チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

門前にて思ったこと

2007-03-30 13:41:38 | 独り言
27・28日と、定休日を利用して最も被害の大きかった門前へボランティアに行って来ました。
そのボランティアを通じて私が感じた事などを書きたいと思います。

一つは、地震災害は平等にはおこらないという事。
こっちの家は全壊、あっちの家は半壊、こっちの家は大丈夫のように。
地盤の関係、家の作りの関係など様々な要因が挙げられると思いますが。

ボランティアの窓口に、ボランティアに来てほしいという依頼を持った被災者の方もいらっしゃいました。
ボランティアができることは、安全が確保された場所での作業です。
危険や要注意の紙が貼られた、危険な家の中での作業はボランティアにはできないことになっているそうです。
その、危険や要注意の紙が貼られた方が作業をボランティアに手伝ってほしいといらっしゃったのですが、上の方に聞いたらそれはできないとお答えしていました。『ということは、家族とか親戚でやるしかないのでしょうか?』と、被災者の方が聞かれ、『そうです』と。
この、もどかしい状況に、少し悲しい気持ちになりました。
困っている人を助ける事が出来ない。でも、ボランティアが危険をおかしてまでやることもできない。
なんとも言えない気分になりました。
災害も平等にこなければ、援助も平等にこないということなのでしょうか。
しかも、家が壊れて最も困っている人たちに。
きっと、自衛隊や消防団など、もっと専門的な人がそういうところを助けてくれるものと願っています。

それから、これも印象に残った事でした。
それは門前の役場関係の人たちが、自分たちの家も全壊、半壊しているにも関わらず、地域の人のために業務をこなしているという事。
それは一見当たり前の事なのかもしれませんが、なかなか大変な事のような気がしました。
余震が起こるたびに、家が崩れてはいないか、家族は大丈夫か、そんな不安と戦いながら、自分の持ち場の業務をこなしている訳です。
毅然とした顔で業務をこなされていましたが、知り合いなどが訪れてくると、その顔が一瞬緩み、お互いの無事を喜びながら自分たちの近況や、この先の不安を話し合うという、被災者の顔になられていました。本当に辛い中での業務かと思いますが、地域の方々のために頑張ってほしいと本当に思いました。

そして、全国から集まって来て下さるボランテイァの方達。
いろいろな地域にボランティアの組織があったり、実際阪神や中越で被災された方だったり、地元の方だったり。
その中でも一番感心したのがJC(青年会議所)の方たちでした。
この組織力というのはすごいもので、地元のJCメンバーはもちろん、近県からもたくさんの方がやって来ていました。
また、JCの方たちは何かしら商売をやっている方達なので、そういった知識も多方面で活かされたのではないかと思います。
地元のJCの方たちはこの地域の事にも詳しく、ボランティアの中心になって活躍されていました。
こういう時の横の繋がりがしっかりしているという事は、本当にすごいなぁとただただ感心した訳であります。

ここ数日雨の日が多く、作業がやりくい状況が続きますが、現地の皆さん、頑張って下さい!
私も能登島で頑張ります!

能登カフェは通常に営業するぞ!

2007-03-27 23:51:38 | 能登カフェ日記
能登島大橋が通行止めになりました。
そのかわり災害時から通行止めになっていたもう一つの橋のツインブリッジは、夜中以外は片側通行で通れることになりました。
能登島大橋の通行止めは大打撃ですが、それでも能登島の被害は少なく、営業には差し支えありません。
普段通り営業したいと思います。

今日、門前に行き、テレビの映像に流れているような被害を目の前にして、いろいろな助けが必要なのだろうと痛感しました。同じ能登にいながら何も出来ないのがもどかしく、現地へ出向いたのですが、幸い多くのボランティアの方が集まって来そうでした。

こんな時にと思いましたが、私に出来る事は、やはり能登島で能登カフェをやること、そんな気がしました。
一日でも早く能登島に、そして能登に人が来てくれるように、今来てもいつものように迎えてあげられるように、能登カフェをやっていたいと思います。

そういうわけで定休日明けの木曜日から通常営業いたします。

よろしくお願いいたします。

定休日に

2007-03-27 21:46:28 | 独り言
3月いっぱいまでは、火・水が定休日となっております。
4月からは火曜日だけが定休日です。

ということで、本日、明日はお休み。
今回の地震で最も被害の大きかった門前へ、知り合いを訪ねてお手伝いに出かけました。
公のボランティア募集は本日の午後から始まったようで、ボランティアを受け入れるための諸々の準備のお手伝いを一日中していました。
既に、いろいろな地域からボランティアの方がやって来ていました。
災害地でのボランティアのプロのような人たちもたくさんいて、てきぱきと仕事をされていました。
それから、阪神大震災の被災者、中越地震の被災者など、実際被災された方が、ボランティアの方にお世話になったから今度は自分が!という方もいて、本当に人の温かさを感じました。

それにしても、門前地区は報道でされているとおり、とても被害がひどいです。
大きな被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。

地震

2007-03-25 12:30:42 | 能登カフェ日記
揺れました。
開店前にぐらぐらと。
おもわず裸足で外に出てしまいました。

外に出てもなかなか揺れがおさまらず、だんだん自分が揺れているのか、地面が揺れているのかわからなくなるくらいでした。

今朝、津波の夢を見たんです。
七尾の町にいて、大きな津波が何度も来た夢を。そして海から遠い方向にずっと逃げていました。

ということで、なんだか怖くなり、スタッフの正子さんの車で、途中自宅により旦那も乗っけて車で高いところへ避難。
慌てていたので、家の戸を明けっ放しにしていくところでした。
幸い津波は50センチくらいだったそうで、被害もなく良かったです。

高いところには近所の人たちが皆車で来て避難中。

地震発生から4、50分後くらいに能登カフェへ戻りました。
食器や瓶などが少し割れていたり、瓦がすこし外れていたり。
若干の被害がありましたが、大きな問題もなく、無事です。

電話が繋がりにくい状況ながらも、遠方の友人からもメールや連絡をいただきました。
ご心配をおかけしました。しかし、ご安心を!
この場を借りてご報告します。

あぜぬり

2007-03-23 15:54:51 | 独り言
先週末、お天気もよく、
えの目の大家さんは田んぼの畦塗りに精を出していたようです。

新品の機械で畦を塗っています。
ちなみにキャップの上からタオルを巻いていますが、この巻き方は独特です。おじいちゃんも同じ巻き方です。




あら、ちょっと畦が曲がっていますね。(奥の方)
こういうのを”蛇がたまごをのんだ状態”というとか。

摘み草天ぷら@weランド

2007-03-23 08:30:55 | 能登のごっつぉ
先日、知り合いの送別会で”摘み草天ぷら”が行われました。
能登島のweランドに集合。
まずは周辺で食料調達。
もうここは”摘み草天ぷら”の食材の宝庫です。



今回は、ぎしぎし、せり、よもぎ、ハルジオン、カラスノエンドウ、椿(八重咲き)などなど。
私はぎしぎしと椿(八重咲き)は初体験。

ギシギシは、甘みと酸味があって、かつモッチリとしていて美味。結構ボリューム感もあります。
椿の八重咲きは...



これはちょっと失敗だったでしょうか。中まで火が通るのには相当時間がかかりそうな感じで、私が食べたのは半生でした。
椿は一重に限ります。

次は花見をしながら...という企みです。

わかめ

2007-03-22 08:42:32 | 能登のごっつぉ
朝起きると家の前にドーン!と、ありました。わかめが。メカブ付き!大家さんからです。
思うと、去年の今頃にも同じものを頂き、ランチに大変重宝したわかめです。
今年はよく見ると、その中にネットが入っていて、タコもいました。
というのも、3月末で転勤される方の送別会への大家さんからの差し入れだったのです。

タコは塩揉みして湯がいて送別会で刺身、天ぷらとなりました。
わかめはめかぶをたたいて酢の物に。

まだまだ残っています。
めかぶと、わかめの茎と葉の部分が。
しばらくはランチで能登島産わかめが堪能出来そうですよ!
写真の生のわかめをさっとお湯に入れると、一瞬で綺麗な緑色に変わりました。

昨日は野草の天ぷらに負けじと、”海藻天ぷら”にもチャレンジ。
これがまた美味しかった!
密かに海藻しゃぶしゃぶもしてみようと思っています。
いろいろな楽しみ方ができますね。

ぼたもち

2007-03-19 15:03:15 | 能登カフェ日記
今週はお彼岸という事で、週末ぼたもちを作りました。
季節メニューという事で、21日の祝日、24、5日の週末に能登カフェメニューに登場予定です。

お米のまつもとさんの、自然米のもち米とうるち米をあわせて炊き、これまたまつもとさんところの小豆をことことにて、あんこを作りました。ぼたもちはあんこときな粉味です。

春のお彼岸は『ぼたもち』、秋のお彼岸は『おはぎ』と、呼び名に区別がある事を恥ずかしながらはじめて知りました。
春は牡丹、秋は萩から来ているそうです。なるほど。
なんとなく私の中ではおはぎの方が定着していて、馴染みがあるのですが、今回はぼたもちという事で。

最近のハリー

2007-03-10 22:48:28 | 独り言
看板犬のハリーは、犬なのに寒さにはども弱いそうです。
ストーブの前から離れません。

でも、やっぱりお散歩は大好き。
普段、放し飼い状態で、好きなところへ出かけられるはずなのに、半径2、30メートルをのろのろと歩き回るくらい。
ところが、散歩用のロープをつけてあげると、大喜びで走り出すのです。

先日、金沢へ行く道中に、夕焼けが綺麗だったので、一区間能登有料道路を降りて、千里浜渚ドライブウエイで。
そこでハリーとお散歩タイム。

走る、走るの大喜び。


1キロ以上走ったのでヘトヘトに。

有料道路に戻り、もうちょっといった高松インターにて。
水をぐびぐび飲むハリーでした。

摘み草料理

2007-03-04 18:48:45 | 能登カフェ日記
先日、知り合いから教えて頂いた素敵な言葉。
『摘み草料理』
なんて、いい響き。

ちょうど1年ほど前にランチを始め、この季節はもっぱら野草、山菜を使った料理です。
たらの芽、こしあぶら、うど、ふき、わらびなどは山菜!と、胸を張って言えるのですが、
よもぎ、よめな、野かんぞう等になると、野草というにはちょっと気が引けて。
去年受けた取材で、うっかり『そのへんに生えている草です』と言ってしまったのは今思うと汚点。

そうです、私は言葉を知らなかったのですが、去年からやっていたこの季節の料理は『摘み草料理』なのでした。

これからはしばらく、摘み草天ぷら(もちらん山菜も含まれます)等、摘み草料理が能登カフェのランチで食べられると思いますよ!

写真は本日、お勉強に14名でお越しいただいた方に振る舞った『摘み草天ぷら』の具です。
ランチ前に八ヶ崎を散策して頂き、食べられそうなものを摘んで着て頂きました。
もし摘めなかったらとこちらでも用意しておいたのです。
一番人気は”つばき”でした。