MA社会研究所情報

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組織と人間。集団と個人。個人の自由な参加意識で組織ものびるといい。

2008-03-16 20:34:12 | Weblog
昔から組織と人間の関係について考えてきた。60年代の後半にベトナム反戦運動や大学改革運動をした全共闘の人々は代議員による形式的民主主義ではなく、個人の自由参加で直接民主主義を求める人々だった。参加が自由だから、機動隊が来ると戦闘意欲のある人だけが戦い、逮捕され、皆逃げてしまう。最近のチベットの暴動やビルマの暴動のようなもので、烏合の衆になってしまった。
本当に戦うためには軍隊のような組織が必要になる。少数の人々が連合赤軍などを作って、武装闘争を目指したが、猟銃数丁で機動隊のガス銃や、銃と戦えるはずもなかった。連合赤軍のような軍隊方式で制裁などのある組織は、個人の自由参加を基本とする人々の考えにあわず、皆怖がって政治運動から離れてしまった。
軍事力なら自衛隊だが、民衆の側に立って民主化クーデターを起こす様子もない。アメリカが民主主義の擁護者だが、日本の自民党政権の体制側にいるので、助けてくれない。ソ連も中国も全共闘を武器援助しなかったので、内戦にならなかった。
経営学の方が組織と人間の研究を進めているようだ。会社組織と個人の自由をどう考えるか。個人の自由な発想が会社のためになり、新商品のアイディアがでたり、研究が発展したりする。個人を伸ばす組織が成長するようだ。
管理,監視で社員が萎縮してしまうと会社も成長しないだろう。国も世界も人類も成長しないだろう。人間が楽しく生活し、仕事ができる組織が必要だろう。最近のIT企業やGoogleなどの成長する企業は、遊びのような雰囲気でカフェのようなオフィスで仕事しているようだ。自由な雰囲気と場所とお金が必要だろう。