MA社会研究所情報

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アメリカ新大統領に初の黒人系オバマ氏就任。チェンジ変化が始まるか。

2009-01-22 13:42:42 | Weblog
テレビでアメリカ大統領就任式を見た。黒人系のオバマ氏が初めて大統領になった。奴隷だった黒人が、主人の大統領になる革命的なことだ。
オバマ氏は黒人の顔をしているが、父がアフリカのケニアの黒人で、母は白人でハーフだという。ハワイで生まれ、イスラム教のインドネシアで育ち、アメリカの大学、大学院を卒業した。世界各地の宗教、文化や血統が混血している。世界中から黒人や、白人やアジア人が集まって作っているアメリカにふさわしい人だろう。
政策はイランから米軍を撤退させ、中東への石油依存をやめ、米国発の経済危機を政府がGMなどの大企業を支援して防ごうとする。グリーンニューディール政策で環境企業を発展させて雇用を作り出そうとしている。差別されてきた黒人系の大統領なので弱者や貧しいものにやさしい政策にするだろうと期待されている。
しかし、就任演説では今まで選挙で叫んでいたチェンジ変化ではなく、国民の責任を求め、聴衆をしらけさせた。国民の負担や税金が増えそうで人気が急降下するかもしれない。イラク、アフガンなどでけんかして、ばくちですって赤字会社にしてしまった先代の会社を引き継ぐのだから、国際関係や経済関係の修理が大変だろう。株式相場は下落した。民主党の国内産業保護政策で日本の企業が抑えられるかもしれない。
日米安保体制は堅持し、中国との貿易を維持し、イスラム圏との対立を緩和しようとするようだ。

東大安田講堂落城。全共闘のその後。医師、国会議員、塾教師、整備場、農業。不況でまたデモ、ストか。

2009-01-17 12:41:46 | Weblog
テレビで「安田講堂落城から40年ー学生たちのその後」の番組を見た。
1969年1月18-19日、全学共闘会議の学生運動家が占拠した東大安田講堂が機動隊の攻撃を受けて落城した。40年後の活動家の状況を放送していた。
1968年ごろからアメリカのベトナム戦争に反対する学生、市民のデモやストの政治運動が激化していった。
東大では医学部のインターンがただ働きでは困ると異議をとなえて安田講堂を占拠した。すぐ機動隊が導入され排除されたが、学生は大学の自治、学問の自由を守る神聖な大学に機動隊が入ったと反発し、再度、安田講堂が占拠された。直接民主主義が良いといって、何度も数千人の学生と大学当局側との大衆団交が行われた。
日大では不正経理問題に学生が怒り、日大講堂で大衆団交が行われ、大学側が謝罪したが、三日後に撤回した。大学は占拠され、右翼が襲撃したり戦場のようになった。
東大安田講堂に機動隊が攻撃を開始し、学生は火炎瓶を投げて抵抗した、神田地区の大学から学生が出撃し解放区を作った。翌日、機動隊は安田講堂に突入し学生を逮捕した。
(これにより、大衆的な全共闘の学生運動は退潮し、一部が過激化して連合赤軍を作り武装革命をめざしたが、浅間山荘銃撃戦で逮捕された。多くの人々が全共闘運動から離れていき、普通に会社に就職してよく働き、重役になった人も多い。)

東大全共闘の安田講堂防衛隊長だった人は、医者になり長野の病院を改革し、地域医療に努力した。国会議員になり活動した。東大全共闘議長は塾の教師になった。
東大助手をしていた人は昇進せず助手のまま東大を定年になった。障害児を育てるのが生きがいになった。成田空港問題で、三里塚の農民の闘争を支援して結婚して、農民になった人もいる。
日大全共闘議長は職業を転々としてから、故郷に帰り自動車修理工場を経営していた。
利益追求の資本主義、侵略的な日本帝国主義のなかで、それに加担する自分を自己否定し、自己批判して戦った人々は東大安田講堂落城後さまざまな人生を送った。
1989年のソ連分解後、共産主義は力を失ない、新自由主義の資本主義、市場競争主義が世界を支配したが、最近のアメリカの大不況は世界不況になり、大企業、中小企業が倒産し、資本主義の危機が感じられる。
日本でも最近は、労働者文学の蟹工船が読まれ、マルクスの共産主義が復活している。60年代のようなストやデモの政治活動が盛んになるかもしれない。

成人とは、生殖は12歳ぐらい、知識的には20歳、社会的には30歳ぐらい。10年ずれている。

2009-01-14 00:52:07 | Weblog
成人の日だが、成人とは何だろう。生殖可能になるのは12歳ぐらい、勉強して知識教養的に独立するのは20歳ぐらい、社会のルールを知り、経済的に独立できるのは30歳ぐらいか。
60年代は15歳で義務教育の中学を卒業すれば仕事に就けた。大学に入って20歳ごろは勉強して世界観や歴史観を学び、専門知識を勉強する。仕事ができるのは25歳ぐらい、結婚や出産は30歳ぐらいまでが普通だった。定年は55歳で終身雇用、60代に死んでしまうのが普通だった。
2000年代では生物的には中学生でも大人より大きな体になるが、心は幼い。高校や大学まで進学するのが普通で、20歳でも大人ではない。大学院に行かないと専門的な勉強ができない。社会的、経済的に独立するのが30歳ぐらい、結婚、出産は40歳ぐらい、転職は35歳まで、いつ倒産やリストラがあるかわからない。定年前に子会社に出向する。定年は60-65歳で死ぬのは80歳代。
昔と比べて10~20年ぐらい社会的立場の変化チェンジがずれているようだ。

男と女の違い。男は空間把握し狩り。女はおしゃべり、木の実収集。男女で教え方を変えた。

2009-01-13 01:00:50 | Weblog
テレビで男と女の違いの番組を放送していた。番組のタイトルが「女と男」で従来と逆である。女性が強い時代を感じる。男の脳は空間把握部分が働き、狩りに向いている。集中して結論をすぐに出す。競走する。女の脳は会話力部分が強くおしゃべりで、木の実を集めて、討論しプロセスを楽しむ。協力するという。
アメリカの学校は男女共通のクラスだったが、男女別のクラスにして、教え方を変えたという。
ビジネスでも男性には重役を連れてきて、すぐに決定案を出し。女性には担当者を連れて行き討論すると良いという。

平和な成人式。新成人133万人。団塊世代は250万人で、東大安田講堂を占拠し戦う成人式。

2009-01-13 00:58:46 | Weblog
テレビニュースで成人式の様子を放送していた。晴れ着や紋付はかま姿も多く、日本の伝統衣装が多い。若者が国粋化しているのだろうか。新成人は133万人だという、60年代の団塊の世代は250万人ぐらいだった。半分の人数になっている。団塊の世代が20歳になったころは、学生の政治運動が激しくて東京大学の安田講堂にたてこもり、機動隊と戦っていた。体制側の成人式に行く雰囲気ではなかった。晴れ着を着て楽しそうに笑う若者は平和そうだが、就職できずに大変な時代である。