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スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

神戸英國屋のシフォンケーキとモロゾフのお土産

2014年02月25日 | 料理/グルメ
神戸の街を歩くのが好きになりました。訪れた回数が一番多い街ではないのですが、現像されたフィルムの写真が徐々に浮かび上がるように好意を持ち始めています。神戸の街を歩いていると何かしら胸がわくわくするというか、嬉しくなるような感じがします。時々、泊まることはありますが、あくまでも通りすがりのトラベラーと代わりはないと思いながら、いつ訪れても気持ちがいいものです。神戸は三宮と元町の間が一番賑わっていますね。今日は、一休みにお茶を飲もうとして元町の喫茶館英國屋に入りました。三宮センター街の中にあります。お店の教育が行き届いているのか、とても品のある給仕に注文したのは、アールグレイの紅茶とシフォンケーキです。アールグレイは最高の香りで満足するものでした。シフォンケーキは席の前でバイオリンを弾くみたいにホールからカットしてみせてウエッジウッドの皿に盛り付けてくれました。甘さ抑えられたココア風味のシフォンケーキのしっとりした舌触りが特別を物語っています。神戸に居るんだと思いました。このお店のシフォンケーキは余程自信があるのでしょう。丸ごと注文することができます。神戸港は誰でも知るメリケン波止場から荷揚げされる小麦粉が有名ですね。そのためパンとケーキが美味しいと評判です。お菓子の味にはうるさいと思われる神戸では、喫茶のケーキも専門店並のレベルなんですね。外を歩けば、街行く人のファションも気になります。僕は、同性のファッションに目が行きます。銀座、横浜と並んで神戸の男性もお洒落です。履きだおれの異名もある神戸は靴屋も多く見かけます。靴がお洒落なら、自然と装いもお洒落になります。僕が生まれ育った田舎では、時代のせいもありましたが、男がお洒落に気を遣うなんて許されることではありませんでした。それでも若い時は反骨精神を使ってでも努力をしていたことを思い出しました。男がお洒落して闊歩しても、神戸なら許されるだろうし、見栄えもしたでしょう。ショウウインドウの中のマリン系のコーディネイトにも目を奪われました。阪神大震災の後の神戸の街を忘れることはできませんが、今はその爪痕も隠れてしまっている気がします。帰りに新神戸でお土産を選びました。美味しそうなチョコと思って支払いをしたらモロゾフでした。モロゾフだったら神戸で買わなくてもどこのデパートだって買うことができます。・・・それでもいいか。

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1000円ワイン通信 ~カヴァ ウメス・ウ・ファン・トレス

2014年02月21日 | 料理/グルメ
下の娘が受験をしたので合格祝いに飲み干そうと思ってスパークリングワインを買い置きしていました。1+1は3だっけ?と突っ込みたくなるエチケットのデザインが目を引く、「カヴァ ウメス・ウ・ファン・トレス」です。お勉強の祝い事には、うってつけのジョークになるのでいいと思いませんか?1512円で手に入れました。年号が記載されていませんが、2007年みたいです。産地はスペイン。カヴァです。ブリュットです。スペイン産のスパークリングは全部カヴァじゃないのか?と僕は適当に考えていますが、ちゃんとした定義があるようです。何であれ、カヴァは何度か口にしたことはあるので、安旨に間違いないと思っていました。いつものお店の店長も「美味いです。」と太鼓判を押してくれました。合格祝いと言っても特に大騒ぎする訳ではなし。晩ご飯は、お寿司とケーキをいただくくらいです。(赤飯も炊いたっけ。)この冬は、我が家ではピリピリしていました。受験生を持つとどうしても心配をしますよね。それが終わってやっと解放されたのですから、飲んだっていいでしょう。もちろん本人は未成年なので一滴も飲むことはありませんが。調べてみると、このスパークリングの葡萄の種類はチャレッロ45%、パレリャーダ30%、マカベオ25%とあります。全部馴染みがありません。1+1=3というユニークな名前の意味は、栽培家と醸造家がいい仕事をすれば答えは2ではなく3になるということみたいです。作り手の自信が伝わってきますね。そして、パーカーポイントが88点もついたので、瓶にも88のシールが貼ってあります。ご丁寧にどうも。ワイン誌でも取り上げられたので人気は高いようです。飲んでみた感想ですが、じっくり味わう暇もなかったというべきか、溜まっていた気持ちが抜けたような状態だったので細かいことは憶えていません。栓を開けた時の香りは甘い味を連想しましたが、飲んでみるとキリッとした辛口でした。口当たりが優しいので頼りなさそうでも余韻の輪郭はあります。強い個性は感じることはなく、爽やかで飲み易い印象でした。泡が細かいのかな。喉越しはとても良かったです。酔いが始まる前にくいくいグラスが進み、早いペースで空けてしまいました。ここだけの話ですが、僕はケーキが好きです。それも泡物と合わせるのが最高です。
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八王子 蕎麦 挫忘

2014年02月20日 | 料理/グルメ
関東甲信越を襲った大雪の影響は、思ったよりダメージが大きかったようです。JR横浜線に乗って八王子に向かう途中から、沿線に残雪を目にしました。もうかれこれ降ってから一週間が過ぎようとしてるのに、除雪されて溜まった雪は山のようです。予報では今日も雪になるかも知れないと聞いていたので、天候に恵まれてほっとしています。雪が溶けないところをみると、気温は下がりっ放しなんでしょう。大地は冷え込んでいました。厚着して正解です。八王子でランチをとることにしたので、蕎麦をいただきました。この辺は高尾山が近いので美味しい蕎麦屋が何軒かあるようです。比較的駅から近いお店にしたくて挫忘を訪問してきました。JR西八王子駅から徒歩で行けます。駅を降りると駅前は雪の山がいくつも残っていて、国道20号線ではパワーショベルとダンプカーで除雪作業をしているし、住宅街の路地などは所狭しと雪が積み上げられていました。ふぅ。閑静な場所に建ちモダンな建家の挫忘は、こじんまりとしてシックなお蕎麦屋さんです。常連客も多いようです。蕎麦前を楽しむ街の蕎麦屋タイプです。何故ならメニューの日本酒の銘柄を見れば納得できます。田酒があります。雅山流もあります。極めつけに「天ぬき」が記載されていました。これは書いてはいかんのではないかと思われる方もおいででしょうが、一見さんも注文し易くて良いのではないでしょうか。早速、蕎麦を頼みました。せいろにするか粗挽きにするか悩むところですが、せいろ(750円)にしました。江戸前を意識して、蕎麦粉の殻を完全に取り去り丸ヌキにして電動石臼で挽いた後、六十番ふるいで落とした粉を水だけで打った蕎麦と説明がありました。ふむふむ。中細麺で少し緑がかった特徴を持っています。なるほど。大盛りはできなくて追加が一枚550円でしたので一枚追加しました。出汁は甘さも辛さも抑えた薄味でとても上品です。蕎麦はエッジが立っていて喉越しがよく、生粉打ちなんでしょうが、蕎麦にコシを感じるので何か秘密がありそうです。見事な蕎麦でした。切った水が余程冷たかったのか、蕎麦の温度が低くて締まっているような印象も受けました。美味しいです。やっぱりこういうお店は、仕事帰りに一杯引っ掛けるために来るべきでしょうね。二枚平らげたところで、蕎麦粉で作ったお菓子のサービスが付きました。おっ!蕎麦湯で身体を温めてからいただきました。良い蕎麦屋ですね。



蕎麦 挫忘 公式サイト
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牛フィレ肉のソテー キャベツ添え ~鱈入り地中海風スウプ

2014年02月09日 | 料理/グルメ
今年最初のフランス料理教室は、あいにくの大雪でとても寒い日でした。こんな時はちょっとリッチなフレンチで温まるのもいいですね。それを狙ってかシェフ古田祐二氏は、牛フィレ肉を使ったメニューと鱈のスウプを用意してくれました。「牛フィレ肉のソテー キャベツ添え」はガロニも賑やかに牛フィレ肉をしっかり煮込んだキャベツといただきます。牛フィレ肉は食べやすい大きさにカットして、塩・コショーをして下味を付けて、フライパンでオイルバターでソテーします。キャベツは一枚ごとに葉をちぎります。鍋に水を入れて沸騰させたら、ブイヨンを溶かして塩・コショーをして、キャベツの葉を入れて20分くらい煮込みます。十分柔らかくなったら、バターで和えておきます。ソースは、すりおろしたニンニクを手鍋で焦がさないようにバターソテーをしたら、粗くみじん切りにしたオニオンを混ぜ、更に加熱しまます。しんなりしたら、赤ワインでフランベをして、そこにデミグラスソースを足してしばらく煮込み、塩・コショーとバターモンテで味を調えます。ガロニは、カボチャ、エリンギ、長ネギのソテーです。ブイヨンで煮込んだキャベツは味が染みて牛フィレ肉と会わせると美味しいですね。肉は焼く前にガーゼで包んで硬いもので叩いて柔らかくしてあるのも裏技です。「鱈入り地中海風スウプ」は、準備として、長ネギの白い部分を縦に5センチくらいカットして、白髪ネギの要領で千切りにしておきます。ジャガ芋は、皮を剥いて薄く輪切りにします。エリンギは小さめのコンカッセにして、バターソテーしておきます。トマトは湯剥きをして輪切りにスライスしたら、小麦粉をまぶしてオイルバターでソテーします。トマトの水煮は缶から出して種を取り除いておきます。準備が完了したら大きめの鍋を用意して、すりおろしたニンニクを焦がさないようにバターソテーします。そこへトマトの水煮と白ワインを足してしばらく煮込み、鱈の切り身、ジャガ芋、エリンギ、白ネギを入れて弱火で煮込みます。この時は、鱈の切り身を崩さないためにかき混ぜないで煮るのがコツです。最後に塩・コショーとバターモンテで味を調えたら完成です。盛り付けにトマトのスライスを載せていただきました。ニンニクの風味がよく出ています。窓の外は雪景色。温まりますね。

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東京 築地 布恒更科

2014年02月03日 | 料理/グルメ
今年の節分は出張先の東京で過ごすことになりました。立春は冬から春の季節を分けるということなんですが、行事としての豆まきを本気で行う家庭は減ったでしょうね。僕の子供の頃は、本当に屋外に向かって「鬼は外ぉ!」と叫んでは豆をまき、「福は内ぃ!」と叫んで家の中に豆をまいたものです。関係ないかも知れませんが晩ご飯は蕎麦にしました。築地が近いホテルなので築地の「布恒更科」で食事をとりました。僕が最近楽しみにしているのは蕎麦前です。蕎麦をたぐる前にお酒と肴をいただく、あの粋なライフスタイルです。一杯引っ掛けようとすると車の運転はできません。そうなると通勤途中に美味しい蕎麦を出してくれるお店が欲しくなりますね。僕には今の生活では、わざわざ出かけていかなければならないお店しかないのが残念です。しかし、東京の築地というのもいいですね。食材にはこと欠かない立地ではないかと思います。夕食には早い時間ですが訪問しました。まだお客は少なかったです。お酒は何にしようかな。おっと。青森の日本酒、「田酒」(950円)があるじゃないですか。きりりと辛い男性的な飲み応えで余韻も長い良いお酒です。当地でもあまり流通していないお酒がここで飲めるとは。お酒は決まりです。肴は穴子の天麩羅(990円)にしました。場所が場所だけについ頼んでしまいたくなるメニューです。さっぱりとした白身がふわふわで、衣はしっとりして塩と一緒にお酒を口に運ぶと至福の頂点です。ほろ酔いになりました。日が暮れてから一人で蕎麦屋にぶら下がるなんてほっとします。〆は、当然「もり」(880円)にしました。本店の大森海岸に行ったことがないのでわかりませんが、ここの「もり」はやや太打ちでエッジが立った蕎麦でした。更科のイメージと異なります。のど越しは輪郭を感じるほどインパクトがあります。出し汁は辛くて濃い江戸前そのものでした。こんなに濃厚でヘヴィな出し汁は初めてです。忘れにくい味です。この出し汁と蕎麦の相性がまたいいですね。蕎麦湯は見た目濃いかと思いましたが、のどに絡まないものであっさりしていました。ここはファンが多そうです。こういう蕎麦屋がたくさんある東京は羨ましいですねえ。さて、築地と言えば鮨も忘れてはなりません。そうです。恵方巻きです。どこか適当なお店で店頭販売はないかキョロキョロしながらの帰り道、やっぱりありました。一本買って部屋でいただきます。今年の恵方は東北東だそうです。厄払い厄払い。



住所 東京都中央区築地2-15-20
電話 03-3545-8170
場所
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豊川 曽我の軒

2014年01月04日 | 料理/グルメ
受験を控える娘がいますが、神頼みはしたくないと言い張るのでそれはそれで根性があってよろしいと思うのです。だからといって何も昨年参拝した豊川稲荷へ行くこともないんじゃないかと思うのです。以上、独り言。女の執念は恐ろしいと思っていたけど、妻が鰻を食したいと申し出がありました。昨年、家族で豊川稲荷へ参拝した時に食べ損なったからです。昨年の初詣は大勢の人で賑わっていていました。当然ですが。豊川稲荷周辺のめぼしい飲食店はどこも行列ができていたので、行きたいお店はあきらめて一番行列が短いお店にしたっけ。どうやら我が細君、鰻を食べたかったみたいです。つまり、信仰心ではなく無念晴らしのためにわざわざ正月の豊川稲荷へ行きたいと言うのです。やれやれ。同じ轍を踏まないためにも午前中に到着できるように時間を合わせて名鉄に乗りました。天気が良いので参拝客は多かったですね。さて、敵討ちに選んだお店は曽我の軒です。どういうわけだか知りませんが、豊川稲荷の周辺には鰻屋が集中しています。どうして?浜名湖と三河湾一色町と鰻の名産地の間に挟まる土地柄ではありますけど。11時のオープンと同時に入店しました。食券を先に購入するシステムです。ランチのセットメニューから「鰻丼小盛りきしめん付き」(2100円)を選ぶことにしました。下世話になることを許してもらえば鰻は本当に値上がりしました。偽装問題の後には養殖の稚魚の乱獲があり、鰻の生産量が激減しているからです。このままでは鰻が絶滅してしまうというニュースまで登場しました。それでも鰻を食べたがる日本人と揶揄されるのを見ると無理して食べることないなと感じていました。このお店の鰻丼は1900円。これでもリーズナブルなのかな。そこにきしめんが付いて2100円ということは200円のきしめん!なんてコストパフォーマンスばかり気になります。出された鰻ですが、まずはご飯を褒めたくなります。鰻屋の白飯って言うでしょ?国産米だそうです。鰻は香ばしく焼き上がっています。串を刺した後まで分かります。少し待たされるので、注文があってから焼いてくれるんでしょうね。タレは甘めで出しゃばらないバランスの味でありました。久しぶりだったので美味しい。鰻大好き。きしめんですが、あの平べったくてモチモチの食感の面ではなくどちらかとくとコシのある太麺でした。豊川ってきしめん文化が違うのかな?断面は長方形です。狐にちなんで、きざみの揚げが入っていました。



曽我の軒 公式サイト
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1000円ワイン通信 ~ラ・パッション・グルナッシュ 2011

2014年01月03日 | 料理/グルメ
お正月は日本人のハレ(晴れ)の日なので、パアと明るくやって過ごすのが良いと思います。毎年、お餅を焼いて食べるのが楽しみではありますけど、昨年の年末一週間ほど前から毎日飲み続けたお酒を、そのまま年を明けても飲み続けるのも悪くありません。(身体には悪いかも。)華やかなお酒にピッタリだと思われるのがシャンパンにワイン。(もちろん日本酒だっていいと思います。)エチケットのイラストが毎年可愛い「ラ・パッション・グルナッシュ 2011」を元旦から開けました。購入価格は1180円。安旨ワインですっかり有名です。何といってもこのキュートなキャラクターは見たら忘れられないので、お店で見つけたら買っておいて損はないでしょう。二年前にも正月に2009年物をいただきました。僕のお気に入りのワインの一つです。コミックやワイン雑誌にも紹介され、人気急上昇中のワインですので、巷では美味い美味いと叫び声が鳴り響いていると思われますから美味いことは折り紙付きです。僕もそう思います。葡萄はグルナッシュ100%にこだわるのがこのワインの特徴です。探せば見つかる品種なので希少価値を問うものではありませんが、知らない人もいるのではないかと思われます。アタックは軽いので飲み易さが第一印象です。エチケットに記載されているようにイチゴのジャムを思われる香りがあります。大雑把にはベリー系のアロマです。独特の苦味はグルナッシュの個性だと思います。この苦味はどこか蔓のような木の皮に近い味で、病みつくように記憶に残ります。余韻はこの苦味と酸味がしばらく続きます。2011年の出来が良いのか長い方でした。個性的なところはエチケットのデザインだけじゃない。味もとても心に残る良いワインでした。産地は南フランス、ラングドックのルーション地方。地中海の太陽をいっぱい浴びた葡萄(グルナッシュ種)の賜物です。ところで描かれたイラストをよく見ると、キャラクターはてるてる坊主じゃありませんね。きっとモチーフは太陽と月です。なるほどねえ。フランスでは、ビオディナミが流行っているので自然の恵を受けたワインを大事にしているという意味もあるのでしょうか。それにしてもテーブルワインの価格でこの味なんですから凄いですね。このワインさえあれば正月は情熱的(ラ・パッション)に過ごせそうです。まさに「酒と餅の日々」。
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蟹身入りのグラタン

2013年12月30日 | 料理/グルメ
今日も二人の娘はどこかへ出かけていないと思っていたら、お昼は二人とも家で食べるつもりなんだそうで。今日は僕がご飯を作ることになりました。では、新しいメニューに挑戦してみましょう。トラットリアネロで定番アンティパストである蟹のグラタンを真似みようと思います。我が家では大人気のメニューなんですよ。年末スペシャルはテレビ番組だけじゃない。我が家のランチは蟹を使うのだ!と朝起きて冷蔵庫の中を見渡して思い立ったのはいいですが蟹は無いし高い。残り少ない年末の稼ぎ時の今は蟹が大量に販売されていますがどうしよう。どうせ少量で良いのだから蟹缶で済ませようと決心して、スーパーで足らないミルクとニンジンと一緒に「ずわいがにのほぐしみ」を買ってきました。グラタンは、いつもフランス料理教室で作っているので、レシピは何となく頭で分かります。適当にエイっ!ヤァ!で作り始めれば後は何とかなるでしょう。まず、ジャガ芋。「インカのめざめ」という北海道産の珍しいジャガ芋がありました。何かの料理のために妻が入手したのでしょう。勝手に使ってやります。ジャガ芋とニンジンは角切りにして鍋で茹でてから、フライパンでオイルバターで軽くソテーします。オニオンはくし形にカットしてオイルバターでソテーします。それらを全部鍋に移してミルクで煮込みます。その間にブルマニエを作りました。これでとろみをつけるのです。火が通ったらそのブルマニエを足して更に煮込み、塩とコショーで味を調えます。・・・って白コショーがない。切らしていました。しかたないなあ。でもいいコクが出ているので塩を入れるだけでもいい味出ています。器に移したら、ブロッコリーを茹でたものと蟹身を汁ごとトッピングして、とろけるチーズを載せてたら、180度Cのオーブンで20分加熱すればできあがりです。簡単簡単。昨日使えなかったバルコニーで栽培しているイタリアンパセリもあしらってみました。オーブンと言っても電子レンジですからね。チーズが焼き色が付くまでに至らなかったのが残念です。蟹身はなるべく存在感が欲しくてオーブンで焼く前に入れましたが、鍋で一緒に煮込んだ方が味が馴染んだかも知れません。と意見を申し立てたのは上の娘。蟹はこれくらいの量で良かったんじゃない?と感想を口にしたのは下の娘。まっ。合格っていうことかな。僕も気に入ったので、レパートリーにしたいな。
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いつアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ・スパゲティを作るのか

2013年12月29日 | 料理/グルメ
年末年始の休みに入りました。二人の娘は、学校がないはずなのに家にいません。仕事の妻もいません。朝起きて犬の相手をしてから、やり残した作業をもくもくと進めることにしました。ぱちぱちとパソコンのキーボードを打ち込みます。誰もいないと静かで作業が早く進みます。朝食は食べましたが、お昼になるとお腹が空きました。冷蔵庫にはめぼしい食材はないし・・・!って困るよなあ。せっかく調子が良いので外出はしたくないし・・・。こんな時は手っ取り早くパスタにしましょう。それも具無しのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ。我が家にはスパゲティならストックがあります。僕は、あまりレストランでスパゲティを注文しません。(特別なスパゲティなら別ですが。)特にこのアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノなんて絶対に。これなら自分で作った方が良いからです。確かにシンプルなレシピなので腕が試されるとか言いますけど、お金を払って食べる物ではないと思うのです。この料理は、自宅でこれといった食材が手元になくて、どうしても時間がない時にさっと作ってしまうのがちょうど良いのです。使うものはちゃんとしたもの選ぶことをお勧めします。スパゲティは好みによりますが、デュラムセモリナ粉は絶対です。今回は「バリラ」です。ニンニク(アーリオ)は水分が削がれるのでナイフで刻んだりせず、皮毎掌で潰してから皮を剥き、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイル(オーリオ)をたっぷりかけてフライパンを傾けで溜まりを作り、そこで狐色になるまで弱火でじっくり揚げます。時々ニンニクを菜箸で押して水分をしっかりオイルに移します。泡が小さくなって良い香りがしたら火を止めて、こんがり揚がったニンニクは皿に載せてとっておきます。乾燥した赤唐辛子(ペペロンチーノ)を1本素早く手で割って種を取り除き、フライパンのオイルに浸けて辛味を移します。時間は1分くらい。予熱で充分ですし赤唐辛子は焦げたりせずいい色になるので、焦げたニンニクと一緒に盛り付けます。スパゲティは、沸騰した鍋にアドリア海の天然塩をふってから茹でます。目指すは究極のアルデンテ。時々歯応えを確認して、キッチンタイマーを信用し過ぎないようにします。この時、茹で汁を少しすくってフライパンに足してソースを仕上げます。塩分を含む小麦の香りが高い茹で汁とアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを乳化させるのです。水分が油で跳ねるので蓋をして加熱をしながらフライパンを揺すると美味しいソースになります。スパゲティは、茹で上がったらザルに移してしばらくおいて湯切りは確実に行います。でないとソースの味が変わってしまします。火を止めてフライパンの中でスパゲティと絡めて完成です。我ながら上出来でした。できれば、イタリアンパセリが欲しかった。(でも後から判明しましたが、我が家のバルコニーには鉢植えの脇に雑草のようにたくさん生えていました。ありゃりゃ。)

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東近江 そば処 藤村 ~新蕎麦の季節

2013年12月18日 | 料理/グルメ
冬の雨は冷たいですね。山間部では雪が降っているようです。12月の半ば、年末に向けて忙しくなってきました。この時期では新蕎麦が楽しめる季節でもありますね。蕎麦食べたいなあ。仕事で滋賀へやって来たので、お昼は蕎麦にします。それなら藤村しかない。しかないことはないけれど、藤村の蕎麦なら間違いないし、道中の都合も良いのです。滋賀県のほぼ中央、住宅地の中にある目立たないお店。それが藤村です。美味しい蕎麦なのは知っているので、僕は何度も足を運んでいます。シンプルな細切りのせいろ蕎麦。鰹と醤油の香りがぷんと香る出汁。すっきりした白ネギ。メニューを見てみましょう。冷たい蕎麦は、ざると十割、山芋つけ。暖かい蕎麦なら釜揚げ、かけ、きのこ。それとそばがきのみです。無論、売り切れ御免。十割は限定、山芋つけそばは季節限定なのです。新蕎麦を味わうなら、寒くても冷たい蕎麦にするべきです。せっかくの蕎麦の香りを楽しまなくては。それならば十割を選ぶべきか。それとも季節限定の山芋つけそばにするべきか。迷うのはこの二択でした。藤村は、とても潔い蕎麦屋だと思います。定食屋のつもりで蕎麦を食べに来るとメニューが少なくて寂しいかも知れません。しかし、メニューがこれだけしか用意をしていないのは、ご主人がお一人で蕎麦を挽いて、打って、茹でているからに違いないわけで、その分掛け値無しの美味い蕎麦をお客は口にできると想像すれば正に天秤はつり合っていると言えます。今日は、まだ一度も食べていない、山芋つけそば(1100円)をチョイスしました。蕎麦が茹で上がる前に山芋が届き、出汁を混ぜながらかき混ぜて待ちます。とろろであるなら、卵をスクランブルしてあるところですが、卵はなく出汁と薬味でいただきます。山芋の産地は愛荘町だそうで、地元の山芋でした。粘りが強くしっかり混ぜないと食べにくいのであなどってはいけません。新蕎麦の香りはいいですね。蕎麦は今が一番旬です。山芋と蕎麦の相性は本当に良いとつくづく感じます。日本酒を飲みたくなりますが、これから車を運転しなければならないし、お仕事なので我慢です。だけど、こんな場所では駅から遠くて代行を呼ばないとお酒飲めませんね。蕎麦の後の蕎麦湯はとても濃厚でヘヴィです。たっぷり飲めるので出された蕎麦湯を全部飲んでしまいました。



住所 滋賀県東近江市長町116
電話 0749-45-0039
場所
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