今年も師走となりました。早いなあ。最近、予定が詰まっている人とか予定の変更をお願いしたい人が僕のまわりで増えています。予定変更が続くと疲れますね。我が家も受験生をかかえているので、これからいろいろ忙しくなりそうなことは分かっていますが、当の本人が一番ボケッとしているようです。仕事で京都にやって来たので、どれ合格祈願でもしておくかと思い立ち、北野天満宮へ参拝することにしました。学業の神様、菅原道真が祀られています。この歴史上の人物を掘り起こすのも面白いに違いないのですが、本日は神頼みであります。参道は歩かずに上七軒(東参道)を通り抜けて境内に入ることにしました。上七軒も大好きな場所の一つです。町家の面影が色濃く残る路地に惹かれます。特に夜がいいですね。一度、地元の方に案内されてお茶屋で遊んだことがあります。上七軒も奥深いところなので掘り下げたいテーマですが、本日は神頼みであります。先へ進みます。菅原道真と牛は縁が深く、太宰府天満宮も牛がいます。見渡すと牛の数は多いですね。ツルツルになってテカテカの牛を撫でて合格祈願です。親としても心配なんですよねえ。(本人じゃないとご利益無いのかな。)学生も大勢参拝していました。一通りお参りをしたので、紅葉狩りも楽しもうと思い、隣の御土居(おどい)へ入ろうとしたら、入場料が必要でした。何?600円!引くに引けずお金を払うと「お茶とお菓子が付きます。」と何だか申し訳なさそう。とにかく中に入りました。ところで御土居って何でしたっけ?時間がないし、紅葉が見頃なので歩き回って写真を撮ることに専念しました。辺り一面、落葉した葉が散りばめられ、見る角度によっては視界に紅葉が広がります。家に戻ってから調べたら、御土居とは秀吉が築いた土塁(堤)で、京都をぐるりと囲んでいるので、この中を洛中、外側を洛外と呼ぶそうです。京都都市開発の基本中の基本でした。要はその土塁に紅葉を植えたので御土居の紅葉となったわけです。(勉強不足)平日でもお客は大勢いました。それでそのお客が邪魔で写真が撮れません。観光地っていつもこれです。だけど、人影が入らないように頑張って撮りました。ふうー。あ、そうだお茶とお菓子がいただけるんだっけ。茶店でお菓子を受け取り、台に座りほうじ茶は自分でポットから入れるシステムです。日暮れが近いので寒くなってきました。もう帰らなきゃ。今度はゆっくり来たいなあ。







