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MA社会研究所情報

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60年代の学生運動。慶応は授業料値上げ、米軍資金導入反対。東大は医局制度反対。日大は脱税反対。

2008-06-11 22:27:54 | Weblog
60年代後半はアメリカ資本主義とソ連、中国の共産主義が対決する時代だった。世界中で学生の政治運動が盛んで、アメリカのベトナム反戦運動、フランスの5月革命運動、中国の文化大革命運動が起こった。
日本でも70年の日米安全保障条約改定期を前にして学生運動が盛んになった。
日本では日本共産党と別路線の新左翼が生まれ、全学共闘会議(全共闘)と名乗って色とりどりのヘルメットをかぶってゲバ棒をもって学校を封鎖してデモをして、機動隊と殴りあった。
各学校別に見てみると、慶応大学では1965年に授業料値上げ反対闘争が起き、ストを行った。1968年には米軍資金導入に反対して、ストが行われバリケードが築かれた。東大では1968年に医学部が登録医制度に反対してストに入った。安田講堂を占拠したが、1969年1月機動隊が突入し占拠が解かれた。
日大では脱税問題で抗議集会が開かれ、デモや校舎の占拠が行われたが、機動隊がバリケードを壊して開城した。各校のストのきっかけとなった問題は別だが、10月には国際反戦デーで新宿駅を占拠してベトナム戦争に向かう米軍の燃料の搬出を阻止しようとした。時代の雰囲気を反映していた。各大学のストは終わったが、個人的に闘争を続ける人々もいて、赤軍派などをつくり浅間山荘銃撃戦などを起こしたが鎮圧され、普通の学生は学業とデートと就職活動に向かっていった。多くの人が大企業のモーレツサラリーマンになり、社長や重役をしている人もいる。


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