天気の良い日は汗ばむような暑さを感じる季節になりました。フランス料理教室のメニューも初夏にうってつけのメニューを古田祐二氏を用意してくれました。それも三品です。では、「イトヨリの白ワイン蒸し 野菜添え」から。イトヨリの切り身は塩・コショーで下味を付けて蒸し器で蒸します。水には、白ワインと魚ブイヨンを加えて風味も付けます。ニンジンと大根は爆弾形にカットして、アスパラガスも食べ易い大きさにカットして塩茹でしたら水で締めます。トマトは湯剥きをして種を取り去ったらコンカッセにカットします。オレンジはくし形にカットします。ソースは、エシャロットをみじん切りにして、しんなりするまでバターソテーします。白ワインを足して弱火で煮詰め、生クリームも足して更に煮詰めます。火を止めて、多めのバターを少しずつ入れながらかき混ぜ、裏濾しをしたら、塩・コショーで味を調え最後にレモンの絞り汁を入れてブールブランソースを作ります。盛り付けは、野菜を散りばめて華やかな印象にしました。壊すのがもったいないくらい綺麗なデザインです。「仔羊のバター焼き」は、ブロックのまま塩・コショー(黒)で下味を付けて、オイルバターでソテーしたら180度Cのオーブンで二度焼きして骨付きのままカットします。付け合せには、大根を輪切りにして塩茹でしてからバターで軽くソテーしたもの。トマトの輪切りに小麦粉をまぶしてオイルバターソテーしたもの。ヤングコーンの塩茹で。グリーンピースの塩茹で。ニンジンのグラッセにしました。ソースはデミグラスです。仔羊の肉は、柔らかく仕上げるために火加減には気を遣いますね。肉汁だけでも美味しいゴージャスな一品でした。「リンゴとエンドウの冷製スウプ」リンゴは皮と芯を取り去り、塩茹でしたグリーンピース(エンドウ)と一緒にミルクと生クリームを足してミキサーにかけます。裏ごしをしたら塩・コショーで味を調えて完成です。リンゴの酸味とグリーンピースの苦味がほのかに重なる夏向けの味になりました。これだけ揃うとセットメニューじゃないですか。リッチ。リッチ。


