えまちゃんと

C43(S205)日記とチャリ少し

水の道(アバター)

2023-01-03 | Weblog
冬休みの初日、子供を誘って朝イチのアバターを鑑賞してきました。
私は前作で、青い人間にこれほど感情移入できたと驚くほど、楽しめた作品でした。
あの完成度を超えられるのかと心配をしていると、様々な方からのコメントは、「心配は杞憂に終わった」様なものがほとんどでありました。
よって私は、何の心配もせずに期待を膨らませて見たのです。

まず驚くのは、3時間20分という作品の長さです。
正直なところ、途中でトイレにいなけばならないのか、そこが一番心配なところでしたが、タイツを履いて上着を脱がずに体を温めて乗り切りました。
さて前作では、アバターというものを作り上げるといった構想があり、青い民との融合を目指した恋物語でもあり、言わば戦地に恋人ができて残留するという王道スタイルでした。
そこへ至るまでの経緯は、人種と言うよりも異星人との事でしたから容易ではなく、色々な阻害要因がありそれを乗り越えるというドラマであったのです。

今回は、青い民生活前提で始まります。
少しだけアバターという要素はあるものの、話の中身は「青い民と人間の共存」といった事とは少し異なるのでした。
復讐をするためにアバターを作り、その体を使って戦うというガンダムでもできるような話の設定に思いました。
正直なところ、戦闘シーンといったものが多すぎて、なんだかマイルドなターミネーターを見ている様な感覚と言ったら言い過ぎでしょうか。
ヒューマンドラマが無いとは言いませんが、弱い、いや弱すぎる。
そして前作との一番大きな違いは、感情移入の度合いが少なくなることであると思いました。
1作目では、女性であってもネイティリの強さや素直な心に入っていけたと聞きました。
しかし今回、ネイティリやジェイクだけでなく、新たなキャラクター達にも肩入れせずに3時間が過ぎたのです。
誤解を恐れずに言うならば、この映画は200分も必要なかったと思うのです。
なぜこれほどまでに長くなったのかは、1作目を超えるために何が必要かとして、あれもこれもと足していったらこんなに長くなってしまった様に見えるのです。
3時間超えとなるとタイタニックも有名ですが、必要なシーンの濃さとして考えると、タイタニックの比ではないと思うのです。

前作アバターのファンであっただけに、期待が大きすぎたのかもしれません。
しかし、あれ以上の何を見せてくれるのか、として見に行けば肩を落としてしまう方はそれなりにいるでしょう。
私はターミネーターの続編というよりも、スターウォーズの続編を見た感覚に近いような気がします。
そして3Dでなくともいい、というのが私の意見です。

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