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今朝は外来種の植物の話です。その繁殖力が強いことから毛嫌いされ時々組織的に駆除作業が行われている「セイタカアワダチソウ」の対象にもなっています。
どのような植物なのか、フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』には次のとおり細かに解説されています。
<セイタカアワダチソウ>
セイタカアワダチソウ(背高泡立草、学名:Solidago canadensis var. scabra または Solidago altissima)は、キク科アキノキリンソウ属の多年草である。日本では代萩とも呼ばれ、次節の概要にある通り、切り花用の観賞植物としてハギ(萩)の代用として用いられ、同様に茎を乾燥したものは萩の代用としてすだれなどの材料に利用される。
<概要>
北アメリカ原産で、日本では切り花用の観賞植物として導入された帰化植物(外来種)であり、ススキなどの在来種と競合する。河原や空き地などに群生し、高さは1 - 2.5m、良く肥えた土地では3.5 - 4.5m程度にもなる[1]。茎は、下の方ではほとんど枝分かれがなく、先の方で花を付ける枝を多数出す。花期は秋で、濃黄色の小さな花を多く付ける。種子だけでなく地下茎でも増える。アレロパシーを有する(後述)。
日本における分布状況は北海道の一部から沖縄までとなっており、一部調査で北限の変化が確認されたことから、繁殖域が北上している可能性がある[。
同時期(次節参照)に増えた帰化植物のブタクサと時折間違われ、花粉症の原因だと言われるが、別の植物である。
<日本への侵入経緯>
日本国内への移入は、明治時代末期に園芸目的で持ち込まれ、「昭和の初めには既に帰化が知られている」との記述が牧野日本植物図鑑にある[7]。その存在が目立つようになったのは第二次世界大戦後で、アメリカ軍の輸入物資に付いていた種子によるもの[4]、養蜂家が蜜源植物として利用するため[5][6][7]、等が拡大起因とされており、昭和40年代以降には全国、北海道では比較的少ないが関東以西から九州にて特に大繁殖するようになった[4]。沖縄県へも侵入しているが、沖縄本島や久米島などの一部地域で小規模な繁茂に留まっている
<以上フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』>
戦後進駐軍が持ち込んだものかと思っていましたら、「明治時代末期に園芸目的で持ち込まれ」なのですね。
戦後1945年ごろからだとばかり思っていましたが、2倍の年数日本に生息していることになります。
私はこの花に少々興味があって時々ブログに書いていましたが、最近他のブログで話題になっていて、今朝はこの花の話をしたいと思います。
子どもの頃、小学校の先生が植物好きで時々課外授業で植物の花の名前を教えてくれていました。そのなかにこの「セイタカアワダチソウ」があり、先ほどのように「進駐軍の置き土産」と「線路や国道の沿線によく見られる花」という話が今になっても頭の片隅に残っています。
先程の他のブログには「高さが異なるセイタカアワダチソウがある」という話が書かれていて、私も最近昔はほとんど高さが同じであったのに、不思議とまばらな感じを受けていただけに「どうしてなのか?」虫が湧いてきてしまいました。
「自然の風景、日本の風景にどうかしようと進化しているのではないか?」
こんなことがあるはずもないのに、フトそのようなことを考えてしまいました。
自然はそのままにあるだけで、風景を感慨を持って見つめるのは人です。
自然の大切さを感じる話で、紅葉の季節になると
「自然が紅葉するのは人のためなんだよ」
「いろいろな色があるのも人のためなんだよ」
「それは美しいという言葉を人に思い出させるため」
という、誰かに教えてもらったのか忘れてしまいましたが、この言葉を思い出します。しかしこういう言葉も、その後の知識の蓄積で「そんなことはあるまい」になってきてしまいましたが、心の片隅に残っているのは確かで、「ありがたい」という感情もわかり、そうあることに感謝しています。
ということで、時々注目するこの「セイタカアワダチソウ」。
今朝はその話の流れで、「有明山のある風景」にこの「セイタカアワダチソウ」がはいるとどうなるか、写真に撮りましたので紹介したいと思います。
ということで、




セイタカアワダチソウには、咲き初めが異なり、古くなると黄色がすすけて汚さを感じてしまいます。
有明山とセイタカアワダチソウのある風景
はまだほど遠い気がします。天気がこのところ悪いのでそれも影響しているかもしれません。
見出しの写真で見るように咲きはじめはとても黄色が鮮やかで綺麗です。この鮮やかさが一斉にあるととても印象的でいいのですが、こな花なのにこのマバラさが気になります。
セイタカアワダチソウよ、人のために日本の風景になじむ進化を!
私が生きている内に私の好む風景に、とけ込んでゆくのでしょうか。
花粉症の方には誠に申し訳ない話をしました。その点を考えると問題のある花でもあることは承知しています。


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