銀座の煉瓦亭と言えば、日本でも屈指の老舗洋食屋さんです。何年か前にハヤシライスを食べたことがあります。人生の中で一番美味しく感じたハヤシライスでした。その印象はずっと残っていたので、また行ってみたいなと思うお店でもありました。銀座3丁目はうろうろすることがあるのですが、中々食事時に来ることはありませんでした。今日は、午前中に豊洲で用事があったので、地下鉄で移動して銀座一丁目で下車すると三丁目はすぐそこです。歴史あるキャバレー「白いばら」のすぐ近くにあります。まだお昼前だというのにお客は大勢入っていました。二階に案内されました。100年以上続くお店の店内を見渡すと、ハイカラの意味をよく知らない僕のような世代にも昔懐かしいような暖かい気持ちにさせてくれます。一人で来ている年配のサラリーマン。老夫婦。外国人と一緒のサラリーマン。女子二人組。そして都内の私立高校の制服を着た女子高生とそのお母さんとお婆ちゃんの家族。それぞれ事情が違う人達が集まり、同じお店でお昼ご飯を食べていると思うと、すれ違うだけのわずかの縁を気になったりします。ポークカツレツを発明したこの店の看板メニューも良いのですが、今日の気分は「元祖オムライス」(1300円)でした。そしてテーブルに提供されたオムライスは、僕がよく知るオムライスとは別のもでした。ん?オムレツが巻かれていない?観察すると、透き通るほどの薄い玉子焼きがへばりついているようなオムレツです。肉厚で表層は焦げなく綺麗なツヤのある黄色をして、中は半熟のとろとろでチキンライスと密着して一体化しているのを理想とするのがオムライスではなかったのか?大きな疑問を抱きながら、スプーンですくうと、ケチャップで味付けしたチキンライスでもありませんでした。マッシュルームとグリーンピースと挽き肉が入ったバターソテーのライスだと思います。鶏肉とケチャップは?煉瓦亭のオムライスは、独自のスタイルのものでした。ソースはケチャップなので全体としてはオムライスの味わいを楽しむことができます。美味しい。オムライスなんて子供の食べ物ではないかと思うけど、誰しも子供頃があってオムライスが大好きだったはずです。大人になって気恥ずかしいメニューになってしまいましたが、銀座の煉瓦亭なら大手を振っていただくことができますね。

銀座三丁目洋食煉瓦亭 公式サイト

銀座三丁目洋食煉瓦亭 公式サイト