MA社会研究所情報

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政治思想には保守主義、共産主義、自由主義がある。日本の政党も再編成し、保守党、リベラル党に分けて。

2008-03-01 19:04:38 | Weblog
政治思想を見ていると、伝統を守ろうとする保守主義、平等、協同を重視する共産主義、個人の自由、個人差を重視する自由主義があるようだ。
日本の政党はどのような思想で集まっているのだろうか。
日本の伝統の儒教道徳の年功序列、男尊女卑などは保守的な自民党に多いのだろうが、最近は構造改革で保守的な伝統が壊され、能力主義で貧富の格差をみとめるとか女性優先になり、どうなっているのかわからない。
貧富の差がなく、能力に応じて働き、必要に応じてとるという共産主義は、現実には官僚的で全体主義的な格差社会になるようだが、共産党は貧乏人の味方をして意見を言っているようだ。
個人の自由、私企業の自由を重視するのは、アメリカ型の社会だろう。民主党がこのような考え方かと思ったが、労働組合の意見も強くて、国民や労働者の権利も主張しているようだ。
公明党は仏教の日蓮宗の創価学会の支持があるようだ。宗教の力も強いようだ。
しかし、思想による党派分類と実際の議員の思想とは違っているようだ。自民党にもリベラルな議員は多いし、民主党にも元自民党の議員が多くいて思想では似たようなもののようだ。大連立などの構想がでてくるわけだ。
自民党と民主党の保守議員が合同して保守党を作り、自民党のリベラル派と民主党のリベラル派が合同してリベラル党を作ると、保守党は資本家、経営者、役人、お金持ち、男性、田舎の人などの体制派が支持し、リベラル党は自由業、知識人、労働者、民間人、貧乏人、女性、都会人などの反体制派が支持して、階層的にも、思想的にも現実を反映した代表になり有権者も投票しやすいだろう。
もっとも、政治家は思想で行動しているのではなく、選挙区の代表なので、選挙で勝つことや利権や地盤の維持に努力して、選挙区や選挙民の思想や意向が変わると、政治家の思想も変わるようだ。政治家にとって思想は関係ないのかもしれない。

放送大学の心理学講座で自我発達、生物的発達論を聴いた。道徳心、良心は、禁止すると発達するという。

2008-03-01 18:34:39 | Weblog
心理学での自我発達論は、まず、1歳ぐらいまでの口唇感覚期に母への信頼感を持ち、愛や安心の心理をもつという。母に拒否されると不安、不信、苦痛の心理が発達するという。3歳ぐらいまでの筋肉感情期には、排便のコントロールができるようになり、自己信頼、意志が発達し、失敗すると無能力感、恥、疑いが発達するという。6歳ぐらいまでの移動整理期には、好奇心が増し、遊び、自発性、積極性が発達する。禁止されると道徳心、良心、罪悪感が発達するという。道徳心も良心も罪悪感も先天的に人間が持っているものではなく、厳しい親や兄、姉に子供の頃にあれこれ禁止されると発達するようだ。動物に良心や罪悪感はないようだが、恐怖や危険を感じることはあるようだ。これが道徳心の原型かもしれない。最近は自由に好きなことをするように教育されているので、禁止されることが少なく、道徳心、良心が発達しないのかもしれない。