チエの目日記

石川県の能登島えの目町からお届けしております。

小学3年生の能登島学

2006-02-28 22:53:34 | 独り言
2月の末日。
いよいよ明日から能登カフェ再開です!
能登カフェリニューアルオープン!!と言いたいところですが、なんの変わりもなく始まります。
でも、ビミョウーーーに、変化はあるはずです。

さて、今日は能登島小学校の3年生の授業に参加して来ました。
総合学習の授業で『能登島学』を勉強しているようです。
以前に、能登カフェのある八ヶ崎っ子のえりちゃんが、この授業の一貫で能登カフェに調査に来たことがありました。
自分が住んでいるところの自慢をするというのがその課題の内容だったようで、えりちゃんは八ヶ崎の自慢に能登カフェを取り上げてくれました。なんたるうれしいこと!

本日はその総合学習の授業で、『能登島を愛する人から学ぼう!』というテーマで行なわれ、私はどうして能登島で能登カフェを始めたか、能登カフェでは何をしているか、能登カフェ以外で能登島でどういう活動をしているかということを二十数名の生徒の前でお話ししました。
人前で話すのは結構苦手で、特に子供の前で話すということがいままでほとんどなかったので、不安を感じながら行きました。
大学の同級生で小学校の先生をしている人が多く、その一人に、ゆっくりはなせば大丈夫!と言われ、それを念頭において臨みました。
能登島小学校は各学年1クラス。20数名の子供たち。
くりくりした目で、興味津々でこちらを向いています。
とっても人なつこい子供たちでこちらの緊張もほぐれ、楽しくお話しすることが出来ました。
あまり難しいことは言わないように、ゆっくりと、わかりやすくしゃべったつもり。

そして、15分程のお話のあとは子供たちから質問を受けます。
『能登カフェを初めて良かったですか?』とか、『お休みの日は何をしているのですか?』など、ほのぼのとした質問から、『お金は儲かりますか?』とか『何歳ですか?』というきわどい質問まで。いろいろな質問がありました。
しかし、どの子もどの子もはきはきと発言していて、とても話しやすい雰囲気でした。

今回のお話の中で、現在進行中の能登島在所マップ作りのお話もしました。
能登島ケーブルテレビでなんどか番組にしてもらっているので、半分弱くらいの子がそのことを知っていました。
この、3年生がやっている能登島学と言うものと、在所マップ作りにはとても類似する点が多く、小学生とうまくタイアップしてお互い学べたらいいなぁと言うことも感じ、担任の先生にもお話しさせていただいたところ、いいふうに話が進んでいきそうです。3月中に機会があれば、3年生と一緒に現在進行中の曲地区に出向いて、子供たちにマップ作りのために得た知識などを教えながら、子供たちの視点で曲地区のいろいろなものを発見してもらってそれを地図に反映することが出来たらなと思っています。
能登島だから実現できるということがたくさんある気がします。
また、楽しみが一つ増えました。

それにしても、数十年ぶりに小学校の教室という場所に立ち入り、子供たちに触れ、なんとなく心が洗われたような、純粋な気持ちになれた気がしました。どうして子供の目ってあんなにまっすぐなのでしょうかね。能登島だから!?
それにしてもたのしい経験が出来ました。

あぁ、コンビニが...

2006-02-27 00:01:40 | 独り言
能登島にコンビニができてしまうようです。
本音は。。。『残念。。。』いや、正確には『反対!』
コンビニを全く利用しない訳ではないのですが、能登島にコンビニが出来てしまうのはどうかなって。都合のいい考え方かも知れません。
もちろん観光で能登島へ来る人、能登島に住んでいる人で喜んでいる方も多いと思いますし、コンビニの意味通り便利になること間違いなしです。

コンビニができることで、能登島に残っている貴重な食文化が崩壊しないといいのですが...

以前近所のおばあちゃんが言っていました。
若いもんは七尾のスーパー行っていろいろ買ってくると。
畑のもの食べとればいいのに、時期のものをその時期に食べとればいいのに、と。
おばあちゃんたちは畑で野菜作って、それを消費して、そして保存食に加工してやっています。それって紛れもなく人間の生活の知恵だと思います。
そういうことが失われる訳ではないのかもしれないけど、おばあちゃんたちはおばあちゃんたちの守って来たものを守り抜けるだろうけど。

一番怖いのは子供たち。
このコンビニ予定地が、また、学校の近くなんですよね。
放課後にコンビニに寄る。
コンビニに行けば何でも売っている。
なんとなく寄る。
きっとそうなるのかもしれません。
そして、コンビニがあるのが当たり前になって来ます。
コンビニがない島が”不便”と感じるようになるかもしれません。
文明は後戻りできない。
便利なことに慣れてしまうと、後戻りできない気がします。
それがちょっと怖い気がします。

それから、景観的にも非常にマイナスですよね。。。
観光に来る人たちはせっかく能登島来たのにコンビニがあるなんて、しかも全国どこにでも見られるコンビニのマークと建物なのですから。能登島らしく空き家を利用したコンビニとかだったらいいのにな。

能登島の食文化のことにしろ、子供のことにしろ、能登島の景観のことにしろ、やはり長ーーーーい目で能登島のことを考えて判断してほしいものです。

せめて能登島の観光案内所でも兼ねてやってくれるといいのだけどと思う今日この頃であります。

よかったら読んでいる方の意見も聞かせてもらえたらなぁと思います。

ハリー

2006-02-25 19:29:02 | 独り言
おなじみの能登カフェ看板犬のハリー君。
よく『ハリーポッター?』とか、『ダーティーハリー?』とか聞かれます。
いえいえ、どちらでもありません。
しかも、ハリーの本名は実はハリーではないのです。
ハリーはニックネーム。
本名は『ハリッド』と言います。
この名前はどこから来たかと言うと、15年以上前に我が家で毎年石川県で行なわれているJAPANテントで外国人のホームステイを受け入れました。
そのとき来たのはインド人の方。たしか当時は東大の留学生だったはず。
その数年後、彼は金沢大学の講師として再び日本に住んでいました。
そのときは家族も一緒に。
目のくりくりした小さい息子さんがいました。
その子の名前が『ハリッド』くん。そして愛称『ハリー』
その男の子がとってもかわいいかったので我が家に来た犬にその子の名前をいただいたようです。

3月1日から営業開始。
今年もハリッド君には活躍してもらわねば。

ウッドデッキ

2006-02-23 21:18:03 | 古民家改装
先週、今週の晴れ間を見て、能登カフェのウッドデッキに柿渋を上塗りしています。
昨年の3月にウッドデッキを完成させて、約一年間。
強い日差しとウッドデッキをお客さんにたくさん利用していただいたおかげですっかりと色あせて来ました。
ということで、この機会に再び塗ることに。
柿渋にえんじ系のべんがらを加えたものを塗っています。
でもこれ、結構色落ちするというか、衣類や靴下の裏に色がついてしまうのですよね....
ということで、能登カフェのウッドデッキに上がるときにはご了承ください。
よろしくお願いします。

秘密の散歩道

2006-02-16 08:39:57 | 能登散歩道
先日、お天気のいい午前中にお散歩に出かけました。
この散歩が散歩ではなく探検になるとも知らず...

八ヶ崎の隣のえの目のほうへ。
えの目にわき水が出ているところがあって、昔そこに水を汲みに行っていたと知り合いから聞いていたので、そのわき水を探すために山道へ入って行きました。
そこから探検が始まりました。
探検は好奇心がもたらすもの、そんな感じです。
水のわいているところへの行き方は、なんとなく聞いていたのですが、いってもいっても見つかりません。
情報自体が2、30年前のもの(!?)なのでそもそもあてにならないのですが...
谷間を山の方へ歩いて行き、途中で道もなくなりました。
でも、この山道をまっすぐ歩いて行けば新しく出来た農道に出るはずと思い、道なき道を行きます。
途中で、梅の木が数本ある場所や、池などもあり、だんだん散歩が探検になって行きます。
崖を下りたり、上ったり。
走行しているうちに農道発見。
農道へもどり、家路へと向かう。

と、そのとき。農道からまた脇へ入れる道が。
もしかしてこの道を通ると近道かも。。。と誘惑が。
誘惑に負け、好奇心むき出しでそっちの道から行くことに。
舗装はもちろんされていませんが、軽トラ一台通れるのに十分の広さの道。落ち葉でびっしりと埋め尽くされ、少し泥がべちゃべちゃしていましたが、歩くのにとてもいい道でした。
木々の間を最初は快調に歩いて行きます。
しばらく行って、右に曲がる道があれば八ヶ崎へ戻れるだろうと言うとっても甘い読み。
行っても行ってもあるのは左へ曲がる道のみ。


島にも関わらず、木が多い茂っていて海も見渡せないため位置関係が全くわかりません。
かなり歩きました。いったいどこまで行くんだ、折り返した方がいいのかな。。。
だいぶん行ったところで木々の隙間から海が見えました。
いったいどこ!?
それは、となりの祖母ヶ浦も通り越してそわじ浦の近くの野生のイルカがすんでいる湾のあたりのところまで行っていました。
見渡せるものの、下に下りることは出来ません。なんといっても崖の上のようなところですから...
それでも、なんとか海沿いの道に下りて海沿いを歩いて帰りたいと思い、進んでいると、突然現れたコンクリートの塊。

なんじゃこりゃーーー

そしてなぜか真ん中には上に上るための階段とはしごがついていました。


上へいってみると。。。

なんと、すばらしい見渡し!七尾湾北湾が見渡せるかなりのビューポイントです。

これは貯水池!?少し水の音が中から聞こえます。
しかし、なぜこんなに見晴らしのいいところにあるのでしょうか。不思議です。
しかも同じようなのが近くにもう一つありました。
そして、なんと私がずっと歩いて来た道はこのコンクリートにいくための道だったようで、その先はもう道がなかった....
ということで、折り返すしかありません。
結局来た道を折り返して、でも、最後の最後にまた好奇心。道なき道を行き、最後は崖を這いつくばって歩いたり、崖を下ったりと、散々でした。

でも、普段は車で車道しか走っていないので、足でしかいけない道を散策できたのはとても楽しかったです。


魚の頭アート

2006-02-15 23:57:13 | 独り言
能登島在所マップの『八ヶ崎マップ』に登場する”魚の頭アート”。
冬になると現れる能登島生活アートです。(私たちが勝手に生活アートと言っているだけですが...)
その魚の頭アート、この冬も発見!
これは、どうやら鱈の頭のようです。
それにしてもコワイ。。。
かなりリアルです。
でも、魚の頭だから許せる、見慣れているというのは日本人だからですね。

学生時代にタイに旅行へ行って、市場に並んでいる豚の頭アート(!?)、豚の頭がテーブルの上にどっさり並んでいるのを見て思わず悲鳴を上げそうになりました。
もし、豚の頭も小さい頃から日常的に目にするものであったのなら、普通の光景としてとらえることが出来たのだろうなと思いました。

それにしても干物のある景色はいいものです。

味噌作り

2006-02-14 09:02:50 | イベント
2月11日、輪島三井町のお米のまつもとさんのところへ味噌作りへ!
今回は私を含め7名の味噌作り参加者と、見学者7人。
お天気は良くもなく、悪くもなく。
能登島周辺ではだいぶ雪も溶け、地面の見える部分がかなり多くなって来たところでした。
ところが、能登島から中島を抜け、穴水を通り、能登空港近くの輪島三井町にさしかかったところから、雪の量が。。。
本当、一山超えただけで別世界のように雪の量が多いのです。
松本さんの工場も、積雪と屋根雪の影響で1.5メートル程の雪が残り、工場の入り口へ行くにはその雪道を通り、工場の入り口でまるで地下へ入るように下って入らないと行けません。

工場の窓も雪で覆われているため、本来の外の光を取り入れるという役割を全く果たしていません。
そんな工場はもちろん寒いです。

参加者より早めに行った私。
早速お昼ゴハンのお手伝い。
味噌作りとはいえ、味噌作りがメインなのか、食べるのがメインなのかというくらい、ここではおいしいものがついて来ます。
今回は中華おこわ、7種の豆のおこわ、牡蠣飯、牡蠣の炭火焼、サーモン焼などがありました。


ここの味噌作りの一つ目の特徴は、青豆を使うこと。
松本さん曰く、味が全然違うそうです。甘みがある!とのこと。
この青豆で豆腐を作ってみるとそれが最も際立つそうです。
去年の味噌作りのときはこの青豆から豆乳を作り、豆腐を作りました。
豆の甘さはもちろん、この青豆の豆乳のうすグリーンの色のきれいさに驚きました。
そこで、昨春より能登カフェにてこの青豆の豆乳を使ったムースを作りました。
ただ、生クリームなども入れたため、そこまできれいなうすグリーン色がでないのが残念...

話はそれましたが、この青豆を煮ること2時間半。
似てしまえば青豆もそれなりに茶色っぽくなります。
この煮豆をミンチする機械に通してあっというまに豆ミンチの出来上がり。
2升の豆に塩1.4キロ、麹2.2キロ。そして、豆の煮汁を固さ調節に加えます。
味噌といえば圧倒的に豆で出来ていると思っていましたが、元々の豆の量と、麹の原料である米の量がほぼ同じであるということを聞いて驚きました。
この原料を手を使って混ぜます。

しっかりと混ぜ合わせ、味噌の柔らかさもお好みで。

十分に混ぜ合わせ、容器に空気が入らないようにぴっちりと入れて今日の作業は終了。
あとは時間が味噌を熟成させてくれます。

松本さんのところで味噌の桶を預かってもらい、秋にご対面。その頃にはおいしい味噌になってくれていることを祈って。

去年も思いましたが、味噌作り、私たちがすることはほんのわずかです。
あとはほぼ時間が味噌を作り上げて行ってくれます。

今年は麹の作り方も最初の部分だけ教わりました。

毎年毎年続けて行くことが、味噌作りを自分のライフスタイルの一部に取り入れることになるのではないかと思います。

今回は去年の倍くらいの人が参加してくれて、それもうれしかったです。
去年から2年連続して参加してくれた人や、自分のこだわりの塩を持って参加した方など。
そして何よりもいつもこういった場と食を提供していただいているまつもとさんに感謝です。
来年もやります。お楽しみに!

(続)直島へ 

2006-02-13 11:56:09 | 独り言
前回書いたように、直島で最も興味があったのが、もともとこの島の集落にあった既存の建築物を使って、空間をアートとしている『家プロジェクト』というものであり、さらにそれが一つの集落に4カ所点在していると言う点です。
島の雰囲気や生活感を感じながら、ぶらぶらと歩きながら、『家』を巡るというのはどういうことなのだろうと。

直島へ行って初めて知ったのですが、数年前に『スタンダード展』というのがベネッセの主催で行なわれたそうです。
どういったものかと言うと、
以下文章抜粋です。

ベネッセコーポレーションは、香川県直島で運営する直島コンテンポラリーアートミュージアムの開館10周年記念企画として「THE STANDARD スタンダード」展を開催中です。
本展は美術館の展示スペースを離れ、直島全体を会場としています。人々が何百年も暮らしてきた家屋の一間、空家、路地、床屋や診療所として使われていた建物などが舞台となり、各会場で13名のアーティストが現代の日常をとらえた作品を展示しています。

そのときに「のれんプロジェクト」と言うのも行なわれて、加納容子さんという方が自ら14軒のお宅の協力を得て、そのお宅の印象、そしてお家の方とのお話から書く家の絵柄や色ののれんを作ったそうです。それが、スタンダード展が終わった今も軒先にそののれんをかけてありました。
こういうのって、根付いている!という感じですね。
一件のれんがかかっているところをパシャリ。


のれんと言えば、七尾一本杉の『花嫁のれん展』もすごいです。
これは5月の連休前後に一斉に優美な花嫁のれんが一本杉通りに並びます。
七尾が持つ財産をうまく生かしたイベントだと思っています。

ついでにもう一つ。
この『家プロジェクト』がある本村地区は城下町だったらしく、”屋号”も残っているそうです。
そして”屋号”がこんなにおしゃれに表示してあるなんて...

数件の玄関先にこういったプレートがありました。直島でもらえるマップに”屋号マップ”がありました。
ちょうど私たちが取り組んでいる”能登島在所マップ”にも屋号が登場します。
なのでより親近感でした。

さて、直島へ行くにあたりネットでいろいろ見ていたところ発見したものが。
直島をご存知の方にはおそらく超有名なスポットかと思いますが、『カフェまるや』です。
・島にあるカフェ
・畳のあるカフェ
・クラフトっぽいものが販売されているカフェ
・ギャラリーもやっているカフェ
など、能登カフェとの共通点が多かったため、勝手に盛り上がってしまいました。
一応と思い、能登カフェのパンフレットもごっそりと鞄に入れて直島へ!そしてカフェまるやへ!
フェリーが直島へ到着し、宿に荷物を置いて真っ先にまるやさんへ向かいました。
カフェまるやも『家プロジェクト』がある本村地区にありました。
迷路のような集落の中をとことこ歩き、探します。
かつて車なんて必要なかったのでしょう。車を無視した集落の作りが今もそのままで、道が狭い!
それが逆に歩いて回るのに程よいスケールです。
『家プロジェクト』がここにあるのがわかるような気がします。

歩いていると、布がひらひらしているお家が。

こういう目印いいなぁ、私も布をひらひらさせようかなと、思いました。
あ、でもちゃんと看板もありましたよ。

普通の家がカフェになっていました。
そして門を入って、玄関前を通り過ぎ奥の庭に面した縁側がカフェの入り口。


4時半頃に行ったので貸し切り状態でした。
埼玉県より移り住んでカフェを始めたというオーナーさん。
アートが好きで、直島が好きで、温かいコーヒーでホット一息で切るような空間が欲しかったのがカフェを始めたきっかけ。
移住して始められて、様々な苦労があったことと思いますが、凄い人の輪を感じ、吸引力を感じました。
いろいろとお話もさせていただき、しっかりと鞄にしまってあった能登カフェのパンフレットも渡して、まるやさんにおいてもらいました。こういう縁を大切にしたいですね。
その後、まるやさんからメールをいただいたのですが、数日後に能登の近くに住む人がご来店されたらしく、能登カフェを知っているけどまだ行ったことないよ、と、お話のきっかけにもなったようです。
うれしい限りです。

という訳で、私のブログを読んでくださっている皆様も、直島へ行く際には是非まるやさんへお立ち寄りくださいね。
まるやさんでは、来たお客さんに『世界地図』を渡して自分の来たところの地図上にコメントを書いてもらうようです。
私は能登島のところに書かせてもらいました。
能登からたくさん行って、まるやさんの世界地図の能登周辺が真っ黒になればいいなぁ。。。

しかし、日本地図ではなく、世界地図というのがさすがです!

世界中の人が注目する直島という島。
きっとこれからどんどんいろいろな人が訪れ、交流が生まれ、楽しいことが起きて行くんだろうなと思いました。

一方、ひいき目なしに能登島の持つポテンシャルの高さを改めて感じた旅でもありました。
景色にしろ、島文化にしろ、食にしろ。
直島と同じことは出来ないし、やっても意味はないけれど、刺激を受けて、人を吸引して楽しいことがたくさん生まれるような島になっていくといいなぁと思いました。

直島へ

2006-02-08 00:04:42 | 独り言
この週末を利用して瀬戸内海に浮かぶ直島へ行ってきました。
愛車の軽自動車で雪道をがんばりました。

直島ってどこ!?なんで直島へ!?
ということですが、直島は岡山市の南にある玉野市の宇野港からフェリーで20分ほど行ったところにあり、直島自体は香川県になります。
そして、なぜ直島へ行ったかと言うと、直島にあるベネッセアートサイト直島を訪れたかったからです。
ここにはベネッセアートハウスをはじめ、地中美術館、家プロジェクトがあります。

私が最も興味を持って見に行ったのが『家プロジェクト』なるものでした。
家プロジェクトとは直島の本村地区で古い家屋を改修し、アーティストが家の空間そのものを作品化したものを公開していることを言います。トータルで4件の『家』がこの本村地区にちりばめられていました。(『家』と言っても作品には神社なども含まれていました)
昔ながらの佇まいの雰囲気を持つ集落。車が通れないほどの路地。
そこを歩きながら一軒一軒『家』を巡ります。
タバコ屋さんや酒屋さん、食料品屋さんなどがあり、ついつい中を覗き込んでしまいます。

現在能登島で行なっている在所マップ作りや、この秋能登島での開催を目指して動き始めた能登島でのクラフトマーケット(『のとじま手まつり』という名前になりました!)のイベントの企画などを通じて、この直島での『家プロジェクト』というものが何かとてもヒントになるような気がしていました。
その期待を込めて、軽自動車で能登から瀬戸内海まで行ってきたという訳です。

続きを追々書いていきたいと思います。
ちなみに写真はベネッセアートハウス近くからとった写真です。瀬戸大橋がみえるかな!?

冬期休業はじまりました。

2006-02-01 15:19:39 | 古民家改装
本日より1ヶ月間、能登カフェは冬期休業いたします。

早速、営業中にはできないことをはじめてみました。
昨日はカフェスペース内の板間の柿渋塗り。
昨年、開店前に能登のあての木に柿渋を塗った板を使って板間にしました。
一年経って、日にあたったり、人が歩いたりではげたりしてきたので、再び色を塗ることに。
そして、以前から知り合いの大工さんが”うるし”を塗った方がいいと言っていたので、漆を塗ってもらう前の準備として柿渋塗りをしました。

柿渋には少しえんじっぽい色のベンガラも混ぜています。
約12帖ほどのスペースを2時間ほどかけて。いがいと早く終わりました。

そして本日は大工さんがやってきて漆塗り。
柿渋はハケでさっさと塗れましたが、漆はそうはいかないようです。
へらを使ってのばして。
数倍の労力と時間がかかります。
そして、写真が漆一度塗り後の写真。
ぴかぴかです。
そして、これから時間とともに渋みがでてくるようです。たのしみたのしみ。

あ、でも漆でかぶれる人は要注意です!
そういう方は畳の上でおくつろぎください。