MA社会研究所情報

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日本人の品格向上策。山の手文化の上品さをクラシック音楽を聴いて身につけ、心の品格をたかめよう。

2008-03-09 12:14:02 | Weblog
日本人の品格が落ちているという。お金がないためばかりではなく、文化的な問題のようだ。山の手文化という上品な文化があった。山の手とは明治時代には本郷や文京区や新宿区あたりのことで、欧米化した元武士や知識人が住み、下町の日本橋、浅草の職人、町人文化と区別された。
昭和時代では山の手は郊外に移り、田園調布の外国風の住宅街でピアノが聞こえてくる上品な雰囲気が山の手文化のイメージだろう。洋風の住宅に住み、椅子とテーブル、ベッドで洋風生活をし、ピアノを弾いて、クラシック音楽を聴き、洋風料理をナイフとフォークでテーブルマナーよく食べる。英語やフランス語がわかるという文化だろう。
現代では物質的には椅子とベッドで暮らし、ナイフとフォークで食べる洋風生活で、山の手文化は日本中に広がっているが、クラシック音楽の上品さは広がっていいないようだ。戦後はアメリカ占領下で黒人の文化のジャズやロックが流行して、下品な感じになった。
音楽は心を反映している。心を作ることもできる。日本人の心の品格向上のために、クラシック音楽を聴いて、上品さを身につけるといいだろう。