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スケッチブック 〜写真で綴るスローライフな日々2

写真を撮りながら、日々の暮らしや旅先で感じたことを書いています。
2016年からは撮った写真をイラスト化しています。

イトヨリの白ワイン蒸し 野菜添え ~仔羊のバター焼き ~リンゴとエンドウの冷製スウプ

2014年05月11日 | 料理/グルメ
天気の良い日は汗ばむような暑さを感じる季節になりました。フランス料理教室のメニューも初夏にうってつけのメニューを古田祐二氏を用意してくれました。それも三品です。では、「イトヨリの白ワイン蒸し 野菜添え」から。イトヨリの切り身は塩・コショーで下味を付けて蒸し器で蒸します。水には、白ワインと魚ブイヨンを加えて風味も付けます。ニンジンと大根は爆弾形にカットして、アスパラガスも食べ易い大きさにカットして塩茹でしたら水で締めます。トマトは湯剥きをして種を取り去ったらコンカッセにカットします。オレンジはくし形にカットします。ソースは、エシャロットをみじん切りにして、しんなりするまでバターソテーします。白ワインを足して弱火で煮詰め、生クリームも足して更に煮詰めます。火を止めて、多めのバターを少しずつ入れながらかき混ぜ、裏濾しをしたら、塩・コショーで味を調え最後にレモンの絞り汁を入れてブールブランソースを作ります。盛り付けは、野菜を散りばめて華やかな印象にしました。壊すのがもったいないくらい綺麗なデザインです。「仔羊のバター焼き」は、ブロックのまま塩・コショー(黒)で下味を付けて、オイルバターでソテーしたら180度Cのオーブンで二度焼きして骨付きのままカットします。付け合せには、大根を輪切りにして塩茹でしてからバターで軽くソテーしたもの。トマトの輪切りに小麦粉をまぶしてオイルバターソテーしたもの。ヤングコーンの塩茹で。グリーンピースの塩茹で。ニンジンのグラッセにしました。ソースはデミグラスです。仔羊の肉は、柔らかく仕上げるために火加減には気を遣いますね。肉汁だけでも美味しいゴージャスな一品でした。「リンゴとエンドウの冷製スウプ」リンゴは皮と芯を取り去り、塩茹でしたグリーンピース(エンドウ)と一緒にミルクと生クリームを足してミキサーにかけます。裏ごしをしたら塩・コショーで味を調えて完成です。リンゴの酸味とグリーンピースの苦味がほのかに重なる夏向けの味になりました。これだけ揃うとセットメニューじゃないですか。リッチ。リッチ。

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名古屋 KIHACHI

2014年04月27日 | 料理/グルメ
久しぶりにご馳走をいただきました。JR名古屋セントラルタワーズ12階にある名古屋KIHACHIでランチです。延び延びになっていた下の娘の合格祝いです。この春から大学に通うことになり、受験勉強から解放されて、ほっとしていると思っているうちに町内会長の引き継ぎが始まってしまったので、お祝いどころじゃありませんでした。たかが昼ご飯を一緒に食べるだけなんですが、予定が合わなかったんです。今日からゴールデン・ウィークが始まりセントラルタワーズのレストラン街は賑わっていました。KIHACHIは人気があるので予約を入れないと待ちになります。妻と下の娘と三人の席を用意しました。昨年からほぼ一年の間、受験のことで我が家は明け暮れたと言ってもいいでしょう。どうしてこんなシステムになったのだろうと疑問を感じるのは僕だけではないと思います。やたらにお金がかかるし、受験生に有利というより、教育産業の利益を確保することが優先されているのではないかと何度も感じました。でも過ぎ去ってしまうと、もう懲り懲りと溜め息をついて忘れようとしています。下の娘は、まだ子供と言えば子供ですが、自分が十八歳の頃のことを思い出すと、よくぞここまで成長したものだと感慨深い気持ちにもなります。それに加えて最近は上の娘も下の娘も大学に通っているため、二人とも家を留守にすることが増えました。家の中が静かになったなと日頃の変化に慣れ始めてもいます。ご褒美になるかどうか分からないけど、僕は何かを成し遂げたら一つ贅沢をするという考え方を若い時に知りました。自分にピレゼントするというあの話です。そのことを直接話すことはしませんでしたが、下の娘には体験することによって、そのことを記憶して欲しいためにこの店を選びました。大学に合格して記念にKIHACHIで食事したと。多分、何かの記念なんでしょう。あちらこちらのテーブルでも、店員にカメラを渡し記念撮影をしていました。ランチメニューは、パンとデザートと飲み物が付くデイライト(2700円)にしました。前菜と主菜を選ぶことができるコースです。前菜は、「ホタルイカの生海苔風味コンソメゼリー寄せ オニオンクリームソース」にしました。フレンチベースの無国籍料理をよく表しています。臭みがまったくないホタルイカと海苔は和風だけど、湯剥きトマトとブロッコリーにコンソメ味とあっさりしたオニオンクリームソースはフレンチの定番。見事な取り合わせでした。主菜は、「目鯛のポワレ 季節の野菜のソテーと雑穀リゾットと共に」をチョイス。ほくほくの目鯛の切り身の上に菜の花と筍を載せて春らしくアレンジ。麦と蕎麦のリゾットは、さっぱりした味付けでセンスの良さが光ります。いい料理でした。



キハチ 公式サイト
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1000円ワイン通信 ~インドミタ レゼルバ ピノ・ノワール 2012

2014年04月21日 | 料理/グルメ
このところ公私ともに忙しくしています。スケジュールが立て込んでしまって、なりたくない状況に陥っています。やれやれ。当然、落ち着いてワインを飲むことも許されない日々でしたが、ようやく一息入れることができて、ごそごそと一本取り出してコルクを開けることにしました。『インドミタ レゼルバ ピノ・ノワール 2012」は、1000円くらいで購入した赤ワインです。確か880円だったような気がします。レシートをなくしてしまったのではっきりしません。要するに1000円ワイン通信向けのワインですね。産地はチリです。チリワインで1000円前後のテーブルワインだと総じてそこそこ美味しいワインだと想像します。それにピノ・ノワールはご存知のブルゴーニュの代名詞です。エレガントで繊細な味わいで貴族的な品格を備えたワインの印象です。ですからピノ・ノワール100%のワインを飲む前は、どうしてもブルゴーニュの味と比べてしまいます。結論から言えば、ブルゴーニュと肩を並べて比較することナンセンスなワインでした。チリワインはチリワインとして楽しむべきでしょう。美味しいワインであることは認めますが、ブルゴーニュの代わりではないということです。香りはベリー系のジャム甘さを思わせるもので鼻にすっと入ってきます。苦味はよく抑えられていて、酸味が強く感じる口当たりです。余韻は淡く、弾ける泡のように口の中で広がります。各安ワインでこのような個性を発揮していることに称賛するべきお買い得ワインでした。1000円のワインでも十分味わいを楽しめるワインがあるということを立証しているのです。さすがにボディは重いものではありません。ミディアムクラスの評価もありますが、ライトに近いものです。葡萄に起因する味は確認できるものの、熟成や土地の雰囲気を伝える要素は感じられませんでした。シンプルなピノ・ノワールのワインだと思っていいです。良くも悪くも各安チリワインの味でした。それ以上でもなくそれ以下でもない優等な小学生に似ています。がぶ飲みしても良いのでは?などと思ったりします。空気に触れさせて時間をかけると香りも豊かになります。肉料理向けなのは確かですが、これが一番良いというのも思い付きません。豚カツにも合うし、しゃぶしゃぶだって悪くないでしょうねえ。
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若鶏のクリーム煮 カレー風味 ~サワラのバター焼き 野菜と香草ソース

2014年04月12日 | 料理/グルメ
桜も散り始めてすっかり春になりました。朝夕はまだ肌寒いけどね。さて、今日のフランス料理教室は、古田祐二氏が考案した春をテーマにしたメニューを二品作ることになりました。一つはフレンチらしからぬ「若鶏のクリーム煮 カレー風味」です。チキンカレーではありませんのでよろしくお願います。もう一品は。「サワラのバター焼き 野菜と香草ソース」です。古田シェフはあっさりしたタイトルにしましたが、仰々しく書き換えるならば、「サワラのバター焼き タケノコと野菜 スプリングオニオンのソースと香草ソース マッシュポテトを添えて」となるでしょう。では、カレーの方から。若鶏のムネ肉は食べ易い大きさにカットして塩・コショーで下味を付けてバターだけでソテーをして焼き色を付けます。鍋に移して白ワインと水を入れてしばらく煮込みます。そこへ、みじん切りにしたスプリングオニオンをバターソテーしたものを足して生クリームとカレールウを加えて煮詰まったらグリーンピースを入れて完成です。バターライスをコーンと一緒に炊いてお皿に敷いて、トマトを湯剥きしてバターソテーしたものとブロッコリーの塩茹でをガロニとして使いました。黄色と緑のコントラストも綺麗でカレーの香りがエキゾチックな料理になりました。わざわざご飯まで用意してカレーライスに似せておきながらもフレンチにするところがユニークですね。「サワラのバター焼き 野菜と香草ソース」では、まずサワラの切り身に塩・コショーをして下味を付けてからバター焼きし、白ワインをふってからオーブンで5分ほど焼き上げます。マッシュポテトはミルクで戻すタイプのものを使いました。赤ピーマンはくし形にカットしてバターソテーして、その上にナスをコンカッセにしてバターソテーしたものを載せたもの。タケノコの水煮をくし形にカットしてバターソテーしたもの。サヤインゲンを塩茹でしたもの。ニンジンの塩茹でをガロニにしました。ソースは二種類。スプリングオニオンを輪切りにして(この方が甘味が増す。)鍋でバターソテーして、しんなりしたら水を加えて煮込み、生クリームとミルクを足して更に煮込んだ後にハンドミキサーで粉砕して塩・コショーで味を調えます。香草のソースは、タイム、セルフィーユ、ディルの三種類を用意し、サラダオイルとエクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを加えてハンドミキサーで粉砕し、塩・コショーで味を調えます。魚篇に春と書いてサワラと読む魚料理にタケノコを組み合わせた演出が季節感を出しています。スプリングオニオンのソースは、癖がないのでオニオンと思えないほど爽やかな味でした。料理ってアイデアなんだとつくづく感心します。



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三島 K’sDinner

2014年03月26日 | 料理/グルメ
三島市は、水が良いことで有名です。柿田川を代表するように富士山の雪解け水が地下を抜け湧き出す土地です。昔、富士山が噴火して流れ出た溶岩が残っていることからも、雨水が溶岩石をくぐり抜けて地下水となるのだろうと想像します。海も近く駿河湾という漁場の近海ものが沼津港から水揚げされ水産物も豊富です。だからなのか三島市内の飲食店の料理はいい水といい食材を使うところが多いと思いま。JR三島駅から程近いK’sDinnerでランチをとりました。つい最近もここでお昼を食べたばかりですが、もう一度食べてみたくなったので二回目の訪問です。最近になってオープンしたお店かと勘違いしましたが、もう9年も営業しています。MーKグループは他にもいくつか飲食店を経営していて、地元では知られた存在なのでしょう。開店直後に二度訪問しましたが、お客はすぐ何組か入店する人気振りでした。ランチメニューは、1000円、1300円、1500円のセットがあり、メインを選択するシステムです。「沼津港直送鮮魚のポワレ 本日のソースで」これが僕のお目当てです。このメニューは100円増しになり、消費税込みで料金は1150円となります。オニオンベースのスウプとサラダ、パンが付いてきます。メインの盛り付けが綺麗なところが気に入っています。。盛り付けの参考になりますね。魚は鯛だそうです。厚みのある白身はふわふわに火が通っていて新鮮でなければ出せない食感だと思います。ソースは、多分バルサミコを煮詰めて蜂蜜を加えたものでしょう。酸味と甘味が混ざり合う味わいでした。魚にバルサミコの組み合わせは僕には意外でしたが、鯛の皮がカリカリに焼けていて香ばしさに合うのではないかと思います。ガロニもお洒落です。ニンジンはしっかりカットしてあるし、他の野菜の塩茹でもとても美味しかったです。スウプの味が濃いこと以外は満足しました。でもこれで1000円ちょっとなんですからリーズナブルではありませんか。三島市民が羨ましい。お酒のメニューに目を通すと梅酒が揃っているし、デザートも種類が多いです。明らかに女子狙いのお店ですね。見渡すと中高年の女性がほとんどでした。やっぱり魚は海に近い土地でいただくのがいいですね。



ケイズダイナー 公式サイト
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ラビオリーニを茹でてみた

2014年03月21日 | 料理/グルメ
休日のお昼、上の娘が外へ出て食事するのは面倒臭いと言うので在り合わせの食材で何か作ることにしました。確か変なパスタを買ってきたはずだよな。と思って手にしたのはラビオリーニ。パスタ・エンポリウムと書いてあります。自分で買っておきながら言うのも何ですが、得体の知れないパスタです。それに味付けしてある竜田揚げの鶏肉を見つけたので、思い付きでパパッと調理しました。ラビオリーニは乾燥パスタですが、具が入っています。チーズと調味料のようです。茹で時間は13分から15分とあったのでとりあえず硬めの13分で塩茹でてみました。ソースはバターソースでも良いみたいなので最も手間がない焦がしバターにしました。食べてみての感想ですが、このラビオリーニは水餃子みたいなものですね。湯切りをしっかりしたつもりですが、結果的にまばらになり、切り過ぎて水分が飛んでしまった部分はパサパサになってしまい、茹で汁がいくらか残った部分はしっとりして食べやすかったです。中のチーズも、チーズらしくありませんでした。こんなもんかな?上の娘は、落第点を付けました。とほほ。トマトソースやクリームソースなど水分の多いソースでしっかり絡めたり、スウプに入れた方が美味しい食べ方になったと思います。初物は失敗が付きものですねえ。竜田揚げの方は、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルを温めてから潰したニンニクを軽く揚げて香りを付け、小さいフライパンで両面をソテーしました。ちょっとイタリア風にアレンジしてみました。これはお弁当のおかず用なのでしょうか。食べ易いサイズにカットしてあるので調理は楽ですね。しかし、味の方はあっさりし過ぎて頼りない気がしました。ガロニは、カブの塩茹で。菜の花の塩茹で。エリンギのオイルソテー。ナスのオイルバターソテーです。しかし、しかし、盛り付けに工夫が足りません。急いでいたこともあるけれど、菜の花はもっとちゃんと真っすぐ伸ばさなきゃと後から思います。アクセントのプチトマトもレイアウトが適当過ぎるし・・・などと食べる前から反省しながらいただきました。何となく春らしくしたつもりなんですが、在り合わせの寄せ集めでは中途半端なものしか作れませんね。ソースがあれば格好がつくのではないかと想像しますが、ソースまで作り込むと時間がかかります。スウプはクノールのカップスウプをお湯で溶くだけにしました。

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名古屋 中華厨房 寿がきや

2014年03月19日 | 料理/グルメ
尾張名古屋を中心とした中京文化圏に生まれ育った人にとってスガキヤのラーメンは特別な食事でしょう。この僕もスガキヤのラーメンは子供頃から親しむ味で、学生時分には安くて美味しい最強フードとして大変お世話になりました。大抵、ユニーのような大型スーパーには必ずテナントとして営業していたので、どこへ行っても食べられました。ソウルフードと言っても過言ではありません。何しろ安かったです。高度経済成長時代にはインフレで毎年のように値上がりしたので、いくらのスガキヤラーメンを食べた記憶があるかで年齢がバレてしまうと思います。現在、ラーメンの価格は、原料高騰と消費税の増税で290円から300円になったところです。とうとうスガキヤも300円台です。(半額以下だったのに・・・あ!ヤバい。)大人になってもたまに食べたくなるのですが、いつも行くお店はアンテナショップと思われるエスカの地下街店です。久しぶりに立ち寄ってみると「中華厨房 寿がきや」に看板が変わっていてメニューも少し違っていました。ま、いいや。と思っていつものように基本のラーメンを注文しました。ここのお店のスガキヤラーメンは、価格も高く設定されていて、ワンランク上のものが提供されます。それでも430円ですが。セットメニューで半チャーハン(240円)を追加しました。スガキヤのラーメンは、元祖ファーストフードなので、バイトやパートの方が作っているお店がほとんどです。当然ながら、茹で方がまちまちで麺の硬さにばらつきがあったり、箸を入れると麺が固まったままだったり、スウプが冷めていたり・・・と、でき上がりに不満があるものの常連は文句は言わず。安いんだからしょうがないと胸に納めるのがマナーです。ですが、エスカ地下街のこの店は材料も作る人もしっかりしていて、プレミアムなラーメンがいただけます。本当に一味違うのです。味は懐かしいあのスガキヤでもクオリティは向上しているのです。鰹出汁のコクにパチ力を感じます。チャーシューは炙ってあって香りがいいです。安くないスガキヤを好む地元のファンは少ないのか、お客の数はいつも少ない気がするのが残念です。だけど、1000円近くもする行列店に比べたら相当安いと僕は思うのですが・・・。昨年12月から店名を変更し、ギョーザ、麻婆豆腐、ニラレバ炒めなど中華鍋を振らなければならないメニューが登場したので明らかにコックがいます。気になってお店の人に質問してみたら、ラーメンの内容も更に変更したそうです。そう言えば背油が入っていました。お世辞にも美味いと言えない五目ご飯はメニューから外され、代わりのパラパラのチャーハンもまともでした。進化したスガキヤのラーメンのファンになりたい人。他にいませんか。



スガキコシステムズ株式会社 公式サイト

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1000円ワイン通信 ~デビット・ストーン ピノ・ノワール

2014年03月16日 | 料理/グルメ
購入価格680円。産地はカルフォニア。葡萄の種類はピノ・ノワールです。価格を除いて産地と葡萄の品種を考えれば、定評のある良質なワインだと想像できます。だってピノ・ノワール100%だったらあのブルゴーニュと同じ上品でエレガントな味を想像します。カルフォニア産とあれば、オーパス・ワンじゃないけど本場フランスを凌ぐ高級ワインを作り出せる神に選ばし整地を意味します。これはひょっとして掘り出し物の大当たりのワインではないかと思って買いました。先に本音を書き留めておきましょう。この「デビット・ストーン ピノ・ノワール」は、あのブルゴーニュやカルフォニア産だということを忘れたほうが良いと思います。この価格ではテーブルワインの域を出ないものであると肝に銘じるべきでした。二日に分けて飲んだ感想を記します。初日は常温で飲みました。香りは、ベリー系の甘酸っぱいさを思わせ、このワインの良いところです。ミディアムボディとありますが、ライトな口当たりで若さゆえか酸味が小さく走り、苦味も感じられます。時間をかけて味わいを楽しむワインでないことは明らかです。余韻を期待できるワインではありません。合わせる料理も特に浮かびませんでした。しかし、悪いワインだと思いません。飲み易さもあるのでピノ・ノワールと思わずがぶ飲みしても良いではないかと感じたくらいです。カルフォニア産のカジュアルなテイストを味わうのが正統な意見だと思います。二日目は冷蔵庫で冷やして、やや低めの温度で飲んでみました。意外にも美味しかったです。というより冷やして飲んで楽しむことをお勧めしたいです。ピノらしさは薄いものの、冷やすと酸味も苦味も許せようになります。そして合わせる料理も意外に甘いものが良いみたいです。実は夕食の献立はそれほど気持ちが高ぶることはなかったのですが、ドーナッツやメイプルシロップを使ったクッキーなどと合わせてみたら、気になる酸味や苦味が打ち解けて落ち着く感じがしました。あれ?年代が分かりませんね。どこにも書いてありません。だけど、若いワインであることは想像に難くありません。このようなワインをどうすれば楽しめるのか。答えは簡単。気を楽にして何も考えずに喉を通すことです。そもそも1000円以下のワインは、襟を正して飲むものではありません。これでいいんじゃない?
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本鱈のバター焼き ソースベルシー ~ホウレン草のパイ包み オーブン焼き

2014年03月08日 | 料理/グルメ
先週は暖かい日があったのに今日は冬のような寒さでした。梅は咲き出したけど桜はまだ蕾です。古田祐二氏の指南で行われるフランス料理教室のメニューは、春を先取りした二品になりました。「本鱈のバター焼き ソースべルシー」は魚料理のソースの基本であるべルシーを使いガロニを賑やかに菜の花を添えて春を演出しています。「ホウレン草のパイ包み オーブン焼き」はイタリア郷土料理で簡単にできるソースをかけてアレンジしています。「本鱈のバター焼き ソースべルシー」はまず、本鱈の切り身を塩・コショーで下味を付けて小麦粉をまぶし、オイルバターでソテーしてから白ワインでフランベします。海老は殻を剥いて背わたを取り去り白ワインで軽く蒸しておきます。煮汁はとっておき、パウダーの魚ブイヨンを鍋で沸かした湯で溶かして煮詰めたものに加えてブイヨン水を作っておきます。別の鍋でバターを溶かし小麦粉を混ぜながら焦がさないように火加減を調節してルウを作り、そこへスプリングオニオンをみじん切りにしてバターソテーしたものと魚のブイヨン水を足しながらかき混ぜてソースに仕上げていきます。艶ととろみがついたら細かく刻んだ青ネギを加えて色彩と香りも付けました。ガロニは、プチトマトの湯剥きしたもの。シメジはオイルバターでソテーしたもの。菜の花、カブは皮を剥き塩茹でしてからバターソテーしたものです。色彩豊かなご馳走になりました。「ホウレン草のパイ包み オーブン焼き」は、ホウレン草を洗ってから塩茹でして水で冷やしてから軽く絞って適当な大きさにカットします。ニンニクをスライスして、エクストラ・ヴァージン・オリーブオイルで軽くフライパンでソテーし、香りが出たら火を止め大鍋に移します。そこへオニオンスライスをバターソテーしたもの。ベーコンスライスを適当な大きさにカットしてからバターソテーしたもの。茹でたホウレン草をバターソテーしたものを順に足しながら加熱し、パン粉とパルメジャーノ・レッジーノ・チーズを削ったものも加えて最後に塩・コショーで味を調えます。バットにパイ生地を薄く広げてその上にソテーしたホウレン草とベーコンも敷き詰めます。全卵を溶いてハケで周囲を塗り、上から更にパイ生地を被せ張り合わせます。表面にも同じくハケで全卵をを塗って、包丁で所々十字に切り込みを入れたら180度Cのオーブンで約20分ほど焼いたら完成です。イタリアではそのまま食べるそうですが、今回は生クリームを煮詰めて、デミグラスソースのルウを足しバターモンテしたものを添えました。リッチになりましたね。どちらもセ・ボン。

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横浜 味奈登庵の富士山盛り

2014年03月04日 | 料理/グルメ
支店を含めて四店舗展開する横浜の蕎麦屋で知る人ぞ知る人気店、味奈登庵でお蕎麦をいただきました。場所は、ららぽーと横浜からほど近く、JR鴨居駅から何とか歩いて行ける都筑佐江戸店です。中原街道沿いにあり風格も十分な店構えの大型店でした。前評判通り昼時は、並ぶほどお客で賑わい繁盛しています。ここへ来た理由は一つ。名物の富士山盛りを食べるかどうか決めるためです。そんなの食べればいいのではないかと思うでしょ?量が多そうなので現場で確かめたかったのです。このお店の創業者は、サラリーマン時代に蕎麦が好きで、転じて蕎麦屋を始めた人です。その時、お腹いっぱい蕎麦が食べられたらいいのに。と思っていたそうで、自前の蕎麦工房を持ってからは、大盛りとその上の富士山盛りを同一料金で提供することにしたそうです。心温まるというか、お腹が満たされそうなエピソードではありませんか。放っておけません。当初、大盛りくらいで良かろうと思ってお店に来ましたが、サンプルを見ていたら、これくらい大したことはないという気になって、もり(500円)を富士山盛りで注文しみました。写真がそうです。本当に富士山のように高く盛り付けられています。たいがいですが、このようなビッグサイズの料理は、見栄えが良過ぎて、見た目ほど量がないことがあるものですが、味奈登庵は違いました。決してあなどってはならない蕎麦でした。見た目以上にボリュームがある危険な蕎麦です。もちろん、僕は、美味しく完食させていただきました。伊達に盛岡でわんこ蕎麦を103杯食べたわけではありませんからね。蕎麦ッ喰いの名に恥じぬよう、脇目を振らず一心に一本も残さず喉を通過させました。当然ですが、お腹はいっぱいになりますね。量を食べたこともありますが、蕎麦の香りが強く残ります。一気に食べられたのも、この蕎麦が美味しいからです。出汁は辛めで濃い味でした。これで500円は安過ぎるのではないですか?凄い!蕎麦職人が売り切れ御免で打つ蕎麦は、喩えるなら陶芸作家の焼き物でしょう。全てを職人一人が作り上げる孤高の蕎麦の美味しさは格別です。しかし、味奈登庵はファミリー向け、団体客を得意とするチェーン店。マニュファクチャな工程で作られ、機械化と分業で提供されているはず。陶芸作品と比べるものではありませんが、それでも良い蕎麦だと思いました。食べてみると好きになる味です。ファンも多いことでしょう。



味奈登庵 公式サイト
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