田植えを終わらせている様子を見ると夏が近づいていることを感じます。知らないうちに入梅となり、雨が降リ出すようになりました。昨日はよく降りました。土曜日の今日も雲行きは怪しいです。いつものフランス料理教室では古田祐二氏が夏らしいメニューを考案してくれました。お題は「豚ロース肉のバター焼き ピエモンテ風」と「冷たい枝豆のクリームスウプ」です。ピエモンテはワインの産地で有名なイタリアの地方の名前です。赤ピーマンとご飯とレバーを使用するところがピエモンテ風になるということで、フレンチのアレンジ料理です。豚ロース肉は塩・コショーしてオイルバターでソテーしてオーブンのバットに並べます。バターライスを炊いておき、オニオンのみじん切りをバターソテーしたものと、豚レバー、グリルして皮を剥いた赤ピーマン、湯剥きしたトマト、エリンギをコンカッセしてそれぞれバターソテーしてから炊き上げたバタラーライスと和えてデミグラスソースを少しふって更に軽く炒めます。炒飯の要領ですね。豚ロース肉の上に炒めたバターライスを載せ、その上にとろけるチーズを載せて白ワインをふり、10分くらいオーブンで焼き上げます。皿に盛り付けてデミグラスソースを周囲にかければ完成です。ピラフを挟んだグラタンみたいな料理です。バターライスはたくさん作り過ぎてしまったので残ったものはおにぎりにしました。(持ち帰り用)「冷たい枝豆のクリームスウプ」は、オニオンをスライスしてバターソテーして鍋に移し、そこへ枝豆と水と固形ブイヨンを入れて30分くらい煮ます。枝豆が柔らかくなったらミキサーに移し替え、ミルクを加えながら粉砕し裏ごしします。(裏ごし作業が大変。)一度ボウルに入れたままフリーザーで冷やし、生クリームでのばします。塩・コショーとバターで味を調えたら完成です。冷たいので塩・コショーは多めに入れました。盛り付けには生クリームとミルクを足してホイッパーで泡立てたものをトッピングしました。冷たいスウプは濃度をコントロールするのが難しい料理です。ミキサーにかける時のミルクの量と生クリームの量が決め手です。今回はサーモンの切り身をカルパッチョにしたものも追加して爽やかさをアップしてボリュームも出しました。冷たい枝豆のクリームスウプはパンに付けると美味しくて、さっぱりとしたソースみたいな感じです。完食。
