝りに凝った素晴らしいLIVE DVDとなっている。
映像、音、編集等、実に細部にまで神経を使った、質と量共にARCH ENEMYと言うバンドの持つ魅力を、これでもか!と言わんばかり詰め込んだ充実ぶりだ。
2枚組でメインとなるのは、Disc-1の'04年のロンドン公演だ。
奇しくも、このロンドンでのライブが、クリストファー・アモット(G)のARCH ENEMY在籍最後の勇姿となってしまった…。
そして、そのロンドン公演の後に、“今、現在”のARCH ENEMYの姿を伝える'05年のフレドリック・オーケソン(G)を迎えたライブの模様も収録されている。
そしてDisc-2には、これまでのPVやツアーの舞台裏や、メンバーのインタビュー等が収録されており、正にARCH ENEMYファンは必帯とも言えるアイテムとなっている。
言わずもがなだが、コレを観ればARCH ENEMYが、いかにライブ・アクトとして強烈なインパクトを持っているか判る。
テクニシャン揃いのバンドの場合、そのライブが時として“公開リハーサル”となる事も少なくない(苦笑)。
だがARCH ENEMYの場合、メタル・バンドとしたルックスや、何よりもロック・バンドとしてカッコ良く、“聴かせて”そして“魅せる”事の出来るバンドなのである。
そんなバンドは実は少ない。
このテのバンドとして、メンバーのルックスが良いのもあるが(笑)、バンドが醸し出す雰囲気は華やかでロック・スター然としている。
その中でも、やはりアンジェラ・ゴッソウ(VO)の存在感は大きい。
正に“美しき野獣”と呼ぶに相応しい彼女、その衝撃はやはり映像を伴うと、より強烈なモノになる。
その麗しい姿からは想像も出来ない、凶悪なデス・グロウはインパクトがある。
あとライブにおいて、シャーリー・ダンジェロ(B)の存在感も目を引く。
長身で低い位置でベースをかき鳴らし、ステージで暴れ回る彼は素直に「格好いい」と思う。
インタビュー等における、思わぬ意外にお茶目なキャラクターにも笑える。
そして、やはりアモット兄弟の流麗なツイン・ギターは圧巻だ。
マイケル&クリスの勇姿が、コレで最初で最後かと思うと、確かに残念な気持ちになる。
後任のフレドリックも確かに頑張っているとは思うが、彼の真価が問われるのは次のアルバムだと思う。
最後に、ダニエル・アーランドソンのドラムも凄まじい!
正に新時代の新たなドラム・ヒーローと呼ぶに相応しい、超人的なプレイを堪能出来る。
ARCH ENEMYと言うバンドを知りたければ、このDVDを観れば一発で判る作品だと言える。
とにかく何から何までカッコ良い! 次の来日公演は絶対に“生”でコレを体験してみたいっ!!


UDOミュージック・フェスティバル 2006 PART-2“キッスの夏祭・オオサカ、スキヤネン!”

2006-07-23 23:03:57 | 音楽
添付した写真は、KISSのステージを組み立て中の様子。
もうKISSのLIVEは何度も観ているが、当たり前の事だが、いつも会場に入るとステージが完成している状態な訳ですよ。
それが今回、実際にあのド派手なステージを、どう組んでいるのか観れたのは興味深い。
トレード・マークとも言える、壁の様に積まれたマーシャル・アンプの大半が、実は“ハリボテ”と言う驚愕の真相も判明した(笑)。
あれだけの大掛かりのステージ、組み立てにかなり時間が掛かるのは当然。
その隙にフロンティア・ステージのトリ、スティーヴ・ヴァイをチラっと観に行く。
相変わらずヴァイは弾きまくっている、もう常人には理解不能な難解なサウンドである。
あの超人的なテクニックをみれば、そりゃ~VOなんて必要無いと思うだろう(苦笑)。
今回のヴァイのバンド・メンバーは、Bに盟友ビリー・シーン、Key&Gにトニー・マカパインと言う超豪華な面子。
これだけの達人を揃えたら、彼等のテクニックを観るだけで価値はあるだろう…と妙に納得。
戻って来るとステージは完成しており、何故かドグ・マギーがそこで仁王立ちして、フロンティア・ステージを睨んでました(確かにヴァイは持ち時間を少々オーバーしていた)。
ワクワクして待っていると、ひょっこりステージ端からフロントの3人がゾロゾロ登場(笑)。
登場するとポール・スタンレーのカンウントで“Detroit Rock City”でスタート!!
このスタートって何か新鮮、てっきりドラム台横の階段から降りてくると思いました。
この段階で、ド派手に花火とパイロを使いまくりってのも圧巻。
一曲終わると、ポールが早くもMC、そこで「今夜は“特別”なショウにするよ」と宣言。
前半に1~4枚目までの、結構マニアックな選曲だったので、思わず嬉しくなりました。
2ndからの選曲が多くて、2ndは初期の隠れた傑作だと思っている僕は満足でした。
でも、こうして過去のナンバーを演奏出来るのも、トミー“エース”セイヤー(G)と、エリック“ピーター”シンガー(Dr)と言う、卓越したプレイヤーがKISSを支えているからだと実感しました。
悲しいけど、今のエースとピーターには、こんな躍動感溢れた演奏は期待出来そうにないもんね…。
そんな事を思っていると、中盤この夜のショウを、正に“特別”にする珍事が発生します。
それは“Heaven's On Fire”を演奏中に起きました。
あのポールが完全に歌と演奏が一瞬飛んでしまったのです!!
フロント・マンとして並々ならぬプロ根性と拘りを持つポール、そんな彼が完全に固まってしまうのは本当に珍しいです。
大好きなジーン“社長”シモンズは、結構トチる事も多くて、巧みにそれを誤魔化します(笑)。
この珍事態にバンドも戸惑い、演奏をストップさせます(社長は他のメンバーには厳しい:笑)。
当のポールもかなり動揺した様子、慌ててMCを入れますが、もうこれが傑作でした。
「ボ…ボクはスーパーマンでもスーパー・ヒーローでもなく、単なる人間なんだよ。そりゃ~お腹も減れば、間違う時だってあるさ!」…何と可愛い弁解でしょうか(笑)。
すると、さすが大阪、ポールの弁解に対して、観客から「アナタハ、サイコ~!」と言う突っ込みが入り、場内は爆笑となりました。
これには社長もトミーとエリックも苦笑いでしたが…。
気を取り直して、律儀にもポールのトチった所から演奏再開、プロ中のプロKISSにしては珍しく微笑ましい事件でした。
そして中盤以降は怒涛のヒット・メドレー! そして花火&パイロの連発!!
ラストの“Rock And Roll All Nite”の時はホンマに壮絶でした。
あまりの凄さにエリックが火傷を負うのでは?と心配になった位です。
とにかくKISSのLIVEは、いつ観ても楽しく最高であります。
来年、またこの「UDOミュージック・フェスティバル」が開催されるのか、正直微妙であり、改善すべき問題(チケット代が高過ぎ等)も山積みだと思います。
でも、サマ・ソニだけでなく、こんなフェスティバルが、開催されるのは決して悪くありません。
文句も色々言いましたが、僕とヨメもこのフェスを満喫したのは事実です。
来年もまた夏のロック・フェスティバルに行きたいと思いました、では!!


UDOミュージック・フェスティバル 2006 PART-1“灼熱のバズ男祭”

2006-07-23 16:25:50 | 音楽
ってな訳で、昨日観た「UDOフェス」のレポします。
まず、賛否両論激しい今回のイベント。
何故、大阪公演が泉大津だったのか疑問です。
僕自身、実は泉大津生まれなんで、最初に会場にここだと聞いて「?!」でした。
子供の頃、よく釣りに行っていた場所で、大型ロック・フェスティバルを開催するってのに、物凄~く違和感がありました。
ハッキリ言って泉大津自体、大阪でも田舎に入るし(苦笑)、交通の便も悪いと言わざる得ないです。
大阪だったら、もっと交通の便も良い、野外の会場が他にありそうやけど?
あと出演アーティストも、何の統一感も無く見事にバラバラ。
正直もっと出演者を絞って、球場等の会場で、2日開催した方が動員も伸びた筈では!?
まぁ~文句を色々言いましたが、率直な感想であります。
さて、心配された天候も無事に晴れ、会場に着くと、一発目のSOFTが演奏を始めたばかりでした。
とにかく暑い! おまけに前日までの雨のせいで、地面がぬかるんでいる(苦笑)。
SOFTに全く興味が無かったので、この隙に昼飯を食いました。
SOFTのVOが、やたら流暢な日本語でMCするのが笑えました。
そんな訳で、リバティ・ステージに移動。

・TAYLOR HAWKINS & THE COATTAIL RIDERS
先のSOFT同様、僕はこのバンドについて、全く知識はありません。
ただ、ドラム兼VOが非常にカッコ良かったです。

・SEBASTIAN BACH
事実上、当日のオープニング・アクトだったと言っても良いのが、我らがセバスチャン・バックでした。
ソロのLIVEを観るのは前回の日本ツアー以来ですが、バズもその間に色んな事がありました。
一時はミュージカルに行ってしまい、本人が「必ず出す!」と断言していた、ソロ・アルバムは結局リリースされる事なく、今回の来日になりました。
現在のバック・バンドのルックスが、嬉しいくらいにメタルしていました(笑)。
SKID ROW時代の代表曲を連発、それで気付いたのが、バズの歌唱力の圧倒的な向上です。
相変わらず疾風怒濤なステージ・アクションながら、しっかりと歌えていたのに驚きました。
あとバック・バンドの面々も、実力派の強者揃いなんで、本家よりカッコ良く演奏するのが素晴らしかったです。
現在レコーディング中の待望のソロ・アルバムから、何曲か披露してましたが、これがまたヘヴィーでカッコ良い!
アルバムの完成が楽しみになりました。
あとシンガーとして飛躍的に向上しながらも、人間的には全く成長してない変わらないバズのバカっぷりも、ファンとしては嬉しかったです(笑)。
サブ・ステージに向かって「Fuck、うるせぇ~んだよ!」と怒鳴り、イヤフォン・PAの調子が悪いと暴れ、最後にはスピーカーによじ登る姿を観て、この天然のロック・スターの何よりの魅力を感じました。
早くソロ・アルバムを作って、単独で来日してね…バズ。

・THE TRIBE OF GYPSIES
バズのステージが終わると、フロンティア・ステージに。
ヨメはバズを観て満足な様子でしたが、個人的に密かに期待していたTHE TRIBE OF GYPSIES。
リーダーであるロイ・Z(G)は、HELLOWEENやJUDAS PREIST等を手掛けた敏腕プロデューサーでもあります。
そんな彼が率いるバンドのサウンドは、ラテン・テイストのハード・ロックで、個人的には「MSG+サンタナ」って印象を受けました。
さすがにロイは良いギターを弾くと感銘を受けました。
何と終盤、あのバズが飛び入りして、バンドのVOより、デカい声でシャウトしてました(笑)。

・ALICE IN CHAINS
ぶっちゃけた話、このフェスは動員が心配でした(苦笑)。
でも、さすがにA・I・Cがステージに上がる頃には、それなりにお客さんが集まってました。
A・I・Cと言えば、VOのレイン・ステイリーが、不幸にも他界した事で、解散した…と思ってました。
ところが新VOにウィリアム・デュヴァルを加入させ、突然復活してファンを驚かせました。
このウィリアム君、レニー・クラビッツを地味にした様なルックスで、何となくアマチュアっぽさが残っていました。
でも、さすがにあのジェリー・カントレル(G)に認められたVO、歌は非常にパワフルかつソウルフルで驚きました。
ジェリーの機材の調子が悪かった様で、マイク・スタンドは蹴り倒すわ、ギターをステージに叩きつけるわで、かなりナーバスになっていた様です。
それが一転したのが、そのジェリーが「オレの友達を紹介するよ」とMCした直後、何とまたステージにバズが登場!
A・I・Cの代表曲“Man In The Box”を意気揚々と歌いだしたのです!!
それまでウィリアム君も健闘していると思いましたが、このバカ…否バズが登場した途端に雰囲気が変わりました。
コレがフロント・マンの持つ“カリスマ性”ってヤツでしょう、ステージがA・I・Cの重く陰鬱なサウンドながら、一気に華やかになり、場内も凄い盛り上がりを見せました。
それにしてもバズ…目立ち過ぎだよ(笑)。

・PAUL RODGERS
フロンティア・ステージにはGODSMACK→スティーヴ・ヴァイが登場でしたが、そのままリバティ・ステージに居座り決定。
伝説のロック・シンガー、マイク・スタンドを持った渡り鳥、ポール・ロジャースを観る。
ロジャースと言えば、最近あのQUEENの“代役シンガー”としての活躍が記憶に新しい。
軽快なステップでステージに登場したロジャース、そしてその第一声を聴いた瞬間、この人の凄さを実感した。
巧い! そして何て良い声なんだろう!!
当のご本人はご機嫌な様子で、例の決めポーズをかまして、笑顔で「今日はボクの有名な歌ばかり演奏するよ」と余裕のMC。
それにしても本当に凄いVOだ、もう50歳は過ぎてる筈だが、筋骨隆々の肉体と、衰える事のない素晴らしい歌を披露してくれる。
バック・バンドの面々が、皆超一流の腕前なのは当然である。
こうして今も、全盛期と全く変わらない歌を披露してくれるロジャースがいれば、若いバンドは色んな面において、まだまだだと言わざる得ない…。
素晴らしいロックの“歌”を聴かせて、ロジャースはステージを降りて行った。
さぁ~次は、いよいよ本日のヘッド・ライナーKISSの登場であるっ!!

UDOミュージック・フェスティバル 2006に行ってきました!!

2006-07-22 21:58:23 | 音楽
今年の夏の野外ロック・フェス、UDOミュージック・フェスティバル 2006に行ってきました。
いや~楽しかったっ!!
色々面白い事が沢山ありましたが、また後日詳細なレポはアップします。
もう今日は本当に暑かった! 今は疲労困憊でございます…(苦笑)。
とりあえずKISS最高! もうホンマに「夏祭り」状態でしたわ。


HEAT

2006-07-21 17:00:30 | 映画
今月号の「映画秘宝」の中で、あの『ヒート』が特集されていた。
『ヒート』は95年に公開された、マイケル・マン監督の傑作である。
ハリウッドを代表する二大演技派俳優、アル・パチーノとロバート・デ・ニーロが“競演”した事も大いに話題になった。
「映画秘宝」の特集ではないが、近年のハリウッド系アクション映画で、ここまで男臭さを全面に出した作品は珍しい。
この類の映画に滅法弱い僕、勿論心から大好きだと言える映画だが…複雑な気持ちもある。
感情移入過多なのかもしれないが、ここで描かれている男たちを観ていると、決して他人事とは思えないのだ(笑)。
『ヒート』には二人の男が主人公として登場する、1人がパチーノ扮する鬼警部ハナ、そしてもう1人が犯罪グループの冷静なリーダー・ニールに扮するデ・ニーロだ。
もう、この2人のカッコ良さだけでも凄いが、見事なのがライバルにある2人のキャラクターの描き分けである。
どちらも“仕事”に生き甲斐を求めるプロだ。
ニールは冷静で仲間思いながら孤独を好む、一方のハナは仕事こそ生き甲斐だが、その反面“安らぎ”そして“癒やし”を家庭に求めてしまう…。
聞こえは良いが、これは見事に矛盾しているのだ。
ハナに欠けているモノがニールにはあり、ニールに欠けているモノをハナが持っている。
2人はコインの表と裏なのだ。
そんな2人の対決は、結局は哀しい結末に終わる…正に「滅びの美学」なのかもしれない。
男とはバカな生き物なのかもしれない、愚かで幼稚な生き物なのだ、一方女は強く現実的で賢い生き物なのだと思える。
ニールは常に「重荷を背負うな、30秒で抜け出せる環境を作れ」と言う。
だから彼の家には家具も無く、空虚さを漂わせている。
だが、そんな彼も、1人の女に己の孤独を癒された事により、結果最後には命取りになってしまう…。
ハナは仕事に没頭する一方で、崩壊しかけの家庭と、夫婦関係を必死に修繕しようと努力する。
だが、その努力は結果的に報われない…。
行き場を失った男たちは、お互いの光と影とも言える、互いを殺し合うしか道は無いのだ。
この何とも言えない虚しさ、今の僕には辛過ぎる現実でもある。
何かを得たければ、何かを失うしかないのかもしれない。
自分が仕事だけに取り憑かれ、己の居場所を見出し、そして義理と恩義に縛られる人間とは思いたくはない。
もっとより良い道がある筈だ…。
それが今の僕にとって、最も大きな課題なのかもしれない。

「俺は独りだ、でも孤独ではない…。」





ツマの迷言PART-3“男気キャンペーン編”

2006-07-17 17:35:52 | 雑談
この連休も何にもしなかった(苦笑)。
実は『日本沈没』『パイレーツ~』の映画ハシゴをした日は、ヨメの誕生日でもありました。
何処かに行こうと思っても、週末は祇園祭だし、僕の強い希望で映画を観る事になりました。
この日、僕が観たかったのは『日本沈没』、ヨメは『パイレーツ~』(ヨメはデップの大ファン)、そんな訳で2本ハシゴとなりました。
映画の感想は既にアップしましたが、やはりこの日もヨメの“天然”ぶりが炸裂する珍事がありました(笑)。
夫婦揃って『日本沈没』を観て泣いた5分後に、『パイレーツ~』を上映する劇場に慌ただしく移動。
場内が暗転し、予告編の上映が始まった時にそれが起きました。
あのオリバー・ストーン監督が、忌まわしい“9・11テロ”の実話を基にした、『ワールド・トレード・センター』の予告編が流れた時でした。
予告編の終わりに、前売り特典として、「あの日を忘れない」キャンペーン(だっけ?)として、キャンドルが付くとスクリーンにデカデカと出ました。
キャンドル…と言えば聞こえは良いが、これがまんま日本で言う仏壇に供える蝋燭であり、何とその蝋燭に“勇気”とまで書かれているのです…。
さすがの僕も、あまりの悪趣味さとセンスの無さに、思わず苦笑いが出てしまいました。
劇場内も失笑の嵐となり、隣りでヨメも笑ってました。

映画を観終わって、帰りの電車の中で、今日観た映画の事などで話してました。
そんな時にヨメが言いました。
ヨメ:「何やテロの映画の予告編、凄かったね。」
ボク:「あ~ぁ『ワールド~』な、前売りの特典、ちょっとセンスを疑うって言うか、悪趣味やね」
ヨメ:「キャンドルってあれはね~。」
ボク:「どう見ても、お仏壇のロウソクやね。」
ヨメ:「おまけに、そこに“男気”って書くなんて…笑ったわ!」
ボク:「・・お前、アレは“勇気”って書いてあってんぞ・・。」
ヨメ:「嘘!? 私、“男気”って書いてあるから、皆笑ってると思った。」
ボク:「(絶句、そして胃がよじれる程に爆笑)」
まぁ~確かに予告編を観たら、男気溢れる雰囲気ではありましたが、でも「あの日を忘れない」キャンペーンで、
いきなり「男気」は無いでしょうに…。
ヨメは自分の誕生日に、また新たな『伝説』を生んでくれました(爆笑)