年末になったのでMA研究所でお伝えした社会研究の情報を思い出してみた。日本社会が1960年代の高度成長期から停滞期に入り、非正規雇用が増えて収入が少なくなり、若い人が結婚できず、子供が生まれなくなり、高齢化し、少子化してきた。資本主義の米国と共産主義のソ連が対立する冷戦の構図は1990年ごろにソ連が分解してなくなったが、世界中が米国流のグローバリズムの大競争時代になり、のんびりしていられなくなった。経営する富裕層と非正規雇用の貧困層ができ格差社会になった。2001年ごろからイスラム原理主義のテロ攻撃が増えて、米国はアフガニスタンを攻撃し、イラクに地上部隊を送り込んだ。泥沼の戦闘になりシリアの人々は難民になってヨーロッパに流れ込んでいる。イスラム原理主義のテロで西欧諸国が攻撃され各国は空爆で反撃している。日本も西欧側の立場なので巻き込まれそうだ。テロに対応して監視社会化が進み、商店街には監視カメラが多数設置された。個人のプライバシーも侵害される。インターネットで世界中に個人の情報が拡散してしまう。テロや銃撃を普通の人が行うようになり、米国や中東では簡単に銃が手に入るので銃撃戦が日常的になり戦場のようになってきた。地球温暖化で台風が巨大になり、大地震などの大災害も起きている。マイナンバー制度も始まったが混乱しそうだ。鉄道の停止事件も多い。ウイルスによる疫病も怖い。2020年には東京でオリンピックが開催されるが、社会がどうなっていくのか心配なことだ。