待望のロングを走って参りました。
その行先は、日本人の心のふるさとという伊勢神宮となります。
私は2度ほどお参りしたことがありましたが、家族は誰も行った事がないという事で、鳥羽に宿を取り1泊で行ってきたのです。
天気予報では途中でやむなんてありましたが、あいにくの天気は続き470K程度雨の中を走りました。
強い雨ではなかったのですが、疲れは幾分増したのは間違いないでしょう。
300キロを超えた頃、子供がこの車のシートは固めだよね?と言い出しました。
まぁ柔らかいシートの分類ではないものの、3シリなどに比べればシートの厚みはこちらの方がある様に思います。
きっとそれは、シートではなく車の足回りの問題なんだと思うと話したのでした。
今までに、片道200キロ程度の場所への移動はしたことがありましたが、片道500キロ近い移動は初めてでした。
私も正直に言えば、強いボディ剛性とコンフォートモードでも容赦なく突き上げのある脚は、長距離であると否応なしに腰を攻撃してきます。
もう400キロを超えるころには、まだ着かないのかと待ち遠しくなるほどに腰のあたりに疲れを感じていました。
天候のせいで空いてはおり気持ち良く走れたのではありますが、ウェットコンディションという悪条件も重なったと思われます。
こんなにも宿が待ち遠しい遠征は初めてだったかもしれないほど疲れたのでした。
しかし、みちひらきの猿田彦神社、伊勢神宮外宮とお参りをし、食事前のひとっ風呂浴びるころには疲れも落ち着きました。
疲れのせいか、夕食ではいつもより酔いが回るのが早く、2度目の温泉を満喫し0時前には早々に床に入ったのでした。
翌朝、いつもならば一番の朝風呂を入りますが、起きたくありません。
先に食事をし、その後の風呂としたのが正解で、内湯、露天と誰もおらず貸し切り状態で伊勢の海を見る幸せに、思わず「極楽」という言葉が出た。
今日も走らなければならないのは同じで、それでも見た事のない志摩を見たく賢島方面へ。
サミットの行われた地、しかと目に焼き付けました。
船にも乗ってみたいものの、とても1泊で回れるものではありません。
まだ内宮にも行っておらず、初めての者はおかげ横丁も楽しみにしていますから。
いままで来た2回よりも、おかげ横丁にいる年齢層が若く、金髪やグレイッシュもチラホラいる程に若い子が多い。
3月という季節特有のものなのだろうか、と思わずにいられないほどでしたが、どういう訳か参道に入るとそれほど目立たなくなるものでした。
おかげ横丁で寄りたいという店にすべて寄らせ、私は帰り道の精神統一とでも申しましょうか。
15時半に伊勢神宮内宮を出発し、ナビに自宅を入れれば到着は22時と出ました。
静岡に入った頃から雨となり、往路に続いての雨天走行で雨脚はどんどんと強くなりまして、120キロ道路を制限速度まで出せない時間が相当あったほどです。
撥水加工していないフロントウィンドウでは、危なくてそれほどのスピードは出せません。
我慢の走行を続け、駿河湾沼津SAで予定通り夕食を取り、横浜町田を過ぎるころには雨も上がり疲れもピークだったでしょう。
この日の走行距離は500キロ、流石に疲れましたし雨の中でステアリングを強く握るシーンが多々あったのでしょう。
腕も少し痛くなりました。
さて335iで行った大阪ですが、どちらが楽だったかと言えば335iかもしれません。
大阪、京都と2泊でしたが、乗り心地は明らかに335iの方がいいと感じます。
高速道路の継ぎ目のショックの受け方は、まるで違うと言っていいでしょう。
強い段差で335は、ショックのストローク量のかなりを使いますが、43はそれがありません。
正直走っていて335iの場合、もう少しストローク量を抑えて走れないかと思う程でしたが、43では沈み込むというシーンはありません。
つまり、いつでも戦闘態勢に入れるという姿勢を崩さないと言えば分かるでしょうか。
結論として、また500キロ程度の旅行に43で行きたいとは思いませんが、腰に疲れは溜まるものの痛みは出ていません。(さすがのシートであると感じます)
更には、高速域でのロードノイズが後席は更にひどいらしく、もう会話ができるものでもミュージックを楽しめるものでもないと悟ったらしい。
しかしです、片道400キロ以上の旅行使いなんて、あっても年に1度や2度でしょう。
そんな事よりも、一般道でのパワフルな走り、高速道での追い抜き加速の鋭さと、もうパドルを二つ引けば別世界ですからロングなど目をつぶりましょう。
今回、980キロほどの走行をして燃費は11.8Km/Lでありました。
今どき威張れる燃費ではありませんが、飛ばさなければ12.5Km/Lくらいは行ったと思われます。
もうすぐ1年、まだまだ可愛がります。
タイトル画は、あまりに背中の表情の良かったお二人(勝手にすみません)