テレビで、江戸城大奥の世界を見た。江戸城の中の天守閣のそばの300m四方ぐらいの土地に建物が並びその半分が大奥といわれた女性だけの世界だった。江戸時代は大奥に勤めるのが女性の夢で花道だった。将軍に見染められて子供ができたら、次期将軍の母となり権力をもてた。入りたては井戸の水くみや、ぞうきんがけをやらされ、12人1部屋で寝る。昇進すると3人部屋になる。衣類の準備をしたり、かごを担いだりもする。将軍の寝床のそばに控えていて、夜の様子や話を聴いて報告する係りもいた。派閥があり、内部の争いで毒殺されそうになる人もいた。お寺まいりをするのが唯一の外出の方法で、お寺のハンサムな坊さんと恋仲になる女性もいたという。自由のない世界だったようだ。