2011年が明けました。そして今年は卯年です。あの可愛らしい耳の大きな小動物の年になりました。兎にちなんで今年は跳ねるとか、聞く耳を持ちましょうとか、目が赤くなるまで酒を飲みましょうとか(そんなこと言わないか。)まあ今年の運勢を占ってみるのも面白いかもしれません。京都に兎にちなんだ神社があると聞きつけ、卯年の正月に参拝するのも良かろうと思って出向いてみました。場所は岡崎にある「岡崎神社」です。かの有名な平安神宮のすぐ近くです。明けて4日目ですからね。人の出は減っているようで京都市内も静けさを感じるくらいでした。それでもここ「岡崎神社」は今年は注目されているみたいなので参拝客は詰めかけていました。僕はこの神社のことをほとんど知らなかったので、現地へ行ってからその由来を知ることになりました。桓武天皇が794年に平安京に遷都した際、王城の守護のために建立された社が始まりで、厄除けが本来の目的だったようです。この辺りは兎が多く住んでいたところから兎が祀られるようになり、兎のレリーフが狛犬の台座にあったりして古くから兎信仰はあったのです。兎は多産なので「岡崎神社」のご利益は安産となっています。というわけで境内の中は兎のキャラクターが満載です。手水では真っ黒な兎が鎮座して、それに水をかけると子に恵まれるとされています。参拝者はしきりにカメラで写真を撮っていました。(僕もその一人です。)親に言い掛かりのような文句を言ったり、どう考えても無駄だと思う洋服を買って金をふんだくる娘が二人もいるのに、これ以上の子供は必要もなく充分だと考えている僕には、黒兎に水をかける用事はありませんでした。それにしても拝殿に行列ができるほど人がやってきていますが、安産祈願の人ばかりではないようです。なにせカメラを持った人が多過ぎて所々に兎キャラクターがあるものだから、そこら中でそのキャラクターと記念撮影していました。パワースポットが流行っているので神社に人が集まっているとは聞いていますが、こんな小さな神社でも兎がらみだけで賑わうところをみると、お安くレジャーを楽しみたい人が増えたんだと思います。だって入場料は要らないしお賽銭は自分で値段を決めるんですもの。




